ところで、司法書士のほうが安いって聞きましたけど実際どうなんですか?
ってか司法書士って、弁護士となにが違うんですか?
結論をいっちゃえば、司法書士は確かに安いけど、費用がほとんど変わらない弁護士もいるよ。
それに、任意整理を司法書士に依頼すべきかどうかは借金の状況によるんだよね。
弁護士とセットで時折名前を聞く「司法書士」。
2022年4月現在で約2万3000人(日本司法書士連合会)が活躍しています。
今回の記事では、司法書士が扱える任意整理の種類や弁護士との違いなどを解説します。
\専門家に無料相談しよう!/
任意整理は司法書士に依頼すべき?弁護士との違い
弁護士とは
あらゆる法律トラブルに対して解決できる法律のプロフェッショナルだよ。
各弁護士は医者みたいに得意な分野がある。
弁護士に認められているのは、法律トラブルの相談・書類作成・交渉・そして裁判だね。対応できる業務に制限はないんだ。
ちなみに、2020年3月31日の時点で、全国の弁護士は約4万2000人いるんだ(弁護士白書2020年版)。
司法書士・認定司法書士とは
弁護士の仕事は守備範囲が広いから、手が回らない作業も多くてね。
だから、基本は弁護士の手が回らない部分を司法書士が補っているんだよ。
ただ、任意整理を依頼できるのは司法書士の中でも、法務大臣の認定を受けた認定司法書士だけなんだ。
【引用:会員数他データ集ー日本司法書士連合会】
認定司法書士は1社140万円の任意整理までしかできない
貸金業者1社あたり140万円以下の任意整理しか受け付けられないんだよ。
認定司法書士が生まれた背景は、弁護士が不足していて手が回らなかったことにあるんだ。
そして、簡易裁判所で扱える裁判の金額は140万円以下と決まっている。
だから認定司法書士が扱えるのは、借金が1社あたり140万円以下の案件だけなんだ。
弁護士なら簡易裁判所以外の地方裁判所などの裁判にも制限なく対応できるんだよ。
【参考:簡易裁判所における民事事件 – 裁判所】
認定司法書士と弁護士の違いは業務範囲
簡単にまとめると、弁護士と(認定)司法書士の違いは業務範囲なんだ。
【弁護士と司法書士の業務範囲】
司法書士 | 弁護士 | |
任意整理 | 1社あたりの借金が140万円以下なら対応可能 | ◯ |
1社140万円以下の法律相談・交渉・裁判 | ◯ | |
1社140万円を超える法律相談・交渉・裁判 | × |
よくある間違いは、借金総額140万円以上は無理だと思ってしまうこと。1社140万円をこえてなければ依頼できるよ。
認定司法書士と弁護士費用の任意整理にかかる費用相場
どちらも1社2~5万円が相場になる
認定司法書士の場合は、これに対して、カットできた金額に対して減額報酬が10%加算されるケースが多いかな。
どちらも任意整理の報酬には一定の決まりがある
弁護士
報酬は日弁連(日本弁護士連合会)で決められている。
着手金は制限なし・解決報酬金は2万円以下・減額報酬金は減額分の10%以下。
【弁護士の報酬規定】
着手金 | 制限なし | |
報酬金 | 解決報酬金 | 1社あたり2万円以下 |
減額報酬金 | 減額分の10%以下 |
【参考:報酬規制ー日本弁護士連合会】
司法書士
報酬は日本司法書士連合会で決められている。
報酬金は5万円以下・減額報酬金は減額分の10%。
【司法書士の報酬規定】
着手金・報酬金 | 5万円以下 |
減額報酬金 | 減額分の10% |
【参考:債務整理事件における報酬に関する指針 – 日本司法書士連合会】
ただし、罰則がないからこれ以上高額な金額で対応している事務所もある。もし司法書士・弁護士に依頼する際は、相場やこれらのことを参考にしてみてね。
参考までに地域の司法書士の報酬の平均はこれくらいだね。
【各地区における司法書士の報酬金額の平均】
着手金 | 東北地区 | 8万8,094円 |
関東地区 | 6万8,828円 | |
九州地区 | 8万3,831円 | |
成功報酬 | 東北地区 | 9万5,000円 |
関東地区 | 9万9,835円 | |
九州地区 | 8万9,143円 |
【参考:任意の債務整理ー日本司法書士連合会】
任意整理を弁護士に依頼するメリット
- 1社140万円以上の借金・過払い金でも対応できる
- 差し押さえを受けた際に他の債務整理を依頼できる
- 万が一裁判になった場合の対応を依頼できる
1社140万円以上の借金・過払い金でも対応できる
差し押さえを受けた際に他の債務整理を依頼できる
ほかの債務整理を依頼しないといけないんだけど、個人再生や自己破産は地方裁判所で申し立てることになる。
\LINEで無料相談しよう!/
借金に悩まされる生活はとても辛く苦しいものです。
でも大丈夫!専門家に相談することで明るい未来が待っています!
少しだけ勇気を持ってLINEで無料相談してみましょう!
友達登録して専門家に相談しよう!
任意整理以外の債務整理を司法書士に依頼する際の注意点
個人再生と自己破産は、司法書士に依頼しちゃいけないんですか?
個人再生・自己破産は書類の作成のみ
ただ、個人再生と自己破産で司法書士ができるのは基本は書類作成だけ。
「認定司法書士は1社140万円の任意整理までしかできない」でも話したけど、認定司法書士が対応できるのは、簡易裁判所の裁判だけ。
でも個人再生や自己破産は地方裁判所で行われるんだ。だから依頼できるのは書類作成のみなんだね。
書類作成だけ司法書士に依頼して、自分で手続きを進めても問題ないんじゃないでしょうか?
でも、手続きの中で、裁判官や破産管財人(はさんかんざいにん)・個人再生委員(こじんさいせいいいん)といったサポート役の弁護士や債権者などと面談をすることもある。
弁護士ならそこに同席してくれるんだ。もちろん司法書士事務所によっては、面談の練習といったサポートをしてくれる所もあるよ。
\LINEで無料相談しよう!/
↓↓自己破産に強い↓↓
書類作成にかかる費用は20~30万円
司法書士に依頼した場合の費用相場
個人再生 | 住宅ローン特則なし/約20〜30万円 住宅ローン特則あり/約35万円 |
自己破産 | 約20~30万円 |
ただ、債務整理に失敗してしまうと、また借金の取り立てを受けることになるし、再度債務整理するにはまたお金がかかる。
少なくとも自分でやるっていうのに賛成はできないかな…。
個人再生・自己破産で司法書士に依頼する割合は多くない
\LINEで無料相談しよう!/
↓↓自己破産に強い↓↓
弁護士に依頼したいけど費用が負担できないなら法テラスを
弁護士に依頼したいけどお金がないって人には、法テラスがおすすめだよ。
法テラスは国が設立した法的トラブルの案内所。
一人ひとりの問題にあった窓口を紹介してくれたり、弁護士費用を立て替えてくれたりするんだ。
法テラスなら安く債務整理できる
今回は、法テラス埼玉で依頼した場合の、任意整理以外の個人再生と自己破産の費用も紹介するよ。
【法テラスの立て替え制度で依頼者が負担する費用】
債務整理 | 費用 | |
任意整理(1社あたり) | 着手金 | 3万3,000円 |
実費 | 1万円 | |
個人再生(1社〜10社) | 着手金 | 16万5,000円 |
実費 | 3万5,000円 | |
自己破産(1社〜10社) | 着手金 | 13万2,000円 |
実費 | 2万3,000円 |
でも任意整理に関しては、自分で探した方が安い弁護士・司法書士を見つけられるかもしれませんね。
弁護士費用の立替制度がある
収入が一定以下などの条件はあるけど、条件を満たせば、月5000円~1万円の分割払いで返済ができるよ。
とはいえ、今は法テラスじゃなくても、弁護士費用は分割払いであるケースがほとんどなんだ。
ただ法テラスほど安くはないから、月々5~10万円くらいを半年から1年くらいかけて積み立てていく感じにはなるけどね。
収入が一定以下などの条件がある
利用するには条件があるから、みてみよう。法テラスの立て替え制度を利用するための条件は大きく3つ。
- A:資力が一定額以下である
- B:ある程度勝訴の見込みがある
- C:立て替え制度の趣旨に適している
【条件a:月収が一定額以下】
家族の人数 | 基準月収 |
単身者 | 18万2000円以下 (20万200円以下) |
2人家族 | 25万1000円以下 (27万6100円以下) |
3人家族 | 27万2000円以下 (29万9200円以下) |
4人家族 | 29万9000円以下 (32万8900円以下) |
5人家族以降 | 1人増えるごとに3万円(3万3000円)増額 |
【条件b:保有資産が一定額以下】
家族の人数 | 基準資産額 |
単身者 | 180万円以下 |
2人家族 | 250万円以下 |
3人家族 | 270万円以下 |
4人家族 | 300万円以下 |
【参考:資産を立て替えてもらいたい – 法テラス】
弁護士・司法書士に依頼すれば、すぐに取り立てを止めてもらえる。
それに任意整理だけでいえば、法テラスじゃなく、自分で探した方が安い弁護士・司法書士を見つけられる可能性もあるからね。
一番大事なのは、「依頼する専門家が信頼できるかどうか」。1社あたりの借金が140万円以下なら司法書士、140万円を超えるなら弁護士に相談してみよう。
タダだし、まずは相談してみようかな!
\専門家に無料相談しよう/
▼感謝の声多数!▼
ただ、LINEは電話に比べて緊張しないので、少しだけ勇気を持ってLINEボタンをクリックして専門家に相談したところ借金を当時の3分の1まで減らすことができたんです! 今では、借金に悩まず、元気に生活できるようになりましたね!
友達登録して専門家に相談しよう!
まとめ
- 認定司法書士と弁護士の違いは業務範囲
- 1社あたりの借金が140万円以下なら司法書士・140万円以上なら弁護士に依頼する
- 司法書士も任意整理の報酬には一定の決まりがある
- 個人再生と自己破産で司法書士が活躍できるのは書類の作成まで
- 弁護士費用の負担が困難な場合は法テラスへ
まずは自分の借金について調べて、難しそうなら弁護士に相談してみよう!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。