自己破産をすると家族に悪影響？結婚や仕事は？迷惑をかけない方法は？

なんか親が自己破産しようかなとか言ってるんだよね…僕に影響ありそうで嫌だなぁ…

まずは、自己破産をしても家族の生活に影響しないことから教えてあげるよ。

ぶっちゃけ関係ないよ。だって、自己破産をしても戸籍や住民票に記載されたりはしないからね。一切関係ないよ。

国が発行する新聞みたいなものに、氏名・住所がのるけど…ほぼ誰も見てないから、知られる可能性も低いよ。

「離婚をしないと借金を配偶者が引き継ぐことになるのでは」と思っている人も多いけど、そんなことはない。

「配偶者が借金の保証人になっていた」などの状況では、借金を引き継がなければならない可能性はあるけれど、それでも離婚は別物。

離婚したくなければしなくても大丈夫だよ。

仮にさいむくんが自己破産をしても、さいむくんの家族には一切無関係。転職も就職も好きにやって問題ないよ。

自己破産をして、仕事に影響が出る可能性があるのは、自己破産した本人だけだよ。

自己破産が影響するのは…資格制限に該当する人だけだよ。

手続きが終われば資格を使ってもとの仕事をすることは可能だけど、手続きの間は資格を活かした仕事ができない。

だから会社への報告が必要だよ。ちなみに、役員も解任されちゃうから注意してね。

自己破産など債務整理をすると、この事故情報が信用情報に記録されちゃうんだ。

だから、自己破産した本人は5~7年、クレジットカードやローンを契約することはできなくなるよ。

ただし、自己破産した本人名義のクレジットカードが使えなくなるから、支払い方法は考えた方がいいね。

当然、自己破産した本人はマイホームなどのローンも組めないよ。

没収された財産は、債権者(お金を貸した側)に平等に分配されるんだね。

でも没収されるのは、本人の財産であって、家族の財産は関係ないから、安心してね。

共有名義だとちょっと扱いが変わるから注意。「持ち家がなくなる」で解説しよう。

滞納なく家賃が払えているのであれば借金もないし、契約を切られることはないからね。

次の引っ越しは保証会社によっては審査で落とされる可能性があるから、あらかじめ仲介業者に相談しておいたり、審査なしの物件を選んだりするようにしよう。

それは誤解だよ。自己破産では、生活に必要なものは没収されないよ。現金も99万円以下は没収されない。

自己破産は、生活を立て直すための制度なんだ。だから安心してね。

これも、家族が保証人でなければ、返済義務は生じないから安心してね。

家族が保証人だった場合は、「家族が保証人の場合返済義務が生じる」で解説するね。

それに、裁判所から書類も送付されるので、家族に隠し通して手続きをするのは難しいと思うよ。

もし家族にバレないとしたら、同居してないケースだね。

だから、持ち家が申し立てた人名義なら、競売にかけられることになるよ。

競売にかけられると、裁判所の執行官やら不動産屋やらが自宅を調査しに来るから、落ち着いて生活もできないね…

自宅には住めないから、次の家を探さないといけないよ…

自宅は現金みたいに分割できないから、どのみち売却して本人名義の金額だけ、債権者に納めることに落ち着くのが一般的だね。

本人だけでなく、家族で車を使っていると、影響は大きいかも…

没収の対象になるのは、20万円以上の価値があるものだから。

あとは、車が仕事で必要とか、どうして手放せないなら、没収しないでくださいと申請することはできるよ。

ちなみに、退職金も没収の対象になるよ。とはいえ、全額じゃないんだ。

夫が自己破産をするとして、契約者が夫、支払いも夫なら、受取人が妻でも、夫の財産と判断されるだろうね。

逆に契約者が夫でも、妻が払って妻が受け取るなら、妻の財産と判断されるよ。

99万円以上の現金や、換金して20万円以上の価値があるものは、破産財団といって自動的に没収対象になる。

逆に破産財団に含まれないものが自由財産(99万円以下の現金など)になるんだ。

この自由財産の中に、保険の返戻金を申請することはできるよ。

ただし、認められるかどうかは各裁判所や裁判官によって異なる。

例えば、持病があって、保険の再加入が難しいなどの事情があれば、残せる可能性もあるからね。

ざっくりいうと、家族が保証人の場合、今度は保証人が借金の肩代わりをすることになるよ。

他に担保を用意するか、借金が少なくなって債権者が同意してくれれば、辞められる可能性はあるけど。

対処法としては、①任意整理で債務整理をするか、②保証人も一緒に自己破産するか、になるね…

いわゆるブラックリストにのるとかいわれてるよね。

信用情報は、ローンやクレジットカード契約時の審査に参考にされるんだ。だから、自己破産を知られて、審査が通らなくなるってワケだね。

家族の生活にも確かに影響してくる部分だね。

クレジットカードも強制解約されちゃうからね。自己破産する前に支払い方法を変更しておこうね。

保証人にも当然審査があるし、さっき話した理由で、審査に落ちちゃうんだ。

どうにか家族にバレずに自己破産したいんだよね…そういう方法ないかな？

③クレジットカードやローンもさっき言った通り。5~7年は審査が通らなくなるよ。

④以降については簡単に説明するね。

さすがに車がなくなったら、どうしたのって話になっちゃうよね。

それに、自己破産の手続きでは、どのくらいの財産があるのかなども調査されるよ。

手続き上、世帯の家計簿や、親と同居している場合は「同居証明書」といった書類の提出を求められるよ。

家族の協力がないと手続きは難しいから、隠すのは現実的ではないね。

また、自分が家族を支えている場合は、家族に言わずに自己破産するのはかなり難しいと思う。

家族に協力してもらうことが大切だよ。

該当する資格を活かして仕事ができなくなるんだね。

例えば弁護士。自己破産の手続き中、弁護士として活動はできないから、お給料や仕事の面でどうにもできなくなる可能性はあるよね。

一時的に転職するとか配置換えならあり得るかもね。

であれば、なるべく早く自己破産を終わらせて、元の生活に戻ることが大切だよね。

そのために大切なのは以下の2点。

例えば、会社からの貸付だけ、借金を返済するなんてのはNGだよ。

特定の債権者だけ特別扱いして、返済することを偏頗弁済(へんぱべんさい)というよ。

こういうことをすると、自己破産が認められない可能性があるから注意してね。

自己破産したらやっぱり離婚しかないのかな？

家族に迷惑をかけずに自己破産する方法はないってことだね？

個人再生とは、借金を元金から大幅に減額できる手続きなんだ。ただし、３～５年で残された借金を完済することになるよ。

借金はゼロにならない代わりに、財産も没収されないよ。

借金を大幅に減額できるけど、すべての借金が対象になるんだ。

逆に、特定の借金だけ債務整理しないって選択できるのが任意整理だね。

任意整理は、貸金業者に直接交渉をして、利息だけカットしてもらう方法だよ。

任意整理する業者はこちらで選べるから、こういうこともできるんだ。

任意売却の場合、自宅を市場価格で売れるから、うまくいけば借金が完済できたり、引っ越し費用を捻出できる可能性もあるってワケ。

ただし、手続きが複雑だから、1回弁護士に相談してみるのがおすすめだよ。