任意整理後に支払いが二回遅れたらどうなる？支払えない時の相談先

任意整理の支払いが遅れたらどうなっちゃうのかな？

まずは、任意整理をしたあとの支払いが遅れたらどうなるのか解説していくよ。

結論からいうと、1回だけの遅れであればそこまで大きな問題にはならない可能性が高いよ。

ただし、支払いが遅れれば必ず数日で債権者や弁護士から連絡が入るはず。

債権者や弁護士からの連絡があった際には、絶対に無視をしてはダメ。

支払いが遅れた理由や、いつまでになら入金できるのかを誠意を持って伝えれば待ってくれるはずだよ。

最悪の場合には、任意整理が取り消しになって、残っている借金を一括で返済しなくてはいけなくなるのさ。

任意整理に応じてくれる債権者のほとんどは、『2回分の返済が遅れたら残金を一括請求する』という内容で和解しているんだ。

実際に和解書(合意書)を確認してみると、『2回以上延滞した場合には乙(任意整理をした人)は期限の利益を喪失する』などと書かれているんじゃないかな？

『期限の利益』とは、一定の期限まで支払いを待ってもらえるという権利のこと。

期限の利益を失ってしまうと、借金の分割払いが成り立たなくなって、残額を一括請求されてしまうってわけさ。

ちなみに、2回分の返済が遅れるというのは、以下の3つのパターンが考えられるね。

ここでは、もし支払いが遅れそうな時にはどこにどんな相談をしたらいいのか解説していくね。

遅れることを連絡する際には、以下のことを忘れずに伝えてね。

任意整理後の返済では、原則的では各債権者に対して自身が個別に振り込みを行わなくてはいけない。

一方、返済代行は、事前に担当の法律事務所の口座に返済金をまとめて振り込んでおけば、専門家が各債権者に対して期日までの振り込みを行ってくれるという便利な制度だ。

もしも返済代行を利用していて支払いが遅れる場合には、必ず担当の専門家に相談しよう。

事務所に相談する際にも、いつまでなら支払えるかをしっかり伝えることが大切だ。

これまでの態度・姿勢に問題がなければ、事務所の積立金から一時的に立て替えてくれる可能性もあるよ！

でも、連続で遅れちゃったらどうしよう…。

債権者によっては、期限を守れずに滞納してしまったとしても、もう一度交渉に応じてくれる場合もあるんだ。

ただし、一度任意整理をして決めた約束を守れなかったわけだから、以下のように1度目の任意整理よりも厳しい返済条件を提示される可能性が高いね。

もともとの任意整理で対象外にしていた債権者に対してあらためて任意整理で交渉をすることを追加介入と呼ぶよ。

追加介入をすると、借金返済の負担が軽くなって今後は支払いがスムーズになる効果も期待できるよ。

だけど、1度目の任意整理で除外していた借金には、以下のように除外をしていたそれなりの理由があるはずだ。

そのうちの1つとしてオススメなのは個人再生だ！

個人再生とは、任意整理と同じく債務整理の一種。裁判所に申し立てて、借金の総額に応じて最大で10分の1にまで減額できるんだ。

個人再生は、借金の総額が大きいほどより大幅に減額が可能だよ。

それに、住宅ローンを返済中の持ち家を手放さずに済むなどのメリットもあるのさ。

個人再生の特徴を簡単にまとめるとこんなところだね。

税金や保険料など一部を除いて、ほぼすべての借金の返済義務を帳消しにできる手続きだよ。

事故や病気などの事情で収入が途絶えてしまったり、自身の収入では返済が現実的ではない額の借金を背負ってしまった場合の救済措置だね。

自己破産は借金を全額免除できるけれど、以下のようなデメリットも伴うから注意しよう。

少しくらいの滞納であれば、きちんと誠意を示せば待ってくれる可能性が高いよ。

ただし、1度滞納してしまうと、その後も色々な支払いが後ろ倒しになって続けて滞納してしまう可能性も高い。

もしも今後も予定通りの返済が難しそうであれば、今日紹介したような個人再生や自己破産を早めに検討するべきだ。

だからこそ、今後どうしていくかも含めてしっかりと担当の弁護士と相談をするのがオススメだよ。

支払いが遅れても連絡を無視していたりすると、依頼していた弁護士から辞任されたりする恐れもあるからね。

もしも返済が大変だったら、必ず弁護士と相談してね。