法テラスで任意整理をすると費用は4万円～！流れ・メリットは？

さっそく法テラスに行ってみよう！

経済的に余裕がない人が借金などのトラブルにあったときに無料相談や、弁護士費用の立て替えなどを行う業務なんだ。

条件はこちらの3つだよ。

また、申込者と同居家族の収入は、家計の貢献の範囲で申込者の収入に合算できるんだ。

これは例えば、この制度を利用して相手に復讐したり、宣伝に利用したりする目的でないことという意味なんだ。

普通に任意整理をしたいだけなら、当てはまらないから大丈夫だよ。

任意整理にかぎっていえば、借入先と交渉して合意できる見込みがあることなんだ。

例えば借入期間が6ヶ月間と短すぎて交渉に応じてもらえなかった場合は、法テラスが立て替えた費用が無駄になってしまう。

任意整理の場合、借り入れの期間が半年以内で短かったりすると、合意して和解できない可能性もあるよ。

この辺は実際に相談してみてね！

もっとも、ちゃんとした審査はこの後もあるよ。

法テラスが利用できるだろうと判断されれば、まずは無料相談の予約を取ることになるね。

無料相談は、基本住んでいる地域にある法テラスで行うことになるよ。

年末年始が休業だったり、時期によっては混雑して予約が取りにくかったりするケースもあるから早めに相談したほうがいいね。

再度、利用条件を満たすかチェックされるんだ。

相談時間は1回30分で、同じ問題について3回まで無料相談を利用できるよ。

注意してほしいのは、同じ問題え3回無料相談をしてしまうと、同じ問題で無料相談はできない点。

先生の知り合いの弁護士もいっていたけど、無料相談を使い切ってしまって、相談できずに困っている人もいるみたい。

だから最低でも3回くらいでどうするのか判断できるように、不安なことはどんどん相談した方がいいよ。

審査にかかる期間はおおよそ2週間から1ヶ月ほど。ちょっと時間がかかるから、早めの相談が大事だね。

申し込み自体は自分でもできるけど、大体は任意整理を請け負う予定の弁護士がやってくれる。

自分がするのは審査に必要な書類を用意するだけでいいのはありがたいね。

任意整理にかかる費用は、契約の段階で法テラスがいったん立て替えてくれるから、この段階では費用の負担は発生しない。

費用の立て替えは、法律事務所の弁護士とは大きく異なるところだね。

法テラスでの費用の立て替え分の分割払いは、月々5000円~1万円ほど。

契約を結んだ翌々月から、口座引き落としで支払うことになるよ。

ここに、解決できたときに支払う報酬金や実費などが加わるから、法テラスで依頼した場合に比べると高額に感じるかもしれないね。

ただ、報酬金については日弁連(日本弁護士連合会)の規定があるから、それ以上加算されることはないよ。

法テラスで依頼したときは4万3000円から依頼できるけど、法律事務所で依頼した場合は着手金にも幅がある。

2万円台で依頼できるところもあれば、5万円近い着手金がかかるところもあるんだね。

その上、「法律事務所で依頼した場合｜着手金：2~5万円」で解説した報酬金もかかるから、総額は4万3000円を大幅に超える場合もあるから、法テラスの費用は破格といえるね。

立て替えられた費用は、月々5000円~1万円ほどの分割払い。

借金を解決したいけど高額な弁護士費用は払えないって人でも、任意整理を利用しやすくなっているんだね。

法律事務所が多すぎて、結局どこに依頼したらいいかわからないって人にはいいかもしれないね。

だけど、法テラスみたいに月5000円の支払いを認めてくれるところは少ないね…。

分割払いはできるけど、数万円は払えないって人にピッタリだよ。

ただし、条件があるのはあくまでも法テラスの利用だけ。

任意整理自体に条件はないから、法テラスの審査に通れば、任意整理は誰でも利用できる債務整理だよ。

条件が細かく決まっているから、例えばクレジットカードの申し込みみたいに、よほどのことでもないかぎり大体通るってものでもない。

また、弁護士に任意整理を依頼すると最短でその日に取り立てを止められるけど、法テラスではその日に取り立てを止められない。

審査待ちの期間は取り立てを止められないおそれがあるんだね。

平日仕事で時間が取れない人は、24時間365日受け付けているメール相談がおすすめだよ。

メール相談の手順を簡単に紹介するから、よかったら利用してみてね。

2021年に日弁連に寄せられた弁護士の苦情の35％は弁護士の態度に関する内容だったんだ。

それに、わからないことがあって聞いても教えてくれないかもしれない。高圧的かもしれない。

ただでさえ少ないお金を使って依頼しているのに、そんな弁護士に当たりたくなんかないよね。

ただ、法テラスに直接依頼するのではなく、提携している法律事務所を通して法テラスを利用する方法もあるよ。

その場合は、その法律事務所の弁護士に依頼できるから、自分に合う弁護士を選びやすくなるんだね。

ただ、この申し込みに必要な書類が多くて書類を揃えるのが少し面倒なんだ。

その残債の月々の返済額は、借入先との交渉で決まるから特別安くはならないんだ。

また、法テラスは自分で弁護士を選べないデメリットがある。

債務整理の経験が浅い弁護士が担当になれば、自分が希望する返済額にならない可能性があるんだね。

ここで、法テラスのメリットとデメリットをおさらいしておくよ。

これは依頼を受けた弁護士が、貸金業者に送る「受任通知(じゅにんつうち)」の効果だね。

受任通知は「任意整理を担当する弁護士は私ですよ」って内容の通知なんだけど…実は法律上取り立てを禁止する効果もあるんだ。

一方で法律事務所で依頼をすると、その日に取り立てを止めてくれるよ。

法テラスは弁護士を紹介してくれて手っ取り早いかもしれないけど、「任意整理を依頼する弁護士を自分で選べない」で解説したように、自分に合わない人だとあとでトラブルになりかねないんだ。

納得して借入先との交渉を任せるためにも、なるべく自分に合う弁護士に依頼するのがベターだね。

もちろん分割回数は法律事務所により多少の違いがあるから、まずは無料相談に行ってみるのがおすすめだよ。

法テラスと比べたときの法律事務所の弁護士のメリットはこんな感じだよ。