借金返済

起業失敗で借金を負ったら?自己破産以外の解決方法や失敗しないコツ

さいむくん
さいむくん
先生、起業に失敗して、借金を負ってしまった場合、どうしたらいいんでしょうか…?

まだ会社は潰れてないんですが…このままいくと確実に終わりです…。

もう自己破産するしかないんですか?っていうか自己破産できますか?

さいむくん、大変だったね。

もし起業に失敗して多額の借金を負ってしまっても、自己破産はできるよ。

それにさいむくんが今やってる会社によっては、実は他の方法をとることだってできるんだ。

どうすべきかは弁護士に相談してみるのがベストだと思うよ。

今日は起業に失敗して借金を負ってしまった場合の解決方法などについて教えてあげよう!

せんせい
せんせい

この記事でわかること

  1. 起業で失敗・借金を負ったらどうなる?
  2. 起業で失敗して借金を負った場合の対処法
  3. 起業で失敗をしない方法

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起業を失敗・脱サラで失敗して借金を負ったらどうなる?

せんせい
せんせい
よし、じゃあさいむくんが気になっている起業で失敗して借金を負ったらどうなるのか、次の点について教えてあげるね!
  • 起業を失敗すると多額の借金を負う可能性がある
  • 起業・脱サラで失敗した借金は自己破産できる
  • 起業で失敗して借金を負っても自己破産以外の選択肢はある
  • 自己破産するとすべてを失うは大きな誤解
  • 多額の借金を踏み倒すのは難しい
  • 債務整理をしてブラックリストでも生きていける

起業を失敗すると多額の借金を負う可能性がある

せんせい
せんせい
もしさいむくんが、起業するにあたり銀行などから融資を受けている場合は、起業に失敗するとその多額の借金を負う可能性があるよ。
よく聞く無借金経営であれば、そういうリスクはないんですね。

やっぱり代表者だから、会社がダメになれば一緒に自己破産せざるを得ないんですね。

ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
厳密にいえば違うんだ。

本来企業の破産と、代表者は無関係なんだ。だから企業が破産したからといって、代表者も自己破産しなければならないとは決まってない。

代表者が企業の破産と一緒に自己破産せざるを得なくなるのは、代表者が企業の借りた借金の連帯保証人になっている場合だよ。

小規模な会社だと、代表者が会社の借金の連帯保証人になっているというのはよくあること。

企業が破産をする際は、今後代表者にその借金の返済義務がうつるんだけど…当然代表者も多額の借金を返済できないから、一緒に自己破産することになっちゃうんだね。

起業・脱サラで失敗した借金は自己破産できる

せんせい
せんせい
さて、起業・脱サラで失敗してしまった借金を負ってしまった場合でも、自己破産はできるよ。

起業は別にギャンブルってわけじゃないから、違法なことをしていなければ、借金を負ってしまっても自己破産できるケースが多いんじゃないかな。

起業で失敗して借金を負っても自己破産以外の選択肢はある

さいむくん
さいむくん
じゃあ起業に失敗したら、もう自己破産一択なんでしょうか?

自己破産すると、借金の返済義務はなくなる代わりに、一定以上の財産は借金の返済のために没収されてしまうんですよね?

持ち家も失うらしいし…やっぱり失敗したからそんなペナルティを負うんですかね…。

いやさいむくん、もちろん自己破産以外の方法もあるよ。
せんせい
せんせい
任意整理 金融機関と交渉して今後の利息をカットしてもらい、36~60回の分割払いにしてもらう
個人再生 裁判所の許可のもと借金を最大10分の1まで減額して3年で完済する
せんせい
せんせい
借金を減額できる債務整理(さいむせいり)という手続きには、自己破産以外に、上記2つの手続きもあるんだ。

任意整理の場合は、借金が多額だと減額の効果は薄く、月々の支払いも苦しさはそこまで軽減されないと思う。

一方で個人再生の場合、借金が5,000万円以下であれば、裁判所の許可のもと借金を大幅に減額できるよ。

他にも、自己破産と違って財産を失うようなデメリットはないんだ。

ただし、返済計画にしたがってきっちり完済しないといけないから、次の仕事が見つかっていて安定した収入がないと手続きが難しいね。

なるほど。でも一応他の方法もあるんですね。
さいむくん
さいむくん

自己破産するとすべてを失うは大きな誤解

さいむくん
さいむくん
でも次の仕事が見つかってないとか、今後返済していけないってなるとやっぱり自己破産せざるを得ないんですね。

自己破産をすると持ち家や車など財産は没収されるし、すべてを失うことになるんですね…

さいむくん、自己破産をするとすべてを失うっていうのは大きな誤解だよ。

確かに、自己破産は返済義務がなくなる代わりに、『一定以上の財産』は没収されて借金の返済にあてられることになる。

持ち家は没収されてしまうけど、賃貸であれば済み続けることもできるんだ。

それに、生活に必要な家財や寝具、20万円以下の価値のある財産や、手持ちの現金99万円は手元に残せるんだよ。

自己破産は借金を負ってしまった人がやり直すための制度。生活に必要なものまでは没収されないんだ。

せんせい
せんせい

多額の借金を踏み倒すのは難しい

さいむくん
さいむくん
なるほど。ちなみに、借金って確か5年経過すれば時効になるんでしたよね?

それなら、時効を待って踏み倒しちゃった方がいいんじゃないですか?

うーん…さいむくん、結論からいうと、多額の借金を踏み倒すのは難しいよ。

確かにさいむくんのいうとおり、借金は最後の支払期日から5年以上支払っていなければ、時効を迎える。

でも、金融機関が裁判を起こして、判決が下されてしまうと、時効は10年に延長されてしまうんだ。

こんな風に相手の行動によって時効は阻止されるから、踏み倒すのは困難だと思ったほうがいいね。

せんせい
せんせい
ともだち
ともだち
それに、時効になる前に裁判で訴えられて、最終的には財産を差し押さえられるリスクのほうが高いですよね。
そうだね。そうなるくらいなら、早目に自己破産すべきかどうか検討したほうがいいよ。
せんせい
せんせい

債務整理をしてブラックリストでも生きていける

さいむくん
さいむくん
先生、結局自己破産を含む債務整理をすると、クレジットカードやキャッシング、各種ローンなど一生利用できなくなっちゃうんですよね?
自己破産をすると、クレジットカードやキャッシング、各種ローン、そして融資などが今後一生利用できないという人もいるね。

でもそれもまた誤りだよ。

確かに自己破産をすると、信用情報に傷がついてクレジットカードやキャッシング、各種ローンなどの審査に通りにくくなる。

でも自己破産の場合は5~7年程度で一生ではないんだ。

それに、仮に信用情報に傷がついていても、金融機関が返済能力はあると判断すれば、融資を受けられる可能性もゼロではないんだね。

自己破産の対象となった金融機関には、『NG顧客』のように扱われて、今後借り入れはできなくなってしまうけど…利用したことのない金融機関であれば審査に通る可能性はあるんだ。

せんせい
せんせい
ともだち
ともだち
確かに自己破産後5~7年は審査に通りにくくなって不便だけど、デビットカードやキャリア決済、QRコードなどのキャリア決済もある。

工夫すれば通常通りの生活はおくれるんですね!

そうだね。最悪起業に失敗しても、なんとかやり直せるっていうのはわかったかな?

『』では、『起業に失敗するかも』と不安な人に向けて、起業や脱サラで借金を負って失敗しない方法も解説しているから、参考にしてみてね!

せんせい
せんせい

起業に失敗・脱サラで失敗して借金を負った場合にすべきこと

さいむくん
さいむくん
なるほど。とりあえず起業に失敗して、多額の借金を負ってしまっても、自己破産すればなんとかはなりそうですね…。

先生、じゃあもし借金を負ってしまったら、何をすればいいんでしょうか?

そうだね。じゃあここでは起業や脱サラに失敗しそうとか、失敗して借金を負ってしまった場合に、何をすべきなのか教えてあげるね!
せんせい
せんせい

事業を継続するか廃業するかを考える

せんせい
せんせい
もし起業した後に事業がうまくいかず、『このままだとヤバいかも』って思ったら、まずはその段階で事業を継続するか、廃業するか考えよう。
個人の場合でもそうですけど、月々の支払いよりも売上が少ないのであれば、売上を伸ばすとか収益の改善を進めないといけませんね。
ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
そうだね。もし事業を継続するなら、どう返済の目途を立てるのか、どうしたら事業を立て直せるのか計画を見直そう。

一人で判断するのは難しいだろうから、次の相談窓口を利用しよう!

各地域の商工会議所 地域と企業の発展を目的とした団体で中小企業や個人事業主の経営や融資の相談もできる
中小企業庁 中小企業の経営相談先や資金繰りの相談先を紹介している
中小企業基盤整備機構 企業の成長ステージで抱える課題に対して支援している独立行政法人。融資や経営課題の相談が可能。
他にも、税理士やコンサルに相談してみるのもアリかもしれないね。

いずれにしても、『やばい』と感じたら早めに相談するようにしよう。業績が修正困難なほど悪化してしまうと、とれる対応も限られてしまうからね。

せんせい
せんせい

今後の仕事をどうするのか考える

せんせい
せんせい
会社を廃業する方向で考えるのなら、自分が今後どうするべきなのか、考えておこう。
  • 再就職する
  • 次の仕事が見つかるまでアルバイトをする
  • 別の事業を立ち上げる など
『』で紹介した個人再生を検討するなら、ちゃんと仕事に就いてないと難しいですね。
ともだち
ともだち
さいむくん
さいむくん
資金に余力があるなら、別の事業を立ち上げるでもいいけど、ちょっと厳しいかも…。

多額の借金は債務整理を検討する

せんせい
せんせい
ここまでやっても、多額の借金の返済ができない場合は、『』で解説した債務整理を検討しよう!

債務整理については『』で触れたけど、簡単に紹介するね!

任意整理 金融機関と交渉することで完済までの利息をカット。36~60回払いで完済するのが一般的
個人再生 裁判所の許可のもと借金を最大10分の1まで減額して3年で完済する
自己破産 裁判所の許可のもと借金の返済義務をなくす手続き

任意整理

せんせい
せんせい
任意整理は『』で解説した通り、弁護士が金融機関と交渉することで、完済までの利息をカットできる手続き。

借金は3~5年で完済するのが一般的だよ。

任意整理は返済が続くから、安定した収入があること、そして今の借金を36~60回払いで完済できるのならおすすめだね。

個人再生

せんせい
せんせい
個人再生は『』で解説した通り、裁判所の許可のもと借金を大幅に減額して、3年で完済する手続きだよ。

個人再生も返済が続くから、安定した収入があって、借金が100万円以上ある場合はおすすめだね。

一方で借金が5,000万円を超えている場合は、個人再生ができないから、自己破産を検討しよう!

自己破産

せんせい
せんせい
自己破産は、裁判所の許可のもと借金の返済義務をなくせる手続きだよ。

借金の返済義務はなくせるけど、代わりに一定以上の財産は借金返済のために、裁判所に没収されるんだね。

生活に必要な家財や、20万円以下の価値のもの、手持ちの現金99万円などは手元に残しておけるから、すべてを失うってわけではないんだ。

今ある借金が高額で、どうにも返済できないって人にはおすすめだよ。

持ち家や車を失う可能性があるから、財産を失いたくないって人は個人再生を検討しよう!

なるほど…。先生、僕はやっぱりできれば自宅や車などを失いたくないんですけど、次の仕事のあてもないんですよね…。

一体どの手続きが一番いいんでしょうか?

さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
そうだね。債務整理は3種類あって、どの手続きがいいのかは収支や借金の状況によって大きく左右される。

また、今後事業を継続するのか廃業するのか、事業を他社に売却するなどしてなんとか継続するのか…によっても対応は異なるよ。

自分がどうすべきなのかわからない場合は、無料相談を活用して弁護士に相談してみよう。

そうですね。特に、このままだと起業に失敗すると感じた段階で相談した方がいいですね。

自己破産をするにも費用は発生しちゃうので、会社の余力があるうちに相談しましょう。

起業に失敗したと判断するタイミングについては『』でも紹介するので、参考にしてみてください!

ともだち
ともだち

起業・脱サラして借金を負った人の声

ともだち
ともだち
ここでは、実際に起業・脱サラして借金を負った人の声を紹介するね!

みんな色々苦労してるんですね…。
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
そうだね。借金を完済した人、まだ返済中の人、あるいはまた起業したいと考えている人さまざまだね。

1ついえるのは、起業に失敗しても、それは失敗ではないってこと。

自己破産で借金をなくせるし、人生をやり直すことだってできるんだ。

『起業に失敗した…もう終わりかも…』って不安になってる人は『』も参考にしてみてほしいな!

起業が失敗したと判断するタイミング

さいむくん
さいむくん
会社の収益を考えると、なんとなく『このままはやばそう』ってわかるんですけど、どうしたらいいのか判断に迷ってしまうんですよね…。
そうだね。ここでは、起業が失敗したと判断するタイミングについて紹介していくよ!
せんせい
せんせい

赤字が続いている

せんせい
せんせい
当然のことだけど、起業してから赤字が続いているような場合は、起業に失敗したかもと判断すべきタイミングだといえるね。

起業した段階では、まだ資金が残っているだろうけど、『このままいくと〇ヶ月後には赤字になる』とか、わかっているはず。

赤字になってからどうしようと考えても遅いから、半年前や一年前から『黒字化する方法』、『いつまで続いたら撤退するのか』決めておくようにしよう!

必要な支払いができなくなった

せんせい
せんせい
同じく、金融機関への返済ができないとか、借りているオフィスの賃料が払えなくなりそうな場合も、起業が失敗したと判断できるタイミングかもしれないね。

黒字化できる見通しが立たないのなら、負債が大きくなってしまう前に、撤退を検討しよう。

融資を断られる

せんせい
せんせい
資金繰りが苦しくなると、事業継続のためにどうにか融資を受けられないかと相談するようになるんじゃないかな。

金融機関から融資を受けられないか奔走しても、融資を断られるようになると、事業を立て直すのも困難になるね。

ここまで来てしまった場合も、潔く事業の撤退を検討しよう。

起業や脱サラで借金を負って失敗しないコツ

せんせい
せんせい
ここでは、『まだ借金を負ってないけど、ちょっとやばいかも』って人に向けて、起業や脱サラで借金を負って失敗しないコツを紹介するね!

起業に失敗する割合はわずか4.7%!失敗しない方法を研究しておく

せんせい
せんせい
日本では起業すると9割は失敗するなんて話があるけど、実は起業から1年で失敗する確率はわずか43.7%なんだ。

根拠となる数字は、中小企業庁の『中小企業白書』だね。

企業生存率【引用:2017年版「中小企業白書[/word_balloon]第2部 中小企業のライフサイクル 第1章:起業・創業 – 中小企業庁

この統計によると、起業1年目の生存率は約95%。5年経過しても、約81%は生存してるんだ。

だから起業をすれば必ず失敗するなんて考えが誤りだってわかるよね。

ただし、失敗しないためには失敗しない方法を徹底的に学んでおくことが必須だね。

せんせい
せんせい

まずは小規模で仕事をスタートさせる

せんせい
せんせい
起業で失敗しないコツは、小規模な事業をコツコツ進めること。

例えば、即独立をしなくても、「週末だけ

ちょこちょこ仕事をする方法が考えられるよね。

即独立して、上手くいくかわからない事業に対して、経費を払いながらスタートするのはかなり危険だよ。

それで失敗してしまうとリカバリーも効かなくなってしまう。

スキマ時間に自分で事業をスタートすれば、リソースは限られるし大きな成功まで時間はかかるけど、失敗した場合のリカバリーもしやすくなる。[/word_balloon]

独立して雲行きが怪しくなると、冷静な判断も難しくなってしまいますよね。

その点、週末だけとかスキマ時間にってことであれば、失敗しても本業が残されているので安心ですね!

ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
そうだね。上手くいき始めた時に、独立を考えるのが一番安定するね。

また、副業としてスタートすることで、事業化する課題なども浮き彫りになるはず。

その部分をカバーすれば、より成功に近づくよね。

必要最低限の経費で動かす

せんせい
せんせい
今の話と被るけど、必要最低限の経費で起業するのが大事だよ。

事業が成功するかどうかもわからないうちから、オフィスを借りたり、人を雇用したりするのはかなりリスキーだからね。

万が一事業が上手くいかなかった場合、固定費だけが出ていくことになる。

それなら、まずはスキマ時間で『自分だけ』で、元手がゼロの仕事からスタートしてみよう!

僕も従業員が少ないうちから、オフィスを借りたり、無駄に管理ツールを導入したりして、結構経費がかかってたんですよね…。
さいむくん
さいむくん

事業計画を立てる

せんせい
せんせい
当然だけど、起業をするならしっかり事業計画を立てることも忘れずにね!

事業計画には次の部分をしっかり考えるようにしよう!

  • 経営理念
  • ビジネスモデル
  • 顧客
  • 収支計画
  • 資金繰りの計画
  • 人員や雇用の計画 など
収支や資金繰り、人員や雇用なんかは、お金に直結しますからね。

また経営理念やビジネスホテル、どういう人を顧客とするのかも明確化することで、どういう方向性の事業なのかがはっきりしますね。

ともだち
ともだち

どうなったら撤退するのか決めておく

せんせい
せんせい
そして、重要なのが、どういう状態になったら撤退をするのか、損切りするポイントを決めておくこと。

例えば、『自己資金が底をついたら』とか、『改善しても黒字化できなかったら』とか、『赤字経営が半年以上続いたら』とかね。

最初から決めておかないと、『起業した会社だし』『きっと事業に成功するはず』など、感情に左右されて判断が遅れ、さらに負債も増えてしまう恐れがあるよね。

どんな事業でもいきなり大成功するなんて考えにくいし、仮に大成功したまま進めても、どこかで失敗する時がくる。

逆にいえば、挑戦し続けているから失敗する可能性は常につきまとうわけだ。

ゆでガエルになってしまう前に、『どうなったら撤退するのか』を明確にしておこう。

万が一失敗したらどうするのか考えておく

せんせい
せんせい
『』でも話した通り、起業の生存率は約95%と高い。

でも、『起業は失敗する可能性がある』と考え、『万が一失敗したらどう行動するのか』決めておくことが重要だよ。

頭の中では上手くいくはずだというアイディアも、実際にやってみると、意外なフィードバックを得ることも多いだろう。

トライアンドエラーで改善し続けることで、事業も安定してくる。

だからこそ、『失敗したら次はどう行動すべきなのか』決めておくことが重要だよ。

起業に失敗したら悲惨?借金を負ったら本当に『失敗』か?

せんせい
せんせい
さて、ここまで起業で失敗した場合の対処法や、失敗しないコツなどを紹介してきたけど…最後に、起業に失敗したら悲惨かどうか、借金を負ったら本当に『失敗』なのかって部分について、お話しするね。

借金を負ってもやり直せる

ともだち
ともだち
確かに、起業に失敗したら悲惨だし、借金を負ったら人生もう終わりって意見は多いですよね。
そうだね。でもそれも間違いなんだよ。

『』で解説した通り、起業に失敗して、借金を負ってしまっても、自己破産で借金の返済義務はなくせるんだ。

また、クレジットカードやキャッシング、ローンなども審査に通りにくくはなるけど、5~7年だけ。

一生というわけではないし、クレジットカードなどが利用できなくても、他にキャッシュレス決済ができる手段はあるよね。

自己破産では持ち家は失うことになるけど、一部の財産は手元に残せるんだ。

仕事が見つからなくても、生活保護を利用して仕事を探しつつ、生活を立て直すことはできるんだよね。

せんせい
せんせい
さいむくん
さいむくん
確かに…自己破産とか生活保護って聞くと、ちょっと恥ずかしい気もしますけど…僕の人生の責任を負ってくれるわけではない他人の戯言なんか気にしなくてもいいんですよね。

失敗した経験をどう活かすかが大事

せんせい
せんせい
そうだね。さいむくん、起業したこと自体、失敗だと思うかい?

さっきちょっと触れたけど、失敗をしたということは、裏を返せば挑戦したということなんだ。

毎日同じような仕事をルーティンでこなせば、きっと失敗はしないだろう。

でもそれは挑戦してないって意味でもある。

長い人生で何にも挑戦しないこと、失敗をしたことがないことは、果たして素晴らしいことなのかな。

大事なのは、今回起業で失敗してしまった経験をどう活かすかだ。

別の仕事に就く時も、起業の経験の有無によって、仕事をする際の視点や意識は変わってくるもの。

だから、起業に失敗してもそれは『失敗』ではないし、むしろ挑戦した自分を誇るべきだと思うよ。

事業を撤退するかどうかは弁護士に相談する

せんせい
せんせい
さて、『起業に失敗したかも』、『今後どうしよう』、『借金を負ってしまった』って人は、事業を撤退するかどうかも含めて相談してみよう。

今後の事業をどうするのか、融資してほしいなどであれば、『』で解説した相談先に相談してみてね。

『借金をどうにかしたい』『できれば他社に事業を譲渡したい』『事業を譲渡するか廃業するか悩んでいる』って人は、弁護士に相談しよう。

破産や企業法務に詳しい弁護士に相談することで、借金を清算する方法や、事業が譲渡できるかどうかなど、自分にあった解決方法を提案してもらえるよ。

僕もてっきり自己破産一択だと思ってましたが、事業の譲渡などもあり得るんですね…。

『自己破産しかない』と決めつけずに、どういう方法が考えられるのか、まずは無料相談を活用して、聞いてみようと思います!

さいむくん
さいむくん

・CTA

まとめ

ともだち
ともだち
さて、今日の内容をまとめるよ~!!
まとめ
  • 起業に失敗・脱サラに失敗して借金を負っても自己破産で借金はなくせる
  • 他にも自己破産以外で借金を減額する方法がある
  • 自己破産をしてもすべてを失うわけではないし、生活に必要な家財や99万円以下の現金は残せる
  • 自己破産するとクレジットカードやローンなどは一定期間利用できないが一生ではないし、他のキャッシュレス決済は利用できる
  • 赤字が続いている・必要な支払いができない・融資を受けられない場合は起業が失敗したと判断するタイミング
  • 万が一失敗した場合にどうなったら撤退するのかのラインを決めておく
  • 起業に失敗しても人生はやり直せるし、失敗をどう活かすかが重要
  • 事業を撤退するかどうかは弁護士に相談しよう!
借金の問題はもちろん、会社をどうすべきなのか弁護士に相談できるのは意外だったな!

起業に失敗して多額の借金を負って、ちょっと自信喪失していたけど…『失敗』は挑戦の証かぁ…。

確かに今回は失敗しちゃったけど、借金を片づけたら…また挑戦してみようかな!

さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
そうだね、これはきっとさいむくんの資産になるはずだよ。
弁護士に相談することで
借金を大幅に減らせる可能性があります。
催促の電話を止めたい
毎月の返済額を減らしたい
返済するのが難しくなった
過払い金があるのか気になる

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著者情報

この記事の監修者
赤堀弁護士
赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士

企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。

監修者の詳細なプロフィール
この記事の筆者
浜北 和真株式会社PALS Marketing コンテンツディレクター

2017年から法律メディアに携わりはじめる。離婚や債務整理など、消費者向けのコンテンツ制作が得意。
監修したコラムはゆうに3000を超える。

20代後半に作ってしまった借金100万円を自力で完済した。

筆者の詳細なプロフィール