任意整理を依頼したら、その後の連絡ってないのが当たり前なのかな?
でも不安なら、担当の弁護士に相談することが大事だよ。任意整理は依頼者と弁護士2人で進めるものだからね。
対処法もあるから、連絡が来ないケースと一緒に解説するね。
「任意整理を弁護士に依頼したけど、その後連絡がない」とお悩みの方。
連絡が来ないのは、手続きや交渉が順調に進んでいるからかもしれません。
今回は、以下のポイントを中心に、対処法等を解説します。
- 任意整理中に弁護士から連絡が来ないケース・来るケース
- 任意整理で弁護士から連絡が来ない場合の対処法
- 任意整理中に弁護士を変更するデメリット
任意整理の依頼後、弁護士から連絡がこないのは不安になりますよね。
大半は順調とはいえ、中には、弁護士を名乗る詐欺もあるので注意が必要です。
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任意整理の依頼後に弁護士から連絡が来ないケース
手続きが順調に進んでいる
逆にいうと、交渉中で特に問題もないから連絡しないってことなんだね。
とはいえ、やっぱり何も報告がないのは不安に感じる人もいるよね。
実際、任意整理はこんな感じで進むケースが多いんだ。
- 1~2ヶ月:債権者からのデータ収集
- 2~3ヶ月半:借金額の計算および和解案の打診
- 3ヶ月半~5ヶ月:依頼者に和解内容の確認
- 6ヶ月:完了報告
その他、弁護士は複数の案件を同時に進行したり、日中は裁判所に行っていることも多い。
またどの程度マメに報告されるかは、各法律事務所の方針に左右されるんだ。この辺は相談する余地があると思うよ。
任意整理の手続きの流れについては「任意整理にかかる期間は3~6ヶ月」でも紹介するね。
弁護士が忙しくて放置されている
だから、手続きを依頼して半年以上経っても何も連絡がない場合は、弁護士が忙しいなどの理由で放置されているかもしれないね。
手続きが放置されると、仮に過払い金が発生していても時効になって請求できないなどのリスクが考えられる。
そもそも交渉すら開始されていなければ、相手が裁判を申し立ててくるリスクもあるから、3ヶ月以上連絡がない場合は、一度確認してみたほうがいいよ。
- 担当弁護士から貸金業者(債権者)に送られる通知
- 内容
「債務整理の依頼を受け付けました」
「取引履歴を開示してください」
「今後必要な連絡は私(弁護士)にしてください」など
取り立てが止まらないとか、月の返済分を勝手に引き落とされていたというような場合は、こちらから弁護士に連絡を入れたほうがいいね。
債権者との交渉が難航している
あれこれと理由をつけて、依頼者との取引履歴(返済履歴のようなもの)を開示してくれないケースがあるんだ。
そうすると、利息の計算などにも時間がかかって、手続きが進まないってこともある。
手続き自体が難航するようなら、任意整理以外の手段、裁判所が介入するような強制力のある個人再生や自己破産を検討したほうがいいね。
弁護士を名乗る詐欺だった
本来、任意整理を含む債務整理などの法的な手続きができるのは、資格を持った弁護士だけ。
でも、中には資格を持たない人が弁護士を名乗り、債務整理の手続きを請け負う詐欺もあるんだ。
怪しいと思ったら、ここから調べてみてね。
【参考:弁護士検索ー日本弁護士連合会】
資格があっても、残念ながら意識が低い弁護士がいるのも事実だ。弁護士を選ぶ際は、実績や得意分野、料金体系などもしっかり確認しよう。
またこうした弁護士に当たってしまった場合の対処法は「長期間連絡がない場合は弁護士会に相談する」で解説するね!
任意整理の依頼後に弁護士から連絡が来るケース
交渉で問題が発生した場合
たとえばこんな場合だね。
- 借金額・ローンの内容・金額などが申告と違う
- ローンで購入した商品の返品を求められた など
だから情報がズレているような時や、商品の返品を求められた際は、確認のために連絡してくれるんですね!
交渉内容がまとまったので最後確認してほしい場合
それが、「交渉内容がまとまったので確認してほしい」という連絡だね。
弁護士は、一度に複数の案件を受け持つ場合も少なくない。
重要な連絡以外は、したくてもできないのが実情かもしれないね。
任意整理で弁護士から連絡が来ない場合の対処法
そこで、任意整理の手続き中に連絡が来ない場合の対処法を4つ紹介するよ。
- 定期的に連絡してもらうよう依頼する
- 進捗確認の連絡をする
- 別の弁護士に依頼する
- 長期間連絡がない場合は弁護士会に相談する
定期的に連絡してもらうよう依頼する
法律事務所によるんだけど、定期的に連絡してもらうように依頼をすると対応してくれる場合があるんだ。
弁護士への不信感が募ってしまうと、ちょっとしたことでも信用できなくなってしまう。
せっかく自分が選んだ弁護士だから、良好な関係を築くために、自分から行動することも大事だよ。
進捗確認の連絡をする
連絡をしたからって煙たがられることはないし、手続きにも影響は出ないからね。
ただ、ひとつプチ情報なんだけど、弁護士って日中は裁判所に行っている場合も多いから、実は電話よりメールのほうが都合がいいかもしれないよ。
メールなら移動中でも手軽に確認できるからね。
あとは「手続きが順調に進んでいる」で紹介したような、任意整理の手続きの流れを簡単にでいいから把握しておくと、連絡するタイミングもはかりやすいよね。
別の弁護士に依頼する
ただし、手続き中に弁護士を変更するにはデメリットもあるんだ。
「任意整理中に弁護士を変更するデメリット」で解説するよ。
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長期間連絡がない場合は弁護士会に相談する
弁護士会ってのは、各都道府県にある弁護士を取りまとめている団体だ。弁護士の活動を監視したり、法的トラブル解決の支援なんかをしてるんだ。
不正があった場合は、弁護士会に報告すれば大丈夫だよ。
日本弁護士連合会の職務規程では「弁護士は依頼者と協議しながら事件の処理を進めなければならない」とされているんだ。
(事件処理の報告及び協議)
第三十六条
弁護士は、必要に応じ、依頼者に対して、事件の経過及び事件の帰趨に影響を及ぼす事項を報告し、依頼者と協議しながら事件の処理を進めなければならない。
【引用:弁護士職務基本規程第36条ー日本弁護士連合会】
任意整理中に弁護士を変更するデメリット
ただ、デメリットもあるから紹介するね。
費用が返ってこない可能性がある
その上、新しい弁護士に支払う費用も必要になるから、かえって費用が高くつくかもしれないんだ。
また、契約によっては、手続きの進み具合によって成功報酬の一部が請求される可能性もある。
もし変更するなら、この辺をしっかり覚えておこう。
手続きが中止されると取り立てが再開する
「弁護士が忙しくて放置されている」でも解説したように、通常、債務整理では受任通知のおかげで取り立てがとまる。
ただ、弁護士を変更するために手続きが中止されると、取り立ては再開してしまう。
いまの弁護士から債権者へ「辞任通知」(「辞任しました」という旨の通知)が送られて、依頼時の受任通知の効力がなくなってしまうんだ。
だから、債権者へ辞任通知が送られて、取り立てが再開してしまうんですね。
別の弁護士に依頼するにも費用がかかる
任意整理にかかる費用を簡単に紹介するよ。
- 相談料:無料のところも多い
- 着手金:債権者1社あたり2~4万円
- 解決報酬金:1社あたり2万円以下
- 減額報酬金:減額分の10%以下
※解決報酬金・減額報酬金は日弁連の規定による
【参考:債務整理の弁護士報酬のルールについてー日本弁護士連合会】
任意整理にかかる期間は3~6ヶ月
期間は依頼日から数えるよ。
- 即日~3日:債権者へ受任通知の送付
- 1ヶ月:取引履歴の開示請求・借金額の調査
- 1ヶ月半:正確な借金額の計算
- 3ヶ月:債権者との和解交渉・和解成立
任意整理中に債権者から連絡は来る?
債権者から連絡が来たりはするんですか?連絡が来るのはちょっと嫌なんですけど…。
弁護士に依頼した段階で取り立ては止まる
逆にいえば、取り立てが止まらない場合、受任通知が送付されていない可能性が高い。
すぐに法律事務所に連絡するか、弁護士会に相談しよう。最寄りの弁護士会は、日弁連のホームページから確認できるよ。
債権者からの連絡は基本弁護士に行く
「受任通知の送付後、債権者は正当な理由なく債務者に連絡してはいけない」って貸金業法で決められているんだ。
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
(中略)
九 債務者等が、貸付けの契約に基づく債権に係る債務の処理を弁護士、弁護士法人若しくは弁護士・外国法事務弁護士共同法人若しくは司法書士若しくは司法書士法人(以下この号において「弁護士等」という。)に委託し、又はその処理のため必要な裁判所における民事事件に関する手続をとり、弁護士等又は裁判所から書面によりその旨の通知があつた場合において、正当な理由がないのに、債務者等に対し、電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は訪問する方法により、当該債務を弁済することを要求し、これに対し債務者等から直接要求しないよう求められたにもかかわらず、更にこれらの方法で当該債務を弁済することを要求すること。
【引用:貸金業法第21条第1項第9号ーe-Gov法令検索】
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任意整理中でも訴えられると裁判所からの書面は自宅に届く
つまり直接の取り立てだけ。
実際、任意整理の手続きを行っていても、債権者から裁判を申し立てられるケースはあるんだ。
そうすると、裁判の訴状(訴えられましたよという通知)は、自宅に届くことになるよ。
そうなると、出廷する必要がある。放置すれば、給料などを差し押さえられる恐れもあるから、すぐに弁護士に報告しようね。
今の弁護士が不安なら別の弁護士に相談もあり
お願いしても報告がもらえない弁護士だったりすると、仮に手続きが上手くいっても、納得できない要素が出てくるかもしれないよね。
弁護士を変更すると費用は高くつく可能性が高い。
でも、実際に「高い」と感じるかどうかは、自分が手続きや交渉内容に納得できたかどうかで変わるんだ。
でも確認して弁護士にうざいって思われませんかね?
それに、弁護士に依頼するのが初めてなら不安は当然だ。弁護士の説明が不足してる可能性だってある。
何より、お金を払ってるのは依頼者だ。だから正当な対応を求める権利があるんだよ。
納得できないとか、今の弁護士を不安に感じるなら、別の弁護士に相談するのもアリなんだ。
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まとめ
- 任意整理の依頼後に弁護士から連絡が来ないケースの大多数は「手続きが順調に進んでいるから」
- 任意整理の依頼後に弁護士から連絡が来るケースの大多数は「何か問題や確認することが発生したから」
- 連絡が来ない場合は進捗確認をしよう
- 長期間連絡がない場合は弁護士会への相談が有効
- 任意整理中に弁護士を変更しても着手金は戻らない
友人にも教えてあげよう!
任意整理をするときは、手続きの流れを簡単に把握するのも対処法の1つなんだね!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。