借金がキツくて任意整理しようかなと思ってたんだけど、「特定調停のほうが費用が安い」と聞いて、気になっているんだけど良く分からないんだよね。
それぞれのメリットやデメリットも気になるし先生に聞きに行ってみようよ!
借金を整理して、返済額の減額を目指す方法として、「任意整理」と「特定調停」はよく似た性質を持っていることから、比較、検討される方が多いのではないでしょうか?
この記事では、双方のメリット、デメリットを紐解きながら、「任意整理」と「特定調停」どちらを選ぶべきか迷った際の判断材料となるべく、それぞれ分かりやすく解説します。
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任意整理と特定調停とは?
自分で調べてみたんですけど、「任意整理」と「特定調停」についてどういったものかというのもまだ掴めてないんですよね…。
手始めに「任意整理」と「特定調停」について、おさらいしてみようか。
任意整理とは
あとは過払い金が発生している場合、お金が戻ってくる場合もあるよ。これについては後で説明するね。
特定調停とは
裁判官、調停委員が間に入って今後の返済計画についての和解を成立させて、支払いを楽にする手続きのことだよ。
共通点はどちらも話し合い・交渉
債権者との交渉について、弁護士に任せる(任意整理)か、裁判所を通して自分で行う(特定調停)かの違いがあるということですね。
どちらも、話し合いによって、お互い(債権者、債務者)納得のもと、借金の減額を目指すという点では一緒ですね。
合意・和解内容はほぼ同じ
実際に双方とも「引き直し計算」って方法を用いて、借金減額を試みるんだけど、さいむくんは知っているかな?
その利息分多く払いすぎていることになるよね。
要は、「所定の利率以上に払っていた金額を計算して、その分借金から引いてくださいね」
といった方法のことを「引き直し計算」というんだ
でも僕が借金をしているのはちゃんと有名な賃金業者だし、法外な高金利で貸し付けられているわけでもないから、借金は減らないということですか?
そのためそれ以前から借金をしている人に関しては利息を多く払いすぎているケースが多いんだよね。
だから、さいむくんも一度「引き直し計算」によって借金がどれくらい減るか確認してみてはどうだろう?
任意整理と特定調停はどちらも同じ方法を使って借金減額を試みるということは、どちらも成功した際の借金の減額幅もほとんど変わらないということですね。
あとはこれ以降の支払いにかかるはずの利息をカットしてくださいといった交渉も双方と共通しているね。
整理する対象を選べる
「個人再生」や「自己破産」は全ての債務が対象なので、生活に大きな支障をきたすことになる。
けど、「任意整理」と「特定調停」については、なるべく生活に支障をきたさない範囲を考えながら自分で調整をつけることが可能ということですね。
例えば、住宅や車などのローンを債務整理の対象から除外すれば、生活の基盤を崩すことはなくなるよね。
債務整理をすれば、ローン返済中のものはローン会社に担保として回収されちゃうからだね。
どうしても迷惑をかけることのできない人が保証人になっている債権も、もちろん対象から外すことができるよ。
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任意整理と特定調停の違い|メリットは?
よくわかりました!どちらもほぼ同じみたいだし、だったら費用が安い「特定調停」で決まりですね。
お金に困っているから弁護士への報酬もケチりたいし、早速裁判所に行ってきます!
それぞれの違い、メリット、デメリットについてもう少し話を聞いてほしい。
一度分かりやすくそれぞれの比較について以下の表にまとめてみるので目を通してみて!
任意整理 | 特定調停 | |
誰が行う? | 弁護士が代理で行う | 原則本人が行う |
借金減額見込み | ・引き直し計算により減額 ・将来利息カット ・和解成立までの遅延損害金は原則掛からない。 |
・引き直し計算により減額 ・将来利息カット ・和解成立までの遅延損害金が掛かる場合が多い。 |
費用について | 平均1社につき20,000円~50,000円程度 | 1社につき500円 |
借金の取り立てについて | 弁護士に依頼後、直ちにストップする | 申立が完了した段階でストップする |
和解成功確率 | ほとんどの場合和解成立 | 15%程度 |
過払い金について | 取り戻し可能 | 取り戻し不可 |
返済できなくなったら | 直ちに強制執行(給料差し押さえ等)されることはない | 直ちに強制執行(給料差し押さえ等)される |
確かにもう少し慎重に考えたほうが良さそうですね。
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債権者との交渉
「任意整理」は弁護士が代理で交渉してくれるのに対して、「特定調停」は原則本人が行うことになる。
その場合、裁判官、調停委員が間に入ってサポートしてくれるので、安心してね。
裁判所の関与の有無
「特定調停」は債務者と債権者との間に裁判所を通した交渉方法ということですよね。
裁判所を介さず、弁護士が直接債権者と交渉する「任意整理」とは、裁判所が関与するかどうかといった違いがあるということですよね。
些細なことに思えるかもだけど、その違いが様々な違いを生むことになるんだ。以下で詳しく説明するよ。
取り立てが止まる時期
その点では同じなんだけど、手続きを始めてから取り立て停止までのスピード感に違いが生まれてくるんだ。
「任意整理」は弁護士に依頼した段階ですぐに取り立てがストップするのに対して、「特定調停」は裁判所を介すため、その分、数日間時間が掛かってしまうんだ。
さらに、裁判所への提出書類を準備するのにも時間がかかるので、取り立ての電話などがストレスになっている場合は、任意整理のほうがおススメかな。
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強制執行停止
強制執行されると、財産が差し押さえられてしまう。
でも、特定調停であれば、差し押さえが始まっていても、強制執行を停止する手続きをとれば、差し押さえが止められるんだ。
ただし、特定調停とは別に強制執行停止の申し立てをしないといけないのが、手間にはなるね。
債務名義の有無
ちょっと難しい言葉を使われると頭が痛くなっちゃうので、もっと分かりやすく教えてください!
その文書には、強制執行によって回収される借金の内容が、債権者、強制執行機関に向けて記されているんだ。
債務名義の有無によって、強制執行できるかどうかが決まってくるということになるね。
「任意整理」は交渉の際、裁判所を通さないので、公的な債務名義は発効されず、返済が遅れても、即差し押さえとはならないんだ。
それに対して、公的な文書としての調停調書は債務名義となるので、もし返済が遅れてしまった場合は、直ちに財産が差し押さえられてしまうので、そこは注意してね。
費用
やはり借金がキツくて、債務整理を検討している僕にとって費用はかなり気になるポイントなので…。
上記の表を見て分かる通り、債権者との交渉に弁護士を挟まず、手続きを自分で行う分、特定調停のほうが費用は圧倒的に安くなっているよ。
もう少し詳しく表にまとめてみたので確認してみてね。
特定調停 | 任意整理 | |
申し立て費用 | 約1,000~2,000円 | 0円 |
弁護士費用 | 0円 | 3~5万円/1社 減額報酬:10~20% |
計 | 約1,000~2,000円 | 3~5万円/1社 減額報酬:10~20% |
弁護士に依頼をすれば、任意整理を高確率で成功させることができるけど、やはり費用はかかる。
一方、特定調停は、弁護士費用がかからないけど、これから話すように成功率は高くないんだ…。。
成功率
何かの間違いなんじゃ…。
最近のデータ(令和2年)を調べてみると、成功確率は15%程と決して高くない確立にとどまっていることが分かるね。
【参考 : 司法統計】
ピークの2003年には年間30万件以上の申し立てがあったのだけど、この表をみると申し立ての総数が著しく低下していることがわかるね。
失敗のリスクを考えて特定調停という手段を取らずに、弁護士に頼んで確実に債務整理を行う人が多いということなんだ。
特定調停はお互いの合意がないと成立しないんだ。
特に、法律の許す範囲での金利で貸付されているものに関しては、減額交渉に応じてもらえないケースが多く存在する。
あとは、準備する書類であったり、色々な手間が煩わしく、途中で他の債務整理方法に切り替える人も少なくないそうだよ。
特定調停に失敗してしまった場合、借金減額もなく、結果としてただ信用情報にのってしまうだけということになってしまうね。
同じく信用情報に載ってしまうなら、成功率の高い任意整理のほうが安心できそうですね。
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過払い金の取り扱い
文字通り解釈すると「払いすぎたお金」ってことですかね?
簡単に言うと、法律で定められた利率を超えて払っていた利息分のことを、この場合は「過払い金」と呼んでいるんだ。
任意整理であれば、過払い金についても同時進行で請求できるのに対して、特定調停では過払い金返還を求めることはできないんだ。
つまり、過払い金が多く発生している場合は、特定調停とは別に、弁護士を雇って過払い金返還に向けて動くことになるんだよね。
多額の過払い金がある人は初めから任意整理を弁護士にお願いするべきですね!
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特定調停のデメリットまとめ
ここでは特定調停のデメリットについて、まとめておくね。
書類一式は自分で作成しないといけない
でも、その分全ての申し立て準備を自分で行う必要がある。
申立書の作成や、必要な資料を収集するなど、これらの書類作成はかなり大変な作業になってくるんだ。
申し立てをする簡易裁判所によって、必要書類は異なる場合があるんだけど、例として東京簡易裁判所に申し立てを行う場合に必要な書類を以下にまとめておくね。
- 特定調停申立書
- 特定債務者の資料等
- 関係権利者一覧表
- 資格証明書
【参考:特定調停申立てQ&A – 裁判所】
すぐに取り立てを止められない
今から特定調停しようと決めたとして、取り立てが停止するまでの流れが知りたいです。
- 書類作成を終える
- 裁判所に申し立てを行う(書類不十分であれば、やり直し)
- 裁判所から事件受付票の交付、調査期日の指定がある
- 受付後、裁判所から債権者に申し立てがあった旨が記された書類が発送される。
- 債権者が書類を確認した後、取り立てが停止する
任意整理なら、弁護士が貸金業者に「受任通知」を送付すれば事足りるよ。
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平日昼間に裁判所へ行く必要がある
となると、土日休みであるとか、仕事によっては出廷が厳しい人もいるよね?
最低でも2回以上、書類の提出など雑務含めると4回以上は平日の日中に裁判所へ出向くことになるので、仕事が調整できるかどうか確認したほうがいいだろうね。
滞納した場合差し押さえのリスクが高まる
その為、調停後、滞納してしまうとすぐに差し押さえなど強制執行されてしまうよ。
調停によって提案された返済方法が本当に無理がないものなのか、調書を交わす前に再度考えてみてほしいな。
特定調停が不成立となった場合、取り立てが再開することになる
特定調停申し立てによって停止していた借金取り立てもすぐに再開してしまうんだ。
となると、借金に困っている状況は何も変わらず、むしろ停止していた期間分の延滞金まで請求されてしまうこともある。
結局は個人再生、自己破産へと向かっていくしかないケースも大いに考えられるね。
過払い金の請求は調停とは別に行う
過払い金の発生が認められる場合は、一括請求できる任意整理の方がおススメかな。
任意整理と特定調停どっちがおすすめ?
もう少しで任意整理と特定調停どちらで債務整理するか決心できそうなんですけど…。
じゃあ最後にどんな人が任意整理に向いていて、どんな人が特定調停に向いているか、今まで教えた情報をもとにさいむくんに教えてあげるね
任意整理が向いているのはこんな人
時間や手間をかけたくない
それに合わせて、出廷の手間だったりを考えるとかなりの労力と時間がかかってしまう。
それに対して任意整理は弁護士に依頼するだけなので、時間や手間をかけたくない人は任意整理がいいと思うよ。
取り立てをすぐに止めたい
僕も色んな所から借金取り立ての電話が来てストレスがヤバいので、すぐに停止できるというのは魅力的ですよね。
だったら初めから専門家である弁護士に頼んだほうが安心だなと思いますね!
特定調停が向いているのはこんな人
そんな特定調停が向いている人っているんでしょうか?
費用を抑えたい
とにかく、なるべく費用を抑えるというのが最優先である場合は、特定調停がいいと思うよ。
特定調停を選ぶ人の気持ちもめっちゃ分かります。
いっても10万円くらいだし、分割払いを受けている弁護士も多い。
利息が10万円以上減額できるのなら、弁護士に依頼するメリットも大きい。
それに、取り立てが止まれば、返済も止めてしまって問題ないから、任意整理の方が早く負担は軽減できる。
債権者から裁判・差し押さえを受けている
債権者から裁判を起こされ、差し押さえを受けている場合に、それを停止させたいのであれば特定調停がおススメかな。
まとめ
新しく教えてもらったことばかりで頭がパンクしそうだけど、特定調停について、色々知ることができてよかったよ。
忘れないようにしっかりまとめておこう。
メリット | デメリット | |
任意整理 | ・多くの場合成功する ・取り立てがすぐにストップする ・過払い金もまとめて請求できる ・手間と時間がかからない ・債務整理の対象を選べる |
・費用が特定調停と比べて高い |
特定調停 | ・費用がかなり安い ・強制執行停止機能がある ・債務整理の対象を選べる |
・成功確率がかなり低い(15%程) ・取り立ての停止に時間がかかる ・過払い金は請求不可能 ・手間と時間がかなりかかる ・平日の昼間に複数回の出廷機会がある ・返済滞納した場合、直ぐに強制執行 ・調停期間中の延滞金がかかる場合が多い |
先ずは弁護士に相談してみる事から始めてみよう。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。