貯金もまったくないし、もう八方塞がりだ…いったいどうすれば…。
自己破産などの債務整理に詳しい先生のところに話を聞きに行ってみようよ!
自己破産はすべての借金の返済義務を帳消しにする手続き。
しかし、さいむくんのように『自己破産をしたいけれど費用が払えないからどうしようもない』という人は意外と多いです。
なぜなら、自己破産を考える人の多くがなんらかの事情で職を失っていて収入が途絶えているからです。
無職で借金があって自己破産使用にも費用が払えないのに死ねないからつらい https://t.co/sjuQ5NDZdW
— jjtml jwtjw (@JjtmlJ) September 16, 2019
ぼくも4月になって無事大卒の資格を得たら即行仕事辞めて生活保護の申請でもしようかな金無いし精神科にも歯医者にも行けないし自己破産の弁護士費用も払えないし
— It (@ythfnc300) February 4, 2018
しかし、自己破産にかかる費用を支払えるだけのお金を持っていなくても自己破産はできるので安心してください!
この記事では、以下の3点について詳しく解説していきます。
- 自己破産にかかる費用の相場
- 自己破産の弁護士費用が払えない場合の対処法
- 裁判所に支払う引継予納金が支払えない場合の対処法
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自己破産の費用は分割払いできる
自己破産にかかる費用は分割払いができるし、場合によっては第三者が立て替えを行ってくれることもあるんだ。
司法統計によると、2021年には自己破産は73,457件もあって、そのうちの9割以上が弁護士に依頼して行われている。
弁護士費用がすぐには払えないとしても、ほとんどの事務所が費用の分割払いには応じてくれるから、お金がなくても自己破産はできるのさ。
さいむくんも弁護士に相談すればなんとかなりそうだよ!
自己破産時にかかる費用の相場
大まかには、裁判所に払う費用と弁護士に払う費用の二つに分けられるね!
自己破産は裁判所を通す手続きだから、裁判所に払う費用は絶対に必要。
その上で、弁護士に自己破産の手続きをお願いする場合は弁護士費用もかかるということだね。
同時廃止事件 | 管財事件 | 少額管財事件 | |
裁判所に払う費用 | 1~3万円 | 約50万円 | 約20万円 |
弁護士に払う費用 | 約40~45万円 | 約40~50万円 | 約40~50万円 |
総額 | 約40~50万円 | 約95~100万円 | 約65~95万円 |
だけど、借金の返済義務がなくなったら債権者(お金を貸していた人)は大損になってしまうよね。
だからこそ、もし破産した人がお金や不動産などの財産を持っていた場合には、それらを債権者に配分する必要があるんだ。
破産した人が債権者に配分できるだけの財産を持っていると判断された場合には、自己破産は管財事件または少額管財事件となる。
逆に、破産者の財産のなかにお金に換えられるだけの価値のものがない場合には同時廃止事件となるのさ。
自己破産の種類と概要
同時廃止事件 |
|
管財事件 |
|
少額管財事件 |
|
裁判所に支払う費用の内訳
- 同時廃止事件:約1~3万円
- 管財事件:約50万円
- 少額管財事件:約20万円
具体的な内訳も教えて欲しいです!
- 裁判所に支払う自己破産費用の内訳
項目 | 概要 | 費用相場 |
申立手数料 | 裁判所を利用するための手数料 | 1,000~1,500円 |
郵券代 | 裁判所が破産者や債権者などの当事者に対して書類を郵送する際にかかる費用 | 3,000~5,000円 |
官報公告費 | 政府が発行している機関紙である官報(かんぽう)に自己破産の事実を載せる際にかかる費用 | 10,000~20,000円 |
引継予納金 | 破産管財人の報酬 | 同時廃止事件:なし 管財事件:約50~80万円 少額管財事件:約20万円 |
引継予納金(ひきつぎよのうきん)ははじめて聞いた言葉だと思うけど、カンタンにいえば破産管財人へのお給料だね。
引継予納金については『引継予納金の相場は自己破産の手続き内容によって変わる』で詳しく解説するね。
弁護士に支払う費用の相場と内訳
- 同時廃止事件:40~45万円
- 管財事件:45~50万円
- 少額管財事件:45~50万円
項目 | 概要 | 費用相場 |
相談料 | 弁護士に自己破産について相談する際にかかる費用 | 無料~1万円/1h |
着手金 | 正式に自己破産手続きを依頼する際にかかる費用 | 約20~30万円 |
報酬金 | 自己破産の手続きが完了した際にかかる費用 | 約20~30万円 |
引継予納金の相場は自己破産の手続き内容によって変わる
引継予納金とは、破産管財人への報酬のことだね。
自己破産手続きが管財事件・少額管財事件となった場合に裁判所から選任される弁護士のこと。
債権者に対して公平に財産を分配するために、利害関係のない弁護士が裁判所から選ばれる。
同時廃止事件の場合はかからない
つまり他の手続きに比べて圧倒的に安く済むってことだね。
管財事件の場合は50万円~
原則としては、以下のような基準で管財事件になるかどうか決まるよ。
あとは、自己破産手続きをしている中で免責不許可事由(めんせきふきょかじゆう)にあてはまった場合も管財事件扱いになってしまうから気をつけてね。
自己破産によって借金返済の免責が認められない可能性がある事情のこと。具体的には以下のようなものがある
- ギャンブルや投資など、浪費によって借金を作った
- 返済ができないとわかっていたにもかかわらず借入を行った
- 自己破産の申し立ての際に虚偽の申告をした
少額管財事件の場合は20万円前後
少額管財事件は、通常の管財事件に比べて以下のようなメリットがあるよ。
- 引継予納金が低額で済む(相場は20万円程度)
- 手続き期間が管財事件に比べると短い
以下のような条件を満たすと、少額管財事件として手続きを進められるよ。
少額管財事件となる条件
- 弁護士を通して自己破産の申し立てを行った
- 申し立て代理人となる弁護士があらかじめ財産の調査を行っている
- 破産者が所持している財産が一定額以下である
なぜかというと、少額管財事件というものがそもそも裁判所ごとに独自に運用している制度だからなのさ。
だけど、実際には東京地裁で行われる管財事件のうち95%ほどが少額管財としての扱いになっているよ。
あくまで東京地裁の場合だけど、個人が自己破産する場合には少額管財となるケースが多いといえるね。
引継予納金は分割払いができないが対処法はある
なかなか一括で払うのは難しそうな金額ですけど、これも分割払いってできるんですか?
だけど、一括で払えない人のために色々と対処法はあるから安心してね。
裁判所によっては予納金が貯まるまで手続きを保留にしてくれる
ただし、あくまで手続きを保留にして待ってくれるだけだから、予納金の分割払いを認めてくれるわけではない。
手続きの保留が開けて予納金を支払う時期がくるまでに、自身でしっかりと必要なお金の積み立てを行わないといけないよ。
弁護士に依頼すれば予納金の積み立てを行なってくれる
弁護士は債務整理のプロだから、いろんな人の自己破産の手伝いをしている。
そのなかにはさいむくんのように予納金を支払えないから自己破産をためらっている人もたくさんいるんだ。
毎月一定額を弁護士に振り込むという形で予納金の積み立てを行ってくれるから、自分で積み立てるのが不安な人も弁護士に任せれば安心なのさ。
収入が少ない人は法テラスが費用の立て替えをしてくれる
これで死角はない!と、言いたいところですが…やっぱりお金が足りないなんて事態もありそうで不安です…。
もし弁護士費用などの自己破産費用を支払う自信がないのであれば、法テラスを利用してみるのも一つの手だよ!
収入が少ない人に限るけど、法テラスにお願いすれば自己破産の費用を立て替えてくれるのさ。
法テラスとは
結婚・相続・借金などなど…法律に関する問題は、日本で生きている人であればだれでも等しく関わる可能性があるよね。
そんなときにお金がないからという理由で専門家のサポートが受けられないのはあまりに不公平。
誰でも等しく法律の専門家に頼れるように法務省が主体となって作られた組織が法テラスってわけさ。
【参考:かんたん解説「法テラス」 – 法テラス】
法テラスが費用の立て替えをしてくれる人の条件
ただし、費用の立て替えは誰でも受けられるわけではなく、以下のような条件が必要になるよ。
- 収入額が一定額以下(例:家族がいない場合、月収が20万200円以下 ※東京・大阪など一頭地の場合
- 資産が一定額以下(例:家族がいない場合、資産合計額が180万円以下
条件にあてはまりさえすれば、毎月の支払いは5,000~10,000円程度になるし、自己破産費用の総額を1/3程度にまで抑えることも可能なんだ。
実際に法テラスに自己破産費用を立て替えてもらえるかどうかは収入や資産に関する調査が必要になるから、もしお金がない場合には一度法テラスに相談してみるのがオススメだよ。
【参考:民事法律扶助業務 – 法テラス】
生活保護が長引いた場合、自己破産費用が免除される
生活保護を受けるには安定した収入がないことが条件となるから、必然的に法テラスの自己破産費用立て替えも受けられるんだ。
実は、自己破産手続きが終了する時期まで生活保護を受けていた場合は、立て替えてもらったお金の返還が免除される場合もあるんだ。
つまり、自己破産にかかる費用を免除してもらうことも可能なんだよ。
(償還の免除) 第65条 地方事務所長は、終結決定と同時又はその後において、被援助者 が次の各号に掲げる要件のいずれかに該当すると認めるときは、理事長の 承認を得て、立替金の全部又は一部の償還の免除を決定することができる。 ただし、被援助者が相手方等から金銭等を得、又は得る見込みがあるとき は、当該金銭等の価額の100分の25に相当する金額については、扶養料、医療費その他やむを得ない支出を要するなど特別の事情のない限り、 その償還の免除を決定することができない。
一 生活保護法による保護を受けているとき。
二 前号に該当する者に準ずる程度に生計が困難であり、かつ、将来にわ たってその資力を回復する見込みに乏しいと認められるとき。
【引用:日本司法支援センター業務方法書】
もし生活保護を受けていて借金も抱えていたら、すぐに法テラスに相談するのがいいですね!
自己破産にかかる費用が支払えない場合の対処法
弁護士に相談して弁護士費用を分割払いにしてもらう
自己破産をする人の多くがお金に困っていて、自己破産にかかる費用も捻出できないケースも多いということは弁護士なら誰でも知っているからね。
なにより、弁護士に自己破産を依頼するメリットはとても大きいと覚えておこう。
弁護士に自己破産を依頼するメリット
- 自己破産に必要な申し立て書類や裁判所とのやりとりを任せられる
- 一定の財産や免責不許可事由があった場合も少額管財事件として扱ってくれて費用を抑えられる
- 受任通知によって債権者からの取り立てが即時ストップする
法テラスに相談して費用を立て替えてもらう
法テラスの民事法律扶助制度を利用するには収入額などに条件があるけれど、自己破産費用の立て替えなども行ってくれる。
もし収入が少なくて自己破産費用を工面できないときには法テラスに相談してみよう。
自分で自己破産の申し立てを行う
だけど、自分で自己破産を申し立てるのはあまりオススメできないよ。
なぜかといえば、自己破産の手続きはとても複雑で法律の専門的な知識も必要になるからだ。
具体的には、自分で自己破産を申し立てるためには以下のような書類を用意しないといけないよ。
破産手続開始及び免責申立書 | 自己破産の申し込み書のようなもの |
給与明細書の写し | 給与を得ている場合に必須 |
不動産登記簿謄本 | 家・土地などの不動産を所有している場合に必須 |
退職金を証明する書面 | 退職金を受け取ったことがある場合や、会社勤めで退職金を今後受け取る予定がある場合は必須 |
債権者一覧表 | 債権者とそれぞれの借金の内容・使い道などをすべて記載する |
陳述書 | 借金をした理由と、破産に至った経緯を詳細に記載する |
財産目録 | 現金や預貯金、不動産や車など、所有する財産をすべて記載する |
預貯金口座の通帳の写し | 通帳の表紙および過去数年前の日付からすべてのページをコピーして提出する |
現在の借金額がわかる書類の写し | 請求書や督促状など |
こんなに色々と用意しないといけないなら、多少お金がかかっても弁護士に頼んだ方がよさそうですね…。
自分で焦って申し立てを行うと、書類の不備があってなかなか免責が認められないなんてケースも考えられるから、おとなしく弁護士などの専門家に依頼するのが一番だよ。
任意整理などの他の債務整理を検討する
名称 | 概要 | 費用の相場 |
任意整理 | 債権者に直接交渉をして借金にかかる利息をカットしてもらう手続き | 一社あたり2~5万円 |
個人再生 | 裁判所に申し立てをして借金を最大で10分の1にまで減額してもらう手続き | 50~60万円 |
だけど、借金の額がそこまで大きくなかったら自己破産ではなく任意整理や個人再生の方がおトクに解決できる可能性もあるんだよ。
まずは弁護士に相談してみて、自分がとるべき方法を考えてみるのもよさそうだなあ。
自己破産の費用が支払えないときは弁護士に相談しよう
自己破産にかかる費用が払えない時はとにかくすぐに弁護士に相談をすることをオススメするよ。
自己破産をする人はほぼ間違いなくお金に困っていて、自己破産費用が払えないという人も多いことは想像できるよね。
弁護士は債務整理のプロ。
自己破産の費用が払えないくらいお金に困っている人をたくさんみてきているからこそ、それぞれに合った解決法を知っているのさ。
必ずひとりひとりに合った借金問題の解決方法を提案してくれるはずだよ!
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▼感謝の声多数!▼
でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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まとめ
- 自己破産の際にかかる弁護士費用は分割払いができる
- 裁判所に納める引継予納金は自己破産の手続き内容によって額が変動する
- 自己破産の費用が払えるかどうか不安なときは弁護士に相談しよう
お金がなくても自己破産はできると知れて安心しました!
だけど、自分だけじゃどうしようもなさそうなのでますは弁護士に相談してみます!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。