
リボ払いは毎月の返済額がラクで利用しやすい反面、返済期間が長くなって頑張っても借金が終わらない状態になりやすいんだ。

多くの消費者金融やクレジットカード会社が「リボ払い」による貸付をおこなっています。
なによりも「毎月の返済がラク」というのが魅力で、リボ払いを利用している方も多いでしょう。
しかし、これが大きな落とし穴なんです。リボ払いは、毎月の返済がラクである反面、なかなか借金が終わらないという大きなデメリットがあります。
リボ払いのせいで借金地獄に陥ってしまったなんてケースも多く、完済には大変な苦労が必要になるでしょう。
つらいリボ払いの返済を終わらせるにはどうすればよいのでしょうか?
リボ払いの仕組みや特徴、返済を終わらせるための方法、どうしても返済が難しいときの解決方法を紹介します。
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リボ払いの返済が終わらない仕組み

リボ払いの仕組みを正しく理解しないままで利用を繰り返していると、終わらない借金に苦しむことになるんだ。
支払額が少ないので返済期間が伸びる

予定外の出費で借金が増えたとしても月々の返済額はそのままだから、ラクに返済できるのがウリだよ。
月々の返済がラクって、借金をする人にとって一番うれしいことでしょ?


でも、毎月少しずつしか借金が減らないってことは…


しかも、最初のうちは残額が多いから支払い額のほとんどが利息で消し飛んでしまって、元本分はわずかだけ。
だから返済期間が長くなってしまいやすいんだ。
月の支払い額が一定なので借金が増えていることに気づけない

しかも月々の返済額は残額に応じて一定だから、借金が増えても一気に負担が大きくなるわけじゃないんだ。
ムリのないように返済できるってことでしょ?


でも、毎月の返済額が一定だと、借金が増えているって感覚がないよね。
いつの間にか限度額いっぱいまで借り入れてしまって、返済・借り入れを繰り返す地獄の自転車操業に陥る人も多いんだ。
分割払いとリボ払いの違い

分割払いとリボ払いってなにが違うんですか?
ただし、分割払いは「契約ごと」に返済が発生するから、複数の借り入れに対して毎月複数の返済をしていくことになる。
契約のときに返済回数を決めるという点も分割払いの特徴だよ。

リボ払い | 分割払い |
|
|

ここで、10万円を金利15%で借り入れた場合の返済シミュレーションを支払い方法別にみていこう。
リボ払い | 分割払い | |
月々の返済額 | 5,000円 | 10,680円 |
完済までの支払回数 | 24回 | 10回 |
完済時の支払利息(手数料) | 15,260円 | 6,800円 |
完済時の支払総額 | 115,260円 | 106,800円 |


同じ金利でも支払い方法が違えば返済期間も違って、最終的に支払う利息にも差が出るんだ。
借入金額が大きくなると、この差はさらに広がってしまうよ。
つらいリボ払いを終わらせる方法

これまでとは違う方法でリボ払いの完済を目指そう。

一括返済や繰り上げ返済による早期返済

将来かかってしまう利息の発生をカットできるから、結果的に大きな節約になるんだ。


毎月5,000円なら1万円、1万円なら2万円って感じで将来分を繰り上げ返済すれば、一気に元本が減って完済に近づくよ。
現在よりも金利が低いおまとめローンなどの利用

毎月の返済額を抑えられるし、複数の業者に返済する手間も軽くなる。
しかも金利が低くなれば最終的な支払い額も減るから、大きな節約につながるよ。
債務整理を検討する

もうあきらめるしかありませんか?
どうやっても完済が難しいと感じたら「債務整理」による解決を検討してみよう。
任意整理をすれば、借金の減額や返済の免除が期待できるよ。

債務整理のメリットとデメリット

そんなことなら頑張って返済せずに最初から債務整理しちゃえばよかったかも…
債務整理には3つの方法があるんだけど、どの方法がマッチしているのかは状況次第なんだ。
しかも、それぞれにメリットがあればデメリットもある。
だからベストマッチする方法を慎重に選ぶ必要があるよ。

- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
将来の利息手数料をカットできる任意整理



ただし、あくまでも話し合いで合意してもらえた場合に限られるから、貸金業者に断られてしまうこともある。
個人による交渉では相手にしてもらえないから、弁護士や司法書士のサポートは必須だよ。
残高そのものを圧縮できる個人再生

裁判所に再生計画案という返済計画を示してOKをもらえれば、借金の元本そのものが大幅に減額される可能性があるよ。
借金の総額に応じて、最大で10分の1まで圧縮されるんだ。
利息・手数料だけなんてセコい話じゃなくてドカン!と借金を減らしてくれるこっちのほうがいいです!


裁判所に再生計画案を認めてもらわないといけないから、申立てをすればかならず許可されるわけでもないんだ。
それに借金の大部分を占める業者が拒否すると却下されてしまう。
申立ての準備から裁判所への対応までにかかる手間も大きいから、やはり弁護士・司法書士のサポートが必須だね。
借金の返済を免責される自己破産



生活に必要な財産や一定額以内のお金は残せるから、自己破産をしたからといって一文無しになってしまうことはないよ。


もちろん、アパート・マンションなどの賃貸契約にも影響はないから心配はいらないよ。


破産手続きが終われば破産者じゃなくなるから役所のリストからも外される。
ただし、信用情報機関に事故情報が登録されるから、5~10年は新たな借金やカード発行ができなくなることは覚悟しておこう。
リボ払いで気をつけたいポイント

リボ払いの利用や借金返済について気をつけたいポイントをまとめておこう。
クレジットカードでのショッピングも対象になる

キャッシングは現金を手にするから借金として自覚しやすいけど、ショッピング枠は借金としての感覚をもちにくいんだ。
つい買い物をしすぎてショッピング枠のリボ払いが終わらない人も、債務整理による解決が期待できるよ。
支払い方法によっては元金(借入残高)がなかなか減らない

借金を減らしたいなら、最低額より少しだけでも上乗せして返済するように心がけよう。
毎月の返済金額によっては手数料が膨れ上がる

返済回数が増えると手数料を負担する回数も増えるから、最終的な返済総額が膨れ上がってしまうんだ。
ムダを省いて返済総額を抑えたいなら、一括返済・繰り上げ返済をするか、月々の返済額を上乗せすることをおすすめするよ。
まとめ

リボ払いの返済が難しい場合は?
- リボ払いはきちんと返済を守っていても利息・手数料が占める割合が大きいので借金が減りにくい
- リボ払いの借金を減らすには、一括返済や繰り上げ返済、銀行などのおまとめローンが効果的!
- リボ払いの返済が難しいときは債務整理を検討しよう
だけど、複数のリボ払いが重なっていると完済はかなり難しくなる。
現実的に返済が難しいと感じたら、債務整理による解決を目指して弁護士に相談しよう。
