ちょっと調べたら、任意整理をすること借金を減らすことができるっていう情報が見つかったんですが、実際に何をしたらいいのかよくわからなくて困ってるんです。
さいむくんのいう通り、任意整理をすれば、借金の利息を減らすことで月々の返済の負担を減らせる可能性が高いよ。
まずは、任意整理をするうえでどのような手続きが必要なのかを知っておく必要があるね!
今日は任意整理の実際の流れと、任意整理ができなかった場合の対処方法について解説していこうか!
任意整理とは、貸金業者との交渉によって借金を一部減額することができる手続きです。
任意整理という言葉は知っていても、実際にどんな手続きをとればいいのか、どれくらいの期間と費用がかかるのかは知らないという方も多いと思います。
そこで、この記事では以下の3つについて詳しく紹介します。
- 任意整理の実際の流れと所用期間
- 任意整理に必要な費用
- 任意整理できない場合の対処法
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任意整理したい!必要な流れや所要期間は?
基本的には以下の7ステップになるね!
- まずは弁護士に相談する
- 受任通知を送付することで債権者からの取り立てが止まる
- 弁護士費用の積み立てを開始する
- これまでの債権者との取引履歴の開示を請求する
- 利息の正しい金額を計算しなおす
- 債権者との和解案を作成して交渉をする
- 返済開始
さっそくそれぞれのステップについて詳しくみていこうか!
①まずは弁護士に相談する
弁護士への相談ってお金がかかりますよね?
それにちょっと仕事が忙しくて弁護士事務所にいくのも難しそうなのですが…。
『任意整理の相談であればまずは無料で引き受けてくれる弁護士がほとんど』なんだ。
それに、わざわざ弁護士事務所まで出向かなくても、『電話やオンライン面談で任意整理の相談に乗ってくれる弁護士が大多数』だよ!
弁護士との相談の際に用意しておくべきものってなにかありますか?
- 運転免許証、マイナンバーカードなどの身分証明書
- 印鑑
- 借入先のクレジットカード、キャッシングカード
相談は簡単にできそうですね。
預金通帳や収入明細なども場合によっては用意する必要があるけれど、まずは上に挙げた3点があれば心配いらないかな!
②受任通知を送付することで債権者からの取り立てが止まる
受任通知というのは、”私がこの人の任意整理を担当することになりましたよー”という債権者に対しての手紙みたいなイメージだね。
『債権者が受任通知を受け取ってから、債務者に対して取り立ての電話などを行うことは法律で禁止されている(貸金業法第21条第1項)』から、受任通知を送ればすぐに取り立てが止まるといえるよ!
取り立てが止まるということは、返済もストップして大丈夫だからね。
弁護士は、任意整理の契約をしたらまず最初に受任通知の送付を行うから、『弁護士に相談した後数日で取り立てが止まる』と思ってもらえたらいいかな。
③弁護士費用の積み立てを開始する
毎月返済にあてていた分のお金が浮くわけだから、その分で弁護士に払う費用の積み立てを開始するんだ!
つまり、取り立てが止まった段階から『弁護士費用の分割支払いが開始する』ということだね。
弁護士さんも、任意整理する人は借金に困っているから分割で支払えるように考慮してくれているのさ。
『弁護士費用の分割支払いが滞ったりしたら、任意整理自体が取り消しになる可能性も大きい』から注意するんだよ。
④これまでの取引履歴の開示を請求する
まず、『債権者に対してこれまでの取引履歴の情報を開示するように請求するよ』。
過去の返済で法律上の上限金利を超えた利息を払っていないかを調べたり、現在の借入残高や支払い状況を確認するために必要な作業だね。
これは貸金業者側の作業になるわけだけど、基本的に数週間から1ヶ月ほどで完了するよ。
⑤利息の正しい金額を計算しなおす
この作業を、『引きなおし計算』というよ。
大体、引きなおし計算は1~2週間で完了することが多いかな。
でも利息を払いすぎているかどうかってどうやったらわかるんですか?
法律が改正された2010年の6月より前に借りていた借金に関しては、払いすぎた利息を取り戻せる可能性があるよ!
⑥債権者との和解案を作成して交渉をする
まずは、先程の引きなおし計算で過払い金があった場合は、返還を請求する。
そのうえで、現状の債務者の返済能力や借金の残高を考慮して、和解案を作成して債権者に提出するんだ!
和解案というのは、『借金の利息カットや減額、返済期間の調整など、債務者が無理なく返済できる返済計画をまとめたもの』だね。
和解案通りに返済が進めば債権者にとっても得があると判断された場合、交渉成立ということだね。
もちろんあくまで交渉だから、最初の和解案を受け入れてもらえない可能性もある。
繰り返し和解案を作成することも視野に入れて交渉をしていくから、この交渉のステップが一番時間がかかって、おおよそ3ヶ月くらいが一般的だね。
⑥返済開始
任意整理をする際の和解案は、3~5年をかけて利息をカットした金額を分割で返済していくというのが一般的だよ。
任意整理の手続きにかかる期間はおよそ3~6ヶ月
任意整理を弁護士に申し込んでから、交渉が終わって返済開始となるまではおよそ3~6ヶ月ほどかかる計算になるわけだ。
個人再生や自己破産などほかの債務整理に比べれば短い期間で済むんだけど、やはり交渉が長引いてしまう可能性もある。
『任意整理を検討しているのであれば早めに弁護士に相談した方がいい』ね。
- まずは弁護士に相談する
- 受任通知を送付することで債権者からの取り立てが止まる
- 弁護士費用の積み立てを開始する
- これまでの債権者との取引履歴の開示を請求する
- 利息の正しい金額を計算しなおす
- 債権者との和解案を作成して交渉をする
- 返済開始
任意整理に必要な費用は?
次は費用について知りたいです!
任意整理する業者1社につき2~5万円
つまり、複数の業者から借金をしている場合は、業者1件ごとに弁護士費用がかかってしまうんだ。
相場としては、業者1社につき2~5万円が一般的だね。
でも返済に追われながらその金額を一括で支払うのは大変だな…。
任意整理はする業者としない業者を選べる!
借金の額によっては、弁護士報酬の方がカットした利息よりも高くついて損をしてしまうなんて可能性もあるよね。
任意整理が不要な業者についても任意整理をおこなって損をしてしまわないように、弁護士もしっかりと相談に乗ってくれるから安心だよ!
任意整理の費用を安く抑える方法
思っていたよりは安いですが、もう少し抑える方法ってないんですか?
一応、任意整理の費用を抑えるものとして考えられるのは以下の3つかな!
- 司法書士に相談する
- 費用や報酬が安い弁護士に依頼する
- 法テラスを利用する
司法書士に相談する
司法書士も弁護士と同じように法律の専門家で、任意整理の手続きである債権者との交渉なども受け持つことができるんだ。
一般的に、司法書士への報酬は弁護士よりも安いといわれているよ。
借金の総額が大きければ弁護士に依頼するしかない、ということになるね。
費用や報酬が安い弁護士に依頼する
弁護士の報酬というのは自由に決められるから、任意整理という同じ手続きであっても報酬にはかなり差があるんだ。
費用や報酬が安い弁護士に依頼すれば任意整理にかかる費用は抑えられるよ。
『相談だけなら無料の弁護士もいる』し、もし余裕があればいくつかの弁護士を比較してみると費用が抑えられる可能性があがるね!
法テラスを利用する
初めて聞きました。
家族構成に応じて一定額以下の収入の人しか利用ができないなどの条件はあるけど、『法テラスを通じて弁護士に依頼すると成功報酬が半額以下になることも多い』よ。
『法テラスへの相談は原則無料』だし、以下の表の月収であれば利用できるから、検討してみる価値はあるね!
【法テラス利用の資力基準】
※あくまで1つの基準のため、実際に利用できるかどうかは相談する必要がある
家族構成 | 法テラスが利用できる手取り月収 |
単身者 | 18万2000円以下 |
2人家族 | 25万1000円以下 |
3人家族 | 27万2000円以下 |
4人家族 | 29万9000円以下 |
任意整理したいけどできないパターンと対処法
任意整理できないパターン4つ
それじゃあさっそく弁護士に電話、と…。
任意整理の流れについては今説明させてもらったけど…。
実は任意整理ができない場合というのが存在するんだ。
具体的には以下の4つだね。
- 十分な返済能力や返済の意思がない
- 家や車など担保がある
- 借金に保証人がついている
- 貸金業者が交渉に応じてくれない
①十分な返済能力や返済の意思がない
任意整理は返済計画を立てた上で債権者に減額の交渉をする手続きだったね。
ということは、返済に十分な収入がないと任意整理自体を受け入れてもらえないこともあるんだ。
つまり『3〜5年で元金を返済できるだけの十分な収入がないと任意整理ができない』んですね。
十分な収入、というのは家庭状況などによっても変わってくるから、弁護士との相談は必須だね。
あとは、弁護士からの電話に出ないなど、返済に向けての意思が感じられない場合ももちろん任意整理が打ち切りになる可能性もあるから注意が必要だね!
②家や車など担保がある
減額を交渉しようとした借金に担保がついていたら、まずはその担保になっているものを売っ払って返済にあててください、という話になるのは想像できるよね…。
だから担保がついている借金は任意整理に応じてもらえないことがほとんどなんだ。
③借金に保証人がついている
これに関しては、任意整理ができないというよりも、しない方がいいという言い方が近いかな。
さっきの担保がある場合に似てるんだけど、保証人がついている借金であれば、『任意整理で減額を持ちかけられた債権者は保証人に返済を請求することができる』んだ。
気をつけないと。
④貸金業者が交渉に応じてくれない
任意整理をすれば利息をカットするわけだから、債権者にとっては損になる場合も多いんだ。
でもじゃあ、逆に任意整理に応じてくれる方が珍しいような気もしますが。
債権者からすれば、任意整理をするほど借金の返済に困っている人が元通り返済してくれる保証はないんだよね。
仮に、任意整理を受け入れなかったことで債務者が自己破産をしてしまったときには、利息だけでなく元金も回収できなくて債権者は大赤字になってしまう。
だから、妥協策として任意整理を受け入れてくれる貸金業者がほとんどなんだ。
任意整理ができないときの対処法
肝心の対処法についても教えてください!
任意整理ができない借金を除外する
つまり、任意整理ができなかった業者を除外して任意整理をすることもできるんだ。
任意整理ができない業者や、しないほうがいい業者は以下のようなところかな。
- 任意整理の交渉に応じてくれない
- 借金に保証人や担保がついている(保証人が返済することに)
- 借入額や利息が少ないため、任意整理してもあまり意味がない
- 返済中のローン(品物を没収されるかも)
それでも他の業者について任意整理がスムーズにいって利息をカットできるのであればトータルでは得ということですね!
そのあたりの判断も、法律の専門家である弁護士と相談しながらすすめていくのがおすすめだね。
個人再生や自己破産を検討する
そのときは、より強力な債務整理の手段である個人再生や自己破産を検討するしかないかな。
個人再生と自己破産について、軽くおさらいしておこうか。
個人再生の条件/メリット・デメリット
最大10分の1まで減額できるけど、最低100万円は返済する義務があって、それも3~5年で返済しないといけない。
だから、「任意整理で利息を減らしたくらいでは完済できないけど、安定した収入がある人におすすめの手続き」といえるね!
そのほかにもいくつかメリット・デメリットがあるから、わかりやすく下の表にまとめてみたよ。
条件 | 最低でも100万円までしか減額できず、3~5年で完済する必要がある |
メリット |
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デメリット |
|
自己破産の条件/メリット・デメリット
自己破産をするうえでの条件と、メリット・デメリットについて僕がまとめた表があるので、みてください!
条件 |
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メリット |
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デメリット |
|
自己破産というのは借金を帳消しにするとても強力な手続きだから、その分デメリットも大きい。
借金の額が大きくなってしまったからといって、焦ってすぐに自己破産で解決しようとせずに、まずは弁護士に相談したほうがいいね。
任意整理できた人の体験談
支払いに追われるストレスがなくなった
任意整理してから1ヶ月半ほどだけど、任意整理してよかったなと今では思える。
それ以上に車や失うものもあるし辛いけどそれ以上に支払いに追われるストレスがなくなって心にゆとりができた🥺
— たま🌻借金垢(任意整理和解待ち) (@tm12132) March 17, 2022
リボ払いの自転車操業が任意整理で解決!
僕もリボを自転車操業状態で3年程返済していました。
毎月返済しているのに、リボ残高が減らず、月末になるにつれ憂鬱になっていました。
今は任意整理して、支払いの終わりがみえるので、精神的に非常に楽になっています。
もっと早めに任意整理すればよかったと今は思っています!
— ケイ@借金地獄 (@debt_hell_Life) April 18, 2022
借金のことばかり考えてしまう生活から抜け出せた
やっぱ任意整理してよかった
する前は目が覚めてから寝る瞬間までずっとお金のことしか考えてなかった
考えたって何も変わらないのにw— Ryo@淡々と粛々と 682→638 (@RYO_No_Money) October 2, 2021
浪費生活を矯正できて、差し押さえも回避できた
私が任意整理してよかったと思うこと
・借金の負担が軽くなった
・5年返済することで戒めになった
・浪費生活を矯正することができた
・ギリギリで差し押さえが回避できた自己破産も考えていたけど、私の場合は生活キツくても返済をしつづけていて結果よかったと思ってる😊
— なつこ@ブラック主婦 (@ntk55hensai) August 11, 2021
任意整理についてはまず弁護士に相談!
とても僕1人ではどうにもならなそうなので、弁護士に相談してみた方がいいですね。
任意整理は貸金業者との交渉になるから、法律の専門家である弁護士を通さないと相手にしてもらえないことがほとんどなんだ。
相談だけなら無料で受けてくれる弁護士もたくさんいるし、電話やオンライン面談での相談も可能だから、まずは相談してみるといいよ!
\専門家に無料相談しよう/
▼感謝の声多数!▼
でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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まとめ
- 任意整理の手続きは大きくわけて7ステップで、3ヶ月〜6ヶ月の期間がかかる
- 任意整理にかかる費用の相場は2~5万円
- 任意整理ができなかった場合は、できない業者を除外するか個人再生や自己破産を検討する
- 任意整理をしたいときはまずは弁護士に無料相談!
まずは弁護士に相談して、返済に向けてがんばっていくぞ〜!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。