自己破産は自分で出来る？手続きの流れやポイントを紹介

自己破産したいけど、弁護士に支払うお金もないし、自分で手続きできるのかな？

弁護士は、あくまで「代理人」として手続きを代行したり、サポートするにすぎません。

結局裁判所から免責許可(借金をゼロにする許可)をもらうのは本人ですから、本人が手続きを行うことはもちろん可能です。

自己破産手続きを自分で行うための手続きは、大きく分けて、①書類を準備し、②裁判所に申立てをする、という流れで行います。

どんな書類が必要なのかは人によって異なりますが、おおむね次の通りです。

これらの書類は、「人によっては」揃えなければならない書類です。

以下のリストは、破産の申立てをする人が、必ず、用意しなければならない書類の一覧です。

でも、書類さえ揃えてしまえば、あとは提出するだけなんですよね？

なんだか罪を犯したみたいで、いやだな…。

先生、ほかにも自分で手続きをすることのデメリットはありますか？

先ほど、裁判所に対して「破産手続開始・免責許可申立書」を提出しなければならないと紹介しましたね。

この書類には、「破産手続開始の原因となる事実」とか、「債務者の財産に関してされている他の手続又は処分で申立人に知れているもの」などを記入しなければなりません。

確かに自己破産の手続きは、書類を準備して裁判所に提出！

とシンプルではあるのですが、その書類の作成自体がとても難しいので、個人でやるのは大変だと思います。

もし書類に不備があったら、破産が認められないことになっちゃうんですか？

でも、裁判所から通知があるなら、安心ですね！

では先生、弁護士に依頼するメリットも教えてもらえますか？

弁護士が正式に個人再生手続きの依頼を受けると、債権者に対して「受任通知」というものを発送するのですが、この通知の到達以降は取立行為を行うことが禁止されているんです。

さきほど、自己破産には用意すべき書類が多いことを紹介しましたが、これらの書類は弁護士が集めて作成することができるため、書類不備になることがほとんどないことが理由のひとつです。

そういえばさいむくん、自己破産は、ギャンブルや浪費などが原因でつくった借金は免責されにくいって知っていましたか？

したがって、さいむくんがギャンブルを理由に借金をつくってしまっていても、私たち弁護士が裁判官を説得できれば、自己破産が認められることになります。

こうした面談にひとりで出席するのは、けっこう不安ではありませんか？

実は自己破産手続きは司法書士に依頼することもできるのですが、司法書士の場合にはこうした面談に同席することはできず、ひとりで対応をしなければなりません。