どうすればいいんだ、助けてともだち!
利息をカットできて毎月の返済の負担が減るから、さいむくんの生活も楽になると思うよ?
任意整理とは、裁判所を通さずに債権者と直接交渉して利息をカットする手続きです。
裁判所を通して行わないので、任意整理すべき金額の目安というのは特に定められていません。
もっとも借金で困っている人は、どれくらいの金額が任意整理すべき目安なのか気になっている人もいるのではないでしょうか?
今回は「任意整理の金額の目安」や「任意整理した場合の減額率」などについて解説します。
さいむくんのように、借金の返済に困っているが任意整理すべきか判断できずに悩んでいる人は参考にしてくださいね。
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任意整理の金額の目安は?いくらから?
任意整理すべき金額の目安は特にない
あくまでも任意で行う交渉だから、相手方である債権者が認めてくれれば特に条件なく任意整理できるんだ。
いくらからできるというのも決まっていないから、理論上借金が1万円しかない場合でも任意整理できるよ。
目安は借金30万円以上なら依頼するメリットがある
弁護士費用が減額率を上回って損することはないの?
目安としては、借金30万円以上なら任意整理を依頼するメリットがあると考えていい。
実際に30万円の借金を年利18%・ 月々1万5,000円の24回払いで借り入れた場合で任意整理したらどうなるかみてみよう。
【返済シミュレーション】
借金総額 | 30万円 |
金利 | 年18% |
返済回数 | 24回(2年) |
月々の返済額 | 約1万5,000円 |
最終回までに支払う利息の合計 | 約6万円 |
返済総額 | 約36万円 |
【任意整理した場合の弁護士費用】(一例)
弁護士費用の項目 | 費用の相場 |
相談料 | 30分約5,000円 |
着手金 | 約2万円 |
解決報酬金 | 約2万円 |
減額報酬金 | 6万円×10%=6,000円 |
合計 | 5万1,000円 |
弁護士費用に必要なのは約5万円だから、約1万円は任意整理した方がお得なことがわかるね。
自分が任意整理した方がお得なのかわからない場合は、無料相談に対応している弁護士事務所などを利用して聞いてみるといいよ。
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任意整理にかかる金額は2~5万円が相場
任意整理に必要な費用やかかる期間については、また後のところでも詳しく解説するよ。
任意整理に応じてもらえるケース・もらえないケース
任意整理に応じてもらいやすいケース
継続した収入があって3~5年で返済可能か
任意整理すると残りの債務を3〜5年で分割返済することになるからだね。
元本だけを3~5年の36~60回払いで完済できるかどうか考えてみるといいよ。
分割返済できるだけの収入や資産・財産がある場合、債権者も「返済してくれる可能性が高い」と考えて任意整理に応じてもらいやすいんだ。
任意整理の交渉に応じてくれる金融機関か
ただアコムやレイクのように、大手の消費者金融であればだいたい任意整理に応じてくれるから安心してね。
借金している金融機関が任意整理の交渉に応じているか不安に感じたら、まずは弁護士に相談して聞いてみるといい。
任意整理に応じてもらいにくいケース
自分で任意整理の手続きをした
金融機関や消費者金融の「お客様窓口」に連絡して「任意整理したいんですけど…」って言っても対応してくれると思う?
なぜ任意整理をするなら弁護士に依頼すべきなのかについては、後のところで詳しく解説するよ。
借金が少なすぎる
理論上は借金20万円からなら任意整理をしても債務者にとって損はない。
でも借金が少額であれば、債権者も完済して欲しいと思っているし、手間もかかってしまうからね。
ただ借金が少額でも任意整理が不可能というわけではないから、まずは手続きできるか弁護士に聞いてみることをおすすめするよ。
借金の返済実績が少ない
特に借金してから6か月以内の任意整理は業者に断られてしまう可能性が高い。
債権者からしても「この人は任意整理を前提に借金したのでは?」と思わざるを得ないからね。
金利が低い借金
そもそも金利が低い借金の場合、利息がほとんど発生していないから任意整理の効果も薄いからね。
任意整理以外の債務整理手続きに関しては、あとのところで詳しく解説するからね。
任意整理に応じていない業者だった
会社の方針で、任意整理を無条件で断っているという場合もある。
こういう場合、弁護士を立ててどれだけ交渉しても失敗してしまうから、他の債務整理手続きで借金問題を解決しなければならないね。
任意整理に応じていない業者の例は、以下のとおりだよ。
- 日本保証
- フクホー
自分が借金している金融機関や消費者金融が任意整理に応じているか不安だったら、まずは「任意整理に詳しい」弁護士に相談してみよう。
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【借金額別】任意整理をした場合の減額率
わかりやすいように借金の金利は15%、3年もしくは5年で返済する場合における毎月の返済額を計算してみたよ。
【任意整理をしない場合】
借金総額 | 任意整理をしない場合の毎月の返済額 | |
3年返済(36回払い) | 5年返済(60回払い) | |
100万円 | 34,655円 | 23,789円 |
200万円 | 69,330円 | 47,579円 |
300万円 | 103,995円 | 71,369円 |
400万円 |
138,661円 | 95,159円 |
500万円 |
173,326円 | 118,949円 |
【任意整理をした場合】
借金総額 | 任意整理をした場合の毎月の返済額 | |
3年返済(36回払い) | 5年返済(60回払い) | |
100万円 | 27,777円 | 16,666円 |
200万円 | 55,555円 | 33,333円 |
300万円 | 83,333円 | 50,000円 |
400万円 |
111,111円 | 66,666円 |
500万円 |
138,888円 | 83,333円 |
任意整理したら借金の返済が楽になるという意味が実感できたよ…。
【任意整理をしない場合の総返済額】
借金総額 | 任意整理をしない場合の総返済額 | |
3年返済(36回払い) | 5年返済(60回払い) | |
100万円 | 124万7,580円 | 142万7,340円 |
200万円 | 249万5,8880円 | 285万4,740円 |
300万円 | 374万3,820円 | 428万2,140円 |
400万円 |
499万1,796円 | 570万9,540円 |
500万円 |
623万9736円 | 713万6,940円 |
【任意整理をした場合の総返済額】
借金総額 | 任意整理をした場合の総返済額 | |
3年返済(36回払い) | 5年返済(60回払い) | |
100万円 | 100万円 | |
200万円 | 200万円 | |
300万円 | 300万円 | |
400万円 |
400万円 | |
500万円 |
500万円 |
すでに返済に苦しんでいて完済できる見通しが立たないのであれば、早い段階で任意整理した方がいい。
そうすれば利息をカットして、毎月の返済も減らせるからだいぶさいむくんの生活も楽になると思うよ。
任意整理すべきかどうかの判断基準
判断基準みたいなものはあるの?
元本を3~5年(36・60回払い)で完済できるかどうか
だから「任意整理した後の残債務を分割払いで返済できるかどうか」というのが、任意整理すべきかどうかの判断基準となるよ。
もう1度任意整理をした場合の毎月の返済額をみてみようか。
【任意整理をした場合おける毎月の返済額の違い】
借金総額 | 任意整理をした場合の毎月の返済額 | |
3年返済(36回払い) | 5年返済(60回払い) | |
100万円 | 27,777円 | 16,666円 |
200万円 | 55,555円 | 33,333円 |
300万円 | 83,333円 | 50,000円 |
400万円 |
111,111円 | 66,666円 |
500万円 |
138,888円 | 83,333円 |
もちろん生活に大きな影響を与えずに「無理なく返済できるか」というのも重要だから、自分の収入や借金額などを弁護士に伝えて相談することをおすすめするよ。
一括請求を受けているが分割なら返済できる
ただでさえお金に困って返済できないのに、一括請求されてしまうとさいむくんも困るよね?
任意整理をすることで、一括返済から分割返済へ変更できる。
もし収入があって分割なら返済できるのであれば、任意整理した方がいいね。
年収の3分の1を借金返済しているなら債務整理すべき
総量規制というのは、消費者を過度な借り入れから守るために、年収の3分の1を超える貸付を原則禁止している制度のことなんだ。
総量規制の対象となる借り入れの具体例は以下のとおりだよ。
【総量規制の対象となる借り入れ】
貸金業者の例 | 説明 |
消費者金融業者 | 一般消費者に対して融資を実施する金融業者 |
事業者金融業者 | 不動産担保金融業者など |
クレジットカード会社・信販会社 | キャッシング機能付きクレジットカードを発行して貸付を実施する場合は貸金業者に該当 |
百貨店・スーパーなど | 貸付を実施する場合は貸金業者に該当 |
この法律は、年収の3分の1を超えた借金をして、返済ができなくなり借金で借金を返済する「多重債務」に陥ってしまう人が急激に増えたことが原因で制定されたんだ。
もしすでに年収の3分の1を超えた借金をしている場合、今後返済できなくなる可能性がかなり高いと言える。
もしさいむくんも年収の3分の1を超えて借金しているのであれば、すぐにでも任意整理することをおすすめするよ。
法律で定められている借金を越えて借金しているわけだから、やっぱり任意整理した方が良さそうだね…。
任意整理がおすすめできないケース
完済できるだけの収入がない
任意整理はあくまでも利息をカットする手続きだから、手続き後は残債務をしっかり返済する必要がある。
完済できるだけの収入がないなら、後のところで紹介する個人再生や自己破産を検討しよう。
借金総額が大きすぎる
任意整理では、利息をカットできても元本は減らせないからね。
借金総額が大きすぎて毎月の返済の負担がきつい場合も、後のところで紹介する個人再生や自己破産がおすすめだよ。
任意整理に失敗した場合の対処法
それぞれどのような手続きなのか解説していくよ!
個人再生を検討する
任意整理ではなく個人再生の手続きが適している人の特徴は以下のとおりだよ。
- 手元に残しておきたい持ち家や車などの財産がある人
- 借金が減額されれば返済できる見込みのある人
- 自己破産で制限される資格や職業についている人
ただ事前に定めた返済計画に則って返済しなければならないから、収入がない人は自己破産の方が適しているよ。
自己破産を検討する
借金を返済しなくてもいいという強力な効果がある一方で、デメリットもあるから慎重に手続きするか決める必要があるよ。
- 必要最低限の財産以外は処分される
- 一定の資格や職業に制限がかかる(手続き期間中のみ)
- 官報に名前が掲載される
自己破産すると名前や住所が官報にのってしまうから、他の人に自己破産が知られてしまう可能性がある。
ただ官報の存在を「知らない・見たことがない・見方が分からない」という人がほとんどだ。
だから官報を通じて自己破産がバレることはほとんどないから、安心していいよ。
自己破産すべきではない場合でも、他の手続きの説明やサポートをしてくれるから、まずは弁護士に相談してみてね。
支出と収入のバランスを見直す
無駄な支出を省いて節約すれば、債務整理せずに済む場合もあるからね。
任意整理に必要な費用・期間
任意整理に必要な費用相場は2~5万円
だから複数の業者から借金をしている場合、業者1件ごとに弁護士費用が必要になるよ。
費用の相場は、業者1件につき大体2万円から5万円前後が一般的だね。
でもお金がないから任意整理するわけだから、その金額を一括で支払うのは難しいかも…。
任意整理にかかる期間は3~6ヶ
任意整理を行う場合、次のような流れで手続きは進んでいくよ。
- 弁護士へ相談
- 受任通知の送付
- 債権者からの取り立てがストップ
- 弁護士費用の積み立て開始
- 債権者へ取引履歴の開示請求
- 利息を正しい金額に計算しなおす
- 債権者と和解案を作成して交渉する
- 返済開始
だから任意整理を検討しているのであれば、できるだけ早めに弁護士に相談することをおすすめするよ。
任意整理をするなら弁護士に相談するのがおすすめ
弁護士に相談すると、任意整理が成功しやすくなるなどさまざまなメリットがあるからね!
なぜ任意整理をするなら弁護士に相談すべきか、4つのメリットを解説していくよ!
債権者からの取り立てが止まる
任意整理の依頼を受けた弁護士は、債権者に対して「受任通知」という手紙を送ってくれる。
受任通知を受け取った債権者は、それ以降債務者に対して、取り立てなど直接連絡することを法律で禁じられているんだよ。
弁護士に依頼して、債権者からの電話や手紙がストップするなら心強いよ!
任意整理すべきか明確な目安をもとにアドバイスしてくれる
でもずるずると返済が長引いてしまうと、無駄な利息を払ってしまったり、滞納してしまう危険性がある。
まずは弁護士に相談して、自分が本当に任意整理すべきかどうかアドバイスをもらった方が、より借金問題を早く解決できると思うよ。
今は無料相談やLINEでの相談を受けている法律事務所もあるから、まずは無料で相談してみようかな!
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任意整理が成功しやすくなる
それに、自分で手続きを行っても、不利な条件で合意してしまうケースもあるから、業者に断られたり、失敗を防ぐためにも、最初から弁護士に依頼するのがおすすめだよ。
手続きがスムーズに進む
任意整理をする場合、必要な書類を作成したり、債権者と交渉したりする必要があるんだ。
法律に関して詳しくない人が手続きをすると、時間がかかって借金問題を解決する時間も大幅に遅れてしまう。
何かわからないことがあっても誰にも聞けないから、自分で手続きをするのはおすすめできないね。
他の債務整理方法も提案してくれる
弁護士に依頼すれば、どの債務整理手続きがさいむくんにぴったりかアドバイスしてもらえるんだ。
任意整理と他の債務整理の違いについてまとめたから、弁護士に依頼する際の参考にしてね。
【任意整理と他の債務整理の違い】
任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
内容 | 利息カット | 借金を大幅に減額 | 借金を0円にする |
裁判所 | 通さない | 通す | |
官報 | のらない | のる | |
保証人への影響 | 場合によっては 避けられる |
避けられない | |
財産 | 処分しない | 没収される | |
条件 | ない・相手次第 | ある |
個人再生と自己破産が「裁判所をとおして」行う手続きだね。
どの手続きが適しているかわからなかったら、まずは弁護士に相談して聞いてみるのがおすすめだよ。
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まとめ
今回勉強してきた内容で重要なところをまとめたから、もう1度振り返ってみよう。
- 任意整理すべき金額の目安は特に決まっていない
- 任意整理は応じてもらえるケースと応じてもらえないケースがある
- 500万円の借金を5年で返済する場合、任意整理すれば利息分の約210万円が節約できる
- 任意整理に失敗した場合は個人再生や自己破産で借金問題を解決可能
- 任意整理をするなら弁護士に相談すべき
自分が任意整理すべきかどうか判断がつかないから、まずは弁護士事務所に行って相談してみるね。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。