どうすればいいんだ、助けてともだち!
借金を合法的に減額・免除してもらえるから、さいむくんの毎月の負担もかなり減ると思うよ!
債務整理を「怪しい・信用できない」と誤解している人も多いです。
しかし債務整理は、毎年何万人もの人が行っている手続きであり、国が法律で認めている「借金減額制度」です。
今回は債務整理の方法とそれぞれの違い・特徴を中心に、「メリット・デメリット」や「どの債務整理が自分にピッタリか判断する基準」について解説します。
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債務整理とは?
正直「借金減額できる」とは聞くけど、怪しい制度にしか思えないんだけど…
でも、実は債務整理というのは「国も認めている正式な借金解決手段」なんだ。
まずは債務整理がどういう制度なのか、一緒に学んでいこう!
多くの人が利用している「借金解決の手段」
任意整理・個人再生・自己破産の3つの種類があって、それぞれの手続きも明確に法律で定められている。
一見借金が減額できると聞くと怪しいように思えるけど、国が「破産法・民事再生法」といった法律で正式に認めている借金解決の手段だから誰でも安心して利用できるよ。
本当に債務整理で借金問題を解決している人はいるんですか?
2022年4月18日に発表された「令和3年度司法統計年報速報版」 に基づいて、過去5年間で個人再生・自己破産をした人を以下にまとめてみたよ。
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
個人再生件数 | 11,284 | 13,211 | 13,594 | 12,841 | 11,294 |
自己破産件数 | 76,015 | 80,012 | 80,202 | 78,104 | 73,754 |
【参考:司法統計 – 裁判所 】
債務整理って怪しい手続きだと思ってた…。でもこんなに手続きをしている人がいるなら、ぼくも安心して利用できそうだよ!
裁判所を通す方法と通さない方法の2種類がある
それぞれどのような違いや特徴があるのかは、以下に表としてまとめたから参考にしてね。
【債務整理3つの種類の違いと特徴】
任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
内容 | 利息カット | 借金を大幅に減額 | 借金を0円にする |
裁判所 | 通さない | 通す | |
官報 | のらない | のる | |
保証人への影響 | 保証人への影響 場合によっては |
避けられない | |
財産 | 処分しない | 没収される | |
条件 | ない・相手次第 | ある |
個人再生と自己破産が、裁判所をとおして行う手続きなんだよ。
それぞれの特徴については、次のところでそれぞれ詳しく解説していくね。
債務整理の方法とそれぞれの特徴
任意整理:利息をカットして借金の負担を減らす手続き
- 今後の返済で発生する利息をカットできる
- 借金をしている金融機関と直接交渉する手続き
- 3〜5年での分割返済ができるように毎月の返済額を調整する
個人再生や自己破産とは異なり裁判所をとおさないから、手続きもスピーディーで、費用もあまりかからないのも任意整理の特徴だよ。
個人再生:借金を大幅に減額できる手続き
任意整理とは違って裁判所を通して行うから、基本的には弁護士に依頼した方がスムーズに手続きを進めることができるね。
さいむくんは、指示を受けて必要な書類を用意するだけなんだ。
だから信頼できる弁護士に依頼すれば、何も心配はいらないよ。
個人再生の手続き自体も、明確に法律で定められている。ただ裁判所を通して行うから、任意整理よりは手間や時間がかかる可能性があるね。
自己破産:借金が免除になる手続き
借金が0になる強力な効果があって債務整理の中でも有名だから、さいむくんも1度は聞いたことがあるんじゃないかな?
借金が免除になるとしても、ほんとうに利用しても大丈夫なの?
でも自己破産は国が「破産法」という法律で定めている「救済制度」だから、安心して利用できるものなんだよ。
破産法第一条 この法律は、経済的に窮境にある債務者について、その債権者の多数の同意を得、かつ、裁判所の認可を受けた再生計画を定めること等により、当該債務者とその債権者との間の民事上の権利関係を適切に調整し、もって当該債務者の事業又は経済生活の再生を図ることを目的とする。
【引用:破産法 – e-Gov法令検索】
自己破産にどのようなメリット・デメリットがあるかは、後のところで詳しく解説するよ。
特定調停:裁判所の仲介で借金が減額できる手続き
裁判所をとおして行うけど、個人再生や自己破産とは異なり比較的簡単な手続きで借金減額できるのがこの手続きの特徴だね。
特定調停では、裁判所のもとで債権者と借金減額に関して交渉を行うんだ。
任意整理もお金を借りている金融機関や消費者金融と、借金減額に関して話し合う手続きだったよね?
任意整理と特定調停の違いについては、以下にまとめたので参考にしてね。
【任意整理と特定調停の違い】
違い | 任意整理 | 特定調停 |
対象となる債務 | 自分で選択可能 | 自分で選択可能 |
仲裁役 | 弁護士 | 調停委員(裁判所) |
督促が止まる時期 | 受任通知が送付された時 | 調停を申し立てた時 |
交渉 | 弁護士 | 調停委員はいるが自分で交渉を行う |
債務名義の有無 | なし | 調停調書(判決と同じ効力がある) |
自分で書類を準備するのは、手間がかかるし分からないことも多い。
だから基本的には特定調停よりも任意整理がおすすめだよ。
過払い金返還請求:支払い過ぎたお金が返ってくる手続き
厳密にいえば、債務整理ともちょっと違うけど、任意整理をする際に過払い金があれば一緒に請求もできるんだ。
以下の条件に該当している人は、これまで借金を返済していた過程で過払い金が発生している可能性があるよ。
- 平成22(2010)年6月17日以前の借入であること
- 過去に借金を返済していたこと
- 借金を完済または最後の取引をしてから10年以内であること
- 完済していなくても請求できる
- ショッピング利用では過払い金は発生しない
ただし、個人では貸金業者が相手をしてくれないことが多い。
だから他の債務整理と同様に、弁護士を代理人として請求するのがおすすめだよ。
だから「自分がどの債務整理に適しているか」、「過払い金が発生しているか」を知るためにも、まずは弁護士に相談するのがおすすめだよ。
債務整理共通のメリット
すべての債務整理に共通しているメリットは以下のとおりとなっているよ。
- 借金が減額・免除になる
- 弁護士に依頼した時点で、債権者からの催促(さいそく)・取り立てがストップする
債務整理の依頼を受けた弁護士は、債権者に対して「受任通知」という手紙を送るんだ。
この受任通知を受け取った債権者は、それ以降直接債務者に対して連絡することを「法律」で禁じられているんだよ。
債権者からの取り立てをストップできるのは助かるよ…。
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債務整理共通のデメリット
債務整理に共通しているデメリットは次の4つだね。
- ブラックリストにのる
- 5~7年は借金・ローン・クレジットカードの審査が通らない
- 保証人に請求がいく
- 一定期間は保証人になれない
ブラックリストにのる
この信用情報というのは、金融機関や消費者金融が新しくクレジットカードを作るときやローンの契約をする際に参考とする情報だ。
信用情報に傷がついてしまっていると、新しくクレジットカードを作る時やローンの契約をする時の審査に落ちてしまうんだよ。
全然関係ない気がするんだけど?
金融機関も同じで、その人に信頼してお金を貸すかどうか判断する基準が「信用情報」なんだ。
5~7年は借金・ローン・クレジットカードの審査が通らない
さすがに一生カードやローンが利用できないのは困るんだけど…。
債務整理をしてブラックリストに載ったとしても、一定期間経過すれば信用情報機関で保管されている事故情報は削除されるんだ。
各信用情報機関で、債務整理したことに関する情報が保存されている期間は以下のとおりとなっているよ。
【信用情報機関別・債務整理による事故情報が登録される期間】
情報の種類 | CIC | JICC | KSC |
任意整理 | – | 5年 | – |
個人再生 | – | 5年 | 7年 |
自己破産 | 5年 | 5年 | 7年 |
※KSCに関しては2022年11月4日から登録期間が10年から7年に変更されました。
【参考:一部情報の登録終了および登録期間の短縮について – 全国銀行信用情報センター】
すでに滞納している状態ならブラックリストに登録されてしまっているから、デメリットを怖がる必要もないんだ。
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一定期間は保証人になれない
実は保証人になる時も、信用情報機関に登録されている信用情報をチェックしているんだ。
だから住宅ローンや奨学金の保証人になりたい場合、事故情報が削除されるまで待つ必要があるよ。
保証人に請求が行く
連帯保証人や保証人のついている債務がある場合、手続きを行うと保証人に対して請求が行ってしまうことは避けられないんだ。
任意整理は、任意の交渉だから、整理する対象を選べるんだ。
保証人がいる借金や、ローン返済中のものなどは除外すれば、迷惑をかけることなく借金を減額できるんだよ。
4種類の債務整理のメリット・デメリット
任意整理のメリット・デメリット
任意整理のメリット
- 整理する借金を選べる
- 保証人に迷惑がかかることを防げる
- 家族や親族などに債務整理することを知られにくい
- 官報に名前が載らない
- 手続きが早く費用も安価
- 資格制限がない
保証人に迷惑がかかることを防ぎつつ、利息をカットして返済の負担を減らせるからね。
持ち家や車など処分したくない財産を持っている人は、任意整理がおすすめだよ。
任意整理のデメリット
- 他の債務整理に比べて減額効果が薄い
- 自己破産と違って返済義務がある
個人再生のメリット・デメリット
個人再生のメリット
- 借金が元金から大幅に減額される
- 自己破産とは異なり財産が没収されない
- 住宅ローン特則を利用してローン返済中の持ち家を残せる
- 自己破産とは異なり手続き中の資格制限がない
- ギャンブルや浪費による借金でも減額が認められる
自己破産は持ち家を処分しなければならないけど、個人再生なら借金を減額しつつ持ち家を手元に残しておくことができるんだ。
個人再生で減額された借金の返済もあるから、あらかじめ返済計画をしっかりと立てる必要があるよ。
個人再生のデメリット
- 手続きや条件が難しいため時間がかかる
- 官報に名前が載る
- 手続き終了後残債務を返済しなければならない
3~6ヶ月で終わる任意整理と違い、半年~1年はかかるよ。
ただ弁護士に依頼すれば、何を準備すればいいか分かりやすく教えてくれる。
裁判所とのやり取りもすべて代理で行なってくれるから、手続きに失敗する心配もないから安心だよ。
自己破産のメリット・デメリット
自己破産のメリット
- 借金の支払い義務がなくなる
- 仕事はクビにならない
- 特定の財産は手元に残しておける
実際には、どれくらいの財産を手元に残しておくことができるの?
おくことができる財産の例
- 生活に必要な家電家具
- 20万円未満の財産
- 99万円以下の現金
自己破産のデメリット
- 官報に名前がのる
- 手続き中は一定の資格・職業に制限がかかる
- 一定以上の価値がある財産は没収対象となる
ただ制限されるのはあくまでも「自己破産の手続き期間中」だけなんだ。手続きが終わったら普通に働くことができるから安心してね。
手続き期間中に制限される資格や職業の主な例は以下のとおりとなっているよ。
資格・職業の具体例
- 士業(弁護士や税理士、公認会計士など)
- 金融関係(貸金業者、生命保険募集人など)
- 公務員(国家公安委員会の委員など)
- 会社の役員・取締役(日本銀行の役員など)
- その他の職業(探偵業・警備業・酒類の製造免許など)
特定調停のメリット・デメリット
特定調停のメリット
- 借金減額できる
- 資格・職業の制限がない
- どの債権者と合意するか選べる
だから銀行や自動車ローンだけを外して特定調停をすることで、借金を減額しつつ持ち家や車などの財産を維持することができるよ。
特定調停のデメリット
- 取り立てが止まるまで時間がかかる
- 過払い金の返還を受けられない
- 差し押さえされる可能性がある
- 調停が成立しないケースもある
- 不利な調停内容で交渉が終わるケースもある
各債務整理の方法に必要な費用・期間
【各債務整理に必要な費用・期間】
債務整理の種類 | 費用 | 期間 |
任意整理 | 1社あたり2~5万円 | 3ヶ月から6ヶ月 |
個人再生 | 約30~50万円 | 半年から1年 |
自己破産 | 約20万円~80万円 | 半年から1年以上 |
特定調停 | 1社あたり500~1,000円 | 1社あたり500~1,000円 3ヶ月から半年 |
弁護士に依頼しない場合、期間はこれ以上かかることになるだろうね。
また自分で手続きを行って失敗した場合、それまでかかった費用や時間も無駄になって借金減額・免除が遠のいてしまう。
やはり時間や費用のことを考えても、手続きは専門家である弁護士に依頼した方がお得だよ。
どの債務整理の方法が適しているか判断する基準
ここでは、自分がどの債務整理の方法が適しているか判断する基準について解説していくから参考にしてね。
任意整理がおすすめなのはこんな人
- 一定以上の収入はある人
- 手放したくない財産や資産がある人
- 保証人に請求が入ってほしくない人
- 利息がカットできれば返済の目処が立つ人
個人再生がおすすめなのはこんな人
- 現在ある程度の収入はある人
- 借金が減額になれば返済できる人
- 手元に残しておきたい持ち家がある人
- 自己破産で制限される資格や職業についている人
自己破産ががおすすめなのはこんな人
- 財産や資産がない人
- 任意整理・個人再生で借金が減額されても返済できない人
- 支払不能状態の人
ちなみに自己破産の条件でもある「支払不能の状態」とは、毎月の返済可能額が借金の総額を36(ヶ月)で割った金額よりも下回っているかどうかで判断していると言われているよ。
ただ自分が自己破産すべきか判断するのは難しいから、他の債務整理と比較するためにも弁護士に相談するのがおすすめだよ。
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自分に適した債務整理方法を選ぶなら弁護士に依頼しよう!
実は債務整理の手続きは、弁護士に依頼せず個人でもできるんだ。
ただ、色々な理由から、債務整理をするなら弁護士に相談した方がいい。
ここでは、弁護士に依頼すべき理由について解説していくよ!
どの債務整理が適しているかアドバイスしてくれる
でも弁護士に相談すれば、どの方法で借金問題を解決すればいいかアドバイスしてくれるんだ。
手続きがスムーズに進む
どの手続きをするにしても、裁判所に必要な書類を提出したり、債権者とやり取りをしたりする必要がある。
特に個人再生や自己破産の場合、裁判所で面談をする必要もあるんだけど、弁護士に依頼すれば同行してどう受け答えすればいいのかもアドバイスしてくれるのも助かるポイントかな!
手続きでわからないことがあっても、誰にも聞けないから個人で手続きを行うことはおすすめできないね。
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債務整理に対するよくある誤解・疑問
家族に影響はあるの?
法律でも債務整理した人以外の家族の財産を処分する規定はないから、子供の進学や就職、結婚に影響することもない。
ただ家族が保証人の場合のみ、請求が行ってしまうから注意する必要があるね。
仕事をクビになったり影響は?
ただし自己破産の場合のみ、一定の資格や職業に制限がかかってしまうことは注意してね。
選挙権はどうなるの?
年金や生活保護は受給できる?
結婚には影響があるの?
法律でも、債務整理をした人は結婚できないと定めた規定はないから安心してね。
戸籍や住民票に記録されるの?
だから住民票や戸籍を発行した場合でも、そこから債務整理したことが他の人に知られてしまうことはないから安心してね。
まとめ
債務整理にどのような方法があるのか、それぞれの特徴がどんなものかは理解できたかな?
今回解説した内容で、重要なことをまとめたからおさらいしておこう!
- 債務整理は毎年何万人も利用している国が認めた「借金解決の手段」
- 債務整理には4つの種類があり、それぞれ借金の減額率や手続きの仕方が異なる
- 自分にぴったりの債務整理方法を選ぶなら弁護士のサポートは必要不可欠
- 債務整理で家族に直接影響が出たり、仕事をクビになることはない
どの手続きがいいのか自分ではわからないから、まずは弁護士に相談してみるね!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。