自己破産の陳述書には何を書けばいい？思い出せない時の対処法も紹介

借金をした経緯とかそんなに詳しく覚えてないし…思い出せないから大体でいいかな？

弁護士は、借金問題を解決するプロフェッショナルで、色々な人の自己破産の面倒をみてきているんだ。

具体的には、弁護士に自己破産を頼めば以下のようなサポートをしてくれるのさ！

でも、陳述書以外にも色々書き方がわからない書類もあるし、思い切って弁護士に頼んじゃった方がよさそうだなあ。

自己破産を申し立てるときに必ず必要な書類として、破産法第20条と最高裁判所の破産規則律第13条で厳しく決められているんだよ。

ちなみに、陳述書はこんな感じだよ。

でも、借金でもう首が回らないことなんて、銀行口座とか見ればすぐわかるじゃないですか。

いいからさっさと破産させてくれって思うんだけど…。

自己破産においては陳述書の内容が大切になってくるのももっともだなあ。

だけど実は、申し立てる裁判所によって陳述書のフォーマットは異なるんだ。

とはいっても、だいたい以下のような内容は記載する様に求められるかな。

ここでいう経歴とは、職歴のことだね。アルバイトなどの職歴も含めてすべて記載する必要があるよ。

自己破産に至った経緯に関係ある場合は10年以上前の職歴であっても記載する必要があるんだ。

あまり長くなりすぎなければ、すべての職歴についてはじめから書いてしまった方が無難だね。

同居家族はもちろんのこと、本人の収支に関係がある場合は別居している家族についても記載する必要があるよ。

裁判所によっては、家族の年収についても記入を求められるケースもあるね。

陳述書に家族関係について記載するのは、本人の経済状況を判断するためだけだからね。

同居している家族がいるのであれば、その人たちの生活費のためなどに支出があるはず。

それに、別居している家族のための医療費など、家族関係は本人の経済状況に関わる可能性がたくさんあるからね。

決して陳述書に記入された家族に直接影響があるわけではないから安心していいよ。

画像の通り、いくつかある選択肢のなかから自分の状況に合うものを選ぶ感じだね。

どうして住居の状況を書かなくてはいけないか、わかるかな？

自己破産をすると、もし破産した本人名義の持ち家に住んでいる場合には、借金の返済に充てるために家を引き払わなくてはいけないんだ。

あとは、他人名義の家に住んでいる場合や賃貸の場合であっても、家賃が発生しているのであれば本人の経済状況に関わってくる。

破産を申し立てる人が、どういう住まいの状況に置かれているかはとても大切なのさ。

賃貸か持ち家かによって、添付する資料は変わるから参考にしてね。

それらの費用をどうやって調達したのかという点も、自己破産が認められるためには重要なんだ。

自己破産をすると、すべての借金の返済義務がなくなるよね。

つまり、自己破産の手続きが終わると、破産申立のために借りた費用も返さなくて良くなるんだ。

もし、破産申立のために使われると知らずにお金を貸していた人がいたとしたら…どうなるかな？

とにかく、自己破産費用を誰かに援助してもらったときには、自己破産のためのお金だと貸した側が知っているかどうかはとても重要なんだ。

もしも自己破産に使うと知らせずにお金を借りていた場合には、自己破産が認められないどころか、詐欺罪などの罪に問われる恐れもあるよ。

陳述書の注意事項にも書いてある通り、以下のものについて時系列でわかりやすく記載するよ。

文章でも箇条書きでも、自分の書きやすい形式で書いていけばいいよ。

だけど、時系列に書く必要があるから、書きづらかったら箇条書きがオススメだね。

本当に自己破産をするべきかどうか裁判所が判断するために、陳述書で借金に関する詳しい事情を説明する必要があるのさ。

具体的には、陳述書に詳しく経緯を書けば、以下のようなことを判断するための材料になるといえるね。

自己破産を認めるかどうかは裁判所による審査もあるけれど、免責不許可事由に該当するものがあるかどうかは自身で申告しなくてはいけないのさ。

おもな免責不許可事由は以下の通りだね。

実際のところ、ギャンブルが原因の借金など免責不許可事由がある場合でも、裁判所の判断によって自己破産が認められるケースは多いんだ。

免責不許可事由があっても借金の免除が認められることを『裁量免責(さいりょうめんせき)』と呼ぶ。

ただし、裁量免責を認められるためには陳述書以外に反省文を提出するように求められる可能性が高いよ。

今から説明する点を守らないと、自己破産が認められない可能性もあるからよく聞いておくんだよ！

自己破産が認められたいからといって、借金額を偽ったり、借金をした経緯を偽ることは禁止されているんだ。

嘘がバレてしまうと、自己破産が認められないだけではなく、詐欺破産罪という罪に問われる可能性もあるのさ。

自己破産の手続きにおいては、破産管財人(はさんかんざいにん)という自己破産の担当者が裁判所によって選ばれる。

破産管財人は、自分の財産やお金の動きを過去にまでさかのぼって詳細に調べ尽くすんだ。

破産管財人には、たくさんの破産者を見てきている弁護士が選ばれるから、財産隠しや嘘の記述なんてバレバレなのさ。

陳述書のなかでも、自己破産に至った経緯や借金の理由などは特に重要視される。

自己破産という選択がやむを得ない事情だと判断されるためには、借入の時期や金額などまで明確に記述する必要があるのさ。

書き直しを防ぐためにも、弁護士に頼んで協力してもらうのがオススメだね。

弁護士に自己破産を頼めば、貸金業者から取引履歴を取り寄せるなどして、借金の経緯について整理してくれる。

弁護士に手伝ってもらいながら陳述書を書けば、曖昧な部分をなくせるってわけさ。

だから、必ず自己破産を申し立てる裁判所での様式にしたがって記入するようにしよう。

インターネットで拾った陳述書に記載して裁判所に持って行ったところで、門前払いを食らってしまうから気をつけるんだよ。

そのうえで、丁寧な言葉遣いで記載するのも大切だよ。裁判所の担当者は、公正に判断をしてくれるけど、あくまで人間だ。

あまりに乱暴な書き方をしてしまうと、『反省していない』とみなされて自己破産が認められづらくなるケースも考えられるね。

場合によっては、陳述書に加えて『反省文』の提出を求められるケースもあるんだ。

反省文の提出が必要になるのは、基本的に『免責不許可事由』に該当する場合だね。

実際に自己破産を頼むことになったとしても、分割払いや後払いに応じてくれるケースが多いのさ。

今ではLINEで気軽に相談にのってくれる窓口を作っている事務所もあるし、さいむくんも一度相談してみるのをオススメするよ！