レイクに過払い金請求できる条件｜返還までの流れや注意点

でもその前に、もし長年にわたって返済を続けてきたなら「過払い金請求」で解決できるかもしれないね。

返済額は「元本」と「利息」に分かれるけど、金利が違うとその配分が変わるんだ。

これは、その当時に貸金業者から借金をしていた人なら誰にでも当てはまる可能性がある話なんだ。

さっきの例を考えるとボクの場合も結構な過払い金がありそうだし、来月あたりドカン！と一括返済して、まだ余れば旅行にでも行こうかなぁ。

話し合いといっても、わざわざレイクの事務所に行って会議をするとかじゃなくて、電話や文書による連絡だけで決着するケースがほとんどなんだ。

ただし、回収額は実際に発生している過払い金の60～70％くらいしか期待できないよ。

裁判を起こしたり、裁判所からの通知を待ったりするのに時間がかかるから、回収までのスピードは早くても半年くらいだと覚悟しておこう。

裁判を起こすという手間も増えるからコストも高くなるけど、多額の過払い金が発生していて利息も含めるとコストをかけてでも得する状況ならこっちを選ぶべきだね。

貸金業者が守るべき金利の上限は「出資法」と「利息制限法」という2つの法律で規制されていて、過去にはこの2つの法律が定める上限が異なっていた。

一方では違法、一方では合法だったから「グレーゾーン金利」と呼ばれているよ。

貸金業界のなかでも「グレーゾーン金利って問題じゃないの？」という疑問はあったし、法改正で規制されるみたいだっていう動きもあったからね。

ただし、時効が成立しているのにレイクが過払い金を返してくれる可能性は限りなくゼロに近いし、請求を受ければレイク側もしっかりとチェックするから、見落としてくれることもないよ。

完済から時間が経っていても時効が成立していなければ回収可能だし、時間が経っていれば利息も大きく膨らんでくるからね。

カードがなかったり、会員番号が不明だったりしても過払い金請求は可能だから、あきらめる必要はないよ。

レイクへの返済に苦しんでいる最中なら、過払い金で残債を一気に清算したうえで、さらに余った過払い金を回収できる可能性があるよ。

この場合は「話し合いで借金を減らしてもらった」ことになり、債務整理のひとつである「任意整理」と同じ扱いになるんだ。

借金の残りはしっかり返済しないといけないのは当然だし、信用情報に傷がついてブラックリストに登録されてしまうから慎重な判断が必要だよ。

いつ、いくらを支払い、どのような内訳になっているのかをチェックするのが目的だよ。

この工程を「引き直し計算」っていうんだけど、精密な計算が求められるから専用の「過払い金計算ソフト」を利用するのがセオリーだよ。

大切な書類だし、時効が迫っている状況だと「いつ届いたのか、どんな内容を伝えたのか、誰が受け取ったのか」が問題になるケースもあるから、必ず郵便局から「内容証明」で送ろう。

引き直し計算に間違いがなくて、実際に過払い金が発生している状況なら、レイク側から「この金額で和解しませんか？」と提案を受けることになるんだ。

そうなると裁判を起こして回収を図るしかないんだ。

だから難しい裁判に発展することはほとんどないと思っていいよ。

回収までにかかる時間は、話し合いなら3か月、裁判なら半年〜10か月くらいが目安だよ。

もともとの「株式会社レイク」は1964年に創業した老舗だけど、現在の体制は1994年に米国の「GEキャピタル」の小会社として事業を開始したところからスタートしているんだ。

だから、取引履歴の開示を求めても1993年以前のものは開示してくれないよ。

とても難しい計算になるから、弁護士などの専門家に依頼が必要だね。

それよりも前の旧レイク時代に発生した過払い金について、新生フィナンシャルは「当社に責任はない」という姿勢を示しているよ。

これは、いわゆる「新旧レイク」問題として知られていて、裁判所もレイク側の主張を認める傾向が強いんだ。

同社への過払い金がある場合はレイクに請求が可能だよ。

新旧レイク問題とは反対に、こちらは過払い金請求が可能だよ。

すると、レイクに過払い金請求をしても滞納分が相殺されるうえに、滞納分のほうが多額で借金が残るとブラックリストに登録されるから気をつけよう。

借金ができなくなるだけじゃなくて、クレジットカードが使えなくなったり、信販会社系の家賃保証で審査落ちして賃貸契約ができなかったりするよ。

ネット上には「過払い金請求は自分でもできる」みたいな情報がたくさんあるけど、失敗のリスクを考えたらコストをかけてでも弁護士に依頼したほうが安心だよ。

ところが、取引履歴を入手できても正確な引き直し計算をするのはとても難しい。

特に、取引が長く続いていた場合は、わずかな計算ミスが大きな間違いを生んでしまうんだ。

取引履歴がない時期でも推定計算やゼロ計算で過払い金を算出できるけど、弁護士が計算したほうが信用されやすいんだ。

現在のレイクの経営権はGEキャピタルから新生銀行に移行していて、過払い金はGEキャピタル側が支払う約束だったんだ。

ところが、2014年にGEキャピタルが1,750億円を支払ってその契約も終わったから、今後はレイクの出し渋りが予想されるよ。

厳しい和解案の提示に対抗するには、弁護士のサポートが必須だね。

たしかに、弁護士費用と聞けばすごく高額になるようなイメージが強いかもしれない。

ところが、相手がレイク1社だけなら着手金の相場は2～3万円、あとは過払い金から報酬を支払うから、自腹での負担は意外にも安いんだ。

反対に「時間をかけてでも満額を回収したい」という人もいるかもしれない。

時間をかければ満額+利息の回収が期待できるけど、弁護士費用は交渉よりも高額になる。

どちらを希望する場合でも、ベストな結果になるように過払い金請求の実績が豊富な弁護士のアドバイスとサポートは欠かせないよ。

実際に過払い金が発生しているのかどうかは、詳しく調べてみないと分からないから、まずは弁護士に相談して過払い金を調査してもらおう。