
ネットとかテレビのCMで「借金減額」とか「合法的な借金救済」とかいうのよくみるけど、あれの正式名称って任意整理なの?
本当に借金がなくなるならやってみたいけど…わからないことが多すぎて怖い!
一体どんな手続きなの?怪しくないの?
とはいってもわからないことだらけだろうから、先生に1から全部説明してもらおう!

任意整理は「安く・早く・簡単に」借金を減額できる手続きです。
しかし、「どうして借金が減るのか」を疑問に感じたり、なんだか怪しい印象を受けてしまうのも事実でしょう。
ここでは、借金で悩んでいる人に大変おすすめな任意整理を1から丁寧にわかりやすく解説していきます!
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任意整理の特徴をわかりやすくまとめました

債務整理手続きの一種

債務整理とは「法律の力を使った借金減額の手続き」と理解しておけばOK。
債務整理=法律の力を利用した借金減額手続き・弁護士や司法書士がやるもの

- 借金が減る仕組みがわからない
- 借金は減るけど手数料をしっかりとられるのでは
- なんとなく怪しい
- そんなのがビジネスとして成立するの?
- 借金が減って誰が儲かるのかわからない

任意整理は弁護士や司法書士がやる正当な手続きだし、法律にのっとっているから全然あやしくないからね!
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任意整理 | 裁判所を通さず、業者と直接借金減額の交渉をする |
---|---|
個人再生 | 裁判所を通して借金を減額する |
自己破産 | 裁判所を通して借金をゼロにする |
裁判所を通さずに直接交渉する手続き

裁判所を通さないからこそ、費用も安く、早く終わらせることが可能なんだよ。


仮にさいむくんがそんなことをしても断られてしまう可能性が高いけど、弁護士からの交渉を断ってしまうと個人再生や自己破産など、さらに強力な手続きを取られてしまう可能性が高いんだ。
だから、少しでも借金を回収できるよう、業者は任意整理の交渉に応じるんだよ。
任意整理の交渉を断ってしまうと業者は借金を回収しにくくなる!
利息がカットされるのが一般的

結論からいうと、任意整理は「借金の利息がカットされる」のが一般的なんだ。
もちろん、人と人が話し合い(交渉)をするわけだから、元金ごと減額してくれる可能性もあるし、交渉自体がうまくいかない可能性もある。
- 業者としては少しでも借金を回収したい・損をしたくない
- 任意整理を断ると損をしてしまう可能性が高い
- 今まで利息を払ってもらったし、残りは元金だけ回収できればOK
踏み倒されたり、自己破産されたりする可能性が出てくるからね。
そうならないよう、「利息はいいので貸した分だけを返済してもらう」という考えに至りやすいんだろうね。

減額されたものを3~5年で返済する

その支払い期間は3~5年に設定されることが一般的だよ。それ以上の分割は断られやすいみたい。
利息がカットされて元金だけになるわけだから、月々どのくらいのペースで返済していけばいいのか、計算するのは簡単だよね。
任意整理した場合の月々の支払額(借金100万円の場合) | |
3年払い(36回) | 月々約2万8千円 |
5年払い(60回) | 月々約1万7千円 |
年利が15%だったら、1年で15万円も利息を払わなきゃいけないわけで…。

減額できるかチェックしよう!
任意整理の流れ

任意整理についてもっと具体的に理解してもらえるように、ここからは「任意整理の流れ」いついて説明していくからね!
①まずは弁護士に依頼

どちらに相談してもいいけど、借金が140万円以上あると司法書士は対応できないし、万が一裁判手続きに発展した場合は結局弁護士に依頼することになる。
だから、はじめから弁護士に相談するのが無難かな。
事務所についたら「借金が多いから任意整理を検討している」と伝えればOK。ここから先は弁護士にリードしてもらうだけだから心配はいらないよ!
- 借入件数
- それぞれの借金額
- 現在の収入 など
話し合いのすえ、任意整理すべきだとなったら正式に依頼をしよう。

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②弁護士から貸金業者へ受任通知を送付

受任通知の内容は、ざっくりと以下の内容だよ。
- (さいむくんから)債務整理の依頼を受けたこと
- 今後は私(弁護士)あてに連絡をしてほしいこと
- 依頼者本人に直接取り立ての連絡をしないこと
- 取引履歴を開示すること

貸金業法第21条(取り立て行為の禁止)
貸金業を営むもの、もしくはその取り立ての委託をされたものは、契約に基づく債権の取り立てにあたって、人を威嚇したり、私生活を脅かしたりするような言動をしてはいけません。
9号 債務者が借金の処理を弁護士などに委託し、「弁護士もしくは裁判所から」書面でその旨の通知があった場合、正当な理由なく「電話をかけたり」「メールをしたり」「ファックスをしたり」「自宅を訪問したりして」借金の返済を要求してはいけません。
【参考:貸金業法 e-gov】

みんな、この期間を使って生活を立て直したり、依頼に必要な弁護士費用を積み立てたりするんだよ!
③依頼に必要な費用の積み立て開始

だから、多くの人はこの期間を使って弁護士費用を支払うんだ。
任意整理の費用は数万円、高い人でも十数万円に収まることが多いんだけど、借金に悩む人は貯金が0であることも少なくないよね。
だから、返済がストップして浮いたお金を弁護士事務所に積み立てていく。こうすることによって、手元にお金がない人でも任意整理を依頼できるんだよ!
必要なお金の積み立てが終わったら弁護士が動き出すわけだ。
弁護士費用は分割払いが可能!
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でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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④正確な借金額の算定(引き直し計算)

具体的には「取引履歴を確認して、正確な借金額を把握すること」かな。中には、利息を払いすぎている人もいるんだ(いわゆる過払い金)。
2008年以降に借入をした人で過払い金がある人はあまりいないけれど、一応確認する。
正確な借金額を確定させるこの行為のことを「引き直し計算」と呼ぶんだよ!
⑤借金減額の交渉開始

交渉といっても「任意整理希望者にはこう対応する」というのは業者ごとにある程度決まっているようだから、交渉が難航したり、無駄に時間がかかったりすることは少ないんだけどね。
例えば、「借入期間が短すぎて利息の支払いが不十分だったり」「収入が結構あるのに任意整理をしようとしたり」すると、業者側も難色を示すことがあるみたい。
そこに関しては弁護士が対応してくれるから、依頼者本人はそこまで心配しなくても大丈夫。

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⑥交渉がまとまり返済がスタートする

3~5年で完済できるような金額されているから、支払いに遅れたりしないように、今まで以上に注意していこうね。
任意整理後の返済が遅れてしまうと、任意整理そのものの契約が無効になったり、一括での返済を求められたりするから、十分に注意しよう!
任意整理にかかる費用を解説

その費用は事務所によって若干異なるんだけど、相場はあるから解説していくね!
任意整理にかかるのは弁護士費用だけ

だから、個人再生や自己破産と違って、裁判所に手数料などを収める必要がないの。支払う必要があるのは弁護士に支払う費用だけ。
弁護士費用の内訳をざっくりと紹介するね。
名目 | 内容 | 相場 |
相談料 | 弁護士に相談するための費用 | 無料、もしくは30分/5000円 |
着手金 | 依頼をするときに払う費用 | 1社につき2~5万円程度 |
成功報酬 | 元金を減額できたときに支払う費用 | 減額できた分の10~20%程度 |
着手金は最初に支払う費用で、万が一任意整理が失敗に終わっても戻って来ない費用。
成功報酬は、元金を減額できたときに支払う費用だよ。
例えば100万円の借金が「利息のカット+10万円減額で90万円になった場合」、「10万円の10~20%で1~2万円程度」を追加で支払うというもの。


1社につき2~5万円程度で依頼できる!

また、任意整理ならではのポイントなんだけど、「整理する業者を自分で選ぶ」ことができるんだ。
下記の表を見てみてね。
業者 | 金額 | 任意整理する・しない(例) |
A社 | 150万円 | 車のローンは任意整理しない |
B社 | 100万円 | 任意整理する |
C社 | 50万円 | 金額が低いので任意整理しない |
例えば、車のローンは任意整理すると車を没収されてしまう可能性があるし、保証人がついている借金は保証人に迷惑がかかる。
また、借金額が少ないと任意整理してもあまり意味がない。
それぞれの事情に考慮して、必要があるものだけを整理することができるんだ。

分割払いOKな事務所が多い

もちろんすべての事務所じゃないし、分割できないところもあるけれど、金銭的に厳しい人は分割可能な事務所に依頼するようにしよう。
毎月どのくらい支払っていけばいいのか、支払い開始はいつなのか、気になるポイントは全部弁護士に確認するようにしてね!
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借金に悩まされる生活はとても辛く苦しいものです。
でも大丈夫!専門家に相談することで明るい未来が待っています!
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どのくらい減額できる?返済シミュレーションを見てみよう

一番気になるのは「どれだけ借金が減るか」じゃないかな?
逆に、費用がいっぱいかかってもそれ以上に借金が減るなら依頼する価値もありますからね。


借金100万円の場合

3年払いの場合の比較
元金 | 月々の支払い | 総支払額 | |
任意整理前 | 100万円 | 約3.5万円 | 約125万円 |
任意整理後 | 100万円 | 約2.8万円 | 100万円 |
そもそも、毎月3.5万円を捻出できて、3年で100万円+利息を完済できる人が任意整理を検討するかな?
支払期間が長くなればなるほど支払う利息の総額は高くなっていく。実際には「何年たっても完済できず、高額な利息を支払っている人」が多いんじゃないかな?

5年払いの場合の比較
元金 | 月々の支払い | 総支払額 | |
任意整理前 | 100万円 | 約2.4万円 | 約143万円 |
任意整理後 | 100万円 | 約1.7万円 | 100万円 |

月々の支払額だけを比較すると効果が見えにくいけれど、任意整理すれば確実に完済に近づくわけだ。
つまり、「月々の支払額をとにかく減らしたい」という人よりも「毎月の支払いはなんとかできているけれど、全然借金が減らない」人に対して効果があるってこと。
もちろん、これは「借金が100万円だったら」の話で、仮に200万円だったら月々の支払いにもしっかりと差がつくよ!
借金200万円の場合

3年払いの場合の比較
元金 | 月々の支払い | 総支払額 | |
任意整理前 | 200万円 | 約6.9万円 | 約250万円 |
任意整理後 | 200万円 | 約5.6万円 | 200万円 |
5年払いの場合の比較
元金 | 月々の支払い | 総支払額 | |
任意整理前 | 200万円 | 約4.8万円 | 約285万円 |
任意整理後 | 200万円 | 約3.4万円 | 200万円 |
しかも、ほとんどの人は3年や5年で元金と利息を全部支払えるわけではない。
200万円借金がある人だったら、弁護士にわずかな費用を支払うことで、借金を100万円近く、もしくはそれ以上に減額できるってことだよ!ってことだよ!

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任意整理のメリット・デメリット

貸金業者だって、債務者を信じてお金を貸してくれたのに、結果として返済できなかったわけだしね。
ここでは、任意整理をするとどんなメリット、デメリットがあるのか紹介していくよ。
メリット:借金が減る・生活が楽になる

いうまでもないけど、それ以外にこれといったメリットはないかな。
デメリット
ブラックリストになる

「この人が任意整理をした」という情報は「信用情報機関」に記録される。

そこで「お金に関する事故を起こした」ことがばれてしまうから。審査を通過するのが困難になってしまうってこと。


保証人に迷惑がかかる

保証人が借金を肩代わりしてくれるなら、任意整理しないのも手だけど、どちらにしろ保証人には迷惑がかかってしまう。
話し合い次第だけど、保証人には分割ではなく、一括での支払いが求められるから、十分に注意してね。

ローン中の品物は没収される

でも、ローン返済中のものは任意整理しないほうがいい。任意整理してしまうと、対象物を引き上げられてしまう可能性があるんだ。
「ローンを完済し終わるまでは所有権はローン会社」という内容で契約していることが多いからなんだけどね。これを所有権留保(しょゆうけんりゅうほ)っていうんだけど。
これも保証人の件と同様で、「任意整理しないようにする」しか対処法はないんだ。
他の債務整理と比較して任意整理の良い点悪い点

他の債務整理(個人再生、自己破産)と比べて任意整理にはどんな良いところ、悪いところがあるのか紹介するね。
良い点
良い点①:費用が安い・すぐに終わる

手続き | 費用 | 所要期間 |
任意整理 | 1社につき3~5万程度 | 3~4か月程度 |
個人再生・自己破産 | 40万円~ | 6か月~1年半程度 |
良い点②:減額したい業者だけを選べる

個人再生や自己破産の場合、「借金は借金」として一括りにして処理されてしまう。
だから、車や家やローンが残っていれば没収されてしまうかもしれないし、保証人にだって迷惑がかかる。
それを避けるために借金を隠そうとしても無駄だよ。
お金の流れは裁判所によって調査されてしまうし、「財産隠しや借金隠し」が発覚したら、債務整理の許可自体降りなくなってしまうからね。
良い点③:周りの人に知られにくい

例えば自己破産の場合「世帯としての収入を調べるために」同居家族の収入に関する調査が入ったりする。
個人再生や自己破産をした場合、政府が発行する機関誌である「官報」にも名前が載ってしまうから、可能性が低いにせよ、周囲に知られてしまう可能性があるんだよ。
任意整理に関しては、自分から周囲に漏らさない限りばれる可能性は低いから、「どうしても隠しておきたい」って人にはおすすめかな。
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悪い点

悪い点①:減額幅が少ない

3~5年で返済するのが原則だから、「減額された借金を5年に分割しても返済することはできない」っていう人は任意整理をするのは難しいかも。
そういう人は弁護士と相談して、個人再生や自己破産を検討してみてね!
悪い点②:交渉がうまくいかなければそれまで

もちろん、多くの業者は任意整理に応じてくれるけれど、状況によっては交渉がうまくいかないこともある。
- そもそも任意整理には応じない会社だから
- 任意整理したところで元金すら回収できそうにないから
- 貸し付けたばかりなのに任意整理するのはおかしいから など
そうなった場合には、個人再生や自己破産など、裁判所を通した手続きで強制的に決着をつけるしかないね。

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でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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まとめ

だいぶ長くなっちゃったけど、任意整理のことわかったかな?
任意整理に関する重要な部分をまとめてみたよ!
- 任意整理をすると借金が減額できる
- 任意整理は弁護士に依頼すればできる
- 借金の利息をカットして3~5年で返済するのが一般的
- 任意整理の費用は1社につき3~5万円程度
- 裁判所を通さないので安くて早いのが特徴
任意整理は「毎月支払いはできているけど、借金が一向に減らない人」、つまり俺みたいな人にぴったりな手続きだった!
最初は怪しいものだと思ってたけど、弁護士がやってくれるなら安心だ。とりあえず、弁護士事務所に連絡してみます!

2013年弁護士登録後、都内の法律事務所に所属。
企業法務をはじめ、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件、債務整理関連の案件などを多数手がける。
2022年よりスタートアップ法務を専門に手がけるFAST法律事務所の代表弁護士に就任。