最近クレジットカードでのネットショッピングにハマっちゃって、リボ払いを使い続けていたら残高が気づいたら200万円になっていたんです。
任意整理っていうのをしたら借金を減らせると聞いたんですが、僕のような場合でも任意整理ってできるんですか?
さいむくんの場合も任意整理をすることは可能だし、任意整理をすれば返済がかなり楽になるよ!
早速、任意整理のメリットや条件について確認していこうか!
任意整理という言葉は聞いたことがあるけど、本当に借金が減らせるかどうか、そもそも自分の借金は対象になるのかどうか、不安で申し込めないという人は多いと思います。
しかし、実はほとんどの借金について任意整理で借金を減額することが可能です。
この記事では以下の2点について詳しく解説します!
- 任意整理の内容とメリット
- 任意整理ができる条件
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任意整理の内容やメリットを紹介
裁判所を通さず、業者と直接減額交渉をする手続き
任意整理とは、簡単に言えば弁護士が債権者に対して借金を減らすように交渉する手続きのことだよ。
債権者とは、お金を貸している人、つまりクレジットカード会社や貸金業者だね。
お金を借りている人が業者に対して直接交渉することも可能ではあるんだけど、法律の専門家である弁護士に間に入ってもらうことが一般的だよ。
任意整理をするにはまず弁護士への相談が必要と考えた方がいいね!
借金の利息がカットになることが多い
さいむくんはリボ払いの残高が200万円と言っていたね。
毎月の支払額はいくら?
このままのペースだと、完済までに約110万円を利息として支払う計算になるね。
すぐに任意整理したいです!!
年利15%のリボ払いで残高200万円ある場合
そのまま | 任意整理後 | |
元金 | 200万円 | 200万円 |
毎月の返済額 | 4万円 | 3.3~5.6万円 |
返済額のうち利息 | 約1.5万円 | 0円 |
完済までの支払い総額 | 約310万円 | 200万円 |
減額された借金を3~5年で返済する
でももちろん、なんの条件もなしにカットできるわけではないんだ。
任意整理をして減額された借金は、必ず3~5年で完済する必要があるよ。
減額の交渉をする際に、あらかじめ毎月いくら返済して、いつまでに完済しますという具体的な計画を提示する必要があるんだ。
やむを得ない事情でどうしても返済がうまくいかない場合は、個人再生や自己破産といった、任意整理よりも強力な手続きに移行する場合もあるね。
どちらにせよ、任意整理後の返済について困ったらすぐに担当弁護士に相談した方がいいよ!
直接交渉のためスピーディーで費用も安い
一般的に任意整理の相場は2~5万円といわれていて、交渉は3~6ヶ月で完了することがほとんどだよ。
でも色々書類を準備したりとか手間がかかりそう…
任意整理を申し込みさえすればすぐに催促の電話や手紙も止められるし、催促に悩んでいる人もまずは弁護士に相談するといいね。
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でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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任意整理ができる人の3つの条件
ラッキー!いいことを聞きました!
早速僕も…
任意整理の内容についてはまず理解できたと思うけど、任意整理ができる人にもいくつか条件があるんだ。
簡単にまとめると以下の3つだね。
- 現状安定した収入がある
- 3~5年で元金を完済できる
- 手続き後は絶対に返済するという意思がある
①現状安定した収入がある
借金の金額が大きければ利息もそれだけ大きくなるから、利息をカットするだけでもかなりのコストダウンになるけど、最低限借りた元金は返済する必要があるということだ。
つまり、現状安定した収入があって借金を十分返済できる能力がないと、任意整理はできないんだ。
②3~5年で元金を完済できる
3~5年で完済するためには毎月どれくらいの支払いが必要になるのか、借金の総額によって変わってくるからいくつか例をあげてみるね!
借金総額 | 月々の返済額 |
100万円 | 1.7 ~ 2.7 万円 |
200万円 | 3.4 ~ 5.5 万円 |
300万円 | 5.0 ~ 8.3 万円 |
頑張れそうです!
③手続き後は絶対に返済するという意思がある
任意整理はあくまで将来の利息をカットする手続きだから、通常は長い期間に渡って分割の支払いを継続していく必要がある。
任意整理後に支払いが滞ってしまうと残額を一括で請求されて、結局は個人再生や自己破産を検討せざるを得なくなる可能性もある。
だからこそ、任意整理後は毎月返済し続けるという固い意思が重要なんだ。
任意整理ができない3つのケース
それでは次は、任意整理ができないケースについてみていこうか!
任意整理ができないケースは大きく分けて以下の3つにわけられるよ!
- 貸金業者から断られる
- 弁護士や司法書士の都合でできない
- 任意整理できない種類の借金だった
①貸金業者から断られる
任意整理というのはあくまで交渉であるから、貸金業者には応じる義務はないといえるんだ。
具体的にはどういう時に断られてしまうか、いくつか例をみていこう!
任意整理を受け付ける気がなかった
中小の消費者金融とか、街金なんていわれる規模の小さい金融業者などに多いかな。
ただ、任意整理に応じなかった結果、債務者が自己破産してしまったりしたら利息どころか元金も回収できない可能性もある…。
だからあくまで方針というだけであって、絶対に応じないという会社は少ないかな。
収入が少なすぎて回収が見込めない
世知辛いなあ。
収入が足りなくて任意整理ができない場合は、個人再生や自己破産といったほかの債務整理を検討する必要があるよ。
借入期間が短い・一度も返済していない
貸金業は、利息で成り立っている商売だからね。
お金を借りておいて、一切利息を支払おうとしないお客さんから利息を減らしてくれと交渉されても、応じることが少ないのは想像出来るよね。
僕が貸金業者だったらそんなやつ許せないですね!
すでに業者が裁判の準備を進めている
貸金業者も商売でお金を貸しているわけだから、長いあいだ借金を滞納していて返す見込みがない人からもどうにか回収したいよね。
でも、催促にも応じてくれない人から回収するためには、裁判所に申し立てをして差し押さえをするという非常に面倒な手間がかかるんだ。
その手間を考えれば、任意整理に応じた方が得という判断をする場合もある。
だけど、すでに差し押さえを執行している場合は法的手続きに則って元金を回収出来るわけだから、応じる理由がなくなってしまうんだ。
②弁護士や司法書士の都合でできない
いったいどんな場合に断られるんだろうか…。
弁護士費用が用意できなかった
お金が払えなければ依頼を受けてもらえないのは当然だよね…。
だけど、弁護士費用とは具体的にどのようなものなのか意外と知られていないから、表にまとめてみたよ!
相談料 (法律相談にかかる費用) | 0~1万円(1時間) |
着手金(交渉結果にかかわらず、弁護士に依頼したときにかかる費用) | 2~5 万円 |
弁護士や司法書士に嘘をついた
弁護士が借金状況を正確に把握できなくて解決まで時間がかかってしまうし、何よりお互いの信頼関係を崩すことになってしまうからね。
でも、こんなに借金してたのかって怒られるのも嫌だしな…。
ほんのちょっと金額をごまかすくらいならバレないですよね??
借金の理由や金額、借入先など…家族や友人には知られたくないような部分であっても、弁護士に対してはぜんぶ正直に話した方が確実に自分のためになるよ。
③任意整理できない借金だった
『税金や公共料金などの滞納』は、厳密には借金とは呼ばず、任意整理の対象にはできないんだ。
他にも、よく間違われる任意整理できるものとできないものについて表にまとめてみたから確認してね。
任意整理できる | ・カードローン ・個人からの借金 ・会社間の借金 ・クレジットカードの分割/リボ払い ・ギャンブルで作った借金 |
任意整理できない | ・公共料金(水道/電気/ガス)の滞納 ・税金(国民保険、市町村民税など) ・損害賠償(慰謝料、養育費など) |
任意整理しないほうがいい借金
任意整理ができる条件、任意整理ができないケースと解説してきたけれど、もう1つ重要なことを説明しておこう。
任意整理できるけど、しないほうがいい借金についてだ。
主に以下の3つについては、任意整理しないほうがいいよ!
- 借入額や利率の低い借金
- 保証人がついている借金
- 返済中のローン
借入額や利率の低い借金
利率の低い借金とは、住宅ローンや奨学金などがメインかな。
なぜ任意整理しない方が良いかというと、単純に任意整理して得られる利益よりも、かかる費用のほうが大きくなる可能性が高いからだね。
具体例をいくつかみてみようか。
例1:30万円を金利15%で借りて、毎月2万5000円ずつ返している場合
残りの返済回数:約13回(1年1ヶ月)
支払う利息の合計:2万6902円
例2:100万円を金利2%で借りて、毎月5万円ずつ返している場合
残りの返済回数:約20回(1年8ヶ月)
支払う利息の合計:1万7592円
ほんとうだ!これじゃ損しちゃいますね。
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ただ、LINEは電話に比べて緊張しないので、少しだけ勇気を持ってLINEボタンをクリックして専門家に相談したところ借金を当時の3分の1まで減らすことができたんです! 今では、借金に悩まず、元気に生活できるようになりましたね!
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保証人がついている借金
保証人がついている借金を任意整理の対象にしてしまうと、任意整理後に保証人に借金全額の返済義務が発生するんだ。
しかも、お金を借りた張本人は分割で返済できていたにもかかわらず、保証人には基本的に残額一括で請求がいくことになる。
このようなトラブルを避けるためにも、保証人がついている借金は任意整理から外すべきだよ。
返済中のローン
住宅や車のローンを任意整理の対象にすると、返済中の車や家が没収される可能性が高いんだ。
住宅や車のローンは年利も0.5~2%程度と非常に低いから任意整理をしてもそもそもあまり効果がないという点も要注意だね。
任意整理ができなかった場合の対処法
でも自分の借金がもし任意整理できなかった場合、どうしたらよいでしょうか…
都合の悪い借金を外して任意整理するか、他の債務整理を検討するの2つだね。
それぞれ解説していくね。
都合の悪い借金を外して任意整理する
任意整理ができない原因になっている借金だけを除外して手続きをすれば、任意整理が可能となることが多いよ。
あとは、保証人がついている借金とか、任意整理するべきじゃない借金も除外できるから便利だね。
でも、複数の会社から借入があった場合など、任意整理ができない原因になっている借金って簡単に特定できるんですかね…?
そんなときのために法律の専門家である弁護士がいるのさ!
収支のバランスから返済計画を立てたり、任意整理するべき借金としないほうがいい借金を適切に選別することも弁護士の仕事なんだ。
まずは任意整理が適切かどうかも含めて弁護士に相談することが大切だね!
他の債務整理を検討する
具体的には、個人再生、自己破産の2つだね。
それぞれの特徴や条件について少し確認しておこうか!
個人再生
任意整理と同様に、減額された借金を3~5年で完済する必要があるよ。
裁判所を介する手続きになるから厳しい条件はあるけれど、ローン付きの家を残したまま、借金を5分の1~10分の1程度にまで減らせる大きな効果があるんだ。
自己破産
生活保護を受給中だったり、収入がない人でも利用ができるよ。
だけど、任意整理とは異なって、原則として家や車など20万円以上の価値のある財産はすべて没収されてしまうという大きなデメリットもあるんだ。
まとめ
今日は任意整理のメリットや条件と、任意整理できない場合の対処方法などについて学べたね!
今日の先生のお話をおさらいしておこうか!
- 任意整理とは、裁判所を通さず貸金業者と直接減額交渉をする手続き
- 任意整理できる人の条件は、3~5年で完済できる安定した収入と返済の意思があること
- 任意整理ができなかった借金や、任意整理しないほうがいい借金に関しては、除外して手続きをすることが可能
ただなんとなく借金を減らしたいというだけじゃダメなんですね。とほほ…。
一度弁護士に相談にのってもらおうかなあ。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。