あれ?個人再生しても転職ってしていいのかな?
ただ、大幅に収入が減少するような転職をするのは個人再生にも影響が出てしまうからおすすめできないな。
今回は、そんな個人再生と転職の関係について教えよう!
さいむくんのように個人再生も転職もしたいけどしてもいいのか疑問に思っている人はいませんか?
実は個人再生しても転職することは可能です。また、転職後に個人再生することも可能です。
しかし、転職の時期によっては個人再生に影響が出ることもあれば、大幅に収入が減少すると個人再生がそもそも失敗する可能性もあります。
そこで今回は、個人再生と転職の関係についてわかりやすく解説します。
個人再生と転職には直接の関係はありません。
個人再生をしたから、これから個人再生をするからといって転職ができなくなるということはありません。
しかし、収入額が変わることによって個人再生の認否が変わったり、再生手続き後の返済が困難にならないように注意しなければなりません。
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個人再生の後に転職してもいいの?転職できるタイミング
そもそも個人再生を考えているなら転職っていつ時点なら可能なんですか?
個人再生の手続き前 | 転職可能 |
個人再生の手続き中 | 転職可能 |
個人再生の手続き後 | 転職可能 |
個人再生の手続き前:転職可能
ただ、後で説明するように個人再生後の返済ができなくなるような転職はおすすめできない。
個人再生では返済計画通りの返済が可能か、ということが重視されるから収入が低くなってしまうと個人再生が認められない可能性がある。
また、転職の時期によっては、個人再生の申し立てができず、個人再生による減額効果を受けられる時期が遅くなってしまうことがあるよ。
個人再生の手続き中:転職可能
ただ、これも後から説明するけど書類の訂正が必要になったり、退職金をもらうことによって返済額が増えてしまうこともある。
それと、収入が大幅に減ると個人再生に失敗してしまうこともあるんだ。
だから、後から説明する転職する場合の注意点をしっかり読んでね!
個人再生の手続き後:転職可能
ただ、個人再生で決まった返済計画通りの返済ができるような転職をするようにしよう。
もし返済ができなくなれば、個人再生が失敗に終わり、これまでの努力がムダになってしまう。
だから、個人再生後であっても転職したいのなら弁護士に一度相談してみてからの方が失敗するリスクを減らすことができるよ。
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個人再生の利用条件と転職の関係
それは、転職後も継続的な返済が見込めるか、ということだよ。
この継続的な返済ができる収入ができないような転職はおすすめできない。なぜおすすめできないのか、順番に説明するね。
条件:継続的な返済が見込める収入があるかが重要
個人再生は、借金を減額する制度だけど、その前提として減額後の金額での返済をする必要がある。
だからこそ、この「継続的な返済が見込める収入があるか」ということが裁判所が個人再生の判断をするための中核であり、法律上の利用条件でもある。
転職する場合でも「継続的な返済が見込める収入」がないのなら個人再生に失敗する可能性が高くなるからおすすめできないってことだね。
転職後も収入があれば個人再生に影響はない
転職することで収入が上がる場合は、むしろ転職した方が良いこともある。
個人再生で重要なのは、「転職したかどうか」ではなく、「継続的な返済ができるか」ということってわけ!
継続的な返済ができない場合の結末
ただ、返済ができなくなった時期によって、法律的には失敗に対する用語が異なるから補足していくね。
個人再生の申し立てが棄却される
この棄却は、申し立て自体を認めないという裁判所の判断だよ。
だから、どんなに個人再生をしたいと考えていても手続自体がスタートしないことになるよ。
再生手続が廃止される
廃止されてしまうと、個人再生の手続きが進んでいたのにその時点で手続きを打ち切られてしまう。
そうすると、個人再生を諦めるか、もう一度最初から個人再生の手続きをすることになるんだ。
再生計画が取り消される
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個人再生の手続き前に転職する場合の注意点
継続的な返済ができれば、転職しても個人再生に影響はないけど、やっぱり注意しなければならないことがある。
転職を個人再生のいつの時期にするかで注意しなければならないことが変わるからしっかりチェックしておこう!
返済計画が続行できないような転職先はまずい
つまり、個人再生で決まった返済計画に従った返済計画ができないような転職はおすすめできない。
そのような返済できない転職をすると個人再生の手続きがスタートしなかったり(棄却)個人再生が認められても取り消されて、失敗に終わる。
だから、個人再生後の返済計画と転職後の収入のバランスをしっかり考えて、転職先を選ぼう。
転職時期によっては申し立てが遅くなる
個人再生の申し立てをするときに、今後返済できるか判断するために「過去3ヶ月分の家計簿」を提出する必要がある。
だから、転職後3ヶ月は、個人再生の申し立ての書類がそろわず、申し立てが遅くなる。
申し立てが遅くなると、個人再生が認められる時期も遅くなってしまうから転職時期をよく考えて転職しよう。
個人再生の手続き中に転職する場合の注意点
手続き中の場合には注意しなければならないことが少し多いから一つずつチェックしていこうね。
申立て時に提出した書類の訂正が必要
申し立て時には、転職前の状況で書類を作ったのだから、状況が変化すれば書類も訂正しなければならないってことだね。
書類の訂正が必要になるということは、手間もかかるし、個人再生の手続きも遅れることになる。
ただ、書類の訂正も弁護士のアドバイスに従って訂正すれば、個人再生に影響はないから安心してね。
個人再生が認められるまでの時間が延びる
それだけでなく、転職前の状況を前提に今まで個人再生を認めてもいいのか、ということを判断していたのだから、もう一度判断し直す必要がある。
今までの手続きがムダになるわけではないけど、もう一度同じような手続きをしなければならないこともあるから、どうしても時間がかかってしまうんだ。
大幅な収入の減少や無収入になると個人再生に失敗する可能性がある
個人再生は「継続的な返済ができる収入があるか」ということが認められるために大切だからその条件をクリアできないと失敗してしまうってことだね。
だから、転職するなら現在の収入と同程度もしくは収入が上がる場合だけにした方がいいかもね。
退職金を得たことで返済額が増える可能性がある
退職金が出ると個人再生で返済額を決める計算に影響が出るんだ。
ただ、返済額が必ず増えるというわけではなく、増える可能性があるよ。
実は、個人再生には、①最低弁済額基準、②清算価値保障基準、③可処分所得基準の3つの基準のうち、一番高い金額が返済額になる。
①最低弁済額基準 | 借金の金額に応じて返済額を決める基準 |
②清算価値保障基準 | 本人の財産額に応じて返済額を決める基準 |
③可処分所得基準 | 収入から支出を引いた残りの金額を返済額とする基準 |
退職金をもらうと本人の財産が増えるってことになるから、退職金で増えた金額に応じて返済額が増えてしまう。
退職金がどのように計算されるかは、以下の通りなんだけど返済額の基準について下記の記事で解説しているから合わせて読んでみてね。
退職がまだ先の場合 | 退職金見込み額の1/8が財産額に加算される |
退職が間近の場合 | 退職金見込み額の1/4が財産額に加算される |
退職した場合(退職金をもらった場合) | 退職金全額が財産額に加算される |
個人再生の手続き後に転職する場合の注意点
個人再生の手続きが終わっているから転職が個人再生に直接影響することはない。
でも、個人再生後も返済が続くことになるから「個人再生後の返済」の観点から注意しなければならないことがあるよ。
再生計画通りの返済ができないと個人再生に失敗する
つまり、個人再生で決定した返済計画通りの返済ができないと再生計画が取り消され、個人再生がなかったことになる。
減額した借金が復活する
個人再生は、1/5~1/10の減額効果があるからこそ、復活してしまったときに高額な借金が戻ってくることになる。
だから、なんとしても再生計画通りの返済をしなければならないんだ。
取り立てや督促が再開する
債権者は、「個人再生に失敗したのだから次は自己破産するのではないか?」と考え、取り立てや督促が激しくなる可能性がある。
せっかく取り立てや督促から解放されたのに、もう一度同じ生活に戻ってしまうから収入が減るような転職は慎重に考えてね。
返済のためにお金を借りることはできない
個人再生をすると、個人の信用情報に個人再生をしたという事故情報が記録されるんだ。
この信用情報は、ローンやクレジットカード、借り入れの審査のときに参考にされるものでその信用情報に事故情報があると審査に通らない。
おおよそ5年は、事故情報が記録されるからその期間はお金を借りることはできないと思っておいてね。
状況によっては返済期間を延長する手続きがある
返済が難しくなってしまった場合には、裁判所に個人再生計画の変更を申し立てることによって、最大で2年の返済期間の延長をすることができるよ。
だから、お金を使いすぎてしまった、ギャンブルをしたなどの理由では認められない。
もしどうしても返済ができない場合には、返済を放置するのではなく、一度弁護士にどうしたらいいか相談することが必要だよ。
転職してすぐに個人再生をすることもできる
転職後にすぐに個人再生をすることはできるよ。
さっきも言った通り、個人再生に重要なのは「継続的な返済ができる収入があるか」ということなんだからね。
ただ、個人再生の『手続き前』に転職する状況と同じだから、「個人再生の手続き前に転職する場合の注意点」を確認しておいてね!
基本的に個人再生のことは転職する会社にバレない
借金があって個人再生したことがバレたら、落とされてしまいそうな気がして不安なんです…。
個人再生や自己破産など債務整理すると会社にバレてクビになる、と思われていることも多いけど実は勘違いなんだ。
その理由について教えておくね!
会社に個人再生のことを伝える義務はない
この義務がないのは、転職しようとしている会社だけでなく、今の会社も同じだよ。
個人再生や借金問題のようなプライベートなことまで会社に報告する義務はないからね。
会社側もそういったプライベートなことを聞く権利はない。
だから、個人再生したとしても会社に報告する必要なんてないよ!
裁判所から会社に連絡がいくこともない
個人再生をすると裁判所でさまざまな手続きをすることになるけど、裁判所が会社に直接問い合わせることは絶対にない。
裁判所は、必ず弁護士に連絡するから裁判所からの連絡で会社にバレることは絶対にないよ!
個人再生は資格の制限を受けない
自己破産は、手続き中に資格や職業に制限があり、一定の仕事をすることができなくなる。
一方で、個人再生にはそのような制限が一切ないからどんな仕事もすることができるよ!
官報に掲載されるがバレるリスクは低い
官報とは、国が発行している機関紙のことで、国が作った新聞みたいなものだね。
この官報には、個人再生したことや氏名、住所が記載される。
この官報を見られてしまうと個人再生したことがバレてしまうけど、多くの人は官報を見ないし、存在も知らないから記載されてもバレるリスクは低いよ。
まとめ
ただ、どんな転職をして、その後の収入がいくらになるかってことがとても大切なのは知らなかったよ。
それじゃあ、今回のポイントをまとめておこう!
- 個人再生の手続き前:転職可能
- 個人再生の手続き中:転職可能
- 個人再生の手続き後:転職可能
- 個人再生には「継続的な返済が見込める収入があるか」が重要になる
- 大幅な減収は個人再生の失敗に繋がる
- 転職時期によって書類の訂正・認められるまでの期間が延びることもある
- 退職金を得たことで返済額が増える可能性がある
- 転職しても会社に個人再生のことはバレない
だからこそ、将来の生活のことを考えて慎重に考える必要があるよ。
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