アコムの借金は10年で時効になる！放置するリスクとは？

急にアコムから督促状がきて、よくよく思い出したら10年くらい前にアコムで借金をしていたんです…。

これってどうすればいいんでしょうか…時効とかにならないのかな…。

そのため、時効が5年の借金については返済する必要がないんだよ。

一定期間が過ぎた借金については返済義務がなくなる制度は消滅時効と呼ばれていて、民法律でしっかりと定められているんだ。

2020年の4月1日が最終支払い日だった場合は、2025年の4月2日が時効の成立日になるね。

少し細かい話だけど、時効までの期間を数える時には、法律で定められた初日不参入の法則にのっとって、数え始める基準になる最終返済日の翌日から数えるから注意が必要だよ。

ここでいう時効の更新とは、時効日までのカウントがリセットされてゼロになってしまうという意味合いだよ。

時効が完成しそうな場合には下手にアコムとは連絡を取らない方が無難といえるね。

行政書士は借金の総額が140万円以下の少額でないと引き受けてくれない。

それに対して、弁護士であればどんな案件でも請け負ってくれるし、債権者への交渉の代理人もつとめてくれるからその分費用相場が高くなっているのさ。

どうやればいいのか教えてください！

まだ時効が成立していないのに時効援用の通知を債権者に送った結果、こちらの住所がバレてしまって裁判を起こされる、こんな悔しいことが起こる可能性もありますね！

仕組みや条件はわかったから、すべての借金を踏み倒せる気がしてきたな…。

まず、借金の返済が遅れた時点で、信用情報機関というところに滞納の事実が記録されてしまうんだ。

過去に滞納などの事故情報が無いかどうか確認をするんだ。

その際に事故情報があった場合は審査に落ちてしまう可能性が非常に高い。

さらには、クレジットカードの更新の時にも審査はあるから、現状使えているカードも解約になってしまう可能性が非常に高いよ。

だから、債権者である貸金業者やカード会社は必ずあの手この手を使って時効が更新になるような作戦に出てくるんだ。

今まで音沙汰がなかったとしても、時効を迎える直前で妨害してきたりするからね。

いくら自分が注意していても、債権者から裁判を起こされれば時効は更新されてしまうから、やはりあえて時効を狙うのは得策とはいえないんだ。

時効が更新されてゼロからカウントになったとしても、それまでの期間で滞納したことによる遅延損害金(ちえんそんがいきん)はなくならないんだ。

さらには、債権者がいつ時効の更新となる手を打ってくるかはまったくわからない。

そんな綱渡りのような危険な状態を5年間も維持するのは、単純に精神的な負担がすごく大きいと想像できるよね。

だけど、そのリスクを承知でどうにか踏み倒せないかと思ってしまう人もいる気がします。

だから、あの手この手で時効を阻止してこようとしてくるんだ。

「少額でもかまわないので返済していただけないでしょうか？」と頼んでくるのはよくあるね。

「その程度ならいいか」と思って返済をしてしまうと、時効が更新となってしまうんだ。

アコムなどの消費者金融は、時効が成立する5年が経過している債務者に対しても同様の催促をしてくる場合があるんだ。

普通に暮らしている人が、借金の時効や時効援用についての知識がある可能性はとても低いからね。

たとえ現状で最終支払い日から5年が経過していても、少額の返済を行ってしまったり借入があることを認めたりしてしまうと時効が更新されるから注意が必要だよ！

だけど、5年が経過する直前に訴訟を起こしてくるケースが非常に多いよ。

裁判を起こされると、時効成立までの期間はゼロにリセットされるだけではなく、裁判の判決が下された日から10年間に延長されてしまうんだ。

時効成立目前まで滞納したということは遅延損害金もかなりの額になっているはず。

それに、アコムなどの消費者金融は、債務者の最終返済日をほぼ必ずすべて把握している。

つまり、なんとなくこいつは時効を狙っているだろうなっていうのはバレてしまうんだよ。向こうも債権回収のプロだからね…。

訴状や督促状などの裁判を知らせる書面を受けとったまま放置していると、裁判に出席する意思なしとみなされて勝手に判決が下されてしまう。

仮に時効成立の5年間が経過している場合もアコムの請求通りの金額を支払わないといけなくなるんだ。

裁判所からの訴状が届いたら絶対に無視せずに早急に弁護士に相談しよう！

裁判書類によって返答期限も異なるし、対応方法も素人では判断できないケースが多いから、裁判書類が届いたらまずは弁護士に相談するべきだね！

そういうときの対処法って何かないんですか？

では、債務整理の種類とそれぞの手続きにかかる費用やメリットデメリットについて解説していくね！

任意整理とは、直接金融業者に交渉をして、利息をカットしてもらう手続きだよ。

個人再生とは、裁判所を通じて借金を最大で10分の1まで減額できる手続きだ。

10分の1まで減らせるとはいっても、最低弁済額(さいていべんさいがく)という決まりがあるから、最低でも100万円は支払う必要があるよ。

それでも減額効果はやはり大きいから、個人再生は借金額が大きい人が選ぶべき債務整理といえるね。

自己破産をしても、最低限の生活に必要なものは没収されないし、会社を解雇される心配もない。

さらにいえば、現在賃貸住宅に住んでいる場合は家を追い出されるような心配もないから安心してね。