スタートアップの資本政策に欠かせないと言っても過言ではないストックオプション(新株予約権)ですが、近年では信託スキームを活用したストックオプションの設計も活用されています。
ストックオプションの設計は、株式よりも柔軟に条件設定などができる分、複雑化しやすい傾向にあります。他方、税制適格でないと行使して株式に転換した時点で、課税されてしまうなど法務面、税務面からも慎重な検討が要求されます。
そのような中で、「タイムカプセル ストックオプション」サービスを提供しているSOICO株式会社が専門家の監修を受けた契約書テンプレートを無償で公開しています。
専門家に相談する経済的余裕がないスタートアップや、ストックオプションに明るくない士業まで参考になると思います。
スタートアップは積極的に活用し、自社の資本政策の一助にすることをお勧めします。

赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。