それに、自己破産をすると携帯電話って使えなくなっちゃうんですかね?
それが不安で、どうにも自己破産に踏み出せなくて…。
結論からいうと、自己破産をしても携帯電話を調べられることはないよ。
それに、携帯の端末代や通信料を滞納してない限り、自己破産後も携帯を使うことはできるよ。
よし、今日は自己破産で携帯が調べられるかどうか、自己破産をすると携帯がどうなるのか、わかりやすく教えてあげるね!
この記事でわかること
- 自己破産をした場合携帯電話は調べられるのか
- 自己破産をすると携帯はどうなるのか
- 自己破産後に携帯を利用する方法
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自己破産をすると携帯電話は調べられる?
携帯電話も通話とか調べられちゃうんでしょうか?
自己破産は返済義務がなくなる代わりに、一定以上の財産がある場合、没収・換金されて債権者(お金を貸した側)に分配されるんだね。
そのため、破産管財人(はさんかんざいにん)って人が、どのくらい財産があるのか財産調査を行うんだ。
ここでは、自己破産をすると携帯は調べられるのか、破産管財人が調査する内容を教えてあげるね!
自己破産で携帯電話を調べられることはない
あんまり見られたくないですからね…。
自己破産では借金や財産の状況について調べられる
借金について | 自己破産する人への聞き取り調査や債権者への調査 通帳の記録や郵送物から他の借金の有無 |
財産について | 銀行口座・不動産・車・生命保険や学資保険、株などの有価証券 |
破産管財人がこれらを調べる理由はシンプル。
自己破産の対象になる借金がいくらなのか、債権者に分配できる財産がいくらなのか、借金や財産に不審な点はないかといった部分を調査しているんだね。
手続きに間違いがあると大変だからね。
自己破産をすると携帯はどうなる?
先生の話だと、使えるケースと使えなくなるケースがあるみたいですけど…。
- 端末代は完済・携帯料金を滞納していない→問題なく利用できる
- 携帯の端末代を分割払い中→強制解約される可能性がある
- 携帯の通信料を滞納中→強制解約になる可能性が高い
端末代は完済・携帯料金を滞納していない→問題なく利用できる
つまり、端末代を完済していたり、携帯料金を滞納せずにしっかり支払っていれば、自己破産をしても今のキャリアで今の携帯を問題なく利用できるよ。
今まで未払いや滞納がないわけだし、今後もちゃんと通信料を払えるなら問題ないんだね。
携帯電話会社の契約にも、自己破産をすると携帯は使えなくなるなんて書いてないしね。
携帯の端末を分割払い中→強制解約される可能性がある
端末代金を分割払いしている人は、自己破産をすると携帯を強制解約される可能性があるよ。
携帯電話の端末代金の分割払いは、ローンの契約と一緒なんだね。
自己破産をすれば、端末代金の残りの返済義務はなくなるけど、携帯会社もこれ以上携帯を使ってほしくないから、強制解約するってワケだね。
住宅ローンが返済できないと自宅はローン会社に売却されちゃいますけど、携帯はどうなんですか?
でも端末を担保にはしてないから、回収される可能性は低いんじゃないかな?
携帯の通信料を滞納中→強制解約になる可能性が高い
強制解約は滞納からおおよそ2~3ヶ月くらいで、それまでは使えるケースもあるみたい。
未払いがあると自己破産をした人名義の携帯は強制解約になる
- 自己破産をしても携帯が使える→端末代金を完済している・通信料を滞納していない
- 自己破産をたら強制解約される→端末代金を分割払い中・通信料を滞納中
- 端末代金を分割払い中・通信料を滞納中
- 契約している名義の人が自己破産をする
仮に家族の携帯を契約しているお父さんやお母さんが自己破産して、携帯に未払いや滞納があれば、家族の携帯が強制解約されちゃうってことだね。
一方で、携帯に未払いや滞納があっても、契約者が自己破産をしなければ、「自己破産によって」強制解約されることはないよ。
自己破産をしても携帯を使い続ける方法
弁護士の許可のもと自己破産前に滞納を支払う
ただし、自己破産の手続きが開始されてから、特定の債権者にだけ支払いをするのは偏頗弁済(へんぱべんさい)といって、禁止されているんだよ。
例えば他にも借金があるのに、携帯会社だけ支払ってもらうのは不公平だよね。
だから自己破産の手続きが開始される前に、弁護士の許可のもと、携帯の滞納・未払い分を支払うのであれば、問題はないよ。
だけど、携帯電話などの生活必需品や、自己破産で免除されない税金などは、例外的に支払いが認められているんだね。
ただし、勝手に支払ってしまうと、自己破産の手続きでツッコミを受ける可能性があるから、必ず弁護士に確認の上で支払うようにしてね!
じゃあ弁護士に許可をもらって、携帯の滞納だけなくせば、自己破産後も携帯が使えるんですね!
親族などに頼んで滞納分を支払ってもらう
ただ、今お金がなくて携帯の滞納が払えないって人もいるんじゃないかな?
そういう場合は、親族などに頼んで携帯の滞納分を代わりに支払ってもらおう。
自己破産では、家計が別でも同居しているとその世帯のお金の流れが見られるんだ。
例えば、夫が借りたお金の一部が家計に入り、生活費として妻に渡したとしよう。
妻はその生活費から、夫の代わりに携帯料金を払った場合、結局借金から支払いをしたことになるよね。
債権者から見れば、自分が貸したお金で携帯料金だけが支払いをされているとなれば、納得はできないよね。
実際にそういう事例があるかどうかは別として、こういう理由から同居家族が支払う行為も認められないんだ。
だから携帯の滞納を支払ってもらうなら、別居している親族にお願いすることになるよ。
自己破産後に携帯は契約できる?
自己破産後に携帯が契約できるかどうかも不安です…。
滞納していない→契約は可・端末代の分割払いはできない
一方で、携帯端末を分割払いで購入することはできないから注意してね。
これは、携帯の滞納の有無に関係なく、自己破産をすると携帯端末を分割払いすることはできないんだ。
詳しくはこの後教えてあげるね!
滞納関係なく携帯の端末代金は分割払いできない
新規の契約 | 端末や通信料の滞納がなければ、自己破産後でもできる |
端末の分割購入 | 滞納の有無に関係なく、自己破産をするとできない |
審査の際に参照とされるのが、信用情報っていう情報なんだね。
信用情報とは、お金の貸し借りや返済状況を記録している情報のことで、自己破産の事実も記録されてしまう。
そうすると審査の際に自己破産がバレて、審査に通らなくなってしまうんだ。
これがよくいわれるブラックリストって状態だね。
だから記録が残る5~7年は、携帯端末を分割払いできない可能性があると覚えておこう。
本体代金を一括払いなら、信用情報は参照されないので、問題ないですね!
滞納していた→自己破産の際に契約していたキャリアは契約が難しい
例えば、auの携帯を滞納したまま自己破産をして、強制解約になったとしよう。
この場合、自己破産後に再度auと契約して携帯を使うことはできない可能性が高いってことだね。
「社内ブラック」とは、非公開のいわゆるNG顧客リストのようなもの。
要するに、滞納や未払い分を自己破産で踏み倒す客はお断りってことだね…。
だから自己破産をしても、仮にブラックリストが解除されたとしても、同じキャリアで契約することはできないと覚えておこう…。
滞納していた→別のキャリアであれば契約できる可能性がある
今話したように、自己破産後に同じキャリアは利用できない可能性が高いよ。
一方で、自己破産前に滞納や未払いがない、使ってないキャリアであれば、自己破産後に契約できる可能性があるよ。
例えば、auが解約されてしまった場合、Softbankやdocomoなどは契約できる可能性があるってことだね。
「滞納していない→契約は可・端末代の分割払いはできない」で解説した信用情報と同じだね。
大手の携帯キャリアは、TCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)やTELESA(一般社団法人 テレコムサービス協会)といった団体に加盟している。
そのTACやTELESAでは、携帯料金を払ってない人の情報を共有しているんだ。
金融ブラック | 携帯ブラック | |
記録 | 借金の支払情報 自己破産・滞納などの事実 |
携帯通信料の滞納の事実 |
情報を記録している組織 | CIC、JICC、KSCの3社 | TACやTELESA |
加盟している業者 | クレジットカード会社・消費者金融・銀行 | 携帯キャリア |
記録される期間 | 自己破産は5~7年 | 滞納を完済しないと消えない 携帯の契約解除から5年 自己破産で記録は消える |
ただ、自己破産をすれば通信料の滞納の記録は消えちゃうんだね。
だから社内ブラックでない限り、他のキャリアであれば新規で契約できる可能性があるってことだよ。
またこうしたTACやTELESAに加盟してない格安SIMでも利用できるみたいですね!
【参考:不払者情報の交換 – 一般社団法人 電気通信事業者協会】
【参考:不払者情報の交換 – 一般社団法人 テレコムサービス協会】
滞納していた | 滞納してない | |
携帯の契約 | 同じキャリア:× 違うキャリア:〇 |
〇 |
端末代金の分割購入 | × | × |
自己破産後に携帯が利用できない場合の対処法
でも万が一、携帯が利用できないとしたら、どうしたらいいですか?
じゃあ万が一、自己破産後に携帯が利用できない場合の対処法も一緒に紹介するね!
携帯が契約できない場合
- 格安SIMを利用する
- レンタル携帯を利用する
- 預託金制度を利用する
- 家族名義で契約する
格安SIMを利用する
例えば下記のような会社が挙げられるね!
- イオンモバイル
- エキサイトモバイル
- HISモバイル
- IIJmio(アイアイジェイミオ)
- LinksMate
- TONE MOBILE
ただし、支払いがクレジット決済のみって会社もある。自己破産後はクレジットカードも利用できないから注意してね!
レンタル携帯を利用する
レンタル携帯は、レンタル携帯の会社がキャリアと契約していて、それを貸し出してくれるんだ。
例えば下記のようなレンタル携帯が挙げられるね!
- 誰でもスマホ
- だれでもモバイル
- エクスモバイル
- SUNSYSCON(サンシスコン)
- JAPAEMO
- レンタモバイル.com
- PUPURU など
預託金制度を利用する
預託金とは、字のごとく預けるお金で、保証金やデポジットのようなものだよ。
要するに、今まで滞納や未払いがあったお客さんは信用できないから、あらかじめ決めた金額を預けてくれれば、契約してあげてもいいよって制度だね。
仮に滞納や未払いが起きてしまったら、その預託金から払われる保険のようなものだね。
預託金に関しては、実際にauの契約にも記載があるよ!
(預託金)
第85条 au契約者、WIN特定接続契約者又はauサービス利用権を譲り受けようとする者は、次の場合には、auサービス又はWIN特定接続サービスの利用に先立って(譲渡の場合はその承認に先立って)預託金を預け入れていただくことがあります。
中略
2 預託金の額は、10万円以内で当社が別に定める額とします。
中略
5 当社は、預託金を返還する場合に、au契約者又はWIN特定接続契約者がその契約に基
づき支払うべき額があるときは、返還額をその額に充当します。
【引用:au通信サービス契約約款 – KDDI株式会社】
家族名義で契約する
ただし、名義貸しはリスクもあるし、契約者と使用者が別になるのをキャリア側が断る可能性もあるよ。
一方でdocomoでは利用者情報の登録をすることができるよ。契約者と利用者が別な場合、実際にキャリアに確認してみたほうがいいね!
【参考:ご利用者情報の登録 – NTTドコモ】
端末代金が分割払いできない場合
そんな場合は下記の方法で携帯の端末を購入できるよ!
中古の携帯電話を購入する
中古であれば、本体代金もピンキリ。安いものを選べば分割払いしなくても購入できるよね。
中古って聞くと長持ちしないでしょって思うんですけど、とても綺麗で長く使えているみたいです。
その上、本体代を毎月引かれないから、月々の携帯料金も安上りっていってました。
人によっては新しい機種が出るたびに本体を売る人もいるから、そういう綺麗な中古品なら新品と変わらないよね。
端末代金が10万円以下の携帯を分割購入する
実は10万円以下の携帯なら簡易な審査だから、分割払いで購入できる可能性があるんだね。
割賦販売法(かっぷはんばいほう)って法律では、過剰な貸し付けなどを制限している。
だけど、延滞がなければ、10万円以下の生活に必要な商品について例外的に、分割払いを利用できるとしているんだね。
だから10万円以下の携帯であれば、分割払いで購入できる可能性があるよ。
【参考:消費者の安心・安全を守るクレジット契約の新ルール~改正割賦販売法~ – 政府広報オンライン】
自己破産をする際の注意点
ただ自己破産をするにしても携帯に関して注意点があるから、一緒に紹介しておくね!
弁護士の許可なく滞納分を払うと自己破産できない可能性がある
「弁護士の許可のもと自己破産前に滞納を支払う」でも解説した通り、自己破産では偏頗弁済が禁止されているよね。
要するに、特定の債権者にだけ支払いをする行為は、他の債権者にとって不公平だから、自己破産が認められなくなってしまうんだね。
弁護士が知っていれば裁判所にしっかり説明できるけど、弁護士に知らせずに偏頗弁済をしてしまうと、弁護士もフォローができない。
自己破産ができないとなると本末転倒だから、自己破産で不安なことはちゃんと弁護士に相談してね!
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でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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携帯のキャリア決済を使うと自己破産できない可能性がある
自己破産の手続き中に、携帯のキャリア決済を使うと、自己破産が認められない恐れがあるよ。
キャリア決済って、ほしい商品を購入して、翌月に携帯の通信料と一緒に請求が来る決済方法だよね。
いわばクレジットカードのようなもの。
もしそこで通信料と一緒にキャリア決済のお金を支払うと、それもまた「偏頗弁済」だと判断されてしまうんだね。
自己破産前から自己破産中は、クレジットカードで新しく借金をすることも禁止されているんだ。
自己破産を認めてもらうためにも、キャリア決済以外の方法で支払うようにしてね!
クレジットカードで支払っていると滞納する恐れがある
自己破産の手続きを開始されると、今利用しているクレジットカードも解約されることになる。
また、自己破産の手続き中は、新しく借金を作る行為も禁止されているんだ。
例えば、消費者金融からお金を借りるのはもちろん、クレジットカードで決済をすることも禁止なんだね。
新しく借金を作ってしまうと、自己破産前提で借金をしたのではないかと詐欺を疑われたり、借金が確定せずに自己破産の手続きが進まなくなってまったりするんだ。
クレジットカードが解約されると、携帯料金も支払われずに滞納することになってしまう。
だから自己破産をする前に、携帯料金や公共料金の支払いは、クレジットカードから口座振替に変更しておこう!
自己破産で携帯が使えなくなる人は弁護士に相談しよう!
弁護士に相談しておくことで、自己破産後も携帯を使えるようにする方法や、自己破産をしても携帯が使えるかどうかアドバイスをもらえるよ。
自己破産後に携帯を使いたいがために、滞納分を支払っても、弁護士の助言なしに行った場合、自己破産を認めてもらえないリスクがある。
携帯は生活必需品だし、携帯がないと仕事だけでなく生活にも支障をきたしちゃうよね。
大切な携帯だからこそ、「不安でわからない」「多分大丈夫だろう」で手続きをせず、ちゃんと弁護士に相談してほしいな!
最近は無料相談はもちろん、LINEで手軽に相談できる所もあるみたいですし、いっちょ弁護士に相談して、不安をなくしておきたいと思います!
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ただ、LINEは電話に比べて緊張しないので、少しだけ勇気を持ってLINEボタンをクリックして専門家に相談したところ借金を当時の3分の1まで減らすことができたんです! 今では、借金に悩まず、元気に生活できるようになりましたね!
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まとめ
- 自己破産をしても携帯の通話やメールなどは調査されない
- 自己破産をすると携帯は…
- 端末代は完済・携帯料金を滞納していない→問題なく利用できる
- 携帯の端末代を分割払い中
携帯の通信料を滞納中→強制解約される可能性がある - 弁護士許可のもと自己破産前に携帯の滞納・未払い分を支払えば自己破産後も携帯が使える
- ただし弁護士の許可なく携帯の滞納・未払いを支払うと自己破産が認められない恐れがあるので注意が必要
滞納していた | 滞納してない | |
携帯の契約 | 同じキャリア:× 違うキャリア:〇 |
〇 |
端末代金の分割購入 | × | × |
よくわからないままに大丈夫だろうと自己破産をしてしまうと、「携帯が使えなくなってしまった」「自己破産ができなかった」というリスクも考えられる。
重要な問題だからこそ、「よくわからないけど大丈夫だろう」と簡単に考えずに、無料相談を活用して、弁護士に相談してみてほしいな!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。