でも、浪費が原因だと自己破産の免責許可が下りないって聞いたことがあるんだよなぁ。
それが何なのかよく分からないけど。
そうだ、先生に詳しい話を聞いてみようよ!
浪費やギャンブルが原因で借金をつくった方で、自己破産をお考えの方はいませんか?
この記事では、浪費やギャンブルが原因の借金でも自己破産ができるのかどうか、また、認められるとしてどのような流れで行われるのか、分かりやすく説明しています!
浪費による借金であっても自己破産はできます!
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そもそも自己破産とは?
要するに、借金をチャラにする手続きのことだ。
自己破産の手続きには①同時廃止手続と②管財手続の2種類があって、ケースバイケースでどちらかが適用される。
①同時廃止手続は、比較的手続きが早く終わるし費用も安く済むから、多くの人がこちらを望むし、僕たち弁護士もその望みに応じて裁判所に働きかけをしたりする。
②管財手続とは、破産管財人という人が裁判所から選任されて、この人が申立人の調査などを行うんだ。
その分、手続きには時間がかかるし、管財人の報酬も支払う必要がある。
手続名 | 管財人の有無 | 特徴 |
同時廃止手続 | 管財人が選任されない | 手続が早く済み、費用も安い |
管財手続 | 管財人が選任される | 管財人による調査が行われる |
先生、ぼくもそっちでお願いします!
例えば、申立人が自ら事業をしていたり、多額の財産をもっている場合、借金の額が大きい場合などには、管財事件に回されてしまうことになる。
それにさいむくんの場合、ちょっと別の問題がある。
財産がない場合、管財人が財産を調査する必要もないから、同時廃止ですぐに破産が決まることが多い。
浪費やギャンブルが原因で借金をつくった場合、②管財手続のほうになる可能性が高いんだ。
その理由については、以下から詳しく紹介していくね。
浪費やギャンブルの場合、自己破産は認められる?
法律上、実は浪費やギャンブルが原因だと自己破産は認められないことになっているんだよ。
ただし、例外もあるから、以下からもしっかり読んでいってね。
免責不許可事由とは
これらの事情に該当する場合には、基本的に、自己破産は認められないんだ。
(免責許可の決定の要件等)
第二百五十二条 裁判所は、破産者について、次の各号に掲げる事由のいずれにも該当しない場合には、免責許可の決定をする。
一 債権者を害する目的で、破産財団に属し、又は属すべき財産の隠匿、損壊、債権者に不利益な処分その他の破産財団の価値を不当に減少させる行為をしたこと。
二 破産手続の開始を遅延させる目的で、著しく不利益な条件で債務を負担し、又は信用取引により商品を買い入れてこれを著しく不利益な条件で処分したこと。
三 特定の債権者に対する債務について、当該債権者に特別の利益を与える目的又は他の債権者を害する目的で、担保の供与又は債務の消滅に関する行為であって、債務者の義務に属せず、又はその方法若しくは時期が債務者の義務に属しないものをしたこと。
四 浪費又は賭博その他の射幸行為をしたことによって著しく財産を減少させ、又は過大な債務を負担したこと。
五 破産手続開始の申立てがあった日の一年前の日から破産手続開始の決定があった日までの間に、破産手続開始の原因となる事実があることを知りながら、当該事実がないと信じさせるため、詐術を用いて信用取引により財産を取得したこと。
六 業務及び財産の状況に関する帳簿、書類その他の物件を隠滅し、偽造し、又は変造したこと。
七 虚偽の債権者名簿(第二百四十八条第五項の規定により債権者名簿とみなされる債権者一覧表を含む。次条第一項第六号において同じ。)を提出したこと。
八 破産手続において裁判所が行う調査において、説明を拒み、又は虚偽の説明をしたこと。
九 不正の手段により、破産管財人、保全管理人、破産管財人代理又は保全管理人代理の職務を妨害したこと。
十 次のイからハまでに掲げる事由のいずれかがある場合において、それぞれイからハまでに定める日から七年以内に免責許可の申立てがあったこと。
イ 免責許可の決定が確定したこと 当該免責許可の決定の確定の日
ロ 民事再生法(平成十一年法律第二百二十五号)第二百三十九条第一項に規定する給与所得者等再生における再生計画が遂行されたこと 当該再生計画認可の決定の確定の日
ハ 民事再生法第二百三十五条第一項(同法第二百四十四条において準用する場合を含む。)に規定する免責の決定が確定したこと 当該免責の決定に係る再生計画認可の決定の確定の日
十一 第四十条第一項第一号、第四十一条又は第二百五十条第二項に規定する義務その他この法律に定める義務に違反したこと。
【引用:破産法- e-Gov】
漢字が多すぎる!中国語ですか!?
ものすごくかいつまんで言うと、次のような事情がある場合には自己破産は認められない、ってことだ。
- 財産を隠したり、勝手に処分したりしたらダメ
- 誰かに優先的にお金を返したらダメ
- 浪費やギャンブルはダメ
- ウソをついたり、ごまかしたり、手続きの邪魔をしたりしちゃダメ
免責不許可事由の浪費とは?
例えば、先生ならロレックスを買っても浪費にはあたらないでしょ?
確かに、何をもって浪費といえるのかは、購入金額や頻度が、収入や財産に対して見合っているかどうかで判断されるから、ケースバイケースだよね。
通常、分不相応なブランド品を頻繁に購入していたり、キャバクラ・風俗店などに通っている場合には、理由のない浪費とみなされるようだね。
例えば、日ごろ慎ましく生活している人が誕生日にちょっと高級なレストランへ行ったり、分相応なブランド品を購入したりした場合だね。
どこからどこまでが許されるのかの判断は難しいから、気になる人は弁護士に相談してみるといいのかも。
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浪費やギャンブルは隠せない
キャバクラに行くときに裁判官が同伴するわけじゃあるまいし。
もちろん家計簿は、領収書や利用明細などを添付して正確に作成する必要がある。
裁判官は証拠から事実を推認する訓練を積んできた人たちだから、彼らをダマすのはまず無理だと考えていい。
大抵、管財人に選ばれるのは利害関係のない地元の弁護士だから、彼らもプロだよ。
どれだけ上手くやっても、浪費やギャンブルは絶対にバレると思っていたほうがいいよ。
そして、バレたら当然、自己破産は認められない。免責不許可事由にあたるからね。
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自己破産の成功率は99%?
実際、どれくらいの人が自己破産に成功しているんですか?
ただし、年によっては免責不許可となったケースも見受けられる。
それでも、例年1%以下だから、免責許可が下りる可能性はほぼ99%といっていいだろうね。
それじゃ、申立てさえすれば、ほぼ必ず免責が認められるってことじゃん。
きちんと申立て手順を踏んで、浪費やギャンブルから足を洗って、みんな真面目に自己破産手続に取り組んだからこその数字なんだ。
それから、「明らかに無理!」っていうケースの場合、相談を受けた弁護士から止められることもあるしね。
次からは、具体的な破産手続の流れや、免責許可を得るためのポイントについて確認していこう。
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浪費やギャンブルでの借金の場合、破産管財人がつくことも
何となく、破産管財事件だと時間とお金がかかるというイメージがあるかもしれないけど、実際にどのような手続きなのか、具体的に紹介していくね。
破産管財人とは?
自己破産は、申立人がもっている財産を処分(お金に替えて、債権者に分配)する手続きのことだよね。
申立人のなかには、不動産の所有名義を変更したりして、財産隠しを行う人もいる。
こうした行為は債権者に対する裏切り行為だから、そんなことが起きないようにチェックする必要があるよね。
そこで、裁判所が管財人を選んで、裁判所の代わりにチェックしてもらうんだ。
大抵の場合、その地域で活動していて、破産者や債権者とは利害関係にない弁護士が選出されることが多い。
管財事件の流れ
管財事件が終了するまでの期間は、ケースバイケースだけど、大体3か月から半年ほどだね。
人によっては長引くこともあるから、余裕をもってスケジューリングしたほうがいいだろう。
- 自己破産の申立て
- 裁判官との面接
- 破産管財人候補との打ち合わせ
- 破産手続開始決定
- 破産管財人の選出・予納金の納付
- 破産管財人による調査・処分
- 債権者集会
- 裁判官による、管財人及び債権者に対する免責審尋
- 債権者への配当
- 免責許可決定
この場で管財事件になるか同時廃止事件になるか決まるんだ。
自己破産によって得られる免責っていうメリットはとても大きいから、面倒だけど、弁護士の先生と相談しながら前向きにやっていかなくちゃね。
浪費やギャンブル原因だと自己破産の費用も高額に
そして管財事件になると、同時廃止事件と比べて費用が高くなってしまう。
同時廃止事件 | 裁判所へ支払う費用:1~5万円 専門家へ支払う費用:40~50万円 |
管財事件 | 裁判所へ支払う費用:30~50万円 専門家へ支払う費用:45万円~ |
少額管財事件 | 裁判所へ支払う費用:約22万円 専門家へ支払う費用:45~50万円 |
まだ最近始まったばかりの制度だから、東京や名古屋など大都市圏の裁判所であれば対応しているんだけど、取り扱いのない裁判所が多いんだ。
少額管財事件を利用できるかどうか気になる人は、弁護士に相談してみよう!
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浪費やギャンブルが原因の借金でも自己破産する方法
でも、少ないとはいえ、免責許可が下りないひとも例年いるんですよね…。
浪費やギャンブルでつくった借金でも自己破産が認められるためのポイントがあれば教えてください!
財産を隠したり、ウソをついたりしない
さっきも言ったように、裁判官は事実認定のプロなんだ。とてもじゃないけど、ウソが通用する相手じゃないんだよ。
自己破産の申立てをする人のなかには、浪費やギャンブルで借金を重ねた人だって少なくないんだ。
恥ずかしがる必要はないから、決してウソをついたりせず、正直にね!
手続きに協力する
正直、面倒なのはよく分かるんだけど、もし手続きの進行を遅らせたり、ましてや妨害してしまえば、裁判官の印象はとても悪くなるよね。
そういう意味で、自己破産手続では、財産状況だけではなく人間性もみられていると言っても過言ではないかもしれないね。
浪費もギャンブルもしない
自己破産というのは、過去の過ちを改めて、新しい人生を送るために国が整備した救済制度なんだ。
それなのに、同じ過ちを繰り返しているようじゃ、とても免責許可は下りない。
それに、複雑な手続きである自己破産を申し立てるとなると、当然弁護士に依頼することになると思うけど…支払った着手金は返ってこないからね。
認められなければ、お金も時間も無駄になっちゃうよ。
弁護士に相談して適切な対応をしてもらう
自己破産の書類作成や、債権者との交渉なんかには高度に専門的な知識と経験が必要なんだ。
都市圏に住んでいる人は少額管財事件を利用できるチャンスがあるんだけど、少額管財手続を利用するためには弁護士がついてなくちゃならないんだ。
だから、少しでも費用を抑えたい!という人は、むしろ最初から弁護士に依頼したほうがトータルではお得になることもあるんだよ!
自己破産を選択するってことは、もはや借金の返済自体が難しいんだと思うけど、弁護士なら自分に合った方法を提案してくれるよ。
諦めずに、一回相談してみてね。
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まとめ
- 浪費やギャンブルが原因の借金でも、自己破産が認められる可能性あり!
- ただし、管財事件となって、手続きに費用と時間がかかることもある
- 無理にひとりで手続きをせず、弁護士に依頼してみよう!
だけど、本来、法律上は借金やギャンブルで作った借金の自己破産は認められていない。
あくまで裁判官による裁量で認められているに過ぎないんだね。
だから、これらが原因で作った借金を自己破産したい場合には、しっかりと手続きを守って生活を改める態度を示すことが必要だよ。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。