目次
トウェンティーフォーセブンの概要
トゥエンティーフォーセブンの基本情報
はじめに株式会社トゥエンティーフォーセブンの基本情報を紹介します。
上場日は2019年11月21日、市場はマザーズ、想定時価総額は147.2億円、上場時の時価総額は171.0億円でした。
| 会社名 | 株式会社トゥエンティーフォーセブン |
|---|---|
| 設立日 | 2007年12月28日 |
| 上場日 | 2019年11月21日(承認日:2019年11月13日) |
| 市場 | マザーズ |
| 証券コード | 7074 |
| 業種 | サービス業 |
| 決算期 | 11月 |
| ホームページアドレス | https://247group.co.jp/ |
| 発行済株式総数 | 4,000,000 株(2019 年 10 月 17 日現在) |
| 上場時発行済株式総数 |
4,500,000 株 |
| 公募株数 | 500,000 株 |
| 想定価格 | 3,270円 |
| 想定時価総額 | 147.2億円(※上場時発行済株式総数×想定価格で計算) |
| 初値 | 3,800円 |
| 上場時時価総額 | 171.0億円(※上場時発行済株式総数×初値で計算) |
| 時価総額 | 65.6億(2020年9月17日現在) |
| 資本金 | 5,000 千円(2019 年 10 月 17 日現在) |
| 1単元の株式数 | 100 株 |
| 監査人 | EY 新日本有限責任監査法人 |
| 主幹事証券会社 | SMBC日興証券 |
| 引受幹事証券会社 | いちよし証券 SBI証券 マネックス証券 みずほ証券 丸三証券 エース証券 岩井コスモ証券 岡三証券 極東証券 |
トゥエンティーフォーセブンの沿革
株式会社トゥエンティーフォーセブンは、2007年に埼玉県で株式会社ヘルスアップとして設立されました。
パーソナルトレーニングジム「24/7Workout」の運営を全国的に展開し、英会話スクールや通販事業などもあわせて行っています。
また、トゥエンティーフォーセブンは、2019年11月にマザーズへ上場しました。
| 2007年12月 | 埼玉県羽生市に健康関連商品の販売等を事業目的とした、株式会社ヘルスアップを資本金500万円にて設立 |
| 2008年1月 | 東京都千代田区岩本町に本店移転 |
| 2008年5月 | 東京都千代田区神田須田町に本店移転 |
| 2012年10月 | パーソナルトレーニングジム事業として「24/7Workout」を開始 「24/7Workout」1号店として「24/7Workout六本木店」を東京都港区西麻布に新規出店 |
| 2013年8月 | FC店1号店として「24/7Workout大宮店」を埼玉県さいたま市大宮区に新規出店し、FC展開を開始 |
| 2014年4月 | 「24/7Workout」累計10店舗出店達成(FC店含む) |
| 2014年7月 | 「24/7Workout」近畿地方1号店として「24/7Workout大阪心斎橋店」を大阪市中央区南船場に新規出店 |
| 2015年4月 | 「24/7Workout」累計20店舗出店達成(FC店含む) |
| 2015年8月 | 「24/7Workout」中部地方1号店として「24/7Workout甲府店」を山梨県甲府市に新規出店 「24/7Workout」九州沖縄地方1号店として「24/7Workout那覇店」を沖縄県那覇市に新規出店 「24/7Workout」北海道地方1号店として「24/7Workout札幌店」を北海道札幌市に新規出店 24/7Workout」累計30店舗出店達成(FC店含む) |
| 2015年11月 | 商号を株式会社ヘルスアップから、株式会社トゥエンティーフォーセブンに変更 |
| 2015年12月 | 東京都千代田区紀尾井町に本店移転 |
| 2016年4月 | 「24/7Workout」東北地方1号店として「24/7Workout仙台店」を宮城県仙台市に新規出店 |
| 2016年10月 | 「24/7Workout」中国地方1号店として「24/7Workout岡山店」を岡山県岡山市に新規出店 |
| 2016年12月 | 「24/7Workout」累計40店舗出店達成(FC店含む) |
| 2017年4月 | パーソナル英会話スクール事業として「24/7English」を開始 「24/7English」1号店として「24/7English新橋・銀座教室」を東京都港区に新規出店東京都港区愛宕に本店移転 |
| 2017年9月 | イズム㈱より「JOYSING」を事業譲受 パーソナルボイストレーニング事業として「24/7Joysing」を開始 |
| 2017年10月 | 「24/7English」近畿地方1号店として「24/7English西宮教室」を兵庫県西宮市に新規出店 |
| 2018年1月 | 「24/7Joysing」1号店として「24/7Joysing銀座・新橋店」を東京都港区に新規出店 |
| 2018年4月 | 24/7Workout」累計50店舗出店達成(FC店含む) |
| 2018年7月 | 「24/7English」累計10店舗出店達成 |
|
2019年5月 |
「24/7Workout」累計60店舗出店達成(FC店含む) パーソナルボイストレーニング事業から撤退 |
| 2019年9月 | 「24/7Workout」累計65店舗出店達成(FC店含む) |
| 2019年11月 | 東京証券取引所マザーズへ上場 |
トゥエンティーフォーセブンの事業内容
株式会社トゥエンティーフォーセブンは、「世界中の人々から常に必要とされる企業を創る」を企業理念として掲げ、パーソナルトレーニング事業としてパーソナルトレーニングジム「24/7Workout」の運営を中心に複数の事業を運営する企業です。
以下は、パーソナルトレーニング事業である「24/7Workout」の運営を中心としたトゥエンティーフォーセブンの主要な事業系統を図式化したものとなります。
① パーソナルトレーニング事業
トゥエンティーフォーセブンの運営するパーソナルジム「24/7Workout」は、「全人類を人生史上最高の身体に導く」を事業理念に掲げ、全国で展開されているダイエットとボディメイクに特化したジムです。
顧客に対しては、プロのトレーナーによる完全個室、マンツーマンでトレーニングや食事指導、モチベーションのケアなどが行われており、一人ひとりに合わせたトレーニングメニューの作成を実施し、トレーニングを行うことが「24/7Workout」のコアバリューとされています。
また、「3食きっちり食べて無理なく痩せる」をダイエット方針にリバウンドをしないダイエットをサポートしたり、セッション時間別に複数のコースを設け、顧客のライフスタイルに沿うサービス設計が採用されています。
「24/7Workout」は、2012年10月に第1号店を出店し、2019年9月時点で、直営59店とFC(フランチャイズ)6店の計65店舗を運営しています。
② その他の事業
トゥエンティーフォーセブンは、パーソナルジム運営を業務の主軸としていますが、それ以外にも英会話スクールやインターネット販売などパーソナルジム運営のノウハウを生かしたサービスや親和性の高い事業が運営されています。
- パーソナル英会話スクール事業
トゥエンティーフォーセブンが運営するパーソナル英会話スクール「24/7English」は「すべての人が想いを伝えられる世界を実現する」を事業理念する英会話教室です。
「24/7English」では、短期間で英語コミュニケーション力を向上させることをコアバリューとしており、最短2ヶ月の短期集中で英語を話せる状態へと導くことを目標としているため、完全なるマンツーマンにてバイリンガル講師による講習が行われています。
「24/7English」は、2017年4月に第1号店を出店し、2019年9月末までに関東9店舗、近畿1店舗の合計10店舗を運営しています。 - インターネット販売事業
インターネット販売事業では、顧客のトレーニングやダイエットをサポートするために、プロテインやサプリメントなどが販売されています。取り扱いが行われている主な商品は、プロテイン、ナチュラルサプリ、BCAAなどです。
有価証券報告書情報
経営指標(過去3期分)
第7期の業績は以下の通りです。
- 売上高:77.0億円(前年比+13.2%)
- 経常利益:9.7億円(前年比△12.3%)
- 当期純利益:5.8億円(前年比△22.7%)
| 期 | 第11期 | 第12期 | 第13期 |
| 決算年月 | 2017年11月 | 2018年11月 | 2019年11月 |
| 売上高(百万円) | 4,094 | 6,801 | 7,697 |
| 経常利益(百万円) | 438 | 1,108 | 971 |
| 当期純利益(百万円) | 322 | 755 | 583 |
| 純資産額(百万円) | 755 | 1,510 | 3,667 |
| 総資産額(百万円) | 2,053 | 3,577 | 5,549 |
| 自己資本比率 | 36.8% | 42.2% | 66.1% |
| 営業キャッシュフロー(百万円) | 990 | 1,439 | 438 |
| 投資キャッシュフロー(百万円) | △407 | △322 | △615 |
| 財務キャッシュフロー(百万円) | △6 | △12 | 1,552 |
| 現金・現金同等物の期末残高(百万円) | 853 | 1,957 | 3,332 |
| 従業員数 | 149人 | 291人 | – |
経営指標(過去5期分)
過去5期の業績を見ると、4年間で売上は約6倍増加をしています。
また、利益に関しては、上下の変動はありますが、全体的には右肩上がりの傾向で推移しており、過去5年間で赤字のタームはありません。
2018年7月17日付で普通株式1株につき普通株式4株の割合で株式分割を実施しています。
| 期 | 第3期 | 第4期 | 第11期 | 第12期 | 第13期 |
| 決算年月 | 2015年11月 | 2016年11月 | 2017年11月 | 2018年11月 | 2019年11月 |
| 売上高(百万円) | 1,277 | 2,460 | 4,094 | 6,801 | 7,697 |
| 経常利益(百万円) | 288 | 293 | 438 | 1,108 | 971 |
| 当期純利益(百万円) | 183 | 196 | 322 | 755 | 583 |
| 資本金(百万円) | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
| 発行済株式総数 | 1,000,000 | 1,000,000 | 1,000,000 | 4,000,000 | 4,500,000 |
| 純資産額(百万円) | 235 | 432 | 755 | 1,510 | 3,667 |
| 総資産額(百万円) | 685 | 1,213 | 2,053 | 3,577 | 5,549 |
| 自己資本比率 | 34.4% | 35.6% | 36.8% | 42.2% | 66.1% |
| 従業員数 | 20人 | 77人 | 149人 | 291人 | – |
上場時の株主構成
上位10位までの株主は、以下の通りです。
| 株主 | 所有株式数 | 比率 | ロックアップ |
| 小島 礼大 | 3,660,000 | 88.80% | 180日間 |
| 楢木 毅 | 160,000 | 3.88% | 180日間 |
| 萩原 裕司 | 160,000 | 3.88% | 180日間 |
| 植原 一雄 | 40,000 | 0.97% | 180日間 |
| 植木 健太 | 28,000 | 0.68% | 180日間 |
| 川口 晋吾 | 15,800 | 0.38% | – |
| 坂本 英雄 | 8,000 | 0.19% | 180日間 |
| 道見 淳也 | 8,000 | 0.19% | 180日間 |
| 吉田 直 | 8,000 | 0.19% | 180日間 |
| 四谷 佳陽 | 8,000 | 0.19% | 180日間 |
上場時(IPO)の募集・売出し情報
公募・売出し・調達額情報
公募価格は3,420円、吸収金額(調達額)は38.7億円とされています。
また初値は、3,800円となりました。
| 仮条件 | 3,270円 ~ 3,420円 |
|---|---|
| 公募・売出価格 | 3,420円 |
| 想定価格 | 3,270円 |
| 初値 | 3,800円(公募価格比+11.1%) |
| 公募株数 | 500,000 株 |
| 売出株数 | 485,000 株 |
| オーバーアロットメントによる売出し株数 | 147,700 株 |
| 吸収金額(調達額) | 38.7億円 (※オーバーアロットメントを含む株数×公募価格で計算) |

赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。