女性が自己破産を相談できる相談窓口一覧｜家族・結婚への影響も解説

その子は女の子なんだけど、女性でも自己破産するケースがあるんだね。

僕は少数派なんだね…

夫の収入に頼らないといけなかったり、離婚後に養育費がもらえないってケースもあるよ。

中には、夫が生活費を入れてくれないから、生活費のために借金をしちゃったりとか。

そのうえ、収入が少ないから、返済できない悪循環におちいるんだ。

そんな風に自転車操業のような状態になることがあるよね。

SNSとかでよくあるでしょ、お金を貸すよっていうようなやつ。

さぁ先生、自己破産のやり方教えてよ！

そもそも、自己破産は生活を立て直すための制度なんだ。

簡単に言えば99万円以下の現金や家財は没収されないよ。

ついでに、一定の資格は自己破産の手続き中に制限を受けて仕事ができなくなる。弁護士とかだね。

でも、一般企業に勤めている人のほとんどは資格制限もないから、仕事をクビになるってこともないよ。

自己破産は悪いイメージが大きいけど、生活を立て直すためのちゃんとした制度なんだ。

取り立てを受けたりするストレスもないし、財産がほとんどないならおすすめだよ。

③は、自己破産をした場合、裁判所から貸主(債権者)に連絡がいくから、会社から借金をしている場合は、会社の人に知られることになるね。

色々細かい話はあるけど、ざっくり言えば、自己破産をすると、保証人だった人は残りの借金の一括返済を求められるよ。

家族や夫が保証人の人は慎重に判断した方がいいね。

例えば、複数の会社から借金をしている場合、自己破産をするとすべての会社の借金が破産の対象になるんだ。

でも任意整理(にんいせいり)って方法なら、家族が保証人になっている会社だけ外すってこともできるよ。

もしさいむくんが借金を貸す側だとして、一度自己破産した人が、お金を貸してくれって言ってきたらどうする？

クレジットカードやローンの審査が通らなくなるのもそういう理由だよ。

審査の時に参考にする信用情報には、自己破産をしたことがのってしまうよ。

その情報は、いろいろな業者と共有されているんだ。

だから記録が消える5~7年は、クレジットカード、借金、ローンの審査が通らなくなっちゃうんだね。

って感じになるかな。何にせよマイホームを手放して、賃貸を契約するときなんかに注意してね。

たくさん借金があると、もう自己破産しかないって思い込んじゃったりするけど、そんなことはないんだよ。

弁護士とか司法書士って相談だけでもお金かかるでしょ？

収入が一定以下の人は無料相談や、弁護士費用の立替制度が利用できるよ。

そういう所を利用するのも費用をおさえるコツだよ。

もし夫から暴力を受けているような場合は、女性センターを紹介してもらうこともできるからね。

マイホームが共有名義の場合、ざっくり言えば、自己破産を申し立てた人の名義は債権者の名義になるんだ。

知らん人と共有名義になっちゃうから、マイホームを勝手に売却したりできなくなるんだね。

一応売却すれば、借金が完済できたり、自己破産せずに済む可能性はあるよ。

どのみち売却するしか手はなさそうだね。

金融機関に勤めている場合、仕事で官報を見る可能性はあるね。

あと、もしあやしまれるとしたら、クレジットカードが使えないこととか、裁判所から通知が送られてきて、それを見られた場合くらいかな。

20万円を超えると、返戻金がある保険も解約になるよ。

生命保険、がん保険、学資保険で、返戻金が20万円以上あれば、基本解約になるよ。

維持するには、裁判所にその旨を説明して、破産管財人(財産を処分するために選任される弁護士のこと)に返戻金と同じ程度のお金を納めないといけなかったりするからね…

保険をどうしても残したいなら、別の債務整理を検討した方がいいかもね…

免責不許可事由に含まれるのが浪費やギャンブルだね。

一応自己破産が認められないと法律では決まっているけど(破産法252条1項4号)、実態は違うんだ。

浪費やギャンブルでも、いくらくらい使っていたのかとか、反省しているかどうかとか考慮して、自己破産が認められるケースもあるよ。

諦めずに一度弁護士に相談してみてね。

でも順番としては、自己破産してから生活保護を受給した方がいいね。

というのも、生活保護費はあくまでも生活をするための費用。

借金の返済をすると生活保護費を打ち切られる可能性があるからだね。

自己破産は恥ずかしいことじゃないから、制度を上手く使って生活を立て直すのが第一だね。