借金減額ってなぜ減額できるの？借金が減額できる理由と知っておくべきこと

よくテレビやネットで「借金減額」ってやつ出てくるじゃないですか？

借金が多い僕からしたらとても気になるんですけど、どうして減額されるんですか？

「借りたお金を返さなくていい」なんて、そんな都合のいいことありませんよね？

借金減額の正体は、「債務整理(さいむせいり)」と呼ばれるものだよ。

債務(さいむ)っていうのは借金のことね。

ずるいことをするとか、怪しいことをするわけじゃないの。

借金減額のCMや広告をやっているのは弁護士事務所や司法書士事務所だからね。

自分に与えられている権利を使うだけだから、うしろめたい気持ちになったり、疑うような気持ちになったりしなくて大丈夫だよ！

普通の民間のサービスと同じように考えちゃダメだよ？

主に3種類あるよ。

任意整理(にんいせいり)とは、貸金業者と交渉をして、借金の利息をカットしてもらう方法だよ。

一般的には、元本を３～５年で完済することになるんだ。

貸金業者としても、借金をまるまるチャラにされるよりは、減額分を返済してほしいから成り立つんだよ。

弁護士に任せておけば勝手に手続きが終わるという点からみても、色々な人におすすめなんだ！

法律にのっとり、最大で10分の１まで借金を減額できる可能性がある。減額分は３～５年で完済していくことになるよ。

でも任意整理より減額が大きいし、自己破産のように財産を失う可能性も少ないんだよ。

それに、手続きの方法によっては、返済義務がなくなる代わりに一定以上の財産を没収されたりもするからね。

だけど、実は消費者金融や銀行のサービスを利用して借金を減額することもできるんだよ。

『おまとめローン』や『借り換えローン』というものだね！

少し調べてみると、色々な金融機関がおまとめローンや借り換えローンを提供しているよ。

これらは、状況によっては借金の返済を楽にできるサービス。

ただし、新たに借金をすることには代わりないから、根本的な解決にはならないケースが多い。

仕組みとして知っておいて損はないけど、利用には慎重になるべきだよ！

債務整理には3種類あるんだよ。

任意整理・個人再生・自己破産なんだけど、それぞれ特徴があるんだ。

例えば、一番強力な手続きである自己破産は、債務者の生活再建のチャンスを確保するためにある制度なんだよ。

債務整理を弁護士に依頼すると、担当の弁護士から債権者に「債務整理の依頼を受け付けました」という通知(受任通知)が送られる。

受任通知のおかげで取り立ては止まるよ。

借金減額をするとブラックリストになって、新たなローンやクレジットカードの新規作成が5～7年くらい出来なくなってしまうんだ。

お金を借りるときやクレカを作るときにある審査、この段階で「借金を返済できず、減額手続きをした」ってことがバレてしまうの。

そうなるとどこもお金を貸してくれないし、ローンも組めないってわけ。

さいむくんが抱えている借金の中に、「保証人がついているもの」はあるかな？

家賃の支払いとかは連帯保証人がついていることも多いんだよね。

そういった借金については、借金減額は出来るけど減額された分は保証人が支払わなければならないよ。当然といえば当然だよね。

本人が払えなくなったときのための保証人だから。

特に車がそうなんだけど、ローンの返済中にその借金を減額してしまうと、品物をローン会社に没収されてしまう可能性があるんだ。

それを「所有権留保」というんだけどね。

所有権留保がついている場合、ローンを完済するまで、品物はローン会社のものなんだ。

対処法として、さっきと同じように、「ローンは減額しないようにする」か、「車のローンを完済してから他のローンを減額する」かな。

でも、官報をチェックする習慣があるのは金融機関や弁護士など、一部の職業の人だけなんだ。

だから、官報が原因で周囲にバレる可能性は低いんだよ。

借金減額の正体である債務整理は、実は自分で手続きを進めることもできる。

だけど、債務整理は書類の準備や債権者・裁判所とのやりとりなどが多く、法律に関する深い知識がないと難しい。

だから弁護士に依頼して行うのが一般的なんだ。

借金を減らすのにもお金がかかるってことだね。

ここでは、債務整理を弁護士に依頼した場合の費用の相場や、すぐに費用が用意できない際の対処法について解説していくね。

そんな時には法テラスに相談してみるのがいいよ。

率直にいってしまえば弁護士事務所に依頼をすればできるんだけど、弁護士事務所選びのアドバイスなどもあわせてしていくよ。

弁護士事務所に連絡を取って、借金で悩んで伝えていることを伝えてしまえば後はなんとかなる。

依頼したあとは弁護士の指示に従いながら必要書類などを集めるなどの雑務はあるけど、大部分は弁護士にまかせておけば大丈夫だよ。

債務整理の費用は、事務所の規模や弁護士、スタッフの数などによって若干異なる。

ある程度の相場はあるけれど、いくつかの事務所に相談していくことでその辺りがわかってくるはずだよ。

債務整理がはじまったら短くて数ヶ月、長ければ1年以上は連絡を取ったり会ったりすることになる。

だから、弁護士の人柄が合う方がいいね。よくしゃべる人や全然しゃべらない人、連絡がまめな人、そうでない人。

お金も時間もかかるわけだから、なるべく安心できる人に依頼するようにしよう！

だから、日頃から債務整理の案件によく携わっている事務所がいいね。

例えば、任意整理の場合、事務所が債権者(貸した側)と借金減額に関する交渉をしなければならない。

その結果によって、「どれだけ借金が減るか」「何回払いまで引き延ばすことができるか」などに違いがでる。

だから「今まで債務整理はやったことがない」なんていう事務所には依頼せず、過去にも多くの案件をこなしており、実績がある事務所に依頼するに越したことはないよね。

事務所のホームページなどの口コミは、どうしても良い情報ばかりが掲載されていてあまり参考にならないケースも多い。

それに対して、google mapやTwitterなどに載っている口コミだと利用者のリアルな声が見れるよ。

ブラックリストにのると生活にどのような影響があるのか解説しておこう。

クレジットカードやローンの審査に通らなくなるよ。

また、クレジットカードが使えないとしても、デビットカードやプリペイドカード、家族カードなどなど色々と対処法はあるからそこまで心配はいらないよ。

そこで、避けたいリスク別の対処法を紹介するよ。

個人再生や自己破産の場合、裁判所を通す手続きだし、すべての借金が減額・免除の対象になる。

一方、任意整理では、複数の借入先がある場合、手続きする借入先を自分で選べるんだよ。

だから、保証人がついている借金だけ除外できるんだ。

ローンの残る家は、債務整理をすると担保として銀行などに取られてしまうんだ。

でも、個人再生には、住宅ローンの支払いは今まで通り続ける代わりに、持ち家を手元に残しておける制度があるんだよ(住宅ローン特則)。

また、住宅だけでなく、自己破産なら没収される財産も残しておけるのが、個人再生のメリットなんだ。

自己破産では、借金の返済義務を免除される代わりに、返済にあてられそうな財産は没収されてしまう。

同時廃止は、返済にあてられそうな財産がない人が対象になる手続きなんだよ。

正直、あれのことも怪しいと思ってました！あれって何なんですか？

請求した過払い金は借金の返済にあてることになるんだ。そうすると、過払い金の分は借金が減らせるんだね。

法律事務所は、過払い金や減額できた金額に対して報酬をもらうから、依頼者を集めるために、減額シミュレーターを使っているんだね。

他には、どんなことを入力しないといけないんですか？

じゃあ、減額シミュレーターのからくりを話そう。

「どうして連絡先が必要なのか」というと、入力された情報をもとに、弁護士や司法書士が、どのくらい借金が減るかを計算して、折り返してくれるから。

先生としては「心配しなくて大丈夫だよ」と言いたいかな(笑)。

とはいえ、あくまでも目安程度と考えた方がいいよ。実際弁護士に相談した際は、シミュレーションではなく、ちゃんとした履歴を取り寄せて、計算するんだ。

それにさっき話した任意整理の場合、業者と交渉する方法だから、目安よりも安くなったり高くなったりすることもあるよ。

あくまでも目安として考えることが大事だね。

借金の問題は人に相談するのに抵抗がある人も多いから、そのまま専門家に相談できるのは嬉しいよね。

実際の借金は、金利が変更になったり、追加で借金をしたりすることもあるでしょ？

減額シミュレーターは機械的な計算に過ぎないからね。正確な金額を知りたいのなら、弁護士に直接聞くが一番確実だよ。

運営は法律事務所なので、悩んでいる人に話を聞きたいんだね。

だから、こういう連絡が嫌という人は利用をおすすめはしないよ。

今の法律事務所は、無料相談を受けている所も多いから、専門家に無料で相談してみるっていうのが、実は一番うまい活用方法なのかもしれないね。

広告会社はそこから入った相談を法律事務所などに流しているんだね。

でも中には詐欺サイトのケースもあるみたいだから注意が必要だね。

また、弁護士・司法書士には登録義務があり、公開もされている。

日本弁護士連合会や日本司法書士連合会の検索サービスで実在する弁護士・司法書士なのか確認してみよう。

単に借金の返済の見通しや、今後の利息、いつ返済が終るのか、あるいは、月の返済額を変えるとどうなるのか知りたい場合は、ネットにあるシミュレーターでも十分事足りるよ。

今日教わったことの中で、大事な部分を振り返ってみようか。