FXのレバレッジ取引は要注意！借金をしないために気をつけること

少ない金額からも始められそうだし、ちょっとやってみようかな？

正しい知識がなければ、払いきれないほどの借金を抱えることになるケースもあるんだ。

FXで借金を抱える可能性がある代表的なケースは、以下の4つだね！

FXは、預けた証拠金を担保として、証拠金以上の取引ができる「レバレッジ」という仕組みによって少ない元手で大きな金額の取引ができる。

日本のFXでは、最大で25倍までのレバレッジが認められているんだ。

夢のある話に聞こえるかもしれないけれど、これが実は落とし穴ってわけさ。

元手に対して大きな金額を動かせる以上、利益も大きくなるけどその逆に損失も大きくなってしまうのさ。

自分の賭けたお金がちょっとでも、払いきれないほどの負債を抱える可能性もあると覚えておいてね。

とはいえ、強制ロスカットも万能ではない。会社によって異なるけれど、ロスカットをするかどうかの判定は10~30秒ごとに行われている。

その間も為替は変動し続けているから、瞬間的に大きな変動が合った場合には強制ロスカットが間に合わずに、結果として大きな損失がでてしまう可能性があるってわけさ。

生活費など、必要なお金をFXに回し始めたら赤信号だよ。

FXは、為替の相場変動を読んで行う投資。為替の動きはさまざまな要素が絡んでくるから、確実に儲かる手段なんてないんだ。

いくら経験と知識が豊富なプロのトレーダーであっても、読みを外すことはあるくらい予測が難しいのさ。

だから、生活費などの必要なお金をFXに回すことはとても危険なのさ。

FXは、投資という側面もあるけれど、見方を変えれば競馬やパチンコと同じようなギャンブルみたいなものだと覚えておいてほしいよ。

先ほども話したように、FXは儲かる時もあれば失敗する時もあるギャンブルのようなものだ。

FXは、利益が出る時は大きく出やすいから『借金をしてもいつかは取り返せる』と錯覚してしまいがちなのさ。

いつかは取り戻せると追加で証拠金をつぎ込み続け、気づいた時には莫大な借金を抱えることになっていたというケースも少なくないよ。

FXに手を出すなら、リスクをしっかりと理解した上で余剰資金の中で取引をするべきだよ。

実は、『システム障害によって注文ができなかった』などによって想定外の損失が出てしまった場合には、その損失は補填されないと規約に明記している会社が大多数なんだ。

そんなFXで借金を抱えてしまう人には一定の共通点があるといえるよ。

ここでは、FXで借金を抱えやすい人の特徴について解説していくね。

長期的に利益を出してトレーダーとして成功している人の多くは、一時的な感情に左右されずに、あらかじめ決めたルールにしたがって機械的に取引を行っている。

一方、感情的になりやすい人は損切りがうまくできずに、ムキになって証拠金をつぎ込んだりと損失を大きく膨らませてしまいがち。

そうすると、もちろん借金を抱えることになるリスクも大きくなるのさ。

FXで借金を作らないためには、感情に流されずに冷静にトレードすることが何よりも重要だよ。

FXはレバレッジという仕組みによって少ない資金で大きなリターンを狙いやすい。

だからこそ、ギャンブル好きの人にとっては、取引をするスリルや利益が出た時の快感がたまらないんだ。

厚生労働省の調査でもわかるけれど、ギャンブル依存症の人は投資資金を増やすために借金を抱えやすい傾向がある。

ギャンブル好きな人は、FXに手を出すと沼にはまりやすいということを覚えておいてね。

始めたての時期に大きな利益を出すと、『自分には才能がある』『FXは簡単に稼げる』などといった勘違いに陥りやすいんだ。

とはいえ、やはりビギナーズラックで勝ち続けることはやはり難しい。

勘違いからさめないまま無理な投資を続けてしまい、気がついたときには借金地獄におちいってしまうという可能性も十分にあるから気をつけてね。

ここでは、FXで借金を抱えてしまった場合の末路を紹介しておくね。

FXがうまくいかず返済額を用意できなければ、貸金業者から繰り返し電話やメールで督促を受けることになるよ。

督促に応えられず支払いを怠っていると、自宅まで押しかけて返済するように迫られる可能性もあると覚えておいてね。

でも、昼間などの常識的な時間、かつ連絡が取れないなどの「正当な理由」があれば、自宅への訪問は認められているんだ。

だけど、2ヶ月以上の長期にわたって返済を怠っていると、借金の残額をすべて一括で返すように迫られる可能性があるんだ。

これは、長期の滞納によって『期限の利益』を失ってしまうからだね。

裁判を起こされて判決が通ると、毎月受け取る給料や銀行口座の残高などの財産を借金返済にあてるために強制的に回収されてしまうよ。

給料などの差し押さえは、借金の未払い分を支払い切るまで続くことになる。

そうするとこれまで通りの生活も非常に困難になるから、必ず差し押さえを受ける前に弁護士に相談して借金を解決してね。

ここでは、FXで借金を抱えないためにとれる対策を紹介しておくね。

相場が乱高下している時だと、リスクを抑えるためにレバレッジを低く設定している場合でも強制ロスカットが発生してしまうケースもあるんだ。

為替変動が激しいと、大きな利益を狙えそうという気持ちもわからなくはない。

だけど、予想外の損害を出す可能性も高くなるから、為替変動が激しい時は取引を控えるべきだよ。

だけど、レバレッジを高くするとその分損失も大きくなりやすいのさ。

日本のFX業者だと、レバレッジは最大で25倍まで高くできる。

でも、リスクを抑えるためにもレバレッジは1~3倍くらいにしておくのがオススメだよ。

それに対して、南アフリカランド・スイスフラン・トルコリラなどのマイナーな通貨は、情報量も少なく相場の変動も激しいんだ。

予測が難しく相場の動きも激しいとなると、やはり大きな損失になる可能性はあるよ。

マイナーな通貨の取引は、経験が豊富なトレーダーであっても失敗する可能性が高くなる。

初心者のうちは、マイナーな通過には手を出さないことをオススメするよ。

仮想の資金を使って実際の取引と同じように注文を行えて、注文方法や操作の練習ができるんだ。

事前にデモトレードで練習をしておけば、本番の取引での値動きにも落ち着いて対応できるようになるはずだよ。

そのためには、『このくらいまで損失が出たら注文を確定させる』という損切りのルールをしっかりと作って守るのが重要だよ。

あらかじめ決められた損切りルールを守らずに負けを取り戻そうと熱くなってしまうと、さらに損失が膨らむ恐れもある。

FXなどの投資では、長期的に利益を出せるように取引をするのが重要。

そのためにも、損切りのルールを必ず作っておいて、感情的にならないようにしようね。

つまり、金曜の営業終了時に持っていた通貨は、そのまま翌週に持ち越される。

だけど、為替相場は土日のあいだも常に変動しているから、週が明けた時には相場が激しく動いていて大きな損失になる可能性もあるんだ。

また、それと同様に夜寝ている間も基本的にポジションを持たないのがオススメだよ。要するに取引を持ち越さないこと。

起きた時には大きく相場が動いて損失になるって可能性もあるからね。

想定外の損失を防ぐためには、土日や夜間にはポジションをもたないようにするべきだよ。

FXのために生活費を切り崩したり、クレジットカードを利用したり、まして消費者金融からの借入を元手に取引したりするのは絶対に避けるべきだよ！

FXの世界では、年間10~20％でも利益が出せれば凄腕のトレーダーと言われる。

それに対して、消費者金融からの借金の年利はおおむね15%程度だ。

つまり、借金を元手にFXで儲けようと思ったら借金の利息分も利益を出さなきゃいけないけど、それはとても難しいってわけさ。

FXで少しでも利益を出したかったら、余剰資金の範囲内で行わないといけないよ。

『FXで借金を抱えてしまった場合の末路』でも紹介した通り、消費者金融からの借金を放置すると財産の差し押さえなどの大きなリスクが発生する。

その末路を考えたら、一時の恥としのんで周りの人に頼んでお金を借りた方がまだマシなはずだよ。

ただし、親族や友人などからお金を借りるときにも、トラブル防止のために借用書などをしっかり作っておこうね。

消費者金融からの借入だと、一般的に年15%くらいの金利が発生するんだ。

複数の会社から借入がある場合にはその分利息の負担も増えてしまうから、借り換えローンやおまとめローンに頼ると少し返済が楽になる可能性があるよ。

債務整理とは、法律の力を使って借金を合法的に減額する手続きだ。

ネット上の広告でもよく『借金減額制度』なんて呼び方で紹介されているね。

広告だけみると少しうさんくさく感じるかもしれないけれど、破産法や民事再生法といった法律によって定められている正式な制度なのさ。

債務整理には任意整理・個人再生・自己破産と大きく分けて3つの手続きがある。

3つのうちどれでもFXが原因の借金を解決可能だけど、その人の状況によってはオススメできない場合もあるんだ。

一つずつ簡単に紹介していくね。

利息をカットしてもらったあとの借金は、原則3~5年の期間で完済するように約束する形が多いかな。

また、基本的に任意整理は弁護士などの専門家に依頼して、貸金業者との交渉などは全部おまかせして進めることになるよ。

だったら少しでも負担を減らした上で回収できる分だけでも返してもらえた方がいいって感じかな。

ただし、任意整理はあくまでも債権者との交渉。

これまでまったく返済していないような状態であれば、ほぼ確実に利息のカットには応じてくれないね。

任意整理をするまでに1年以上返済をしている業者であれば、応じてくれる可能性があると思っていいよ！

個人再生によって減額された借金は、原則3年で完済できるように求められる。

収入や借金額のバランスを考えた上で、現実的に返済できるような計画を弁護士と協力して立てることになるよ。

また、個人再生には最低弁済額というものがあって、借金の総額によって減額できる幅が決まっているんだ。

個人再生にかかる費用も考えると、借金の総額が200万円くらいあるのであれば、十分な減額効果が期待できるといえるかな！

自己破産は一番強力な債務整理で、ほぼすべての借金の返済義務を帳消しにできる制度だ。

自己破産によって借金の返済を免除してもらうことを免責(めんせき)とも呼ぶよ。

税金や社会保険料の未払い分など、一部の支払いを除いたほとんど借金は自己破産によって免責してもらえるんだ。

ただし、その分持ち家や車など、一定以上の価値がある財産は借金の穴埋めのために回収されてしまうというリスクもあるね。

ただし、投資・ギャンブルが原因の借金は『非免責債権(ひめんせきさいけん)』といって、本来は自己破産でも免責対象にならない借金であることは確かなんだ。

とはいえ、実際の運用上では、裁判所の判断によって投資・ギャンブルが原因の借金も自己破産による免責が認められるケースが多いよ！

裁量免責を受けるためには反省文を提出するなど、しっかりと生活を立て直す意思を示すことが重要だ。

だけど、しっかりと反省をして生活再建の意思を示せば、FXによる借金でも自己破産はできると覚えておいてね！

借金問題であれば、ほとんどの弁護士事務所が無料で相談を受けてくれるし、LINEで気軽に相談できる窓口もあるから話だけでも聞いてもらうのがいいよ！