取り立てもしつこいし、もしかして違法な取り立てなのかなと思ったんですけど…。
借金の取り立ては、実は貸金業法って法律でちゃんとルールが決まってるんだ。
実際の借金の取り立てはこんな感じの流れだよ。
- 滞納1週間~1ヶ月|電話や書面で督促を受ける
- 滞納1~2ヶ月|連帯保証人も取り立てを受ける
- 滞納2~3ヶ月|催告書で一括返済を求められる
- 滞納3ヶ月以降|裁判所から支払督促や訴状が届く
- 滞納3ヶ月以降|預貯金や給料が差し押さえられる
放置するとどんどん厳しい取り立てになり、最後は財産を差し押さえられてしまうんだ。
逆にそこまでいってないなら、まだ対処はしようがあるよ!
借金の取り立てと聞くと、昔のドラマで見るような恐喝的な取り立てをイメージするかもしれません。
しかし、正規の業者ではそういった違法な取り立ては行っていません。
もっとも放置をすれば、法的措置を取られ差し押さえを受ける恐れがあるため、早急に対処しましょう。
この記事では、下記の点について解説します!
- 借金の取り立ての流れ
- 業者・個人間の借金の違法な取り立て
- 取り立てに対する対処法
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借金の取り立てはどういう流れで行われる?
さっきもいったけど、借金の取り立てで、いきなり裁判になるなんてことはない。
でも放置してると、最終的には財産を差し押さえられることになる。
差し押さえられたお金は返ってこないから、早めに対処したほうがいいよ。
- 滞納1週間~1ヶ月|電話や書面で督促を受ける
- 滞納1~2ヶ月|連帯保証人も取り立てを受ける
- 滞納2~3ヶ月|催告書で一括返済を求められる
- 滞納3ヶ月以降|裁判所から支払督促や訴状が届く
- 滞納3ヶ月以降|預貯金や給料が差し押さえられる
滞納1週間~1ヶ月|電話や書面で督促を受ける
さいむくんも知ってると思うけど、「支払ってくださいね」って内容で、返済日や振込先が案内されるよね。
業者によってはSMSなどで連絡してくるケースもあるね。
でもこの段階は比較的穏やか。ここで対処すれば大きな問題にはならないよ。
補足しておくと、クレジットカードやカードローンは、早ければ滞納翌日から、カードが利用停止になって使えなくなるケースもあるよ。
例えば、楽天カードの規約にはこう記されてるね。
第19条(カード利用の停止、会員資格取消し)
3.当社は、会員が次の各号のいずれかの事由に該当した又は当社が該当したと判断した場合、会員資格を取消すことができ、加盟店等に当該カードの無効を通知又は登録することがあります。
中略
(3)会員が支払債務の履行を怠った場合。
【一部引用:カード会員規約 – 楽天カード】
また、クレジットカードが利用停止になることで、公共料金まで支払いができなくなると、別の滞納まで発生するリスクがありますね…。
滞納1~2ヶ月|連帯保証人も取り立てを受ける
連帯保証人は、借金をした人が返済できなくなった時の代打。さいむくんが返済してくれないとなると、今度は連帯保証人に請求が行っちゃうんだね。
その上、さいむくんの財産が差し押さえられない場合、連帯保証人の財産が差し押さえられることになるよ。
滞納2~3ヶ月|催告書で一括返済を求められる
催告書ってのは内容的には通常の督促状とそう変わらない。ただし…文面には「法的措置」を匂わせる恐ろしい単語が並び始める。
その上、内容証明郵便で届くからね。
また、証拠力があるために、裁判を意識した手紙といえるんだ。
わかりやすくいえば、分割払いの権利。借金をした後、分割払いで返済できるのは、この「期限の利益」があるからなんだね。
「期限の利益」は「滞納〇回で期限の利益を喪失する」って契約書に書かれていることがほとんどだよ。
例えば楽天カードではこんな風に書かれているね。
第21条(期限の利益喪失)
会員は、次のいずれかに該当する場合には、何らの通知、催告を受けることなく当社に対する一切の未払債務について当然に期限の利益を喪失し、その債務全額を直ちに支払うものとします。
【一部引用:カード会員規約 – 楽天カード】
ブラックリストになる
ブラックリストってのは、信用情報に滞納といったネガティブな記録が残ること。
信用情報はクレジットカードやローンなどの審査の際に参照とされる。
こうしたネガティブな事故情報を知られることで、審査に通らず、追加の借り入れまでできなくなってしまうんだ。
クレジットカードは強制解約になる
滞納3ヶ月以降|裁判所から支払督促や訴状が届く
結局、さいむくんに何度も取り立てをしても、支払ってもらえない以上、裁判所に訴えて、強制的に財産を回収するしかないからね…。
滞納3ヶ月以降は、裁判所から「支払督促」や「訴状」が届くことになるよ。
支払督促 | 簡易裁判所から送られる支払いを命令する手紙。 放置をすると「仮執行」が可能になり、裁判をしなくても財産を差し押さえられる |
訴状 | 相手から訴えられた内容を知らせる裁判所から送られる手紙 |
支払督促の場合は、無視をすると、裁判をしなくても財産を差し押さえられる恐れがあるよ。
訴状が届いたなら、裁判に出廷しないと、相手の言い分が認められて差し押さえを受けるよ。
支払督促は2週間以内に異議申し立てをしないと、これまた差し押さえを受ける。どちらもちゃんと対応しないとダメだよ。
でも、これを無視すればやっぱり差し押さえを受けることになる。
つまり、ここまでくると、裁判を避ける方法はないんだね。
滞納3ヶ月以降|預貯金や給料が差し押さえられる
預貯金は、口座にあるお金で、借金が完済できる金額が差し押さえられる。
借金が100万円で、口座に50万円しかなければ、50万円全額が差し押さえられることになる。
給料は、完済するまで毎月一定額を強制的に引かれ続けるんだ。
差し押さえられたお金は当然、返金してもらえない。
借金の取り立てで違法なケース
今借りてる業者の取り立てがしつこくて、ちょっと怖いんです。
やっぱり消費者金融ってやくざみたいな取り立てをするんですね…。
昔、消費者金融などが過剰な貸し付けをして社会問題になった際、法律が改正されて、取り立てにルールが設けられたんだ。
要するに、「心理的に恐怖・羞恥心などを与えて借金を支払わせる取り立て」はやめましょうってことなんだね。
しかも、違反すれば2年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金、あるいはその両方が科せられる。
その上、貸金業者は、行政処分まで受けるという厳しい罰則があるんだよ。
第四十七条の三 次の各号のいずれかに該当する者は、二年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。情を知つて、第六号又は第七号に該当する者から信用情報の提供を受けた者も、同様とする。
中略
三 第二十一条第一項(第二十四条第二項、第二十四条の二第二項、第二十四条の三第二項、第二十四条の四第二項、第二十四条の五第二項及び第二十四条の六において準用する場合を含む。)の規定に違反した者
【引用:貸金業法 – e-Gov】
ここでは、借金の取り立てで違法なケースを紹介するね!長いから気になる項目を見てね!
- 深夜・早朝の電話・訪問などの取り立て
- 正当な理由のない勤務先・自宅への電話・訪問
- 退去を求められたのに居座る
- 貼り紙などで債務者の借金や私生活を周囲に知らせる
- 他からの借り入れで返済を強要する
- 家族などに返済・肩代わりを強要する
- 家族などを利用して債務者の住所や連絡先を聞き出す
- 受任通知を受け取った後も取り立てをする
- 脅迫・暴力など刑法に違反する取り立て
- 1日に何度も取り立てをする
深夜・早朝の電話・訪問などの取り立て
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
一 正当な理由がないのに、社会通念に照らし不適当と認められる時間帯として内閣府令で定める時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。
二 債務者等が弁済し、又は連絡し、若しくは連絡を受ける時期を申し出た場合において、その申出が社会通念に照らし相当であると認められないことその他の正当な理由がないのに、前号に規定する内閣府令で定める時間帯以外の時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。
【引用:貸金業法 – e-Gov】
逆にいえば、午前8時から夜9時までは取り立てをしてもいいんだね。
(取立て行為の規制)
第十九条 法第二十一条第一項第一号(法第二十四条第二項、第二十四条の二第二項、第二十四条の三第二項、第二十四条の四第二項、第二十四条の五第二項及び第二十四条の六において準用する場合を含む。)に規定する内閣府令で定める時間帯は、午後九時から午前八時までの間とする。
【引用:貸金業法施行規則第19条第1項 – e-Gov】
だから、お金を借りた人が、「ちゃんと返済します。いつ頃なら連絡できますよ」っていってるのに、それを無視して深夜・早朝に訪問するのも禁止なんだ。
正当な理由のない会社への電話・訪問
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
中略
三 正当な理由がないのに、債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所に電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所を訪問すること。
【引用:貸金業法 – e-Gov】
無視しないようにしよう…。
退去を求められたのに居座る
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
中略
四 債務者等の居宅又は勤務先その他の債務者等を訪問した場所において、債務者等から当該場所から退去すべき旨の意思を示されたにもかかわらず、当該場所から退去しないこと。
【引用:貸金業法 – e-Gov】
それに、帰ってほしいとお願いしてるのに、ずっと居座るのはとても怖いですよね…。
張り紙などで債務者の借金や私生活を周囲に知らせる
例えば、「借金を早く返せ」といった張り紙を自宅のドアや、壁、電柱などに張り付けて、恥ずかしい思いをさせて、支払わせようとする行為などだね。
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
五 貼り紙、立看板その他何らの方法をもつてするを問わず、債務者の借入れに関する事実その他債務者等の私生活に関する事実を債務者等以外の者に明らかにすること。
【引用:貸金業法 – e-Gov】
他からの借り入れで返済を迫る
例えば、「親から借りて返済しろ」とか、「今すぐそこの消費者金融で借りてこい」と言って返済を迫る行為だね。
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
六 債務者等に対し、債務者等以外の者からの金銭の借入れその他これに類する方法により貸付けの契約に基づく債務の弁済資金を調達することを要求すること。
【引用:貸金業法 – e-Gov】
家族などに返済・肩代わりを強要する
そもそも借金の返済義務を負うのは、貸金業者と契約した本人だけ。
連帯保証人でない限り、家族であろうと返済義務は生じないんだ。
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
七 債務者等以外の者に対し、債務者等に代わつて債務を弁済することを要求すること。
【引用:貸金業法 – e-Gov】
家族などを利用して債務者の住所や連絡先を聞き出す
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
八 債務者等以外の者が債務者等の居所又は連絡先を知らせることその他の債権の取立てに協力することを拒否している場合において、更に債権の取立てに協力することを要求すること。
【引用:貸金業法 – e-Gov】
受任通知を送付した後も取り立てをする
借金って、債務整理(さいむせいり)って手続きで合法的に減額・免除ができるんだね。
この手続きを弁護士に依頼すると、弁護士は貸金業者に受任通知って手紙を送るんだ。
要するに、「債務整理の手続きを弁護士がやります」って通知なんだけど、これを受け取ると、貸金業者は法律上取り立てができなくなるんだね。
(取立て行為の規制)
第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
中略
九 債務者等が、貸付けの契約に基づく債権に係る債務の処理を弁護士、弁護士法人若しくは弁護士・外国法事務弁護士共同法人若しくは司法書士若しくは司法書士法人(以下この号において「弁護士等」という。)に委託し、又はその処理のため必要な裁判所における民事事件に関する手続をとり、弁護士等又は裁判所から書面によりその旨の通知があつた場合において、正当な理由がないのに、債務者等に対し、電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は訪問する方法により、当該債務を弁済することを要求し、これに対し債務者等から直接要求しないよう求められたにもかかわらず、更にこれらの方法で当該債務を弁済することを要求すること。
【引用:貸金業法 – e-Gov】
恐喝・暴力など刑法に違反する取り立て
これは貸金業者法で定められてるわけじゃないけど、刑事罰を定めた刑法に違反する犯罪行為だからだね。
どう考えても、「殺されたくないなら払え」と脅迫したり、殴ったりって行為は犯罪だからね。
こういう取り立てを受けたら、すぐに警察に通報しよう。
1日に何度も取り立てをする
これは、貸金業法で決められているというよりも、日本貸金協会でさだめられている自主規制ルールだね。
日本貸金業協会は、貸金業界のクリーンな運営を目的とした団体だよ。
そのため、違法な取り立てがないように自主規制ルールを設けてるんだね。
(社内態勢整備)
第 69条 協会員は、取立て行為を行うにあたり、定められる法及び関連する法律を遵守 すととも に、以 下に掲 げる 行為 は法 第 21条 第 1項に 定める 「威迫 」及び「その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動」に該当する恐れがあること、また、この規則第70条、第71条及び第72条を留意し必要な社内態勢整備に努めなければならない。
(中略)
⑸ 反復継続した取立て行為を行うこと。
例示として、以下が挙げられる。
イ 電話を用いた債務者等への連絡を、1日に4回以上行うこと。
【引用:自主規制基本規則第69条第1項(5)イー日本貸金業協会】
個人間の借金の取り立ては違法になる?
僕、他の友達からも借金してて、しつこく取り立てを受けてるんですよね…。
個人間の借金の取り立ては法律で規制されていない
貸金業者の場合は、「貸金業法」という法律で、違法な取り立てを規制していたよね。
でも個人間の借金の取り立ては、特定の法律で規制しているってことはないんだ。
脅迫・暴力・恐喝行為は刑法に違反する
下記のような行為は刑法に違反する犯罪行為。もし下記に該当する行為を受けたら、警察に通報する方法もあるよ。
犯罪に該当する取り立ての例
暴行罪・傷害罪 | 殴ったり胸ぐらをつかんだりする行為 |
脅迫罪・恐喝罪 | 「殺す」など危害を加えると伝えて脅す・脅迫などにより金品を渡すように迫る行為 |
住居侵入・不退去罪 | 勝手に家に押し入る・帰るようにお願いしても居座る行為 |
名誉毀損罪 | 借金について周囲に知らせて社会的評価を下げる行為 |
業務妨害罪 | 会社に押しかけて仕事を妨害する行為 |
個人間の借金のトラブルの相談先はここ
弁護士なら、相手と現実的な返済について交渉してくれる。
もし返済が難しいなら、債務整理をするって方法もあるんだよ。
ただし、法律事務所によっては、個人間の借金にを対応してない場合もある。
対応してる法律事務所に相談してみてね!
気になる人は下記のコラムも読んでみてね!
借金の取り立てが怖い・返済が苦しい場合の対処法
でも一体どうすればいいんでしょうか?対処法が知りたいです!
返済が苦しいなら会員サイトで支払い方法を変更する
例えば、分割払いが苦しい場合は、リボ払いに変更するって方法もある。
リボ払いなら、返済額を分割払いより少額に設定できる可能性があるから、月の負担も減らせるよね。
ただし!正直、先生はおすすめしないかな…。
でもそれは借金が減らないってことを意味する。残りの借金にリボ払いの手数料が加算され続けるんだね。
確かにその月はしのげるかもしれないけど、完済は遠のき、どんどん苦しくなっていく可能性があるよ。
滞納している場合は支払いを相談する
もし支払いを相談するなら下記の点をしっかり説明して、誠意ある対応をしようね!
- 支払う意思があることを伝える
- 状況を伝えて、いつなら払えるか、いくらなら払えるかを伝える
取り立てが怖い・自分で相談が難しいなら弁護士に相談する
弁護士に相談をすることで、有効な対処法をアドバイスしてもらえるよ。
他にも、借金が減額できそうなら、いくら減額できるのかといった減額診断も可能。
場合によっては、任意整理(にんいせいり)といった手続きで、利息をカットしてもらったり、36~60回くらいの分割払いにしてもらえる可能性もある。
ただし、本当に任意整理をすべきかどうかは、その人の収支や状況にもよる。
自己判断は難しいから、まずは無料相談を利用して、相談してみてほしいな。
スキマ時間に相談してみよう!
裁判所から支払督促が届いたら2週間以内に異議申し立てをする
異議申し立てをしないと、今度こそ差し押さえを回避できなくなってしまうからね。
逆にいえば、異議申し立てをすることで、分割払いに戻して計画的に返済していくこともできる可能性があるよ。
とはいえ、どうやって異議申し立てをすればいいかわからないって人もいるんじゃないかな?
そういう場合も、まずは弁護士に相談してみよう。
異議申し立て以外にいい方法があれば、アドバイスがもらえるよ。
特に法律関係は自力で対応するのは簡単じゃないよね。自力で対応して、後悔してしまう前に、弁護士を頼ってね!
違法な借金の取り立てはどこに相談すればいい?
日本貸金業協会
日本貸金業協会は、貸金業界のクリーンな運営を目的とした団体。違法な取り立てがないように、監視も行ってるんだ。
また、借金の返済についても相談を受けてくれているよ。
お問い合わせ
電話:0570-051-051
受付時間:9:00~17:00
※土日祝12/29~1/4を除く
【参考:相談窓口のご案内 – 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター】
金融庁
詳しくは下記のリンクから確認してみてね!
【参考:金融サービス利用者相談室 皆様の「声」をお寄せください! – 金融庁】
警察
正規の貸金業者は、違法な取り立てをすると処分を受けるから、強引な取り立てをすることはない。
もし脅迫や恐喝、暴力行為などにより、取り立てを受けた場合は、すぐに警察に通報しよう!
もし今暴力を振るわれてないとか、緊急性が低い場合は、「#9110」に電話して相談することもできるよ。
「#9110」は「緊急性は低いけど、警察に相談したい」って人のための相談ダイヤルなんだね。
でも、暴力を振るわれているとか、命の危険がある場合はすぐに「#110」してね。
【参考:警察に対する相談は警察相談専用電話 「#9110」番へ – 政府広報オンライン】
国民生活センター
国民生活センターは、闇金はもちろん、詐欺などの相談も受けている相談窓口だよ。
給与ファクタリングや個人間融資の相談も受けているから、おかしいなと思ったら、相談してみよう。
身に覚えがない業者からの取り立てはどうする?
これって詐欺なんですかね?
借金の取り立てを代行するのが債権回収会社
債権回収会社は、サービサーとも呼ばれていて、法務大臣の許可を得て借金を回収しているんだ。
借金を長期間滞納しているような場合に、最初元に借りた貸金業者が、債権回収会社に依頼して、借金を回収してもらうようなケースもあるんだよ。
でも中には、債権回収会社をかたった違法な業者や、架空請求があるから、注意してね…。
違法な取り立て業者には注意
確認する方法はないんですか?
下記のサイトには、法務大臣が許可した正規の債権回収会社が、一覧で公開されているよ。
手紙などで請求を受けた場合、「法人番号」「住所」「電話番号」などを確認してみよう!
【参考:債権管理回収業の営業を許可した株式会社一覧 – 法務省】
もし架空請求なら、警察に相談しようね!
6.法務大臣の許可した債権回収会社は、次のような方法により請求や督促を行うことはありませんので、注意してください。
(1) 目隠しシールのないハガキでの請求や督促
(2) 連絡先として多数の電話番号を列挙
(3) 請求書面で、担当者の連絡先として携帯電話を指定
(4) 個人名義の口座を回収金の振込先に指定
【引用:債権回収会社と類似の名前をかたった業者による架空の債権の請求に御注意ください – 法務省】
借金の取り立てを止めたい人は弁護士に相談しよう!
理由は「「受任通知を送付した後も取り立てをする」で解説した通り、債務整理を弁護士に依頼すると、受任通知によって法律上、取り立てが禁止されるからだね。
債務整理っていうのは、破産法などにしたがい、借金を減額・免除できる手続きのこと。
もちろんデメリットもあるし、費用もかかる。
でも取り立てを止めるには、借金を返済するか、債務整理をするかしかない…。
だからもし「取り立てが苦しい・怖い」とか「返済が苦しい」と思うなら、すぐに依頼すると決めなくてもいいから、「そもそも債務整理すべきかどうか?」って所から相談してみたらどうかな?
最近はLINEで無料相談できる所もあるから、気軽に相談してみよう!
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借金に悩まされる生活はとても辛く苦しいものです。
でも大丈夫!専門家に相談することで明るい未来が待っています!
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友達登録して専門家に相談しよう!
まとめ
- 借金の取り立ては放置すると最後財産を差し押さえられる
- 貸金業法では違法な取り立て行為を規制している
- 違法な取り立ては、日本貸金業協会や警察に相談する
- 個人間の借金の取り立ては、刑法に違反したら警察に相談する
- 身に覚えがない取り立ては債権回収の可能性があるので確認する
- 借金の取り立てを止めたい人は弁護士に相談してみる
差し押さえられたお金は戻ってこないから、早めに返済するか弁護士に相談しよう。
もし違法な取り立てを受けた場合は、警察や日本貸金業協会に相談してね。
借金の取り立ては、精神的にも苦しいもの。つらい時は、一人で抱えずにまずは弁護士に相談してみてほしいな。
きっとあなたの力になってくれるよ。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。