時効援用は代理人に任せよう！依頼の流れやメリットは？

さっそく時効成立していることを伝えてみようと思うんだけどどうかな？

借金の時効は正確に言うと「消滅時効」と呼ばれていて、民法には次のように記されているよ。

「もう返済し終わった」かのように生活しているわけだよね？

このような長期間バランスの取れている状態をわざわざ壊して、元の状態に戻す必要はないと考えられたことから定められたのが時効制度なんだよ。

つまり、時効が完成したので、支払いませんって宣言することだね。

時効の援用が認められるために必要な条件はシンプルで「最後の返済日から5年間が経過していること」だけなんだ。

例えば、2030年の1月1日が最後の返済日だった場合、2035年の1月1日が過ぎたら時効の援用によって時効が成立するんだよ。

誰がお金を貸したのか、貸した目的は何なのか、などによって時効が成立する期間は変わる可能性があるよ。

少しでも不安に感じたら、まずは弁護士に相談してね。

だから時効が成立するまでに、借金の返済から逃げ切るというのはかなり難しいと覚えておいた方がいいよ。

時効援用の手続きを代理人に依頼する流れやメリットについては、あとで詳しく解説するね。

ただここで注意したいのが、借金があることを貸主に対して認めることだね。

借金があることを認める行為を「債務の承認」と言われている。債務の承認の具体例は以下のとおりだよ。

依頼をした後は特に何もする必要がないから安心してね。

代理人が調査をした結果、時効が成立していると判明した場合には、時効援用通知書を作成して債権者に対して送ってくれるよ。

時効援用通知書の作成には必ず書かなければならないことと、書いた方がいいことがあるから、手続きに失敗しないためにもやはり弁護士に相談するべきだね。

弁護士と比較すると若干費用は安いけど、万が一のことを考えて最初から弁護士に依頼するのがおすすめだね。

時効が完成しているかどうか自分で確認しなければならないし、債権者とのやり取りも自分で行う必要があるよ。

最初からすべての業務を任せられる弁護士にお願いした方が良さそうだ！

受任通知を受け取った債権者は、それ以降債務者に対して連絡することを法律で禁じられているんだ。

債務の承認とみなされると時効援用が失敗してしまうんだ。

弁護士などの代理人に債権者とのやり取りを任せれば、時効援用の失敗を防ぐことができるよ。

任意整理・個人再生・自己破産の3つの種類があって、それぞれの手続きも破産法や民事再生法など法律で定められているから誰でも安心して利用できるんだ。

任意整理とは違って裁判所をとおして手続きを行うから、基本的には「弁護士」に依頼した方がスムーズにすすめることができるね。

さいむくんは、弁護士の指示を受けて必要な書類の準備をするだけだね。

個人再生の手続き自体も「民事再生法」という法律で明確に定められている。

ただ裁判所をとおして行う手続きだから、任意整理と比較すると若干時間や手間がかかる可能性はあるね。

だから持ち家を手元に残しつつ借金を減らしたい人には、個人再生がぴったりの手続きだね。

借金の返済義務なくなる強力な効果があるから、さいむくんも自己破産という言葉自体は聞いたことがあるんじゃないかな？

でも自己破産は、国が「破産法」という法律で定めている「借金救済制度」だから、さいむくんのように借金で苦しんでいる人は安心して利用できるものなんだよ。

ただ借金がなくなるメリットだけではなくて、一時的に資格や職業に制限がかかったり、手続きに費用や時間がかかったりするデメリットもあるから注意が必要だね。

今回解説してきたことで、重要なところをまとめたから振り返ってみよう。