「起業したいけど資金がない」
「会社を立ち上げたけど、資金繰りが不安」
これから起業したい方、または会社経営者の方で、このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか?
昨今、スタートアップやベンチャー企業は銀行から借入を行うよりも、返済が不要のベンチャーキャピタル(VC)から出資を受ける企業が増えています。
とはいえ、現在は様々なベンチャーキャピタルが事業を行なっており、どのようなところに相談したら良いか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、多くの方におすすめできるベンチャーキャピタル10選を紹介します。
目次
1.グロービスキャピタルパートナーズ
グロービスキャピタルパートナーズは1996年に創設された国内最大規模の独立系ベンチャーキャピタルです。
日本発のベンチャーキャピタルでは珍しく、アメリカやアジアなど海外からの出資受け入れ比率が非常に高い、グローバルなベンチャーキャピタルです。
投資対象はITを使ったサービス企業が多く、今までの旧態依然とした組織運営からITを活用して業務効率化を目指すような企業に厚く投資をします。
投資会社はスマートフォンアプリ開発で有名なアカツキや、CMでもお馴染みのライフネット生命保険などがあります。
2.日本ベンチャーキャピタル
日本ベンチャーキャピタルは1996年に設立された、コンサルティング事業にも力を入れているベンチャーキャピタルです。
そもそも日本ベンチャーキャピタルは自らがベンチャー企業の起業家や大企業でベンチャー企業の支援してきた事業家たちによって設立されました。
これらの起業や経営の経験を活かし、起業初期から上場まで手厚く支援してくれる特徴があります。
投資対象は比較的ITサービスが多いですが、大学発のベンチャー企業への投資も多く行っています。
投資先としてはメタップス、ソレイジア・ファーマなどが有名です。
3.JAFCO(ジャフコ)
JAFCOは1973年に創立した、老舗でありながら東証一部上場をしている国内最大規模で現在日本最古のベンチャーキャピタルです。
もともと2017年7月まで野村証券を擁する野村ホールディングスの子会社であったため、投資先は日本企業だけではなく、東南アジアを中心に全世界の企業に対して投資を行っています。
投資対象は先程述べた通りオールラウンドですが、特に始まったばかりのスタートアップ企業等に手厚く投資します。
投資会社はYouTuberマネジメント会社のUUUMなどが有名です。
4.インキュベイトファンド
インキュベイトファンドは創業期の企業投資に特化した独立系ベンチャーキャピタルです。
投資対象は特に起業したてのベンチャー企業の支援に力を入れており、ホームページではスタートアップ時の資金集めの基礎知識等を公開しています。
また、企業へのメンタリングや早期の資金調達機会の提供するイベント「Incubate Camp」も開催しています。
投資会社は内視鏡の画像診断支援AIの開発を行っているAIメディカルサービス等や企業の連絡ツールとして使われるサイボウズが代表的です。
5.サムライインキュベート
サムライインキュベートとは、「スタートアップのVCといえばサムライインキュベート」と言われるほど有名なベンチャーキャピタルです。
そのウワサ通りスタートアップ企業に力を入れており、また日本だけではなくイスラエルに支店を開設して、日本の大企業とイスラエルのスタートアップ企業を橋渡しする役割を担っています。
ほかにもサムライ軍団総会というサムライインキュベートが投資をするベンチャー企業が年に一度集まる会合があり、人脈を広げることも出来ます。
投資対象は先程述べた通りスタートアップ企業が中心ですが、その中でも一般的な考え方ではなく、その企画の斬新さも投資判断の基準になるそうです。
投資会社はイスラエル以外にも日本では登山・アウトドアのアプリで有名な『YAMAP』などがあります。
6.SKYLAND VENTURES(スカイランドベンチャーズ)
SKYLAND VENTURESとは、2012年に出来た新進気鋭のベンチャーキャピタルです。
代表は当時26歳でベンチャーキャピタルを立ち上げ、当時国内最年少の代表ということで話題になりました。
それも相まってか投資基準の一つに「25歳以下であること」をうたっており、まさに若い人向けのベンチャーキャピタルと言えるでしょう。
毎週水曜日に「BEATS」という15分のミーティングで起業家たち全員と顔を合わせ、資金調達やスタートアップキャリア相談も行っています。
投資対象はインターネット全般、VR・VTuberにも力を入れていますが、先程述べた通り若い人たちを優先して投資しています。
投資会社はVTuberプロジェクト「にじさんじプロジェクト」を運営しているいちからなどが有名です。
7.伊藤忠テクノロジーベンチャーズ
伊藤忠テクノロジーベンチャーズとは、有名な大手総合商社の伊藤忠商事が親会社の事業会社系ベンチャーキャピタルです。
投資先企業が株式市場へ上場することも多くあり、時には1ヶ月に投資先企業が2社も上場承認されることもありました。
投資対象は親会社の伊藤忠のグループ会社にとらわれずにITテクノロジーを中心に投資活動を行っているため、独立系のベンチャーキャピタルに近い動きをしています。
投資会社は昨今ライブ配信アプリとして知名度をあげたミラティブなどが有名です。
8.SMBCベンチャーキャピタル
SMBCベンチャーキャピタルとは、大和SMBCキャピタルから分割した銀行系ベンチャーキャピタルです。
現在は三井住友フィナンシャルグループが母体になっており、投資領域はITやサービス、他にもライフサイエンスや製造業にも投資を行っています。
投資会社としてはタマホームなどが代表的です。
9.三井住友海上キャピタル
三井住友海上キャピタルとは、保険会社である三井住友海上火災保険株式会社の100%子会社である銀行系ベンチャーキャピタルです。
スタートアップ企業から安定期まで幅広い時期に支援があり、M&Aの相談も出来たりします。
投資対象はITが多いですが、珍しく製造業への投資も約3割と比較的多いことが特徴です。
投資会社は大型リチウムイオン電池の量産と価格低下を目指しているエリーパワー株式会社などがあります。
10.三菱UFJキャピタル
三菱UFJキャピタルは1974年創設の株式会社セントラル・キャピタルをルーツとする歴史ある銀行系ベンチャーキャピタルです。
2005年に三和キャピタル、東洋信モーケージ、ダイヤモンドキャピタルとの合併を経て設立されました。
投資領域は幅広く、IT関連以外にもライフサイエンス特化型、創薬特化型、東北の農林漁業へ注力するファンド、台湾パートナーとの共同で海外進出を支援するファンドといった特徴があります。
投資会社はAI音声認識プロダクトの開発・提供を進めているHmcommや、遺伝子性希少疾患の領域に特化して低分子薬の研究開発を手がけているリボルナバイオサイエンスが代表的です。
おわりに
自分に合いそうなベンチャーキャピタルは見つかったでしょうか?
もし気になるならば1度アポイントメントをとって会社を訪ねるのも良いでしょう。
しっかりとした企画を持っていればベンチャーキャピタルは味方になってくれますので、どんどん行動に移していきましょう。
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