親の自己破産で子供や家族が受ける影響と影響を減らす方法を解説

子である俺には悪い影響はないかな…心配だわ…。

深く知る必要はないけど、一応最低限の部分はおさらいしておこうね。

例えば犯罪を犯したことで課せられた罰金や、慰謝料などは対象外だけど、人や企業から借りたお金は全部帳消しになると思っていいかな。

借金で生活が破綻してしまった人を救済する制度がきちんとあるんだよ！

例えば保証人であったり、連帯保証人がついている場合には、その人が代わりに返済をしていくことになる。

こういったところで、子や家族が影響を受ける可能性があるということだね。

自己破産をすると5~7年の間ブラックリストになってしまい、借入やクレジットカードの作成等が困難になってしまうんだよ。

貸金業者は「信用情報機関」を通じて申込者の情報をチェックする。

だから、一度ブラックリストになってしまったら、どの業者を相手に申し込みをしても審査は通らないと思ってもらった方がいいかな。

親の借金に関して、子が保証人になっている場合、親が破産したあとは子が返済を継続していくことになる。

これは家族や子に関係なく、保証人であれば誰でもあてはまるけどね！

没収される財産の代表格は「家」や「車」なんだけど、これらを失うことになると、同居している家族の生活にも影響があるよね。

賃貸物件は契約できる可能性が高いんだけど、引っ越しを余儀なくされるということ。

例えば、親から家族カードを発行してもらっていた人は、それも合わせて解約になってしまうね。

まあ家族カードがなくなってしまったら、自分の名義でクレカを作り直せばいいだけなんだけどね！

持ち主はさいむくんでも、車のローンの名義人が親の場合、自己破産とともに車はなくなってしまうと思った方がいいかな。

特定の債権者だけ優先して返済をするのは偏波弁済(へんぱべんさい)と呼ばれるいけない行為なんだ。発覚すると自己破産が認められなくなる可能性もあるんだよ。

例えばさいむくんが親にお金を貸していたとしよう。

自己破産をすることで親の借金は帳消しになるけど、自分だけはこっそり返済してもらおうとすると問題になる。

だから、親が自己破産したら自分が貸したお金もかえって来ないと思った方がいいね。例え貸した相手が家族であろうと。

だから「自己破産する前に持ち主の名義を変更しておけばいいんじゃない！？」なんて思うかもしれないね。

例えば自己破産する前に持ち家の名義を親から子に変えておく。こうすることで没収されるのを回避できると思うかもしれないけど、そうはいかないんだ。

自己破産するまえには裁判所によって財産の調査が入る。自己破産前に名義を変えたことはバレてしまうんだ。

そういった不正行為を働いてしまうと、自己破産自体認められなくなってしまう可能性が高くなるから絶対にやめてね！

これは、「申立て者が本当に支払不能なのか」をチェックしたり、「財産隠しなどをしていないか」を調べるためなんだけどね。

家族に対していきなり「自分の収入が証明できる書類を用意してほしい」なんてお願いしたらどうだろう。当然不審に思うよね。

同居している家族にはもちろんのこと、同居していない家族にもバレてしまう可能性が高いよね。

つまり破産後は現金メインでの生活をしていくわけだけれど、家族がそれを疑問に思う可能性があるよね。

でも自己破産のことはあまりわかっていないから、誤解をしたり、不要な心配をしたりしている部分もあるだろう。

だから、「自己破産で起こる影響に関するよくある誤解」を紹介していくよ！

家族や子であろうと他の人に影響はないからね！

破産者の子や家族が「親族だから」という理由で借入審査に落ちたりすることはないから安心してね。

落ちたとしたら、何か別の理由があるはず！

自己破産をしても、国民としての権利はきちんと残ります。

戸籍謄本を1度見てもらえればわかるけど、「その人が自己破産したかどうか」を記入できるような欄はどこにもないからね(笑)。

借金額にもよるけど、他の債務整理を検討することで、本人や家族への影響を減らすことができると思うよ。

裁判所を通さないから手続きも数か月で済むし、依頼にかかる費用も安く済むのが特徴だよ。

肝心の借金減額効果なんだけど、「借金の利息がカットされる」ことが多いかな。

決まりはないんだけど「借金を減らしてほしい債務者」と「少しでも返済してほしい債権者」が話し合いをするとこのような結果に落ち着くのだと思う。

減額された借金は3～5年かけて分割払いしていくのが一般的だよ！

自己破産の場合、自分の財産も失うことになるけど、任意整理の場合はそうならないんだ。

また、債権者ごとに対応を変えることができるから、債務整理の対象にしたくないものに関しては自分の意思で省くことができるんだよ！

裁判所を通す分手間はかかるけど、減額効果はとても大きいし、任意整理のように債権者から交渉を断られてしまう心配もない。

借金がどのくらい減るかは以下の表を見てね。

重要なんだけど、個人再生の場合、住宅ローン特則を使うことでローン返済中の家を差し押さえられずに済むんだよ！

覚えておいた方が良い部分をもう一度思い出してみようか。