自分なりに色々調べて、個人再生のことを知ったんだけど、これって具体的に、毎月どのくらい支払えばいいわけ?
個人再生はご存じの通り、借金をグッと減らすことができる手続きだよ。
実際に、「毎月の支払いがいくらになるか」っていうのは、さいむくんが抱えている借金の額や、所有している財産の総額にもよって変わってくるからね。
せっかくだから、先生に教えてもらおう!
個人再生は借金を大幅に減らしたあと、残額を分割払いで返済していく手続きです。
「借金がどれだけ減るか」というのは借金額によって最大値があらかじめ決まっていますし、自宅や車をはじめとした高額財産を所有している場合には返済額が高くなる可能性があります。
この記事では、個人再生を具体的に検討している方のために「どれだけ借金が減るか」や「月々の返済額のシミュレーション」など、具体的な数字を用いて解説したいと思います!
個人再生では借金は最大で10分の1まで減額が可能です。
ただし、あなたの財産や収入によっても返済額は左右されます。
また個人再生で大変なのは減額後に継続して返済することです。
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個人再生を軽くおさらい
債務整理には3種類があることを知っているかな?
任意整理 | 貸金業者と直接交渉して借金を減額(主に利息をカット) |
個人再生 | 裁判所を通じて借金を元金ごと大幅にカット |
自己破産 | 裁判所を通じて借金をゼロに |
メリットとデメリットのバランスがいい手続きでもあるから、借金に困っている人はぜひ選択肢に入れておいて欲しいかな!
裁判所を通じて借金を大幅カット!
「民事再生法」にのっとった真っ当な手続きなんだけど、裁判所なんて聞くと身構えてしまうでしょ?
でも心配しないで。
自分がやらなければならないことは「①弁護士に依頼すること」と「②弁護士に頼まれた書類を用意すること」「③裁判所での面接に行くこと(弁護士と一緒に)」くらいしかないから難しく考えなくてOKだよ。
借金が最大で5~10分の1まで減額される
具体的な金額に関しては以下の表を見てね。
借金額 | 最大まで減額できた場合の返済額 |
100万円未満 | 減額しない |
100~499万円 | 100万円 |
500~1499万円 | 借金額の5分の1 |
1500~2999万円 | 300万円 |
3000~4999万円 | 借金額の10分の1 |
5000万円以上 | 個人再生はできない |
しかし先生、最大まで減額出来た場合の返済額」とありますけど、最大まで減額されない場合もあるんですか?
例えば個人再生をする人が貯金をもっていたり、家や車などの高額な財産を持っていた場合、返済額が高くなる可能性があるんだ。
詳しくは、「財産や貯金がある人は要注意!最低弁済額にご注意を」で説明するね。
現段階では、表を見て「借金がこれだけ減る」と理解しておいてくれれば問題はないよ!
減額された借金を3~5年で分割返済する
それに関しては、毎月分割払いしていくことになる。
(再生計画による権利の変更の内容等)
2 再生債権者の権利を変更する条項における債務の期限の猶予については、前項の規定により別段の定めをする場合を除き、次に定めるところによらなければならない
二 最終の弁済期を再生計画認可の決定の確定の日から三年後の日が属する月中の日(特別の事情がある場合には、再生計画認可の決定の確定の日から五年を超えない範囲内で、三年後の日が属する月の翌月の初日以降の日)とすること。
【引用:民事再生法 – e-gov】
特別な事情というのは「3年で返済するのは不可能だと裁判所が認めた場合」であって、「なんとなく返済がきついから」のような理由ではダメだから覚えておいて!
任意整理・個人再生との違い
任意整理よりしっかり借金が減る
任意整理 | 個人再生 | |
効果 | 利息がカットされる | 元金ごと減る |
財産の差し押さえ | なし | |
返済期間 | 3~5年 | |
メリット | 債権者ごとに対応を決められる | 減額効果が大きい |
デメリット | 債権者から断られることがある | 任意整理より手間や費用がかかる |
「3~5年で返済する」というのはどちらにも共通しているから、月々の支払いは個人再生の方がグッと安くなるだろう。
もちろん、個人再生は裁判所を通じて行う手続きだから、その分手間や費用がかかるのは否定できないけどね。
自己破産のように自宅を失うことがない
個人再生 | 自己破産 | |
効果 | 元金ごと減る | ゼロになる |
財産の差し押さえ | なし | あり |
返済期間 | 3~5年 | なし |
メリット | 家や車を残せる | 借金がゼロになる |
デメリット | 借金が残る | 家や車が没収される / 条件が多い |
自己破産の場合、生活に最低限必要な分の財産を残して、残りは没収されてしまうからね。
個人再生の場合「住宅ローン特則」を使えばローン返済中の自宅も手元に残すことができるんだよ!
個人再生後の月々の支払額をシミュレーション
その前に、減額表をもう一度確認しておこうか。
借金額 | 最大まで減額できた場合の返済額 |
100万円未満 | 減額しない |
100~499万円 | 100万円 |
500~1499万円 | 借金額の5分の1 |
1500~2999万円 | 300万円 |
3000~4999万円 | 借金額の10分の1 |
5000万円以上 | 個人再生はできない |
ちなみに、個人再生の場合、弁護士や裁判所に払う費用が50万円くらいかかってしまうから、借金が少なすぎる人には向かないかもね。
借金が100万円代やそれ以下の人は、任意整理がいいかもしれないから、本格的に悩んでいる人は弁護士に相談してみよう!
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元の借金が300万円の場合
借入額 | 個人再生前 | 個人再生後 |
総支払額(3年払い) | 約374万円(年利15%) | 100万円(利息なし) |
月々の支払い(3年払い) | 約10.3万円 | 約2.8万円 |
総支払額(5年払い) | 約428万円(年利15%) | 100万円(利息なし) |
月々の支払い(5年払い) | 約7.1万円 | 約1.7万円 |
元の借金が600万円の場合
借入額 | 個人再生前 | 個人再生後 |
総支払額(3年払い) | 約749万円(年利15%) | 120万円(利息なし) |
月々の支払い(3年払い) | 約20.8万円 | 約3.3万円 |
総支払額(5年払い) | 約856万円(年利15%) | 120万円(利息なし) |
月々の支払い(5年払い) | 約14.3万円 | 2万円 |
元の借金が1500万円の場合
借入額 | 個人再生前 | 個人再生後 |
総支払額(3年払い) | 約1871万円(年利15%) | 300万円(利息なし) |
月々の支払い(3年払い) | 約52万円 | 約8.3万円 |
総支払額(5年払い) | 約2141万円(年利15%) | 300万円(利息なし) |
月々の支払い(5年払い) | 約37万円 | 5万円 |
元の借金が3000万円の場合
借入額 | 個人再生前 | 個人再生後 |
総支払額(3年払い) | 約3473万円(年利15%) | 300万円(利息なし) |
月々の支払い(3年払い) | 約104万円 | 約8.3万円 |
総支払額(5年払い) | 約4282万円(年利15%) | 300万円(利息なし) |
月々の支払い(5年払い) | 約71万円 | 5万円 |
財産や貯金がある人は要注意!弁済額が決まる3つの基準
実際には、個人再生後の借金額というのは3つの金額基準のどれかによって算定されることになる。
- 最低弁済基準…最低返済額を定めたもの
- 清算価値保証基準…自身が所有している財産の価値を基準にする
- 可処分所得基準…自身の可処分所得(自由に使えるお金)を基準にする
手続き名 | 特徴 | 基準の選び方 |
小規模個人再生 |
|
①と②で金額が高くついた方 |
給与所得者等再生 |
|
「①と②の合計」と③(2年分)の高くついた方 |
①法律で定められた最低限の返済額(最低弁済額基準)
借金額 | 最大まで減額できた場合の返済額(※) |
100万円未満 | 減額しない |
100~499万円 | 100万円 |
500~1499万円 | 借金額の5分の1 |
1500~2999万円 | 300万円 |
3000~4999万円 | 借金額の10分の1 |
借金100万円以下だと減額効果がないのもポイントかな。
②自分の財産の価値の総額以上に返済する(清算価値保証基準)
以下の例を見てね。
- さいむくんの借金は1000万円
- さいむくんが所有している財産は全部売却したら500万円になる
さいむくんが債務整理した場合の債権者たちへの分配 | |
個人再生 | 最低弁済額である200万円を貸主たちで分配する |
自己破産 | 財産を売却してできた500万円を貸主たちで分配する |
つまり、個人再生をする人が多くの財産を持っている場合、「個人再生をするより、自己破産してもらった方がメリットがある」ということですね?
貸主たちからは「分配が大きくなるから自己破産をしろ!」とか「財産を分配してから債務整理しろよ!」と言われかねないね。
「自身が所有している財産の総額よりは多く返済するべきでしょう」という「債権者の事情や考え」を踏まえたのが「清算価値保証基準」だよ。
③自身が生活に使えるお金を基準に決める(可処分所得基準)
生活費すらも抜いたお金だから、おこずかいと言っても問題ないかな。
生活費に関しては「生活保護を基準としたもの」になるから、実際の生活費よりも少なめに見積もられてしまうかもしれない。
「算出された可処分所得の2年分」が「可処分所得基準で算出される金額」だよ。
実際に算定してみよう
では実際に、個人再生の弁済額がいくらになるか、シミュレーションしてみようか。
手続き名 | 特徴 | 基準の選び方 |
小規模個人再生 | ・ほとんどの人がこちらを利用する ・返済額が安くなる ・貸主たちの反対が過半数だと利用できない |
①と②で金額が高くついた方 |
給与所得者等再生 | ・貸主たちの反対が過半数でも利用できる ・返済額は高くなりやすい |
「①と②の合計」と③(2年分)の高くついた方 |
給与所得者等再生を選ぶのは「債権者たちの過半数の同意を得られなかったとき」くらいだよ。
小規模個人再生の場合
小規模個人再生の場合、「①最低弁済額」と「清算価値保証基準」の高いほうで算出されるんだったよね。
- 借金400万円
- 所有している財産は自動車のみ(売却価格は80万円)
①最低弁済額 | 100万円 |
②清算価値保証 | 80万円(車) |
この人の場合、400万円の借金が100万円まで減額されるということだ!
給与所得者等再生の場合
この場合は、「①最低弁済額」「②清算価値保証基準」「③可処分所得基準」の3つの中で一番金額が高くなったものに決定するんだったよね。
- 年収600万円
- 借金1000万円
- 所有している財産は車(150万)・腕時計(30万)
- 扶養者なし
①最低弁済額 | 200万円 |
②清算価値保証基準 | 180万円 |
③可処分所得基準 | 628万円
(①から②と③を引いたもの) |
気を付けて欲しいのは「可処分所得基準は、借金額に関係なく算定されてしまう」という点だよ。
例えばこのケースでは、年収が628万円より少ない人であっても、それに関係なく628万円と算定される。
つまり、給与所得者等再生を行おうとしたら、当初の借金額より支払いが増えてしまう、ということが起こりかねないんだ。
だからそうなってしまった場合には自己破産を選択するしかないよね。
あと、可処分所得の計算は目安であって、状況によって金額が変わってくるから、自己判断しないで弁護士に計算してもらおう!
「収入がとても少なく、かつ借金とても多い」などのような人でない限り、給与所得者等再生は利用しにくいということを覚えておきましょう!
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でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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個人再生の手続き自体にもお金がかかる
主に「弁護士に支払う報酬」と「裁判所に支払う手数料など」の2種類がかかるんだけど、だいたい50万円くらいかかると思った方がいいね。
個人再生にかかる費用の概算 | ||
金額 | 主な内訳 | |
弁護士に払う報酬 | 40~60万円程度 |
|
裁判所に払うお金 | ~数万円程度 |
|
弁護士に支払うお金(予納金)
内訳 | 費用の相場 | 内容 |
相談料 | 5000円/30分 | 弁護士と話し合いをするのに必要なお金。無料、もしくは30分5000円の事務所がほとんど |
着手金 | 20~30万円 | 契約金。途中でキャンセルしたり、債務整理が失敗に終わっても返ってこない |
成功報酬 | 20~30万円 | 手続きが成功したときに追加でかかるお金。金額は固定であったり、歩合であったり様々 |
もちろん、個人再生を検討している人は手持ちのお金がないことも多いから、大半の事務所では分割払いに対応している。
本人の経済的負担にならないようなプランを提案してくれるから、安心してね!
裁判所に支払うお金
内容はややこしいから、金額だけ把握できていればひとまずはOK。
内訳 | 費用 | 説明 |
予納金(官報掲載費) | 13,744円 | 国が発行する機関誌に個人情報を載せるための費用 |
収入印紙代 | 1万円 | 手続きの申立てに必要な費用 |
郵便切手代 | 2000円程度 | 貸主たちに書類を送るための切手代 |
※個人再生委員の報酬 | ~25万円 | 裁判所の代わりに手続きを監督する人(弁護士)にかかる報酬 |
※個人再生委員への報酬は、申立てをする裁判所によって費用が異なってきます。気になる場合には弁護士や裁判所に実際に問い合わせてみましょう。
- 東京地裁の場合…15万円
- 鳥取地裁の場合…0円
個人再生を利用した人の口コミ
もっと早くすればよかった
個人再生でやって行けそう。
今日はゆっくり寝れそう。早く動けばよかった。
いつもそうなんだよなぁ。アホな癖に変なプライド邪魔する。
— パス(ギャンブル依存) (@baybayzibun) March 2, 2021
お金に余裕ができた
個人再生してお金の余裕で来てAqoursちゃんのライブ現地を現実味のあるものとして考えられるようになってよかった
とふと思った— GONZIN (@Lluvia0103gon) July 1, 2021
高額の返済をしないで済んだ
個人再生してよかった。
任意整理を選んでたら自力で800万返さなきゃいけなかったし、どちらにせよブラックなってたんだから。— カワカミ (@pwGVwOGn724u75r) January 6, 2019
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借金に悩まされる生活はとても辛く苦しいものです。
でも大丈夫!専門家に相談することで明るい未来が待っています!
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まとめ
個人再生の返済額の決め方や月々の支払いについて、理解できたかな?
ちょっとややこしかったけど、大事な部分について振り返ってみようか。
- 個人再生は借金を最大で5~10分の1まで減額できる
- 減額された借金は原則3年、最大で5年で分割払いする
- 「最低弁済額」「清算価値保証基準」「可処分所得基準」のいずれかにのっとって金額を算定する
- 個人再生の手続気にかかる費用は50万円くらい(分割払い可能)
借金額 | 最大まで減額できた場合の返済額 |
100万円未満 | 減額しない |
100~499万円 | 100万円 |
500~1499万円 | 借金額の5分の1 |
1500~2999万円 | 300万円 |
3000~4999万円 | 借金額の10分の1 |
5000万円以上 | 個人再生はできない |
色々と理解できました、ありがとうございます!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。