早く払えってハガキが止まらないけど、これって無視し続けたら踏み倒せないかな?
クレカの支払いにも時効ってあるんだよね?
だけど、時効を狙って滞納し続けるのは危険だよ!
時効になる前に、カード会社から裁判を起こされて財産を差し押さえられる可能性もあるからね。
借金問題に詳しい先生のところに話を聞きに行ってみようか。
『どうにか借金を踏み倒す方法はないだろうか?』
『督促の連絡がしんどい…引っ越して電話番号も変えたら逃げられるかな?』
借金の返済に悩んで、このように考えている方も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、残念ながらクレジットカードや借金の踏み倒しは非常に難しいです。
また、夜逃げをして行方をくらませても、カード会社から裁判を起こされて結局支払いに追われる可能性が高いです。
この記事では、以下の3点を中心にクレジットカードの踏み倒しについて詳しく解説していきます。
- クレジットカードや借金の踏み倒しが難しい理由
- クレジットカードの時効が成立する3つの条件とは
- 返済が難しい時に頼れる債務整理について
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クレジットカードや借金の踏み倒しは難しい!
勘違いしている人も多いけれど、クレカや借金を踏み倒すのは非常に難しいんだ。
クレカや借金の踏み倒しが難しい理由について、わかりやすく解説していくね。
時効が成立する前に債権者から妨害される可能性が高い
時効が成り立つ条件については『クレジットカードの時効が成立する3つの条件とは』で詳しく解説する。
簡単にまとめると、支払い期日から5年経ったあとに時効援用(じこうえんよう)という手続きをすれば、返済義務から逃れることが可能だよ。
時効になってお金を回収できなくなったら、債権者(お金を貸している業者)からしたら大損になってしまうよね。
だからこそ、債権者は時効が成立しないようにあらゆる手を使ってくるんだ。
具体的には、以下のような手段で時効が成立しないように妨害してくるよ。
- 督促の電話が毎日のようにかかってくる
- 勤務先にも電話がかかってくる
- 裁判を起こされる
さらに、仮に電話に出たりして、『もう少し待ってください』だとか借金の存在を認める発言をしてしまった場合には、時効が成立するまでのカウントがリセットされてしまうんだ。
カード会社や消費者金融はお金を回収するプロだから、時効を成立させない方法をたくさん知っているのさ。
時効までのカウントがリセットされる行為は他にも色々あるから、『時効が中断・更新される行為をしていない』でもう少し詳しく解説するね。
夜逃げをしても踏み倒しはほぼ不可能
電話番号も変えちゃって、住所も知らせずに引っ越しちゃえばどうにか踏み倒せないかな?
なぜなら、カード会社や消費者金融は裁判所にお願いして『公示送達(こうじそうたつ)』という手続きが取れるからだね。
公示送達とは
夜逃げや国外逃亡などをした相手に対して、居場所がわからないままでも裁判を起こせる制度。
公示送達を起こされると、居場所をくらましていたとしても債権者の調査によって銀行口座などを突き止められて、強制的に財産を没収される可能性があるのさ。
そうすると、もちろん借金の時効も成立しなくなるよ。
まあ、そもそも夜逃げ自体が普通の生活を送れなくなるリスクがあるから避けるべきだな。
【参考:意思表示の公示送達の申し立てをされる方へ – 裁判所】
クレジットカードの時効が成立する3つの条件とは
だけど、まれに時効が成立するケースがあることも覚えておこう。
クレジットカードの支払いにおいて、時効が成立して支払義務がなくなるための条件は以下の4つだよ。
- 支払期日から5年が経過している
- 時効が中断・更新される行為をしていない
- 債権者から裁判を起こされていない
- 時効援用の手続きを行う
①支払期日から5年が経過している
借金の時効については、以下の2つの期間のいずれか早い方で成立すると定められているよ。
一 債権者が権利を行使することができることを知った時から五年間行使しないとき。
二 権利を行使することができる時から十年間行使しないとき。
【引用:民法166条 – e-Gov法令検索】
『債権者が権利を行使することができることを知った時』というのは、債権者が支払いを要求できるようになったタイミングのこと。
つまり、基本的には『滞納を開始した日の翌日から5年』で時効になるね。
ただし、2020年4月に民法の改正があって今はこういった決まりだけど、2020年4月以前の借金や未払い金については、支払い先によって時効までの年数が異なるから注意してね。
2020年4月以前の借金の時効
支払い先 | 時効までの年数 |
銀行・カード会社・消費者金融 | 5年 |
信用組合・信用金庫・労働金庫 | 10年 |
個人間の借金 | 10年 |
旅館・飲食店などのツケ払い | 1年 |
弁護士費用 | 2年 |
【参考:債権の消滅時効 – 国民生活センター】
②時効が中断・更新される行為をしていない
実は、債務者側が借金の存在を認める行為(承認とも呼ぶ)をした場合、そのタイミングで時効までのカウントが更新されてしまうんだ。
(承認による時効の更新)
第百五十二条 時効は、権利の承認があったときは、その時から新たにその進行を始める。
【引用:民法第152条 – e-Gov法令検索】
- 滞納額の一部でも返済をする
- 『○○日までに返します』『少し待ってください』など借金の存在を認める発言をする
もしも時効を狙うんだとしたら、何がなんでもシラを切り通さないといけないってわけですね。
カード会社や消費者金融も、時効を阻止するために債務の承認を狙って何度も電話や手紙で督促を行ってくるという側面もあるかもしれないね。
③債権者から裁判を起こされていない
借金の返済を求めて裁判を起こされると、時効までのカウントがその時点でストップする。
そして、支払命令や差し押さえなどの判決が出た時点で、時効までのカウントがまたゼロに戻されてしまうのさ(民法第147条2項)。
裁判以外にも、債権者側から『催告』という支払い要求の手紙が届いたことによって時効までのカウントが止まっているケースもある。
もしも裁判所から手紙が届いていた場合には、通常通りに時効を成立させるのは難しいってわけさ。
裁判所からの手紙には早急かつ確実な対応が必要だから、すぐに弁護士に相談してね!
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④時効援用の手続きを行う
ここまで話したような条件を満たした上で、『時効援用(じこうえんよう)』という手続きをとることによって、やっと時効が成立して返済義務が消滅するよ。
時効援用とは
債権者について『時効が成立したのでもう支払いません』と知らせる手紙を送る手続きのこと。
『時効が来たからもう払いません』って手紙で送るだけでいいんですか?
時効援用において決まった形式はないからね。
だけど、これまで紹介してきたように、時効が成立したと思っていても実はカウントがストップしているなんて可能性もある。
そんな中で時効援用をしてしまうと、債務の承認とみなされて時効の成立が絶望的になるのさ。
自分で時効が成立しているかどうか判断するのは危険だから、時効援用をする際には必ず専門家である弁護士に相談してね。
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クレジットカードの踏み倒しを狙うリスク
生活しているなかで支払いが難しくなってしまうと、『どうにか踏み倒せないか』と考える人も一定数いる。
だけど、これまで紹介してきたように借金の踏み倒しは非常に難しいんだ。
また、踏み倒しを狙うということは借金を支払わずに放置し続けるということだよね。
踏み倒しを狙って滞納を続けることは、非常に大きなリスクを伴う行為だと覚えておいてね。
クレジットカードの踏み倒しを狙うリスクについて詳しく解説していくよ。
遅延損害金が膨らみ続ける
遅延損害金とは
支払いが遅れたことに対する罰則金のようなもの。通常の利息よりも高めの年利(20%)になっているケースがほとんど。
だから、時効を狙って何年も滞納をすると、遅延損害金だけで数万円~数十万円になる可能性もあるのさ。
自宅への訪問や職場への電話など厳しい取り立てを受ける
本来支払ってもらえるはずのお金が返ってこないとなれば、カード会社も黙ってないのも当然だよね。
時効を狙って督促を無視し続けていると、以下のように厳しい取り立てを受ける可能性があるよ。
- 自宅へ直接訪問されて取り立てを受ける
- 職場や実家などに電話を受ける
- 『法的措置をとる』などの強い文言で督促状が送られてくる
日中の常識的な時間に限り、自宅への取り立ても貸金業法によって認められているんだよ。
このように、滞納をしていると取り立てのストレスにもずっと苦しむことになるし、同居家族や職場の人などにも迷惑がかかる。
時効を狙って滞納を続けてもロクなことがないと覚えておこうね。
ブラックリストになってクレカやローンが利用できなくなる
ブラックリストとは
個人の借金返済状況などを記録する信用情報機関に、滞納などの事故情報が記録された状態のこと。
時効を狙って長いこと滞納している場合には、確実に信用情報機関に滞納の情報が残っているのさ。
ここでさいむくんに質問だけど、ある会社から借りたお金をずーっと返していない人に対して、お金を貸してあげたいと思う?
一度滞納などでブラックリストになると、滞納した借金を完済してから最長で5年はブラックリストに登録され続けてしまうよ。
後先考えずに滞納を続けていると、これから結婚した後に家を買おうとした時にローンが組めなかったりと、将来設計に大きな悪影響が出るのさ。
裁判を起こされて財産の差し押さえを受ける
いわゆる差し押さえってやつだね。
借金によって裁判を受けると、滞納した金額+遅延損害金などを支払うために、以下のような財産が没収されてしまうよ。
- 給料の一部
- 銀行口座の残高
- 持ち家やマンションなどの不動産
- 自動車やバイク など
だから、借金の滞納で裁判になったらほぼ確実に負けてしまうよ。
とはいえ、裁判を起こされた段階できちんと対応をすれば、まだ交渉などの余地があるかもしれない。
もしも借金を滞納していて裁判所から手紙が届いた場合には、すぐに弁護士に相談しないといけないよ!
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返済が難しい場合は踏み倒さずに債務整理で解決するべき
とはいっても、返済にあてるお金も全然ないし、いったい僕はどうしたらいいんでしょう…。
借金の返済やクレカの支払いが難しい時には、弁護士に相談して債務整理(さいむせいり)をすれば一気に問題が解決するよ!
それでは最後に、債務整理についてサクッと解説していくね!
債務整理とは法律の力を使って借金を減額・免除する手続き
以下の3つの手続きをまとめて『債務整理』と呼ぶことが多いよ。
任意整理 | 債権者に直接交渉して借金の利息をカットしてもらう |
個人再生 | 裁判所に申し立てて借金を最大で10分の1に減額してもらう |
自己破産 | 裁判所に申し立ててほぼすべての借金の返済義務を帳消しにしてもらう |
なんだかうさん臭いというか、『本当にそんな都合のいい話ってあるのかな?』って思っちゃうんですけど。
だけど、誰にだって病気や事故などのやむを得ない事情で計画通りに借金を返せなくなる可能性はあるよね。
そんな時でも、最低限の暮らしを送れるように作られた救済制度が債務整理ってわけさ。
債務整理は、破産法や民事再生法といった法律によってしっかりと守られている制度だから、安心して利用できるよ!
とはいえ、デメリットやリスクがまったくないってわけでもないから注意してね。
3つある債務整理それぞれの特徴やリスクについては、下の記事を参考にしてね。
債務整理を弁護士に依頼すれば取り立てを止められる
弁護士に債務整理を依頼すると、借金を減らすだけではなくて、現在きている取り立てを止められるという効果もあるんだ。
これは、受任通知(じゅにんつうち)のおかげだね。
受任通知とは
債務整理を依頼された弁護士が、債権者に対して『わたしが債務整理をすることになりました』と知らせる手紙のこと
債権者は、受任通知を受け取ったあとはど取り立てを行ってはいけないとで決められているのさ。(貸金業法第21条)
借金に悩んでいる人の中には、取り立ての電話や郵便にビクビクしながら過ごしている人も多いはず。
そんな時こそ、弁護士に相談すれば一気に問題解決ってわけだね。
早い段階で債務整理をすれば信用情報の回復も早まる
だけど、債務整理を早く始めれば、長くても手続き後5~7年で信用情報は回復するんだ。
それに対して、借金を滞納している限りはずーっとブラックリストは解除されないし、どうにか滞納分を完済してもそこから最長5年間はブラックリストが続いてしまう。
今後の生活への影響を最小限に抑えるためにも、少しでも早くブラックリストからは脱却したいよね。
そのためにも、早めに弁護士に相談して債務整理を検討するのがオススメだよ。
インターネットで調べてみると、債務整理をしてから2~3年くらいでカードが作れたという話もよく見かけますね!
自己破産してからデポジット制のライフカードをずっと使ってたんやけど、一年経って急に普通のクレカ作れますよって通知きて早速やったら通ったっぽい…
ちなみに自己破産から一年しか経ってない pic.twitter.com/6MAKODVVJx— TK (@ikxwd) March 7, 2023
あくまで審査に通るかどうかは会社ごとの判断だから、債務整理後数年でも収入がしっかりあれば審査に通る可能性もあるのさ。
とにかく、借金問題は早めに解決するのが何よりも重要!
放っておいて時効を狙おうなんてバカなことを考えないで、少しでも早く弁護士に相談してね!
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でも大丈夫!専門家に相談することで明るい未来が待っています!
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まとめ
- クレジットカードの支払いや借金の返済は支払期日から5年が経てば時効が成立する
- 時効が成立する前に裁判を起こされると時効までのカウントがストップする
- 滞納している限りはブラックリストになり続けてしまうため時効を狙うのはリスクが高い
- 借金の返済が難しい時は少しでも早く弁護士に相談して債務整理を検討しよう
今日紹介してきた通り、借金の時効を狙って滞納を続けるのはとても危険。
借金額にかかわらず、返済が苦しくなってきたら早めに弁護士に相談するのがオススメ。
自分の状況に適した解決法を紹介してもらえるはずだよ。
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