債務整理

債務整理とは?種類や特徴・メリットをわかりやすく解説

さいむくん
さいむくん
借金がいつになっても減らない…。いったいどうしたらいいんだろうか。
借金が減らなくて悩んでいるのなら、債務整理がオススメだよ!

債務整理をすれば、合法的に借金を減額できるのさ。

債務整理に詳しい先生のところに一緒に話を聞きに行こう!

ともだち
ともだち

債務整理とは、借金問題で苦しんでいる人の生活再建を目的とした、国に認められた借金の減額制度です。

主に、任意整理・個人再生・自己破産の3種類があり、それぞれ民事再生法や破産法といった法律で定められている合法的な手続きなのです。

この記事では、以下の3点について詳しく解説していきます。

  1. 債務整理のメリット・デメリット
  2. 債務整理の手続きごとの特徴
  3. 債務整理が生活に与える影響
この記事の内容
  1. 債務整理のメリット・デメリット
  2. 債務整理の4つの手続きの特徴
  3. 債務整理をするとどうなる?生活に与える影響
  4. 債務整理に関するよくある誤解
  5. 実際に債務整理をした人の声
  6. 債務整理にかかる期間と費用
  7. 借金問題については弁護士に相談するのがオススメ
  8. まとめ

債務整理のメリット・デメリット

せんせい
せんせい
債務整理とひとくちに言っても、実は色々な手続きがあるんだ。

まずは、すべての債務整理に共通するメリットとデメリットを確認しておこう!

債務整理のメリット

せんせい
せんせい
すべての債務整理に共通するメリットはこんなところだね。
債務整理に共通するメリット
  1. 月々の返済が楽になる
  2. 督促や取り立てをストップできる
  3. 完済までの道のりが見える

月々の返済が楽になる

せんせい
せんせい
債務整理とは、借金の利息や元本を減額、または免除してもらえる手続き。

債務整理をすれば、月々の負担を減らして返済を楽にできるんだ。

毎月の返済額が減れば、余裕のある暮らしができるし、精神的にもかなり楽になることは間違いないよ。

督促や取り立てをストップできる

せんせい
せんせい
債務整理の手続きは自分でもできるけど、弁護士などの専門家に依頼して行うのが一般的。

もし債務整理を弁護士に頼んだ場合には、すぐに業者からの督促や取り立てを止められるのも債務整理の大きなメリットだね!

督促の電話には日々悩まされてるからありがたいけど…一体どういう仕組みですか?
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
それは受任通知(じゅにんつうち)のおかげだね。
受任通知とは

弁護士が「この人の債務整理を担当することになりました」と債権者に対して知らせる手紙のこと。

債務整理を依頼された弁護士は、依頼されてから通常2~3日のうちに貸金業者などの債権者に対して受任通知を送る。

受任通知を受け取った債権者は、債務者に対して取り立てを行ってはいけないと法律で決められているんだ。

債権者との連絡もあいだに入った弁護士が受け持ってくれるから、電話や手紙に悩まされるストレスから解放されるってわけさ。

せんせい
せんせい
ともだち
ともだち
自宅に届く手紙のせいで家族に借金がバレてしまうか心配している人も多いだろうから、ありがたいですね。

(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
九 債務者等が、貸付けの契約に基づく債権に係る債務の処理を弁護士若しくは弁護士法人若しくは司法書士若しくは司法書士法人(以下この号において「弁護士等」という。)に委託し、又はその処理のため必要な裁判所における民事事件に関する手続をとり、弁護士等又は裁判所から書面によりその旨の通知があつた場合において、正当な理由がないのに、債務者等に対し、電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は訪問する方法により、当該債務を弁済することを要求し、これに対し債務者等から直接要求しないよう求められたにもかかわらず、更にこれらの方法で当該債務を弁済することを要求すること。
【引用:貸金業法第21条 – e-Gov法令検索

完済までの道のりが見える

せんせい
せんせい
債務整理をすると、完済までの道のりが見えるのも大きなメリットだ。

さいむくんは、毎月いくらくらいの利息を払っていて、完済までどれくらいかかりそうか把握しているかな?

う〜ん…恥ずかしながら、まったくわかってないです…。

なんとなく、いつになっても借金が減らないなあと…。

さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
うん、そうだよね。

借金を抱えている人の多くが、さいむくんのように自分の借金について正確に把握していないんだよ。

特に、複数の会社から借入があるような場合には、毎月いくらの利息を払っているのか、完済まで何年かかるのかというのが余計にわかりづらくなってしまう。

だけど、債務整理をすれば、借金を減額した上で弁護士の力を借りて現実的な返済の計画を立てられるから、完済までの道のりが見えてくるってわけさ。

債務整理のデメリット

せんせい
せんせい
お次は、すべての債務整理に共通するデメリットを解説していこう。
債務整理に共通するデメリット
  • ブラックリストに登録されてしまう
  • 債務整理をするのにも費用がかかる

ブラックリストに登録されてしまう

せんせい
せんせい
債務整理をすると、ブラックリストに登録されてしまってクレジットカードやローンが利用できなくなるんだ。
ブラックリストってよく聞きますけど、本当にあるんですね…。

でも、一体どういう仕組みなんですか?

さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
債務整理をすると、信用情報機関(しんようじょうほうきかん)に債務整理をした事実が記録されてしまうんだ。
信用情報機関とは

国民のお金の貸し借りに関する個人情報を管理している会社。

カード会社や金融機関などは、審査の際に信用情報機関に問い合わせる。

そうすると、過去に債務整理をしていたということがバレて『お金を返済していける能力がない』と判断されて審査に落ちてしまうってわけさ。

せんせい
せんせい
さいむくん
さいむくん
なるほど…。ってことは、信用情報機関に一度記録されたらもう一生カードが使えないんですか?
安心して。信用情報機関に記録された情報は登録期間が決まっているから、一定期間が経てばまたカードやローンが利用できるよ。

日本の信用情報機関は3つあって、それぞれで登録される期間は異なるし、債務整理の種類によっても期間は変わる。

ざっくりまとめると、基本的には5~7年間で信用情報は回復するってイメージだね。

せんせい
せんせい
機関名 任意整理 個人再生 自己破産
JICC 完済日から5年 完済日から5年 破産手続き開始決定日から5年
CIC 完済日から5年 完済日から5年 免責確定日から5年
KSC 完済日から5年 完済日から5年または手続き開始決定日から7年のいずれか遅い方 2022年11月4日以前:破産手続き開始決定日から10年を超えない期間

2022年11月4日以降:破産手続き開始決定日から7年を超えない期間

※KSCに関しては2022年11月4日から登録期間が10年から7年に変更されました。

【参考:一部情報の登録終了および登録期間の短縮について – 全国銀行信用情報センター

債務整理をするのにも費用がかかる

せんせい
せんせい
債務整理のデメリットとして、一定の費用がかかるという点もあげられるね。

手続きのためにある程度お金を用意しておく必要があるのさ。

えっ…借金を減らすのにお金がかかっちゃったら意味ないじゃないですか!
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
その気持ちももっともだ。

だけど、かかったお金と減額された分を差し引いて、最終的には得になるように弁護士も協力してくれるから心配はいらないよ。

それに、借金問題を抱えている人が債務整理のための費用を用意するのが難しいのはどこの弁護士だってわかっている。

債務整理にかかる費用の相場』で詳しく説明するけれど、分割払いや費用の立て替えに応じてくれる事務所も多いから、費用についてはそこまで心配しなくて大丈夫だよ!

債務整理の4つの手続きの特徴

せんせい
せんせい
債務整理にはいくつかの種類があって、それぞれで手続きの内容や特徴が異なるんだ。

その人に応じて、適した方法を選ぶ必要があるってわけ。

債務整理は大きく4つに分けられるから、それぞれの特徴を解説していくね!

任意整理 個人再生 自己破産 過払い金返還請求
減額の内容 将来利息・遅延損害金をカットする 借金を最大で90%減額する 全ての借金の返済義務を帳消しにする 払いすぎた利息を返してもらう
裁判所の手続き 不要 必要 必要 不要
元金の減額 なし あり あり なし
返済期間 3~5年 原則3年 返済なし 3~5年
財産お処分 なし ほぼなし あり なし

任意整理|業者に直接交渉して利息をカットしてもらう

せんせい
せんせい
まずは任意整理についてだよ。
任意整理とは
  • 貸金業者と直接交渉する
  • 将来かかる利息や遅延損害金をカットしてもらう
  • 減額された借金は原則3~5年で返済する
任意整理は、貸金業者などの債権者と直接交渉して、将来かかる利息をカットしてもらう手続きだね。
せんせい
せんせい
さいむくん
さいむくん
利息だけしか減らないんですか?あんまり意味がなさそうですね…。
そんなことないよ。

消費者金融からの借金やクレジットカードのリボ払いは年利15%以上の高金利での貸付になっているケースが多い。

任意整理で利息だけでもカットできれば、大幅な減額になる可能性が非常に高いのさ!

せんせい
せんせい

任意整理のメリット・デメリット

せんせい
せんせい
任意整理のメリット・デメリットはこんな感じだね。
メリット
  • 利息をカットできる
  • 原則3~5年で分割払いができる
  • 任意整理の対象となる借金を選べる(保証人がついている借金やローン返済中のものを除外できる)
  • 家族や周囲に知られにくい
  • 費用が安い
  • 他の債務整理と比較してブラックリストにのる期間が短い
デメリット
  • 利息のカットのみで元金などは減らせない
  • 返済義務が残る・借金を原則3~5年程度で完済しないといけない
  • 完済から5年程度経過しないとブラックリスト状態になる
  • 業者によっては任意整理に応じてもらえないケースがある
  • 既に差し押さえを受けている場合、差し押さえを解除できない
これらを踏まえて、任意整理が向いているのはこんな人だね!
せんせい
せんせい

任意整理が向いている人

  • 利息だけでもカットされれば借金が完済できるだけの収入がある
  • 手続きに手間と時間をかけたくない
  • 家や車などの手放したくない財産がある
  • 家族に内緒で借金を解決したい
さいむくん
さいむくん
家族にバレにくいとか、財産を没収されないってのは安心ですね。

でも、貸金業者はそんな簡単に応じてくれるもんなんですか?

たしかに、貸金業者からすると大事な収入源である利息がなくなったら損にはなってしまう。

だけど、自己破産されて借金がゼロになってしまうのに比べたら、元金だけでも払ってもらった方がいいってわけさ。

もちろん業者によっては交渉に応じてくれないところもあるからその点は注意が必要だね。

せんせい
せんせい

個人再生|裁判所に申し立てて借金を最大で10分の1にまで減額してもらう

せんせい
せんせい
お次は個人再生についてだ。
個人再生とは
  • 裁判所に申し立てて借金を減額してもらう
  • 借金の総額に応じて最大で10分の1にまで減額できる
  • 減額された借金は原則3年で完済する必要がある
個人再生は、任意整理とは違って借金の元本自体を減額できるんだ。

その代わりに、裁判所を通すぶん手続きが大変になる。

その上、きちんと3年で返済できるだけの経済能力がないと手続きが認められない点は要注意。

任意整理をした程度では借金が解決しない人には、ぜひ個人再生を検討してほしいね!

せんせい
せんせい

個人再生のメリット・デメリット

メリット
  • 元本から最大10分の1まで減額できる
  • 原則3~5年で分割払いができる
  • ローン返済中のもの以外、財産は没収されない
  • 住宅ローンの残る持ち家を残せる
  • 自己破産と違って借金の原因は問われない
  • 自己破産と違って資格制限などを受けない
デメリット
  • 5~7年ブラックリスト状態になる
  • 手続きが複雑で費用と期間がかかる
  • 安定した収入が求められる
  • 特定の借金だけを除外できない
  • 保証人がいる場合一括請求を受ける
  • 家族に知られる可能性がある
  • 100万円以下の借金は減額できない
  • 官報にのる
  • 裁判所への出廷が必要な場合もある
せんせい
せんせい
これらを踏まえて、個人再生が向いているのはこんな人だね!

個人再生が向いている人

  • 借金総額が大きくて利息のカットだけでは返済できない
  • 減額されれば返済していけるだけの安定した収入がある
  • 家や車などの財産を失いたくない

自己破産|裁判所に申し立てて借金の返済義務を帳消しにしてもらう

せんせい
せんせい
自己破産についてはなんとなく聞いたことがあるんじゃないかな?
自己破産とは
  • 裁判所に申し立てをして借金の返済義務を免除してもらう手続き
  • 収入や財産が少なく、返済が困難な場合に認められやすい
  • 家や車などの高価な財産は没収されるが、20万円以下の価値のものや生活に必要な家具などは手元に残せる
自己破産というと、何もかもを失って路上生活を余儀なくされるってイメージだったけどそういうわけでもないんですね。
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
その通り。自己破産は、借金を抱えた人が生活を立て直すための救済措置なんだ。

よく勘違いされるけれど、自己破産をしたことは戸籍に残ったりしないし、自己破産したからといって仕事をクビになることもないのさ。

自己破産のメリット・デメリット

メリット
  • すべての借金の返済義務がなくなる
  • 収入がなくても手続きができる
  • 差し押さえや強制執行を解除できる
  • 生活に必要な家財や20万円以下の財産は残せる
  • 自己破産後の財産は没収されない
  • 仕事をクビになったりしないし普通に生活できる
デメリット
  • 5~7年ブラックリスト状態になる
  • 手続きによっては20万円以上の財産や現金99万円以上を没収される(持ち家や車を失う可能性が高い)
  • 保証人がいる場合一括請求を受ける
  • 家族に知られる可能性が高い
  • 官報にのる
  • 手続き中は一部の資格や引っ越しなど制限を受ける
  • 場合によっては自己破産が認められないことがある
  • 税金や養育費などは免除されない
  • 裁判所への出廷が必要な場合もある
せんせい
せんせい
これらを踏まえて、自己破産が向いているのはこんな人だね!

自己破産が向いている人

  • 収入や財産が少なく借金の返済が困難
  • 借金の総額が大きすぎて個人再生や任意整理では解決できない
  • 没収されたら困る財産がない

過払い金返還請求|業者に払いすぎたお金を返してもらう

せんせい
せんせい
厳密にいうと債務整理ではないんだけど、借金が減るという点では過払い金返還請求も債務整理と同じといえるかもしれないね。
過払い金返還請求とは

貸金業者に対し『利息を払いすぎたから返して欲しい』と要求すること

えっ、僕にも払いすぎたお金ってあるのかな?
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
そうだなあ…。

過払い金は、2007年に利息制限法という法律が改正されたことで生まれたものなんだ。

つまり、2007年以前に借入をしていた借金であれば過払い金が発生している可能性はある。

実際に過払い金が発生しているかを自分で調べるのは難しいから、弁護士などの専門家にお願いするのがおすすめだよ。

債務整理をするとどうなる?生活に与える影響

さいむくん
さいむくん
債務整理についてはなんとなくわかりました!

でも、実際に債務整理をしたら生活にどんな影響が出るのかもうすこし具体的に知りたいです。

やっぱりそこは気になるよね!

それでは、債務整理が生活に与える影響について詳しく解説していくよ!

せんせい
せんせい
債務整理が生活に与える影響
  1. クレジットカードが使えなくなる
  2. ローンやキャッシングが利用できなくなる
  3. 家や車などの財産が没収される場合もある
  4. 銀行口座が凍結される可能性がある
  5. 保証人になれない

①クレジットカードが使えなくなる

せんせい
せんせい
債務整理をすると、クレジットカードを新たに契約できなくなってしまうんだ。

債務整理のデメリット』で話した通り、ブラックリストに登録されてしまうからだね。

今使っているカードについても、債務整理の手続き方法によっては即日使えなくなってしまう場合もあるから詳しく説明しよう。

任意整理であれば次回の更新までは使える場合もある

せんせい
せんせい
任意整理の場合は、整理対象の債権者を選べる。

つまり、今後も使いたいクレジットカードがある場合には、そのカード会社を除いて任意整理をすれば債務整理後もカードが使えるのさ。

それでも、そのカードもずっと使えるわけではない。カードにはそれぞれ利用期限があるよね?

利用期限が終わると、継続して契約をするための審査がある。

その際に、信用情報に傷がついていることがバレて解約になってしまうんだ。

それに、カード会社の多くでは途上与信(とじょうよしん)もありますよね。
ともだち
ともだち
途上与信とは

クレジットカードの契約期間内で、今後も返済していけるだけの能力があるかどうか確認する審査のこと。

カード会社によって頻度は異なるが、3~6ヶ月に1回が一般的。

さいむくん
さいむくん
なるほど…。

となると、任意整理したタイミングでは解約をまぬがれたカードも、結局は使えなくなってしまうんですね。

個人再生や自己破産の場合は即日すべてのカードが使えなくなる

せんせい
せんせい
債務整理のうち、個人再生か自己破産を選んだ場合は基本的にすべてのカードが即日使えなくなってしまうから要注意だよ。

なぜかというと、個人再生や自己破産では整理する債権者を選べないからだ。

債務整理の対象となったカード会社からは、契約にのっとってカードを強制解約されてしまうのさ。

今後新たに契約できないだけでなく、今使っているカードもすぐに使えなくなってしまうんですね。

公共料金の引き落としなどにクレジットカードを使っている場合には支払い方法変更なども合わせてしないといけませんね。

ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
その通り。

現状まったく使っていないカードであれば、途上与信などの審査までは解約をまぬがれられるけれど、結局は解約されてしまうよ。

クレジットカードが使えなくなったときの対処法

さいむくん
さいむくん
債務整理で借金が減るのはありがたいけど、カードが使えないのはやはりキツイなあ…。
大丈夫。クレジットカードが契約できなくても、代わりとして使えるものが色々あるんだよ!
せんせい
せんせい
デビットカード 利用時に銀行口座から即時決済される
プリペイドカード あらかじめチャージした金額の範囲内で利用できる
家族カード クレジットカードを契約している人が、家族が利用する目的で発行できる2枚目のカード
せんせい
せんせい
デビットカードやプリペイドカードなら、クレジットカードのように使いすぎて支払えないという心配もない。

債務整理でせっかく解決したのに、また借金を作ってしまったら元も子もないし、債務整理後はこれらのカードで代用するのがオススメだよ。

②ローンやキャッシングが利用できなくなる

せんせい
せんせい
債務整理後はローンやキャッシングなどが利用できない。つまり、お金を借りられなくなってしまうんだ。

金融機関は、ローンなどを契約する際に信用情報をもとに審査するからだね。

ただし、これも一生ってわけでもなくて、債務整理をしたという事故情報が消える5~7年が経てばまた借入が可能だよ。

債務整理後にどうしてもお金が必要になったときの対処法

せんせい
せんせい
債務整理をすると基本的に借入はできないけど、どうしてもお金が必要になってくる場合もあるよね。

そんな時には、こんな対処法があるよ。

対処法
  • 家族名義でローンを組む
  • 生活保護や生活福祉資金貸付制度などの公的支援を利用する
  • 生活サポート基金を利用する
債務整理後でもお金を借りられる貸金業者を紹介しているような人も多いですよね、あれって実際どうなんですか?
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
正直、あまりオススメできないね。

たしかに中小の消費者金融だと、審査もゆるくてブラックリストであっても借りられるところもある。

だけど、そういう会社は金利も高く、結局返済ができなくなってしまって再び多重債務におちいる危険もあるんだ。

それに、ブラックリストでも融資してくれる会社のなかには、違法営業を行っている闇金も潜んでいる。

債務整理後にお金を借りようとすると、トラブルに巻き込まれる可能性も非常に高いのさ。

だから、借金問題の専門家である弁護士や、自治体の窓口に相談するのが一番だよ。

③家や車などの財産が没収される場合もある

せんせい
せんせい
債務整理のなかでも、自己破産の場合は家や車などの財産が没収されてしまうんだ。

それぞれの債務整理における財産の取り扱いを表にまとめたから参考にしてみてね。

その他の財産
任意整理 手元に残せる 手元に残せる 手元に残せる
個人再生 手元に残せる ローンを完済していれば手元に残せる 手元に残せる ※1
自己破産 没収される 没収される ※2 一部が没収される ※3

※1 高価な財産を持っている場合は、その分支払い額が増える
※2 ローン完済済みかつ売却価格が20万円以下の場合は手元に残せる
※3 20万円以下の価値の財産や、生活に最低限必要な家具などは手元に残せる

④銀行口座が凍結される可能性がある

せんせい
せんせい
債務整理をすると、銀行口座が凍結される場合もあるよ。

厳密にいうと、銀行や系列会社からの借金が債務整理の対象となった場合に、その銀行口座が凍結されてしまうんだ。

任意整理 銀行からの借金を任意整理の対象から外せば口座は凍結されない
個人再生 借金がある銀行口座は凍結される
自己破産 借金がある銀行口座は凍結される
銀行口座が凍結されると、現金の引き出しはもちろんのこと、給料の振り込みや公共料金の引き落としなどができなくなる。

生活への影響が非常に大きいから、早急に対処しないといけないよ。

せんせい
せんせい
さいむくん
さいむくん
口座の凍結なんて恐ろしいですね…。債務整理をしたらすぐに凍結されちゃうんですか?
銀行にもよるけれど、一般的には債務整理を申し込んですぐに凍結されて、解除されるまでは3ヶ月程度かかるよ。

実際に凍結される口座なのかの判断は難しいから、借金問題の専門家である弁護士に相談して確認して対処するのが無難だよ。

せんせい
せんせい

⑤保証人になれない

せんせい
せんせい
債務整理をして信用情報機関に事故情報が残っているあいだは、他のひとの借金の保証人にもなれないんだ。

保証人になる際にも審査があって、信用情報を確認されるからだね。保証人になれない場合の対処法はこんなところかな。

保証人になれない場合の対処法
  • 債務整理をしていない家族に保証人になってもらう
  • 子どもの奨学金は保証人のいらない『機関保証』を利用する
  • 自動車を購入する際は保証人不要のローンを利用する

債務整理に関するよくある誤解

せんせい
せんせい
債務整理のデメリットについてわかってもらえたかな?

お次は、債務整理をしたことに関してよくある誤解を紹介していこう!

インターネット上では間違った噂も広まっているから、この機会に正しい知識を身につけてね!

債務整理をしたことは家族や会社にバレる?

せんせい
せんせい
債務整理をしたことが家族や会社にバレるのが不安で債務整理に踏み切れないという人も多い。

だけどこれは大きな間違いなんだ。

自己破産をはじめとした債務整理をしても原則会社やほかの家族に通知がいくことはない。

むしろ、借金を放置したままの状態の方が、督促の郵便物などからバレる可能性も高いといえるよ。

たしかに、借金が返せずに滞納を続けると、ゆくゆくは裁判所から差し押さえもされてしまうし、早めに債務整理した方が家族にもバレずに済みそうですね。
ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
特に、任意整理だったら大きな財産も処分されないし、裁判所とのやりとりなども必要ないからほとんどバレない。

ただし、個人再生や自己破産で車や家が処分となる場合には、さすがに家族にはバレてしまうかな…。

あとは、個人再生や自己破産だと官報(かんぽう)に名前が掲載されてしまうから、そこからバレる可能性もないとは言い切れないね。

官報とは

政府が発行している国の新聞のようなもの。自己破産や個人再生をした人の名前と住所が掲載されていて、インターネット上で誰でも閲覧できる。

まあ、一般人でわざわざ官報をチェックして破産者を調べたりする人もほとんどいないし、官報から会社や家族に知られるケースは少ないよ。
せんせい
せんせい

債務整理は就職や結婚に影響する?

せんせい
せんせい
債務整理が就職や結婚に影響するケースもほとんどないね。

債務整理は賞罰ではないから、履歴書や面接で先方に知らせる義務は一切ないのさ。

結婚についても、債務整理による影響は少ないといえるかな。

クレジットカードやローンが作れないという点で、結婚した後も債務整理をした事実を隠し通すことは難しい。

だけど、ブラックリストに登録されるのは債務整理をした本人だけだから、配偶者は影響を受けないんだ。

クレジットカードやローンなどは、相手方の名義で契約するようにして、協力して生活していけば問題ないよ!

債務整理をすると年金や生活保護が受け取れなくなる?

せんせい
せんせい
債務整理をしても、年金や生活保護は問題なく受給できるよ。

年金や生活保護は、憲法で定められた、すべての国民の『健康で文化的な最低限度の生活を営む権利』を守るための制度。

つまり、債務整理をしてようがなんだろうが、日本に住む人であれば誰でも等しく受け取る権利があるってわけさ。

第二十五条
① すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
② 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
【引用:日本国憲法第25条 – e-Gov法令検索

(国民年金制度の目的)
第一条 国民年金制度は、日本国憲法第二十五条第二項に規定する理念に基き、老齢、障害又は死亡によつて国民生活の安定がそこなわれることを国民の共同連帯によつて防止し、もつて健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的とする。
【引用:国民年金法第1条 – e-Gov法令検索

(この法律の目的)
第一条 この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。
【引用:生活保護法第1条 – e-Gov法令検索

実際に債務整理をした人の声

せんせい
せんせい
実際に債務整理をした人がどんな感想を持っているのかも気になるよね?

お次は、インターネット上の債務整理の口コミを紹介していくよ!

もっと早いうちにやればよかった

せんせい
せんせい
任意整理をすると、将来かかる利息をカットしてもらえる。

利息だけでも減額できたら月々の返済額も抑えられるし、何より弁護士に協力してもらうことで確実な返済計画を立てられるのさ。

借金の利息は放っておけばどんどん膨らんでいくから、とにかく早めに弁護士に相談するのがオススメだよ。

配偶者に内緒で借金を整理できた

せんせい
せんせい
この方は、家族に内緒にしながら借金の減額ができたみたい!

さらに、遠方の事務所だったこともあって弁護士との電話だけで手続きが完結するなど満点の対応だったようだね。

弁護士事務所にも色々あるけれど、こうやって自分のニーズに合わせた対応をしてくれると安心しますよね。

相談するだけなら無料の事務所がほとんどだから、まずは話だけでも聞いてもらうのが良さそうですね!

ともだち
ともだち

借金の負担が軽くなると共に、浪費生活を矯正できた

せんせい
せんせい
任意整理や個人再生だと、減額後も借金の返済は続けていく必要がある。

だけど、この方のように、返済する必要があるからこそ自分へのいましめとなって健全に生活を立て直せるという考え方もできるね。

なるほど。ものはとらえようですね。

クレジットカードやローンが使えないというのも債務整理のデメリットだけど、逆に考えればカードやローンで借金ができない分、借金に頼らない生活を送れるようになるしな!

ともだち
ともだち

債務整理にかかる期間と費用

せんせい
せんせい
さあて、債務整理のメリット・デメリットなどを確認できたところで、実際に債務整理をしたときにかかる期間や費用について説明していこう。

債務整理にかかる期間の目安

せんせい
せんせい
債務整理は任意整理・個人再生・自己破産の3種類。

それぞれでかかる期間は異なって、おおよそこんな感じだよ!

任意整理 3~6ヶ月
個人再生 6~12ヶ月
自己破産 6~12ヶ月
個人再生と自己破産は、裁判所を通す手続きだからやっぱり長く時間がかかってしまうんですね。
ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
その通り。

任意整理は業者との直接交渉だから、基本的には半年以内で終わるね。

個人再生や自己破産でも、債権者の数が多かったり、債務者の財産が多かったりするともっと時間がかかるから、あくまでこれは目安ととらえておいてね。

債務整理にかかる費用の相場

せんせい
せんせい
続いては債務整理にかかる費用の相場だ。
任意整理 業者1社につき2~5万円
個人再生 40~70万円
自己破産 40~100万円
思っていたより高いですね…。こんなにお金を用意できないよ…。
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
安心して。

借金問題に悩んでいる人がお金を簡単に用意できないことは弁護士ももちろんわかっている。

多くの弁護士事務所で費用の分割払いに対応してくれるし、相談だけなら無料の事務所がほとんどなのさ。

料金がかかるからといって放っておいたら、借金は利息で膨らんでいく一方。

まずは電話やLINEで相談をしてみて、予算も伝えた上で弁護士と一緒に最適な解決法を考えるのがオススメだよ。

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借金問題については弁護士に相談するのがオススメ

せんせい
せんせい
今日紹介した債務整理の手続きは、実はどれも自分自身でやろうと思えばできるんだ。

だけど、借金問題を確実に解決するには、専門家である弁護士に相談するのが一番なんだよ!

債務整理を弁護士に相談するメリット

せんせい
せんせい
債務整理について弁護士に相談すると、こんなメリットがあるんだ!
弁護士に相談するメリット
  • その人の状況や希望に合わせた手続きを提案してくれる
  • 専門的な知識を活かして確実に借金を減額できる
  • 手間のかかる手続きを代わりに行ってくれる
  • 受任通知を送って取り立てを止めてくれる
今日解説してきた通り、債務整理には大きく分けて任意整理・個人再生・自己破産がある。

それぞれで特徴やリスクが異なり、自分にとって一番トクになる手続きを選ぶのは専門的な知識がないと難しいんだ。

それに、いざ手続きを進めてみようと思っても、業者への交渉や書類の準備など、膨大な作業が必要になる。

弁護士に依頼すれば自分に合った解決法を提案してくれるうえに、ほとんどの手続きを代行してくれるから安心ってわけさ!

せんせい
せんせい

債務整理を弁護士に無料相談する方法

さいむくん
さいむくん
たしかに、これだけメリットを並べられると弁護士に相談したくなってきますね…。

実際にはどうしたらいいんですか?弁護士事務所にいけばいいのかな?

実は、ほとんどの弁護士事務所が、電話での無料相談を受け付けているし、LINEで気軽に相談できる事務所もあるんだ。

実際に債務整理をするかどうかは、弁護士と相談してみてから決めてもまったく問題ない。

とりあえず自分が債務整理したらどうなるかだけでも聞いてみるのがオススメだよ。

せんせい
せんせい

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まとめ

ともだち
ともだち
今日のお話をまとめてみました!
まとめ
  • 債務整理は借金解決のための合法的な手続き
  • 債務整理には任意整理・個人再生・自己破産・過払い金返還請求の4種類がある
  • それぞれの方法でメリット・デメリットがあるため、向いている人が異なる
  • 自分に合った方法を見つけるためには弁護士への相談が一番の近道!
債務整理について少し詳しくなれた気がするよ!
だけど、自分でどれがいいか判断するのは難しそうだなあ…。

先生が教えてくれたように、借金は放っておいても利息でどんどん膨らんでいってしまうし、すぐに弁護士に相談していい方法を教えてもらうとしようかな!

さいむくん
さいむくん
弁護士に相談することで
借金を大幅に減らせる可能性があります。
催促の電話を止めたい
毎月の返済額を減らしたい
返済するのが難しくなった
過払い金があるのか気になる

まずは借金問題の解決実績が豊富な
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受付時間:24時間対応
著者情報

この記事の監修者
岡本 順一
岡本 順一FAST法律事務所 代表弁護士

2013年弁護士登録後、都内の法律事務所に所属。

企業法務をはじめ、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件、債務整理関連の案件などを多数手がける。

2022年よりスタートアップ法務を専門に手がけるFAST法律事務所の代表弁護士に就任。

監修者の詳細なプロフィール
この記事の筆者
浜北 和真株式会社PALS Marketing コンテンツディレクター

2017年から法律メディアに携わりはじめる。離婚や債務整理など、消費者向けのコンテンツ制作が得意。
監修したコラムはゆうに3000を超える。

20代後半に作ってしまった借金100万円を自力で完済した。

筆者の詳細なプロフィール