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【注目事例多数!!】2020年マザーズに上場した企業の資金調達の全貌を大公開!!

 

経営者や投資家の方、スタートアップ企業やベンチャーキャピタルで仕事をしている方にとっては、自社や取引先、競合企業の「資金調達」は非常に気になるトピックです。

企業が資金調達を行う際は、新規の事業を立ち上げる場合、自社の事業を大きく拡大させる場合、上場に向けて本格的な準備を行う場合など様々な目的が考えられます。
このことから、資金調達の目的や調達額を分析することで、「企業がどのフェーズであるのか?」、「どのような戦略を策定したのか?」などを推し量ることが可能です。

今回この記事では、2020年にマザーズに上場した企業で、過去に資金調達を実施し公表した企業や資金調達を行ったであろう企業44社を独自に調査し、調達額や調達回数、それぞれの平均値などについて分析を行います。

また、投資ラウンドを比較的明確に公表している企業に関しては、ラウンド毎の平均金額、投資家の傾向などを解析します。

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① 2020年の資金調達の傾向

概要・総括

初めに2020年マザーズに上場した企業の上場までの資金調達額・調達回数・平均金額の傾向について解説します。

まずは、平均金額からです。
2020年、マザーズに上場した企業の平均資金調達額は、14.3億円となりました。
しかし、10億円以上調達した企業は全体の30%程度100億以上調達した企業は44社中わずか1社であり、1億円以下の調達額でIPOに踏み切る企業も多く、資金調達額には企業によって大きく差があります。

次に、平均資金調達回数です。
2020年マザーズに上場した企業の平均資金調達回数は5.5回でした。
なお、この調達回数には、スタートアップ界隈で頻繁に話題にあがる第三者割当増資以外にも、資本業務提携による増資やストックオプションの発行に伴う資金調達も含まれています。
44社の中で資金調達回数がもっとも多かった企業はタスキの21回でした。
また、タスキを含め10回以上資金調達を実施した企業は44社中5社ありますが、全て創業10年以内の企業であることが興味深い特徴です。

最後に一回の平均調達あたりの平均金額です。
こちらは、2.1億円となりました。
なお、1回の平均調達額10億を超えたのは100億円以上を調達した1社のみとなります。

資金調達ランキングトップ10

次に、2020年に資金調達を行いマザーズに上場した企業のうち、総資金調達額トップ10について紹介します。

企業名 業種 設立時期 資金調達額(百万円) 調達回数
ウェルスナビ 資産運用,AI 2015/4 14,729 14
プレイド SaaS,CX 2011/10 5,082 7
モダリス 医薬品,産学連携 2016/1 4,110 8
ヤプリ ノーコード,SaaS 2013/2 3,762 7
Kaizen Platform SaaS,UX 2013/3 2,932 6
クリングルファーマ 医薬品,産学連携 2001/12 2,899 5
ファンぺップ 医薬品,産学連携 2013/10 2,776 15
ジモティー フリマ,
プラットフォーム
2011/2 2,644 12
Retty グルメ,
プラットフォーム
2010/11 2,605 8
ENECHANGE 電力,ガス,SaaS 2013/6 2,580 13

上の表は、2020年マザーズに上場した企業のうち、IPOまでの資金調達の総額ランキングTOP10です。
SaaS医薬品プラットフォームなどトレンドが見事にあらわれている指標となっています。
また、クリングルファーマ以外は、全て2010年以降に創業した企業です。
このように、資金調達の傾向を分析することで「現在のスタートアップ界隈でのトレンド」や「投資家がどのような企業に成長性を感じているのか」を推測することが可能です。

ランキングトップ3の特徴

ウェルスナビ

ウェルスナビは、スマートフォンやパソコンを通じてユーザーの資産運用に関する提案・自動運用を行うサービス(ロボアドバイザー)「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供する企業です。

ウェルスナビのサービスは、2016年から本格運用されており、ユーザーは、従来自分自身で行っていた資産運用のプロセスである、「目標設定からポートフォリオの構築」、 「発注・積立・再投資」、「リバランスや税金最適化」まで、すべてのプロセス高度な知識や手間なし運用することが可能となります。

ウェルスナビの初期の資金調達は、2015年に複数の個人投資家やファンドから出資された5,000万円とされています。
このファンドの中でも日本や中国のネット・モバイル業界のベンチャー企業に投資を行うベンチャーキャピタルである Infinity Ventures という企業がありますが、この企業はウェルスナビへの出資を2015年以降も継続しています。
なお、Infinity Venturesは、2019年に大型上場として大きな話題となったFreeeや上の表にもあるジモティー への出資も実施しました。

なお、ウェルスナビ・ジモティー・Freeeに関する企業分析記事は以下の通りです。

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プレイド

プレイドは、顧客体験(CX)プラットフォーム「KARTE」をウェブサイトやスマートフォンアプリを運営する事業者に向け、SaaS方式で提供するサービスをメイン事業として運営する企業です。

KARTEは、サイトやアプリの訪問者の行動や感情をリアルタイムに解析し、一人ひとりに合わせた体験の提供を可能とすることで、企業のマーケティングやユーザーに対するアクションをサポートすることを目的としたサービスとして設計されています。

プレイドの資金調達で特筆すべき点は、2019年11月に実施されたGoogleから受けた出資です。調達額は正確な公表は行われていないものの、調査によると16.2億円であるとされており、Googleの日本国内のベンチャー企業に対する投資としては2例目であり、大きな話題となりました。

【新規上場企業分析】 プレイドのIPO・時価総額・業績・事業内容・有価証券報告書を徹底分析

モダリス

モダリスは、独自技術である「CRISPR-GNDM技術」を用いて、遺伝子疾患に対応する治療薬の開発を行う企業です。
この技術には、ゲノム編集という、間違った遺伝子を切り取り、正しい遺伝子に置き換えることで正常な遺伝子が出るようにするニュータイプの遺伝子治療方法が用いられています。
また、モダリスはゲノム編集の技術そのものはもちろん、東大初ベンチャーとして注目度の非常に高い企業です。

モダリスは、2016年の創業以来、大手金融機関傘下のベンチャーキャピタルを中心に断続的に出資を受けており、創業からわずか4年で上場しました。

【新規上場企業分析】モダリスのIPO・時価総額・業績・事業内容・有価証券報告書を徹底分析

② 投資ラウンドごとの解説

資金調達の分析の基本は、「投資ラウンド」というワードに対する理解です。

投資ラウンドとは、主に上場前の企業の資金調達のフェーズを意味し、4段階のケースが多いとされており、段階ごとの名称は以下の通りです。

  1. シードラウンド
  2. シリーズA
  3. シリーズB
  4. シリーズC

実際には、資金調達の方法は多様であり、必ずしもラウンド毎に調達をしているわけではなかったり、仮に調達していたとしても「シリーズ○で○円調達した」と公表していないケースが多くあります。

今回は、2020年に上場した企業の中でもシリーズ毎に資金調達を行い、比較的明確に調達の際に公表を行っている3社を独自に調査し、投資家の傾向、調達額、資金調達時の事業の状況などを分析しました。

以下の表は、今回事例として紹介する3社です。

企業名 モダリス Retty ニューラルポケット
業種 医薬品,産学連携 グルメ,プラットフォーム AI,自動車
創業時期 2016/1 2010/11 2018/1
上場時期 2020/8 2020/10 2020/8
資金調達額 4,110 2,605 942
資金調達回数 8 8 3
平均金額 513 325 314
初回資金調達時期 2016/2 2011/8 2018/3
初回調達金額 50 22 64

 

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シードラウンド

シードラウンドとは、事業をスタートさせる際の直前直後の段階であるとされます。
イメージとしては、プロトタイプの作成や、商品・サービスの本格的な公開を目指して数名のメンバーが日々奮闘しているような段階です。

このフェーズでは、商品やサービスを作るため、必要最低限の資金を工面するための資金調達がメインであり、必要となる資金は、会社設立費用、人件費、開発費用などが多いとされます。

なお出資元は、銀行などの金融機関、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタルなどですが、親族や知人などが出資するケースも多く、調達額は1億円未満までのケースが多いとされており、4つの段階では最も低い相場となります。

モダリスのシードラウンド

独自調査によると、モダリスはシリーズA前に2度資金調達を実施しているため、この資金調達をシードラウンドとして分析します。
初回は2016/2月、2回目は2016/12月となっており、この時期での資金調達額はそれぞれ5,000万、6,000万の合計1.1億です。
投資家の傾向としては、初回は複数名の個人投資家、2回目はSMBCベンチャーキャピタルやみずほベンチャーキャピタルなど大手金融機関傘下のベンチャーキャピタルが出資元とされています。

また、2016年12月期は、売上高が計上されておらず、経常損失として約4600万となっているため、事業運営が本格化する前の段階であるといえます。

Rettyのシードラウンド

2010年11月に創業したRettyの初めての資金調達は2011年8月であり、出資者はサイバーエージェント・キャピタル調達額は5,000万とされています。
なお、サイバーエージェント・キャピタルは、その後もRettyへの出資を行っています。

沿革を見ると、資金調達の2ヶ月後に「Retty」iPhone版をリリースし、その1ヶ月後には「Retty」Android版のリリースが行われているため、初のサービスリリースに備えた資金調達であったことが推測できます。

ニューラルポケットのシードラウンド

ニューラルポケットは、IPOまで資金調達を3度行っていますが、3回目の資金調達はシリーズBであると公表されているため、その前の2回の資金調達をそれぞれシードラウンド、シリーズAとして解説します。

2018年1月に創業したニューラルポケットは、創業して2ヶ月後の3月に初めての資金調達を行いました。
出資元は、複数の個人投資家やファンドとなっており、調達金額は6,400万円とされています。

なお、この時点で、サービスのリリースやローンチはみられませんが、2018年8月に初のサービスをリリースしているため、サービス開発に向けた準備資金として資金調達を行ったのではないかと推測できます。

シリーズA

シードラウンドを経て、サービスを本格的に公開し、顧客も徐々に増えて来ました。
しかし、まだまだサービスの認知度は高いわけではなく、投資コストが回収できていないため、財務状況を見ると黒字化まではまだ遠い道のりであるのが現状です。

資金調達の第2フェーズは、「シリーズA」です。
この段階では、「資金不足」解消を目的とした資金調達が多いとされています。
なぜなら、サービスを本格的に公開し、顧客も徐々に増えて来ていますが、サービスの認知度は高いわけではなく、投資コストが回収できていないからです。

シリーズAにおける出資元は、ベンチャーキャピタルや個人投資家などとされていますが、この段階では、特にVCの動きに注目が集まることが多いとされます。
なお、資金調達の相場は企業によってまちまちですが、シリーズAの段階で10億円ほど調達する企業も中には存在するようです。

モダリスのシリーズA

モダリスのシリーズAは、2017年10月から12月にかけて3度の資金調達によって実施されています。
調達金額は、2017年10月に9億円、11月に8,000万円、12月に5億2,000万円と調達額は総計16億円となっています。
出資者は、シードラウンドで登場したSMBCベンチャーキャピタルやみずほベンチャーキャピタルの他、大手金融機関傘下のベンチャーキャピタルを中心とした構成です。

モダリスは2017年4月にアステラス製薬との共同研究契約を締結しており、シリーズAが終了した同年12月には、アステラス製薬との間で拡大共同研究契約を締結しています。
このことから、シリーズAの調達金額は、共同研究拡大に伴う研究費用のための増資と推測することができる資金調達です。

RettyのシリーズA

RettyのシリーズAは、2012年10月に行われた9,500万円の資金調達です。

出資者はNTTドコモ・ベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、STRIVEとベンチャーキャピタルを中心としたラインナップで構成されています。
この時期は、フードプラットフォームアプリ「Retty」が徐々に登録者数を増やしている段階であると推測できますが、収益化までの道のりはまだまだ遠いといえそうです。

なお、シリーズAで登場したSTRIVEですが、この投資会社はRettyの他にも、ココペリやKaizen Platformなど2020年にマザーズに上場した複数の会社に資金を提供しています。

ニューラルポケットのシリーズA

ニューラルポケットのシリーズAは、2018年8月に開催され、2.7億円の資金調達が行われました。投資家のラインナップは、オフィス千葉、ミシュースティン・ドミートリ、東京大学エッジキャピタル、篠塚孝哉とシードラウンドとほぼ変わらないラインナップです。
なお、ミシュースティン・ドミートリ(マッキンゼー)、篠塚孝哉(Loco Partners創業社長)は、ニューラルポケットの投資ラウンド全てに参加しています。

なお、ニューラルポケットはシリーズAが開催されたタイミングと同時期に主要なサービスの一つをリリースしているため、サービスローンチ後の施策に向けた資本政策であったことが推測可能です。

シリーズB

第3段階のシリーズBでは、積極的な人材登用や設備投資、マーケティングの強化などがメインとされており、フェーズとしては、従業員の数や市場における認知度もある程度獲得している企業が多くなる段階です。

このためシリーズB段階では、数十億の資金調達を実施する企業なども出てくるため、メディアの注目度も高くなります。

モダリスのシリーズB

モダリスのシリーズBは、2019年4月から5月にかけて計3回にわたって開催されました。
2019年4月に16億円、5月にそれぞれ6億円、3億円と計25億円を大手金融機関傘下のベンチャーキャピタルやファンドを中心に調達しています。

この時期のモダリスは、直前の2019年3月にアステラス製薬株式会社との間で遺伝子治療開発のライセンス契約を締結、米国子会社の移転・拡張を行うなど投資分野へ多くの資金を投下していることが推測できます。

なお、モダリスは第4期となる2019年12月期に初の黒字化を達成、資金調達に関してはシリーズBを最後に2020年8月、東証マザーズへのIPOを達成しました。

RettyのシリーズB

2013年12月、RettyはシリーズBラウンドで大手金融機関傘下のファンドなどから3.3億円の資金調達を実施しました。

Rettyは、2013年10月に月間利用者数が100万人を突破しており、更なる利用者の拡大やサービスの拡張に向けて必要な人材を採用することで組織体制を磐石にすることが資金調達の目的であると発表しています。

ニューラルポケットのシリーズB

ニューラルポケットは、2019年3月、シニフィアンなどを中心とした複数のファンドなどから6.1億円の資金調達を受けました。
シニフィアンは、ニューラルポケットの他、SmartHRやオープンロジ、ベルフェイスなど現時点でIPOは実施していないものの、大型の資金調達でスタートアップ界隈を賑わせる企業への投資を行っています。

シリーズB時点でのニューラルポケットは、社名変更を行った他、前述したシニフィアンを顧問に迎え資本業務提携を締結しました。
ニューラルポケットの経営指標は、2019年12月時点でも赤字の状態でしたが、シリーズBでの資金調達を最後に2020年8月、東証マザーズへのIPOを達成しました。

シリーズC

シリーズCは、スタートアップにおける投資ラウンドでは最終段階(例外あり)であり、IPOやM&Aに向けた本格的な準備に充当される資金調達が多いとされます。

このフェーズでは、経営の安定化や事業の加速化を出資者から企業に対し強く求める傾向が高く、調達額も膨大な額になるケースが多いとされます。

RettyのシリーズC

モダリス、ニューラルポケットはシリーズBの資金調達を最後にIPOに踏み切ったため、ここではRettyのシリーズCとその後の上場までの経緯について説明します。

2015年3月、RettyはSTRIVE、みずほキャピタル、Eight Roads Ventures JapanなどからシリーズCとなる資金調達を実施し、10億円の資金を調達しました。
このフェーズでのRettyは、2015年5月にサービスの月間利用者が1,000万人を突破するなどサービスが大幅に拡大する時期となっています。

その1年後、2016年7月には、月間利用者数が2,000万人を超えた段階でRettyはシリーズDとなる10.8億円の資金調達やSO行使など、シリーズC以降も複数回の資金調達を実施しています。
なお、Rettyは2019年9月期の決算で初の黒字化を達成、2020年10月に東証マザーズへ上場しました。

下記の表は、上で解説した3社の資金調達についてまとめた指標です。

企業名 シード
(百万円)
シリーズA
(百万円)
シリーズB
(百万円)
シリーズC
(百万円)
モダリス 110 1,600 2,500
Retty 50 95 330 1,000
ニューラルポケット 64 270 610

 

③ まとめ

以下の表は、投資ラウンド基本的な概要や目安、特徴について表した表です。
上記の表と比較してみてください。

シード シリーズA シリーズB シリーズC
フェーズ 創業直前直後 サービス公開後 会社拡大期 IPO,M&A準備期
目的 初期費用の充当 資金不足の解消 サービス拡大/
マーケティング
上場,M&A
準備費用
出資者 VC,エンジェル
知人など
VC,個人投資家 VC,投資会社 VC,投資会社
目安金額 500万〜5億円 5億〜10億 10億〜50億 50億〜100億

今回は、2020年に上場した企業の中でも3社選択して投資フェーズごとの調達金額や投資家、事業の状態などについて解説しました。
資金調達の目安金額に関しては、一概にいくらという評価はできませんが、表を比較するとモダリス以外の企業に関してはややシリーズごとの資金調達に関しては安めであるといえるかもしれません。

資金調達について調べることで、トレンドや投資家の動向、企業の状況について推測することが可能です。
興味のある方は、是非チェックしてみてください。

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この記事の監修者

赤堀弁護士
赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士

企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。

この記事の筆者
浜北 和真株式会社PALS Marketing コンテンツディレクター

2017年から法律メディアに携わりはじめる。離婚や債務整理など、消費者向けのコンテンツ制作が得意。
監修したコラムはゆうに3000を超える。
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