無職で借金が返せない人の末路は？借金が返せない場合の生活支援

無職だからお金も借りられないし、借金も返せない。

僕…もう死ぬしかないのでしょうか…。

それに無職だとクレジットカードを使ったり、消費者金融などでお金を借りたりしてしのぐことも、当然できない。

だからまずは、そんな無職の人が生活を安定させるためにも今すぐとるべき対処法を解説するよ。

生活費は、生活保護など公的制度で給付を受けるのがおすすめだよ。

国や自治体から支給されるお金は、返済しなくていいものから、無利子で貸してくれるものがほとんど。

例えばこんな制度があるよ。

生活保護との主な違いは、現金や現物の支給がないことだね。

生活困窮者自立支援制度の支援内容は6つあって、一人ひとりの状況に合わせた支援が受けられるんだ。

生活困窮者自立支援制度は、住んでいる地域の区役所・市役所などで相談ができるよ！

こちらのリンクからお近くの相談窓口に相談してみてね。

「生活福祉資金貸付制度」の1つなんだ。

総合支援資金では、こちらの3種類のお金を借りることができるよ。

生活保護はこんな制度なんだ。

でも自力で何とかしようとしてうまくいかなければ、もっと悪い状況になってしまう可能性もある。

まずは自分の生活を立て直すことを第一に考えよう。

一生生活保護というわけではないだろうから、生活を立て直して安定してから就職して自立していけばいいんだよ。

例えば東京都内で一人暮らしの場合は、月収13~14万円くらいとされているよ。

また、「国が定める基準にもとづいて計算した生活費」って説明したけど、この計算はめちゃくちゃ面倒なんだ。

失業した状況によって手当を受け取れる条件が異なるよ。

具体的な期間は、雇用保険に加入していた期間や失業の理由などによって異なるよ。

また、受け取れるお金は年齢によって変わってくるんだ。

2023年12月現在は、このように決められているね。

傷病手当は会社に在籍していて働けずに給料が出ない場合はもちろん、退職してからも受け取れるよ。

自営業者など国民健康保険に加入してる人は利用できないんだけど…会社で健康保険に加入していれば、雇用形態に限らず利用できるんだ。

支給額の目安は働けない期間の給料の3分の2程度で、最長一年半まで支給されるよ。

受給の条件は下記の通り。

年金と聞くと高齢者が受け取れる「老齢年金」のイメージがあると思うけど、障害年金は現役世代でも受け取れるのが特徴だね。

障害年金は、さらに2種類に分けられていて、受給できる条件はそれぞれこのように決められているよ。

下のリンクからお近くの年金事務所に相談してね。相談は事前に予約するのがおすすめだよ。

貸付を受けられる条件は、母子家庭や父子家庭のひとり親であることで、例えば生活保護のような収入面の条件などはないんだ。

実際、内閣府のサイトには貸付の条件としてこれしか記載されていないからね。

実は借金の問題についても、無料相談できる窓口があるから紹介するね！

このセンターでは返済についてのアドバイスだけでなく、これらのサポートも受けることができるんだ。

主にクレジットカードが原因で多重債務になってしまった人のための相談窓口だよ。

クーリングオフや脱毛サロンの契約トラブル、みたいなイメージもあると思うけど、実は借金についても相談できるんだ。

また、借金を返しても返しても減らないとか、暴力・脅迫のような取り立てを受けている場合、それは闇金の可能性もある。

消費者センターに相談してみてね！

こちらのリンクから最寄りの消費生活センターを探して、連絡してみてね。

法テラスがすごいのは、『お金がない人のための相談窓口』であることなんだ。

法テラスを利用するには収入が一定以下などの条件がある。

まさしく無職の人におすすめの相談窓口が法テラスなんだね。

さいむくんは、自己破産って知ってる？

ちゃんと破産法という法律にのっとった手続きなんだよ。

もし無職で借金が返せない人は、弁護士に依頼して自己破産で借金をなくすことになるんだね。

自己破産については『無職の人の借金を解決できる自己破産とは』で詳しく解説するからね。

もし税金・住民税・年金などを滞納していたり、支払えなかったりする場合は、役所に相談をしよう。

相談をすると、納付の猶予(ゆうよ)や免除をしてもらえる可能性があるよ。

破産法という法律にもとづいて、裁判所が、借金の免除の許可を出してくれるんだ。

人は誰しもケガや病気などで働けなくなったり、やむを得ない事情で借金を返済できなくなったりする可能性があるよね。

そういう人の生活再建を目的とした法律が破産法なんだね。

借金がなくなる代わりに家を取られて住めなくなったり、家具とか家電とか根こそぎ持っていかれたり、家族がひどい目にあったり…。

「生活に必要な家財道具などは、回収されず手元に残しておける」と法律で決められているんだ(民事執行法第131条)。

手元に残しておける財産をいくつか紹介するね。

弁護士に依頼すれば取り立ても止まるんだ。

理由は簡単。

貸金業者は、弁護士が送る「受任通知(じゅにんつうち)」という通知を受けると、取り立てが法的に禁止されるから(貸金業法第21条第1項第9号)なんだね。

自己破産とすると、当然貸金業者は借金を返してもらえなくなってしまう。

それはあまりにも可哀想だから、自己破産では一定以上の財産は没収・換金されて、貸金業者に分配されるんだね。

借金はなくなるけど、過剰な財産も没収される。まさしくゼロから再スタートを切る制度なんだ。

でも、今の家が持ち家でないとか、財産が全くないような人にとっては、自己破産をしてもデメリットは少ないんだね。

その上、生活に必要な20万円以下の預貯金や、家財・寝具・手持ちの現金99万円以下までなら残せるし、今ある借金はすべてチャラになるんだね。

これは、信用情報に自己破産の記録が追加されて、クレジットカードや借金の借り入れの審査に通らなくなってしまうからなんだね。

100万とか200万とか。ぼく無職なのに、そんな大金払えないですよ…。

法テラスの最大の特徴は、お金がない人こそ利用できるという点だよ。

法テラスは、収入や財産が一定以下しかない人しか利用できないんだ。

法テラスを利用するとこんなサポートが受けられるんだね！

ちなみに、一般的な法律事務所で自己破産を依頼した際の費用の相場は40~50万円といわれている。

こちらは、法テラス埼玉で自己破産を依頼した場合の費用だよ。

その上、費用は分割払いが可能だよ。

法テラスが立て替えてくれた費用は、分割で返済するんだ。

月々の返済額は5000円~。原則3年以内に支払いが終わるようになっているから、分割回数は36回だね。

実際どのくらいの期間で支払い終わるのか、簡単なシミュレーションを表にしてみたよ。

その場合は、法テラスへの申請で、立て替え費用の返済が免除される可能性があるんだ。

申請をする際には、次の2つが必要になるよ。

僕、無職だし、借金が返せないし、もう死ぬしかないと思ってました。

でもちゃんとやり直すチャンスがもらえるんですね。

でも無職で借金が返せないままでいれば、当然いい結末にはならない。

悪い予感っていうのは当たるものだからね。

ここでは、自己破産せず借金を放置し続けるとどうなるのか教えてあげるね。

「手続き後5~7年間クレジットカードが使えなくなる」の話と似てませんか？

これは、借金を分割払いにできる権利を失ってしまうから。

お金を借りているとき、借りる側には「返済期限が来るまでは借金を返済しなくてもいい」という権利がある。

この権利がある間は分割払いを認められているから、分割払いにできる権利と考えてもらってオーケー。

ただ、借金の滞納が続くと分割払いにできる権利を失ってしまうんだ。

だから、まだ返済していない借金を、一括で返済するよう求められてしまうんだね。

いわゆる差し押さえってやつだね。

ほとぼりが冷めた頃にアルバイトを始めたら、借入先の申し立て次第でいつでも、さいむくんの給料や口座を差し押さえられるんだ。

極論、差し押さえを永続的に回避し続けるには、一生仕事もせず貯金も持たずに無職でいつづけるしかないんだよ。

一方で、今自己破産すれば、借金がチャラになって、貯金も仕事も堂々とできるようになるよ。

無理に自己破産をすすめるわけじゃないけど、正直無職でお金がない以上、とれる選択肢も自己破産しかないし、自己破産がベストなんだね…。

もちろん仕事が見つかるあてがあるなら他の方法もあるから、一度弁護士に相談してみてほしいな。

だからこそ、その前に一度生活保護や法テラスで相談してみてほしいんだね。

生活保護が受給できれば自己破産も無料でできるんだ。

この状況を一人で抜け出すのはかなり難しい。すぐに相談してみてほしいな。

一方で、たとえ無職で借金を返せなくてもやってはいけないこともあるから、5つ解説するよ。

放置し続ければいずれクレジットカードを使えなくなったり、残債を一括で請求されたり、裁判を起こされたりしてしまうよ。

無職でも、まだ銀行に少し生活費がある場合は、差し押さえの対象になるから注意が必要だよ。

差し押さえを受けてしまう前に、法テラスで借金を相談するなど早めに行動を起こそう。

また、税金の場合は自己破産の対象外だし、差し押さえまでの期間も督促から10日以内(地方税法第331条)と短い。

早めに役所に行って分割や免除を相談してね。

次は、他社からの借り入れを返済しないといけないんだよ。

そもそも借金を返済できなかったのに、追加の借り入れなんて返済するあてはあるのかね？

借金の返済のために借金に手を出してしまうと、ループ状態から抜け出すのが困難になってしまうからね。

だから、目の前の借金のために他社からの借り入れるのはNGなんだ。

高金利だったり、支払えないと犯罪行為に加担させられたり、脅迫されたりするよ。

闇バイトは「仕事内容」は簡単な割に、やたらと高額な報酬で募集をかけている。

また「即日現金」など、あたかもすぐ現金が手に入るような謳い文句も特徴だけど、内容は犯罪の実行役だ。

必ず逮捕されてしまうし、逮捕されれば社会復帰は難しい。

だから、どれだけ簡単なそうな仕事で、どれだけ報酬が高くても、絶対に手を出してはいけないよ。

もし未払いの利用料金があったら、規約にもとづいて一括請求されてしまう恐れがあるから、クレジットカードを現金化してはいけないよ。

実は借金には時効があって、最後の返済期限から5年以上経てば、借金をチャラにできる可能性があるんだ。

例えば、貸金業者から裁判で訴えられると、時効のカウントはストップされてしまうんだ。

ちなみに、裁判でさいむくんが負けると、次に時効が成立するのは最短でも10年後。

だから、ただ5年間じっと待っていれば時効になるってわけでもないんだ。

無職で借金が返せない場合は、まず弁護士に相談してみよう。

法テラスに行けば、無料で相談できるからね。