もう自己破産するしかないのかな…。
どうすればいいか教えてともだち!
でも借金の問題を解決できるのは自己破産だけじゃないんだ。
「債務整理」って聞いたことある?
実は自己破産も債務整理の種類の1つなんだ。
債務整理は「借金問題解決のプロである弁護士」にお願いして借金を減らす方法だから、借金で困っているさいむくんにはピッタリだと思うよ。
今回は3つの債務整理それぞれの特徴や違いについてわかりやすく解説するから、自己破産に限らずさいむくんはどの方法を選んだ方がよさそうか考えてみてね。
債務整理とは「法律によって借金を減らしたり、なくしたりできる手続き」のことです。
ネットで「国が認めた借金減額の手続き!」なんていう広告を見たことはありませんか?
債務整理は国が法律で定めている手続きなので、一見怪しく感じられるかもしれないですが誰でも安心して利用できます。
この記事では債務整理について「それぞれの手続きや費用の違い」、「メリット・デメリット」などわかりやすく解説していきます。
\減額できるかチェックしよう!/
\家族に内緒で月々の返済を減らしたい人はこれ!/
任意整理とは?内容や特徴メリット・費用などすべてを解説!
\借金が返済できない人はこれ!/
自己破産とは|自己破産のデメリットや費用などをわかりやすく解説
\どっちが自分にあってるの?知りたい人はここ!/
LINEで無料相談!
自己破産と債務整理はなにが違うの?
【債務整理の3つの種類とそれぞれの特徴】
債務整理の種類 | 特徴 |
任意整理 | ・借金の利息をカットできる ・返済期限を3~5年に調整できる |
個人再生 | ・ 借金を5分の1程度に減額できる ・減額した借金は3~5年で返済する |
自己破産 | ・借金が免除になる |
自己破産はそのうちの一種だね。
手続きには上記の表を見てもわかるとおり3つの種類がある。
それぞれどのような内容なのかについては、以下で順番に説明していくね。
自己破産
他の債務整理手続と比較しても1番強力な効果があることで有名だから、名前だけは知っているという人も多いんじゃないかな?
本当に手続きをして大丈夫なの?
だけど「借金が免除になる」という他の債務整理手続きにはないメリットがあるんだ。
すでに借金の返済に見通しが立たなくて困っているのなら、人生の再出発ができる自己破産はぴったりの手続きだと思うよ。
任意整理
任意整理をする場合、借金をしている金融機関と返済方法や利息のカットに関して交渉しなければならない。
交渉には専門的な知識が要求されるから、普通は弁護士のように借金問題解決のプロに依頼をするんだ。
でもお金を貸した業者からしても「自己破産されて貸したお金が全部返ってこないよりは、利息だけカットした方がマシかな」となる可能性は十分あるよ。
個人再生
任意整理とは異なり裁判所を通して行う手続きだから、弁護士に依頼した方がスムーズに進めることができるよ。
裁判所と聞くとやばいイメージがあるんだけど、本当に手続きしても大丈夫なの?
きちんとした弁護士に依頼すれば何の心配もいらないよ。
ただ任意整理よりは、裁判所を通して行うという関係で時間や手間がかかるかもね。
自己破産と他の債務整理に必要な期間や費用の違いは?
次のところでは、それぞれの手続きにかかる期間や費用について詳しく解説していくね。
自己破産と他の債務整理の手続きにかかる期間
【債務整理手続きに必要な期間】
債務整理の種類 | 必要な期間 |
自己破産 | 半年から1年以上 |
任意整理 | 3ヶ月から6ヶ月 |
個人再生 | 半年から1年 |
個人再生と自己破産の場合、裁判所が申し立て人の借金状況や財産を調査する必要があるから、任意整理よりも時間がかかってしまうんだよ。
自己破産の費用は30万円~80万円が相場
どちらになるかは裁判所が判断するんだけど、振り分けられた事件によって手続きに必要な費用は変わってくる。
どんな場合に振り分けられるのかや費用については、以下に表としてまとめたよ。
【自己破産の手続きの種類と費用相場】
同時廃止 | 管財事件 | |
どんな場合に振り分けられるのか | ・処分するほどの財産がない人 | ・住宅や不動産を所有している人
・99万円以上の現金を持っている人 ・貯金や保険金など現金以外で20万円以上の資産を有している人 ・免責不許可事由に該当した人 |
弁護士費用の相場 | 約20万円~50万円 | 約20万円~80万円 |
予納金 | 約1~3万円 | 約50万円~ |
自己破産手続きをする際には、申し立て人が所有している財産の調査や管理をするために破産管財人(はさんかんざいにん)という人が裁判所によって選定される。
この破産管財人に支払うことになる報酬が予納金なんだ。
どれくらい必要になるのか、あらかじめチェックしておこう。
任意整理の費用は2万円~10万円
だから、支払わなければならない費用も弁護士に支払うものだけなんだ。
任意整理における弁護士費用の内訳は、以下のとおりだよ。
【任意整理の弁護士費用の内訳】
名目 | 内容 | 相場 |
相談料 | 弁護士に相談するのに必要な費用 | ・無料もしくは30分で5,000円~ |
着手金 | 依頼をする時に支払う費用 | ・1社につき2~5万円 |
成功報酬 | 借金の元金が減額できた時に支払う費用 | ・減額できた分の10~20%程度 |
成功報酬は、元金を減額できた時に支払う費用のことだね。
例えば100万円の借金が「利息のカット+30万円減額で70万円になった場合」は「30万円の10~20%で約3~6万円程度」を追加で支払う必要があるよ。
だから任意整理の依頼をする際には、自分の予算にあったところを選ぼう!
個人再生の費用は30万円~50万円
個人再生では、弁護士に支払う費用と裁判所に支払う費用が必要になる。
それぞれどれくらい必要なのか、以下にまとめたよ。
【個人再生に必要な費用相場と内訳】
必要な費用 | 内訳 | |
弁護士費用 | 30~50万円 | ・相談料(0~5,000円程度) ・着手金(20~30万円) ・成功報酬(20~30万円) |
裁判所費用 | 裁判所費用 | ・予納金(13,744円) ・個人再生委員への報酬(0~25万円程度) ・収入印紙(1万円) ・郵便切手(約2,000円程度) |
ちなみに個人再生委員とは、手続きにおいて申し立て人の財産や収入の状況を調査して、再生計画案の作成をするために裁判所に選任される人のことだね。
個人再生委員が選任された場合、報酬を支払う必要があるよ。
自己破産と他の債務整理の減額効果はどれくらい?
ここからは借金が200万円で年利15%の金利だったとして、どれくらい減額になるのかみてみよう!
自己破産は言わずもがなの0円
【自己破産した場合の借金減額効果】
そのまま | 自己破産 | |
月々の返済額 | 約9.6万円 | 0円 |
総返済額 | 約230万円 | 0円 |
すでに借金の返済が追いついてない人や収入が不安定な人は、自己破産をして早めに生活の立て直しを図ることをおすすめするよ。
任意整理は利息をカット
ここでは、200万円の借金について利息カット・3年もしくは5年で返済すると取り決めたケースを想定してどのくらい減額になるかシミュレーションしてみるよ。
【200万円の借金を3年で返済するケース(金利15%)】
任意整理前 | 任意整理後 | |
月々の返済額 | 約6.9万円 | 約5.5万円 |
総返済額 | 約249万円 | 200万円 |
【200万円の借金を5年で返済するケース(金利15%)】
任意整理前 | 任意整理後 | |
月々の返済額 | 約4.7万円 | 約3.3万円 |
総返済額 | 約285万円 | 200万円 |
利息をカットした場合の総支払額はかなり差がついているよね。
弁護士にたった数万円程度支払うだけで、借金を50〜80万円減額できると聞くとかなりお得に感じられるんじゃないかな?
個人再生は元金から大幅減額
借金額によって最低弁済額基準というのが決まっていて、それぞれ以下のとおりとなっているよ。
【個人再生における最低弁済額基準】
借金額 | 最低弁済額基準 |
100万円未満 | そのまま |
100~500万円 | 100万円 |
500~1500万円 | 借金総額の5分の1 |
【200万円(金利15%)の借金を個人再生した場合 5年で返済する】
個人再生をしない場合 | 個人再生をした場合 | |
月々の返済額 | 約4.7万円 | 約1.6万円 |
総返済額 | 約285万円 | 100万円 |
毎月の返済額は3万円以上安くなるから、返済の負担もグッと減って生活しやすくなるよ。
総返済額は約200万円近く違うから、返済の負担を減らしたいという人には個人再生もおすすめだね。
\専門家に無料相談しよう/
▼感謝の声多数!▼
ただ、LINEは電話に比べて緊張しないので、少しだけ勇気を持ってLINEボタンをクリックして専門家に相談したところ借金を当時の3分の1まで減らすことができたんです! 今では、借金に悩まず、元気に生活できるようになりましたね!
友達登録して専門家に相談しよう!
自己破産と他の債務整理のメリット・デメリット
次は自己破産と他の債務整理に、どのようなメリット・デメリットがあるのか解説していくよ。
自己破産のメリット
- 借金は全て免除になる
- 仕事はクビにならない
- 債権者からのとりたてがストップする
- 一定の財産は手元に残しておける
実際にはどれくらいの財産を残しておけるの?
- 生活に必要な家電家具
- 20万円未満の財産
- 99万円以下の現金
自己破産のデメリット
- 一定以上の価値がある財産は没収対象となる
- 一定の資格・職業に制限がかかる
- 官報に名前がのる
具体的にどのような資格や職業に制限がかかるの?
- 士業(弁護士や税理士、公認会計士など)
- 金融関係(貸金業者、生命保険募集人など)
- 公務員(国家公安委員会の委員など)
- 会社の役員・取締役(日本銀行の役員など)
- その他の職業(探偵業・警備業・酒類の製造免許など)
ただあくまでも制限がかかるのは「自己破産の手続き期間中」だけ。
手続きが終わったら通常通りまた働くことができるんだよ。
もし自分の資格や職業が制限されているものか不安であれば、以下の記事で制限がかかる資格や職業について全て紹介しているから確認してみてね!
任意整理のメリット
- 借金を整理する対象を選べる
- 保証人に迷惑がかかりにくい
- 家族などに知られにくい
- 官報に名前が載らない
- 手続きが早く費用も安価
だから家族にも知られにくいから、できるだけ周りにバレることなく借金問題を解決したい人にはぴったりだね。
任意整理のデメリット
- 他の債務整理に比べて減額効果が薄い
- 自己破産と違って返済義務がある
だから自己破産や個人再生と比較すると減額効果も薄い。
自己破産と違って返済義務もあるから、ある程度借金の返済の見通しが立っている人に適している手続きだね。
個人再生のメリット
- 借金が元金から大幅に減額される
- 自己破産のように財産が没収されない
- 住宅ローン特則でローン返済中の持ち家が残せる
- 手続き中の資格制限がない
- ギャンブルや浪費でも減額が認められる
自己破産だと財産を処分しなければいけないから、マイホームなども失ってしまう。
だけど個人再生であれば、「住宅ローン特則」という制度を利用することによって、個人再生の対象から住宅ローンを外すことができるんだ。
減額後の借金も返済しなければならないから、それを見越した返済計画を立てなければならないね。
個人再生のデメリット
- 手続きや条件が難しく時間もかかる
- 認可後は返済が続く
- 官報に名前がのる
ただ経験豊富な弁護士に依頼すれば、何をすればいいかしっかり指示してくれるよ。
手続きが滞ってしまって、借金の減額が遅れてしまう心配もないから安心してね。
債務整理共通のデメリット
- ブラックリストにのる
- 5~7年は借金・ローン・クレジットカードの審査が通らない
- 保証人に請求が行く
ブラックリストに載ると審査に通らなくなる理由
この信用情報とは、金融機関やカード会社が新規クレジットカードの作成やローンの契約をする際に参考とする情報なのね。
信用情報に傷がついていると、カードの作成やローンの契約の審査に落ちてしまうんだよ。
万が一この信用情報に傷がついていると、金融機関としては「この人はお金を貸したとしても返してくれない可能性が高い」と判断するんだよ。
ちなみにこの金融事故情報が登録されてしまっている状態は「ブラックリストに載る」ともいわれているんだ。
もしさいむくんがお金を貸す場合に「これまで債務整理をしてお金を返さなかった人」と事前にわかっているのであればお金を貸したいと思わないよね?
債務整理をしたことが知られているなら、カードの作成やローンの審査に落ちても無理ないかぁ。
もし借金が返済できなくて滞納し続けてしまった場合、借金の返済は残っていてブラックリストにも載ってしまう。
それなら債務整理で借金の問題を解決して、しばらくたってから胸を張ってカードの作成やローンの契約をしたほうがいいんじゃないかな?
保証人に請求が行く
保証人に請求が行ってしまう具体的なケースについては、以下のとおりだよ。
【債務整理をすると保証人に請求が行ってしまうケース】
債務整理の種類 | 保証人への影響 |
任意整理 | ・整理する対象から外した借金は保証人に請求が行くことはない
・整理する対象とした借金は保証人に返済義務が移る ・債権者から保証人に対して返済の請求が行く |
自己破産 | ・借金の返済義務が保証人へと移る
・債権者から一括請求が保証人へ行く |
ただ任意整理であれば、保証人がいる借金を整理する対象から外すことができる。
対象から外せば、保証人へ請求が行くこともないから安心していいよ。
自己破産・個人再生共通のデメリット
- 官報に氏名・住所が掲載される
- 整理する対象を選べない
さいむくんも、これまで「官報」って聞いたこともなかったんじゃないかな?
同じように、官報の存在を「知らない・みたことがない・閲覧方法もわからない」という人がほとんどだからね。
自己破産と他の債務整理はどっちがおすすめ?
ここではそれぞれの手続きに向いている人がどんな人なのか解説していくね。
自己破産が向いているのはこんな人
- 財産や資産がない人
- すでに返済できない状態に陥っている人
- 任意整理や個人再生で借金を減額しても返済しきれない人
任意整理や個人再生で借金を減額しても返済しきれないのであれば、もう自己破産するしか選択肢は残されていない。
任意整理が向いているのはこんな人
- 現在ある程度の収入がある人
- 手放したくない財産や資産がある人
- 保証人に借金の請求が行って欲しくない人
- 利息がカットされれば借金完済のめどが立つ人
個人再生が向いているのはこんな人
- 一定額の収入がある人
- 借金が減額になれば完済できる見込みがある人
- 手元に残しておきたい持ち家や車などの財産がある人
- 自己破産で制限される資格や職業についている人
自己破産・債務整理手続を弁護士に依頼すべき理由
実は債務整理手続きは個人でもできるんだ。
ただ様々な理由から、債務整理手続きは弁護士に依頼した方がいい。
なぜ弁護士に依頼すべきなのか、その理由について解説していくね。
どの解決方法が適しているかアドバイスをもらえる
でも債務整理に精通している弁護士に相談すれば、どの手続きで借金問題を解決すれば良いのかしっかりとアドバイスがもらえるんだ。
債権者の支払い催促(さいそく)・取り立てがストップする
依頼を受けた弁護士は債権者に対して「受任通知」というのを送る。法律で受任通知を受け取った債権者は、それ以降直接債務者に対して連絡をすることを禁じられているんだよ。
催促や取り立てがストップすれば日常生活を取り戻せるから、そのあいだに生活を立て直すこともできるしね!
手続きをスムーズに終えられる
どの債務整理手続きを選んだとしても、債権者や裁判所に対して提出しなければならない書類の作成をしなければいけない。
また自己破産や個人再生では、裁判所で面談を行う必要があるんだけど、弁護士が同行して質問に対するアドバイスをしてくれるから安心だね。
手続きで分からないことがあっても誰にも質問できないから、個人での手続きはおすすめできないよ。
素直に弁護士にお願いした方がよさそうだね!
\専門家に無料相談しよう/
▼感謝の声多数!▼
でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
友達登録して専門家に相談しよう!
まとめ
今回説明してきた内容について、重要なことをまとめてみたよ!
- 債務整理には3つの種類がある
- それぞれの手続きによって必要な費用や期間は異なる
- それぞれの手続きに違ったメリット・デメリットがある
- 自分が自己破産や任意整理どれが適しているのか判断するのは難しい
- 債務整理手続きは弁護士に依頼した方がよい
自己破産が債務整理手続きの1つであることや、他の手続きとの違いについて理解することができたよ!
正直説明を聞くまで、債務整理は怪しい手続きだと思っていたけどそうじゃなかったんだね!
どの手続きが自分に適しているのか聞くためにも、まずは弁護士に相談してみるよ!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。