個人再生

個人再生手続き中に浪費やギャンブルをするのはNG!成功させる方法は?

さいむくん
さいむくん
借金の返済がキツいから個人再生をしようと思ってるんだけど、手続中にも浪費しちゃわないか不安だなぁ。

それから、手続中にギャンブルもしちゃいそうだぞ…。

浪費やギャンブルが原因でつくった借金でも個人再生は認められるって聞いたことがあるけど、手続中にしちゃった場合はどうなんだろうね?

そうだ、借金問題に詳しい先生に相談してみようよ!

ともだち
ともだち

個人再生をお考えの方で、このようにお悩みの方はいませんか?

この記事では、個人再生の手続中に浪費やギャンブルをしてしまった場合にはどうなるのか、また、個人再生が失敗するケースにはどのようなものがあるのか、分かりやすく紹介しています!

個人再生を成功させるポイントは?

個人再生が失敗するパターンの1つが、手続き中の浪費やギャンブルです。

個人再生に失敗してしまうと、借金は減らず、もとの苦しい生活に…。

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そもそも個人再生とは?

せんせい
せんせい
個人再生の場合、浪費やギャンブルでつくった借金であっても、基本的に手続きを行うことは可能だよ。

自己破産だと、借金の原因が浪費やギャンブルの場合には原則として免責許可が下りないことになっているから、大きな違いがあるといえるね。

やったー!個人再生、最高じゃん!

これでバンバン浪費とギャンブルして、失敗したら個人再生すればいいや!手続中にも遊びまくるぞ~!

さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
さいむくん、僕は「手続中にも浪費やギャンブルをしてもいい」とは言ってないよ。

個人再生は任意整理とは違って裁判所を通じた手続きなんだから、甘くみていると失敗してしまうよ。

個人再生についておさらいすると、個人再生は、裁判所に再生許可を提出して、これが認められれば、借金の大幅な減額が認められる制度のことでしたね。

借金が減額される幅は、最大10分の1程度にもなるよ。ただし、この減額された借金は原則3年で完済を目指さないといけない。

ともだち
ともだち

個人再生の手続き中に浪費・ギャンブルをするとどうなる?

せんせい
せんせい
個人再生は、浪費やギャンブルが原因の借金でも認められる可能性がある、わりとフトコロの深い制度だ。

だけど、もし個人再生の手続中に浪費やギャンブルを続けていると、次のようなデメリットを被る可能性があるから、絶対に手を出さないようにしよう。

個人再生が認められない可能性がある

せんせい
せんせい
まずは、個人再生が認められず、失敗してしまう可能性があるんだ。

個人再生とは、生活態度を改めて完済を目指す!という債務者に対して、国が再起のチャンスを与えるための制度なんだ。

それなのに、浪費やギャンブルをいつまでも続けていて、全然反省の様子が見えないようじゃ、国もそんな人をわざわざ助けたくはないよね。

過去のことは仕方ないとしても、手続きに入ったからには気持ちを入れ替えて頑張らないとね。

ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
そうだね。個人再生手続では、家計の収支(家計簿)や今後の返済計画を書類にまとめて裁判所に提出する必要があるんだ。

ここで浪費やギャンブルによる出費が多いようじゃ、まず再生計画は認められないだろうね。

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せんせい
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せんせいは、これまでたくさんの借金にお悩みの方の問題を解決してきました。

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返済額が高額になる可能性がある

せんせい
せんせい
個人再生手続中に浪費やギャンブルをして、さらに借金が増えるようだと、せっかく減額してもらった返済額が増額されてしまう可能性がある。
そもそも、どんな感じで返済額が決定するの?
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
そうだね。

ざっくり説明すると…個人再生には、小規模個人再生と給与所得者等再生という2種類の個人再生があるよ。

まぁ手続きの90%くらいは、減額される幅の大きい小規模個人再生だから、これをベースに解説するね。

小規模個人再生で、弁済額が決まる2つの基準
  1. 最低弁済額基準
  2. 清算価値保障基準
最低弁済額基準は、簡単。下記の表に当てはめて、借金がいくらくらいの時、最低限これだけは返済しようねってのがわかるよね。
せんせい
せんせい
100万円以下の場合 その基準債権額
100万円以上500万円以下の場合 100万円
500万円超1500万円以下の場合 基準債権の5分の1
1500万円超3000万円以下の場合 300万円
3000万円超5000万円以下の場合 基準債権の10分の1
せんせい
せんせい
もう1つは、清算価値保障基準だね。

自己破産の場合、借金の返済義務はなくなるけど、財産は没収されて債権者に平等に分配される。

個人再生だけが、減額される手続きだと、債権者にとってはメリットが薄いよね。

だから、今ある財産を換金した場合、手元にある財産分くらいは返済しようねっていう基準だよ。

小規模個人再生では、①と②を比較して、金額が多い方で返済額が決まるんだ。

結構複雑なんだね。
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
個人再生手続中にも浪費やギャンブルを続けていると、裁判所から、「君は最低弁済額よりももっと多く返済に回すことができるでしょ」と指摘されて、弁済額が増えてしまう可能性があるんだ。

なるべく少ない弁済額のほうが早く完済に至るんだから、個人再生をして人生をやり直したいのなら心を入れ替えないとね。

浪費やギャンブルは高確率でバレるので注意

さいむくん
さいむくん
なるほど…。個人再生手続中の浪費やギャンブルがマズいってことは、よく分かりました。

でも先生、裁判官にストーキングされるわけじゃないんだし、実際バレないのでは…?

バレるんだな、これが。もちろん、ストーキングはされないけど。

個人再生手続中には家計簿を提出する必要があるって言ったよね。

家計簿には、レシートや領収書、預金口座からの引き落とし(光熱費やクレジットカードなど)がある場合にはその明細などを添付しなければならないんだ。

裁判官は、証拠から事実を推認するプロなんだよ?

裁判官の目を誤魔化すことは、ほとんど不可能と言ってもいい。

せんせい
せんせい
ともだち
ともだち
虚偽の記載をして提出をすれば、ほぼ間違いなく個人再生は失敗に終わるってことか…。

そうすると、手続きにかかったお金も全てパーになっちゃう。あまりにもハイリスクだよね。

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個人再生に失敗する原因4つ

せんせい
せんせい
今回は、個人再生に失敗する理由として、主に手続中の浪費やギャンブルを取上げて説明してきた。

だけど実は、個人再生が失敗する主な原因には、他にもたくさんあるんだ。

以下からは、そうした原因を具体的に紹介していくね。

個人再生に失敗する原因
  1. 個人再生の条件を満たしていない
  2. 申立棄却事由がある
  3. 再生計画案に無理がある
  4. 財産を隠していた

原因1:個人再生の条件を満たしていない

せんせい
せんせい
個人再生をするためには、最低限次の条件を満たしている必要があるんだ。

これらのうち、いずれかでも欠けていると、個人再生は認められないことになってしまうよ。

個人再生の条件
  1. 安定した収入があり、再生計画に従って返済ができること
  2. 借金の総額が5千万円以下であること(住宅ローンを除く)
  3. 原則3年、最長5年で完済ができること
  4. 債権者から2分の1以上の反対がないこと
  5. 過去7年間に個人再生や自己破産をしていないこと
    ※④と⑤は手続き内容に応じていずれか
先生、僕はアルバイトで生計を立てているんだけど、「安定した収入」って言ってもいいのかな…?

やっぱり、正社員じゃないとダメかな?

さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
いや、そんなことはないよ。

アルバイトやパートでも、一定の期間きちんと勤めていて安定して給料を得ているのなら、「安定した収入」があるといえるよ。

また、専業主婦(夫)で個人としての収入がない場合であっても、配偶者に「安定した収入」があって返済を続けられるのであれば、この要件を充たしているとされるんだ。

原因2:申立棄却事由がある

せんせい
せんせい
個人再生には申立棄却事由(もうしたてききゃくじゆう)といって、次のいずれかに該当する場合には、個人再生の申立自体が認められないっていうパターンがあるんだ。

(再生手続開始の条件)
第二十五条 次の各号のいずれかに該当する場合には、裁判所は、再生手続開始の申立てを棄却しなければならない。
一 再生手続の費用の予納がないとき。
二 裁判所に破産手続又は特別清算手続が係属し、その手続によることが債権者の一般の利益に適合するとき。
三 再生計画案の作成若しくは可決の見込み又は再生計画の認可の見込みがないことが明らかであるとき。
四 不当な目的で再生手続開始の申立てがされたとき、その他申立てが誠実にされたものでないとき。
【引用:民事再生法 – e-Gov

個人再生手続に入ると、国がほぼ毎日発行する官報という新聞みたいなものにその旨掲載される。

これ、頼んでもいないのに拒否することができず、しかも費用がかかるんだ。

「再生手続の費用の予納」とは、そのために使われるお金をあらかじめ支払いなさいよ、ってことで、東京地裁の場合には1万1928円必要なんだ。

せんせい
せんせい
さいむくん
さいむくん
なるほど。③と④もなんとなくわかったけど…②はどういう意味なの?
これは要するに、「破産手続き中の場合であって、自己破産と個人再生とを比較したときに破産の方が債権者に有利な場合には、個人再生は認めませんよ」ってことだ。

例えば、月々の収入は少ないけど、財産的な価値の高い不動産を保有している場合を考えてみよう。

個人再生の場合、基本的に不動産は処分されないんだったよね。

その場合、債権者としては、「個人再生して借金の一部をちまちま返すより、破産して不動産を売ってもっと多く返済に充ててくれよ!」って思うよね。

せんせい
せんせい
ともだち
ともだち
そうした場合には、個人再生の申立てが却下されて、自己破産手続のほうを進めていくことになるんですね。

じゃあ、自己破産手続中に個人再生もしようと考えている人は、自分のもっている財産についてちゃんと確認しなくちゃいけないんだね!

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原因3:再生計画案に無理がある

せんせい
せんせい
再生計画がどう考えても無理があるとき、例えば、月収15万円なのに月々15万円返済します!みたいな場合には、さきほどの申立棄却事由に該当するとして、申立てが却下されることになる。

言ってみれば、これは門前払いといった感じだね。

そこまでムチャな計画でなくとも、裁判官に「うーん、この再生計画を続けることはできないんじゃないの?」と判断されてしまうと、やっぱり再生計画は認められないこととなってしまう。

そうすると、再生計画を作成するにあたっては、ムリのない範囲で、現実的なプランをしっかりと作成する必要があるんですね。

3年から5年間の計画を立てるなんて僕にはとてもできそうもないから、再生計画案の作成も弁護士にお願いしたほうがよさそうだな…。

さいむくん
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せんせい
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原因4:財産を隠していた

せんせい
せんせい
もし、個人再生を申し立てるときに自動車や不動産などの財産を隠していて、後からそれがバレた場合、再生計画は認められない。

個人再生は、借金をしている側にとってはありがたい制度なんだけど、お金を貸している側にとっては相当負担のかかる制度なんだ。

利息を得られないどころか、元本も一部しか回収できないんだからね。

それなのに、財産を隠し持ったまま借金を大幅に減額しようなんて、たしかにムシが良すぎる話だよね。

さっきの話でもあったように、裁判官に嘘をつき通すことはかなり難しいから、最初から隠さずちゃんと申告するしかないね!

ともだち
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対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。

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個人再生を成功させる方法は?

せんせい
せんせい
ここまでみてきたように、個人再生が失敗してしまう原因って、結構いくつもあるんだ。

個人再生を成功させるためのアドバイスをするなら、次の2点に集約されるよ。

個人再生を成功させるには
  1. 生活態度を改めて、真面目に手続きに協力すること
  2. 無理に手続きをひとりで行うのではなく、弁護士に依頼すること
今日いくつか失敗原因をみてきたけど、どれも当たり前というか、しっかりと真面目に個人再生に取り組めば避けられそうなものばかりだったよね。

せっかく国が敗者復活戦を用意してくれているんだから、その制度を利用したいのなら、浪費やギャンブルからは足を洗って、前向きに借金を完済するための道を歩んでいかなくちゃ。

ともだち
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さいむくん
さいむくん
個人再生手続って、裁判所に提出する書類も多いし、しかも難しそう…。

ましてや、裁判官や債権者と面談したりしなくちゃいけないんでしょ?

そんなの、自分ひとりでやるのムリゲーすぎる!

弁護士に依頼するのって何だかハードルが高く感じちゃうけど、手続きを成功させたいんだったら、やっぱり弁護士に依頼するほうが安心だよね!

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まとめ

ともだち
ともだち
今回の話をまとめると、次のようになるね。
今回のまとめ
  • 個人再生手続中の浪費・ギャンブルは、個人再生の失敗につながる
  • 裁判官はダマせない!手続きには正直に、真面目に取り組もう
  • 無理にひとりで個人再生をしようとするのではなく、弁護士に依頼しよう
今日は個人再生が失敗するパターンについて、手続中の浪費やギャンブルを中心に取り上げてきた。

だけど実際のところ、失敗する人の多くは自力で手続きをしようとする人なんだ。

それから、人によっては、個人再生ではなく任意整理や自己破産を検討すべきっていうパターンもある。

どの手続きを選んで、どのように進めていくべきか、ひとりで判断するのはとても難しいから、まずは気軽に弁護士に相談してみてね!

せんせい
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著者情報

この記事の監修者
赤堀弁護士
赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士

企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。

監修者の詳細なプロフィール
この記事の筆者
浜北 和真株式会社PALS Marketing コンテンツディレクター

2017年から法律メディアに携わりはじめる。離婚や債務整理など、消費者向けのコンテンツ制作が得意。
監修したコラムはゆうに3000を超える。

20代後半に作ってしまった借金100万円を自力で完済した。

筆者の詳細なプロフィール