任意整理

任意整理の金額の目安は借金20万円以上?弁護士費用相場は2万円~

さいむくん
さいむくん
どうしよう…借金の返済がそろそろ厳しくなってきた…。もしかしたら、何ヶ月か後には返せなくなるかも…。

どうすればいいんだ、助けてともだち!

それなら任意整理をしてみたらどうかな?

利息をカットできて毎月の返済の負担が減るから、さいむくんの生活も楽になると思うよ?

ともだち
ともだち
さいむくん
さいむくん
まだ借金返済できる余裕はあるんだけど、そういう人でも任意整理って利用できるものなの?

任意整理とは、裁判所を通さずに債権者と直接交渉して利息をカットする手続きです。

裁判所を通して行わないので、任意整理すべき金額の目安というのは特に定められていません。

もっとも借金で困っている人は、どれくらいの金額が任意整理すべき目安なのか気になっている人もいるのではないでしょうか?

今回は「任意整理の金額の目安」や「任意整理した場合の減額率」などについて解説します。

さいむくんのように、借金の返済に困っているが任意整理すべきか判断できずに悩んでいる人は参考にしてくださいね。

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任意整理の金額の目安は?いくらから?

せんせい
せんせい
まずは任意整理をする場合、金額の目安はいくらからなのかについて解説していくよ。

任意整理すべき金額の目安は特にない

せんせい
せんせい
そもそも任意整理とは、裁判所を通さずに直接債権者と交渉をして「利息をカットして借金を減額する」手続きのことだね。

あくまでも任意で行う交渉だから、相手方である債権者が認めてくれれば特に条件なく任意整理できるんだ。

任意で行う手続きだから、任意整理すべき金額の目安というのも特にないんだ。

いくらからできるというのも決まっていないから、理論上借金が1万円しかない場合でも任意整理できるよ。

ともだち
ともだち

目安は借金30万円以上なら依頼するメリットがある

さいむくん
さいむくん
利息をカットして借金を減額できることはわかったけど、弁護士に支払う費用も必要だよね?

弁護士費用が減額率を上回って損することはないの?

実はあまりにも借金が少ない場合、弁護士費用が減額率を上回って損をしてしまうケースもあるんだ。

目安としては、借金30万円以上なら任意整理を依頼するメリットがあると考えていい。

実際に30万円の借金を年利18%・ 月々1万5,000円の24回払いで借り入れた場合で任意整理したらどうなるかみてみよう。

せんせい
せんせい

【返済シミュレーション】

借金総額 30万円
金利 年18%
返済回数 24回(2年)
月々の返済額 約1万5,000円
最終回までに支払う利息の合計 約6万円
返済総額 約36万円

【任意整理した場合の弁護士費用】(一例)

弁護士費用の項目 費用の相場
相談料 30分約5,000円
着手金 約2万円
解決報酬金 約2万円
減額報酬金 6万円×10%=6,000円
合計 5万1,000円
せんせい
せんせい
借金30万円の場合、任意整理すると約6万円の利息をカットできる。

弁護士費用に必要なのは約5万円だから、約1万円は任意整理した方がお得なことがわかるね。

自分が任意整理した方がお得なのかわからない場合は、無料相談に対応している弁護士事務所などを利用して聞いてみるといいよ。

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任意整理にかかる金額は2~5万円が相場

さいむくん
さいむくん
任意整理に必要な費用はどれくらいなの?
任意整理に必要な費用の相場は、交渉する債権者1社あたり2〜5万円程度だね。

任意整理に必要な費用やかかる期間については、また後のところでも詳しく解説するよ。

せんせい
せんせい

任意整理に応じてもらえるケース・もらえないケース

せんせい
せんせい
ここでは任意整理に応じてもらえるケース・もらえないケースについて解説していくよ。

任意整理に応じてもらいやすいケース

せんせい
せんせい
まずは任意整理に応じてもらいやすいケースについて解説していくよ。

継続した収入があって3~5年で返済可能か

せんせい
せんせい
分割返済ができる継続した収入がなければ、残念ながら任意整理はできないんだ。

任意整理すると残りの債務を3〜5年で分割返済することになるからだね。

うーん…「分割返済ができる継続した収入」って実際にはどのくらい必要なの?
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
任意整理を受け付けている基準というのは法律で決められているわけではないからあくまでも目安になるけど、返済期間の3〜5年で「利息がカットされた元本を完済できる収入かどうか」が基準だね。

元本だけを3~5年の36~60回払いで完済できるかどうか考えてみるといいよ。

分割返済できるだけの収入や資産・財産がある場合、債権者も「返済してくれる可能性が高い」と考えて任意整理に応じてもらいやすいんだ。

任意整理の交渉に応じてくれる金融機関か

せんせい
せんせい
実は業者の中には「任意整理の交渉に応じてくれない金融機関」も存在している。

ただアコムやレイクのように、大手の消費者金融であればだいたい任意整理に応じてくれるから安心してね。

借金している金融機関が任意整理の交渉に応じているか不安に感じたら、まずは弁護士に相談して聞いてみるといい。

任意整理に応じてもらいにくいケース

せんせい
せんせい
次に任意整理に応じてもらいにくいケースをみていこう。

自分で任意整理の手続きをした

せんせい
せんせい
弁護士に依頼する費用を節約しようとして、自分で任意整理の手続きをしようとすると失敗する可能性が高いから注意してね。
なんで失敗するんですか?節約のために、自分で手続きできるなら自分でしたいんだけど…
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
確かにさいむくんの言いたいこともわかる。でもちょっと考えてみて。

金融機関や消費者金融の「お客様窓口」に連絡して「任意整理したいんですけど…」って言っても対応してくれると思う?

確かにいきなり連絡しても相手にしてくれなさそう…。じゃあどうすればいいの?
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
任意整理をするなら、まずは弁護士に相談するのがおすすめだね。

なぜ任意整理をするなら弁護士に依頼すべきなのかについては、後のところで詳しく解説するよ。

借金が少なすぎる

せんせい
せんせい
借金が少なすぎる場合、任意整理に応じてもらえない可能性がある。

理論上は借金20万円からなら任意整理をしても債務者にとって損はない。

でも借金が少額であれば、債権者も完済して欲しいと思っているし、手間もかかってしまうからね。

ただ借金が少額でも任意整理が不可能というわけではないから、まずは手続きできるか弁護士に聞いてみることをおすすめするよ。

借金の返済実績が少ない

せんせい
せんせい
借金をしてからまだ数回しか返済していない場合、任意整理を受け付けてもらえないことが多いんだ。

特に借金してから6か月以内の任意整理は業者に断られてしまう可能性が高い。

債権者からしても「この人は任意整理を前提に借金したのでは?」と思わざるを得ないからね。

金利が低い借金

せんせい
せんせい
国の教育ローンや奨学金のように、金利が低い借金は任意整理に応じてもらえない可能性が高い。

そもそも金利が低い借金の場合、利息がほとんど発生していないから任意整理の効果も薄いからね。

国の教育ローンや奨学金の場合、独自で減免制度を設けているよ。まずは減免制度を利用できないか確認してみよう。
ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
減免制度を利用しても返済できそうにないなら、他の債務整理手続きを検討した方がいい。

任意整理以外の債務整理手続きに関しては、あとのところで詳しく解説するからね。

任意整理に応じていない業者だった

せんせい
せんせい
前の所でも説明したように、任意整理は、すべての金融機関や消費者金融が応じているわけではないんだ。

会社の方針で、任意整理を無条件で断っているという場合もある。

こういう場合、弁護士を立ててどれだけ交渉しても失敗してしまうから、他の債務整理手続きで借金問題を解決しなければならないね。

任意整理に応じていない業者の例は、以下のとおりだよ。

任意整理に応じていない業者の例
  • 日本保証
  • フクホー
ただほとんどの業者は、任意整理に応じてくれるから安心してね。

自分が借金している金融機関や消費者金融が任意整理に応じているか不安だったら、まずは「任意整理に詳しい」弁護士に相談してみよう。

ともだち
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【借金額別】任意整理をした場合の減額率

せんせい
せんせい
実際に借金が100〜500万円ある場合で、任意整理をした場合としない場合にどれくらい毎月の返済額が違うのかみてみよう。

わかりやすいように借金の金利は15%、3年もしくは5年で返済する場合における毎月の返済額を計算してみたよ。

【任意整理をしない場合】

借金総額 任意整理をしない場合の毎月の返済額
3年返済(36回払い) 5年返済(60回払い)
100万円 34,655円 23,789円
200万円 69,330円 47,579円
300万円 103,995円 71,369円
400万円
138,661円 95,159円
500万円
173,326円 118,949円

【任意整理をした場合】

借金総額 任意整理をした場合の毎月の返済額
3年返済(36回払い) 5年返済(60回払い)
100万円 27,777円 16,666円
200万円 55,555円 33,333円
300万円 83,333円 50,000円
400万円
111,111円 66,666円
500万円
138,888円 83,333円
この表を見るだけでも、任意整理するだけで毎月の返済がかなり楽になることが分かるんじゃないかな?
せんせい
せんせい
さいむくん
さいむくん
500万円の場合、毎月の返済額が4万円近く減るんだね…。

任意整理したら借金の返済が楽になるという意味が実感できたよ…。

上の表は毎月の返済額の違いだけに関してだけど、さらに任意整理をした場合としない場合で、総返済額がどれくらい変わるのかもみてみよう。
せんせい
せんせい

【任意整理をしない場合の総返済額】

借金総額 任意整理をしない場合の総返済額
3年返済(36回払い) 5年返済(60回払い)
100万円 124万7,580円 142万7,340円
200万円 249万5,8880円 285万4,740円
300万円 374万3,820円 428万2,140円
400万円
499万1,796円 570万9,540円
500万円
623万9736円 713万6,940円

【任意整理をした場合の総返済額】

借金総額 任意整理をした場合の総返済額
3年返済(36回払い) 5年返済(60回払い)
100万円 100万円
200万円 200万円
300万円 300万円
400万円
400万円
500万円
500万円
さいむくん
さいむくん
えぇ…任意整理をした場合としない場合で、総返済額ってこんなに違うの!?
500万円の借金を任意整理しないで5年間で返済する場合、約213万円の利息を支払わなければならないんだ。

すでに返済に苦しんでいて完済できる見通しが立たないのであれば、早い段階で任意整理した方がいい。

そうすれば利息をカットして、毎月の返済も減らせるからだいぶさいむくんの生活も楽になると思うよ。

せんせい
せんせい

任意整理すべきかどうかの判断基準

さいむくん
さいむくん
どれくらい借金を減額できるのかはわかったけど、そもそもぼくは任意整理すべきなのか分からないんだけど…。

判断基準みたいなものはあるの?

借金を抱えている場合、任意整理すべきかどうかの判断基準について解説していくから、自分が手続きを行うべきか考えてみてね!
せんせい
せんせい

元本を3~5年(36・60回払い)で完済できるかどうか

せんせい
せんせい
任意整理を行う場合、手続き終了後は残った債務を3〜5年で返済することになる。

だから「任意整理した後の残債務を分割払いで返済できるかどうか」というのが、任意整理すべきかどうかの判断基準となるよ。

もう1度任意整理をした場合の毎月の返済額をみてみようか。

【任意整理をした場合おける毎月の返済額の違い】

借金総額 任意整理をした場合の毎月の返済額
3年返済(36回払い) 5年返済(60回払い)
100万円 27,777円 16,666円
200万円 55,555円 33,333円
300万円 83,333円 50,000円
400万円
111,111円 66,666円
500万円
138,888円 83,333円
じゃあぼくが借金400万円の場合、少なくとも「毎月66,666円を5年間支払えるかどうか」が任意整理すべきかどうかの判断基準となるわけだね!
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
そうだね。

もちろん生活に大きな影響を与えずに「無理なく返済できるか」というのも重要だから、自分の収入や借金額などを弁護士に伝えて相談することをおすすめするよ。

一括請求を受けているが分割なら返済できる

せんせい
せんせい
実は借金を2〜3ヶ月滞納してしまうと、お金を借りている金融機関や消費者金融から残債務を一括請求されてしまうんだ。

ただでさえお金に困って返済できないのに、一括請求されてしまうとさいむくんも困るよね?

任意整理をすることで、一括返済から分割返済へ変更できる。

もし収入があって分割なら返済できるのであれば、任意整理した方がいいね。

年収の3分の1を借金返済しているなら債務整理すべき

せんせい
せんせい
さいむくんは「総量規制」っていう言葉を知ってるかな?
なんとなく聞いたことはあるけど、どういう意味かは分からないなぁ。借金に関する用語だっけ?
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
そうだね。

総量規制というのは、消費者を過度な借り入れから守るために、年収の3分の1を超える貸付を原則禁止している制度のことなんだ。

総量規制の対象となる借り入れの具体例は以下のとおりだよ。

【総量規制の対象となる借り入れ】

貸金業者の例 説明
消費者金融業者 一般消費者に対して融資を実施する金融業者
事業者金融業者 不動産担保金融業者など
クレジットカード会社・信販会社 キャッシング機能付きクレジットカードを発行して貸付を実施する場合は貸金業者に該当
百貨店・スーパーなど 貸付を実施する場合は貸金業者に該当
複数の貸金業者からお金を借りている場合、すべての借り入れを合わせた金額が対象となるよ。

この法律は、年収の3分の1を超えた借金をして、返済ができなくなり借金で借金を返済する「多重債務」に陥ってしまう人が急激に増えたことが原因で制定されたんだ。

もしすでに年収の3分の1を超えた借金をしている場合、今後返済できなくなる可能性がかなり高いと言える。

もしさいむくんも年収の3分の1を超えて借金しているのであれば、すぐにでも任意整理することをおすすめするよ。

せんせい
せんせい
さいむくん
さいむくん
借金が年収の3分の1どころか、利息が膨れ上がってほとんど年収と同じくらいだよ…。

法律で定められている借金を越えて借金しているわけだから、やっぱり任意整理した方が良さそうだね…。

任意整理がおすすめできないケース

せんせい
せんせい
次に任意整理がおすすめできないケースについてみていこう。

完済できるだけの収入がない

せんせい
せんせい
完済できるだけの収入がない場合、任意整理はおすすめできないね。

任意整理はあくまでも利息をカットする手続きだから、手続き後は残債務をしっかり返済する必要がある。

完済できるだけの収入がないなら、後のところで紹介する個人再生や自己破産を検討しよう。

借金総額が大きすぎる

せんせい
せんせい
借金総額が大きすぎる場合、任意整理しても減額効果は薄いかも…。

任意整理では、利息をカットできても元本は減らせないからね。

借金総額が大きすぎて毎月の返済の負担がきつい場合も、後のところで紹介する個人再生や自己破産がおすすめだよ。

任意整理に失敗した場合の対処法

さいむくん
さいむくん
もし任意整理に失敗してしまった場合、どうすればいいんですか?
もし任意整理に失敗しても、個人再生と自己破産という他の債務整理手続きがあるから安心してね!

それぞれどのような手続きなのか解説していくよ!

せんせい
せんせい

個人再生を検討する

せんせい
せんせい
個人再生とは、裁判所とおして手続きを行い、借金を約1/5程度まで減らすことのできる債務整理の種類の1つだ。

任意整理ではなく個人再生の手続きが適している人の特徴は以下のとおりだよ。

個人再生手続きが適している人
  • 手元に残しておきたい持ち家や車などの財産がある人
  • 借金が減額されれば返済できる見込みのある人
  • 自己破産で制限される資格や職業についている人
任意整理と比較しても、借金が元本から大幅に減額されるから返済が楽になるね。

ただ事前に定めた返済計画に則って返済しなければならないから、収入がない人は自己破産の方が適しているよ。

ともだち
ともだち

自己破産を検討する

せんせい
せんせい
自己破産とは、裁判所をとおして手続きを行い、借金の返済を免除してもらえる制度のことだね。

借金を返済しなくてもいいという強力な効果がある一方で、デメリットもあるから慎重に手続きするか決める必要があるよ。

【自己破産のデメリット】
  • 必要最低限の財産以外は処分される
  • 一定の資格や職業に制限がかかる(手続き期間中のみ)
  • 官報に名前が掲載される
官報ってなんのこと?
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
官報とは、国が発行している唯一の機関誌で新聞のようなものだね。

自己破産すると名前や住所が官報にのってしまうから、他の人に自己破産が知られてしまう可能性がある。

ただ官報の存在を「知らない・見たことがない・見方が分からない」という人がほとんどだ。

だから官報を通じて自己破産がバレることはほとんどないから、安心していいよ。

自己破産にはいろいろデメリットがあるから、デメリットと比較しても自己破産すべきかどうかしっかり判断してから、決めた方がいいね。
ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
弁護士に相談すれば、現在の収入や借金額を考慮して、自己破産が適しているかどうかアドバイスしてくれる。

自己破産すべきではない場合でも、他の手続きの説明やサポートをしてくれるから、まずは弁護士に相談してみてね。

支出と収入のバランスを見直す

せんせい
せんせい
任意整理や他の債務整理に関して説明してきたけど、支出と収入のバランスを見直すことも忘れてはいけないよ。

無駄な支出を省いて節約すれば、債務整理せずに済む場合もあるからね。

任意整理に必要な費用・期間

せんせい
せんせい
ここでは、任意整理を行う場合に必要な「費用の相場」と「どれくらいの期間がかかるのか」について解説していくよ。

任意整理に必要な費用相場は2~5万円

せんせい
せんせい
任意整理は、裁判所をとおさずに債権者と直接交渉する手続きだよね?

だから複数の業者から借金をしている場合、業者1件ごとに弁護士費用が必要になるよ。

費用の相場は、業者1件につき大体2万円から5万円前後が一般的だね。

うーん結構安いんだね!

でもお金がないから任意整理するわけだから、その金額を一括で支払うのは難しいかも…。

さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
一括で支払えない場合でも、分割返済に対応している弁護士事務所がほとんどだから安心していいよ!

任意整理にかかる期間は3~6ヶ

せんせい
せんせい
一般的な任意整理の場合、弁護士へ相談してから返済開始するまで「約3ヶ月から6ヶ月程度」必要だね。

任意整理を行う場合、次のような流れで手続きは進んでいくよ。

【任意整理の流れ】
  1. 弁護士へ相談
  2. 受任通知の送付
  3. 債権者からの取り立てがストップ
  4. 弁護士費用の積み立て開始
  5. 債権者へ取引履歴の開示請求
  6. 利息を正しい金額に計算しなおす
  7. 債権者と和解案を作成して交渉する
  8. 返済開始
特に債権者との交渉は長引いてしまう可能性もある。

だから任意整理を検討しているのであれば、できるだけ早めに弁護士に相談することをおすすめするよ。

せんせい
せんせい

任意整理をするなら弁護士に相談するのがおすすめ

せんせい
せんせい
任意整理をするなら弁護士に相談するのがおすすめだよ。

弁護士に相談すると、任意整理が成功しやすくなるなどさまざまなメリットがあるからね!

なぜ任意整理をするなら弁護士に相談すべきか、4つのメリットを解説していくよ!

債権者からの取り立てが止まる

せんせい
せんせい
任意整理を弁護士に依頼すると、債権者からの取り立てがストップするんだ。

任意整理の依頼を受けた弁護士は、債権者に対して「受任通知」という手紙を送ってくれる。

受任通知を受け取った債権者は、それ以降債務者に対して、取り立てなど直接連絡することを法律で禁じられているんだよ。

実はすでに借金を滞納して返済を迫る電話がかかってきたり、手紙が届いたりしていてどうすればよいかわからなかったんだ…。

弁護士に依頼して、債権者からの電話や手紙がストップするなら心強いよ!

さいむくん
さいむくん

任意整理すべきか明確な目安をもとにアドバイスしてくれる

せんせい
せんせい
さいむくんにはここまで任意整理について説明してきたけど、自分が本当に任意整理すべきか判断できたかな?
うーん、どういう制度なのかは理解できたけど、実際に任意整理すべきかどうかは判断ついてないかも…。
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
さいむくんと同じように、借金で困っている人の多くが「自分が任意整理すべきかどうか」判断できないことが多い。

でもずるずると返済が長引いてしまうと、無駄な利息を払ってしまったり、滞納してしまう危険性がある。

まずは弁護士に相談して、自分が本当に任意整理すべきかどうかアドバイスをもらった方が、より借金問題を早く解決できると思うよ。

確かにぐずぐず任意整理すべきか判断できずに迷っているよりも、弁護士に相談してアドバイスをもらった方がよさそうだね!

今は無料相談やLINEでの相談を受けている法律事務所もあるから、まずは無料で相談してみようかな!

さいむくん
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任意整理が成功しやすくなる

せんせい
せんせい
任意整理を行う場合、弁護士でないと手続きを受け付けていない業者もあることは前のところで解説したよね?

それに、自分で手続きを行っても、不利な条件で合意してしまうケースもあるから、業者に断られたり、失敗を防ぐためにも、最初から弁護士に依頼するのがおすすめだよ。

手続きがスムーズに進む

せんせい
せんせい
弁護士に依頼すると、任意整理に必要な複雑な手続きをスムーズに進められるよ。

任意整理をする場合、必要な書類を作成したり、債権者と交渉したりする必要があるんだ。

法律に関して詳しくない人が手続きをすると、時間がかかって借金問題を解決する時間も大幅に遅れてしまう。

何かわからないことがあっても誰にも聞けないから、自分で手続きをするのはおすすめできないね。

できるだけ早く生活を立て直すためにも、早い段階で弁護士に依頼した方がよさそうだね…。
ともだち
ともだち

他の債務整理方法も提案してくれる

せんせい
せんせい
万が一任意整理に失敗しても、ほかの債務整理手続きで解決できることは前のところで解説したよね?

弁護士に依頼すれば、どの債務整理手続きがさいむくんにぴったりかアドバイスしてもらえるんだ。

さいむくんの収入や所有している財産・資産の状況によっては、個人再生や自己破産はぴったりのケースもあるからね。

任意整理と他の債務整理の違いについてまとめたから、弁護士に依頼する際の参考にしてね。

ともだち
ともだち

【任意整理と他の債務整理の違い】

任意整理 個人再生 自己破産
内容 利息カット 借金を大幅に減額 借金を0円にする
裁判所 通さない 通す
官報 のらない のる
保証人への影響 場合によっては
避けられる
避けられない
財産 処分しない 没収される
条件 ない・相手次第 ある
簡単にまとめると、任意整理は「裁判所をとおさずに」債権者と直接交渉する手続き。

個人再生と自己破産が「裁判所をとおして」行う手続きだね。

どの手続きが適しているかわからなかったら、まずは弁護士に相談して聞いてみるのがおすすめだよ。

せんせい
せんせい

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まとめ

せんせい
せんせい
さいむくん、お疲れさま!任意整理について理解できたかな?

今回勉強してきた内容で重要なところをまとめたから、もう1度振り返ってみよう。

まとめ
  • 任意整理すべき金額の目安は特に決まっていない
  • 任意整理は応じてもらえるケースと応じてもらえないケースがある
  • 500万円の借金を5年で返済する場合、任意整理すれば利息分の約210万円が節約できる
  • 任意整理に失敗した場合は個人再生や自己破産で借金問題を解決可能
  • 任意整理をするなら弁護士に相談すべき
ありがとう!任意整理はどんな手続きなのか、しっかり理解できたよ!

自分が任意整理すべきかどうか判断がつかないから、まずは弁護士事務所に行って相談してみるね。

さいむくん
さいむくん
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著者情報

この記事の監修者
赤堀弁護士
赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士

企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。

監修者の詳細なプロフィール
この記事の筆者
浜北 和真株式会社PALS Marketing コンテンツディレクター

2017年から法律メディアに携わりはじめる。離婚や債務整理など、消費者向けのコンテンツ制作が得意。
監修したコラムはゆうに3000を超える。

20代後半に作ってしまった借金100万円を自力で完済した。

筆者の詳細なプロフィール