国が認める借金救済制度は単なるCMのうたい文句？デメリットも解説

あれ、めっちゃあやしいよね…。

本当にそんなのが存在するのか、先生に聞いてみようかな。

でもこの方法は、名前は違えど前からあったんだよ。

それは、民事再生法や破産法にのっとった借金を減額する方法、債務整理(さいむせいり)のことだよ。

国が認めたっていうとインパクトあるけど、法律で許された方法ってことだね。

僕なんか、借金あるってだけで、どんな目で見られてきたか…。

返済義務が残ったり、ちゃんと返済できる人は自己破産できなかったりするからね。バランスが取れてるんだよ。

今、借金の相談者を集めているって言ったけど、法律事務所とかはそれで成り立つの？

借金のある人なんだから、お金が払えないことなんてわかるでしょ？

でもこれって、貸金業者は納得してくれるの？だって、貸金業者は利息で利益を出しているんでしょ？

ただし、ちゃんと3年で完済しないといけない。それができるかどうか、裁判所に厳しく判断されるんだよ。

安定した収入があるかどうかとかね。手続きにも、いろいろ条件があるんだ。

でもちゃんとした返済計画を出さないと認められないし、返済できなければ借金は元の金額に戻っちゃうからね。

でも借金がなくなるなら、それ相応のデメリットがあるんじゃないの～？

もともと保証人は、さいむくんが返済できなかった時の担保なわけだからね。

この図の例でいうと、保証人のいるB社とは任意整理しないってことだね。

家賃を３ヶ月以上滞納していたりすると、退去を求められる可能性もあるよ。

債務整理をする前は引っ越しの準備をしておく必要があるかもね。

だから信用情報を参照することで、審査が通りにくくなっちゃうってわけ。

10万円以下の携帯電話は、審査が通りやすいと言われているんだ。この辺を利用するなど、工夫してみるといいかもね。

ちなみに、携帯の利用料を滞納していても審査は通りにくくなるから、注意してね。

完済しているか、車の名義が自分になっていれば問題はないよ。

ただ、借金を放置しても利息は膨らむばかりなんだ。滞納すれば、差し押さえを受けるリスクも高まる。

債務整理をすれば、厳しい取り立てから解放されるし、四六時中お金の心配をしなくて済むんだ。

クレジットカードが使えなければ、デビットカードや家族カードっていった選択肢もあるんだ。

無理に債務整理をすすめたりはしないけど、生活を立て直すチャンスってことだけは確かだよ。

なんですけど、実際に手続きを行うには何をしたらいいんですか？

弁護士は、借金救済制度に関連するすべての業務を担当することができる。

次に説明する司法書士と違って、対応できる業務に制限がないのが特徴なんだよ！

ざっくり説明すると、「司法書士が対応できるのは、個別の借金額が140万円以下の任意整理だけ」だよ。

面談なども同席できないから、基本的には弁護士に依頼した方が無難かな。

ただし、弁護士事務所より料金を安く設定しているところもあるから、任意整理を検討している人は選択肢に入れる価値があるよ！

そうすれば、弁護士や司法書士に依頼するための費用が浮くじゃないですか…。

一回自分でやってみたら難しさに気づくかもね。

だって、何から始めていいのかもわからないでしょう？笑

弁護士に借金について相談をしたあとに、実際に債務整理を依頼するかを決める。

債務整理を依頼すると決めたら、すぐに取り立ては止まる仕組みになっているんだよ。

受任通知を簡単にいうと「○○さん(依頼人)の手続きを代理するからよろしくどうぞ」と債権者に対して伝える通知。

受任通知には他にも「今後必要な連絡は私(弁護士)にしてください。あと、過去の取引の履歴を見せてください」なんてことも書いてあるんだ。

救済制度の手続きには専門的な知識が必要なんだ。それに、債権者との交渉は一般人には難しい。

メリットもデメリットも違うんだよ。

相談は無料ってところも多いから、不安に思うことがあれば、まずは相談してほしいな。

債務整理っていっても抵抗があるみたい。ほかに解決する方法はないのかな？

生活保護も、抵抗があるって人がいるかもしれないけど…死んじゃったら元も子もないよ！

今はまず生活を立て直すこと！立て直してから考えればいいよ！

事務所の方針によっては30分/5500円がかかることもあるけれど、借金に悩む人はできるだけお金をかけたくないよね。

そういった事情を理解して、あえて相談無料にしている事務所が多いってことだね。

必要だと判断されたら、そのうえで自分がどうしたいかよく考えればいい。

結果として救済制度を使わなかったとしても、自分の生活を見直すきっかけにもなるからおすすめだよ！

立て替え制度のことを「民事法律扶助(みんじほうりつふじょ)と呼ぶんだけど、気になるなら法テラスに問い合わせてみよう。

法テラスを利用するかどうかは、弁護士と話をしてからでも遅くはないよ！

結果、弁護士や裁判所に支払う費用のことを考えたら「ほとんど効果がない・もしくは赤字になる」なんてことにもなりかねないよね。

借金が多いか少ないかなどの判断は自分でしないで、弁護士に任せた方がいいよ！

ただし、選択する手続きによっては「安定した収入があること」を問われる可能性がある。

だから、まったく収入のない学生さんなどは、どうすべきか弁護士と一緒に考えないといけないね。

もっともお手軽な手続きであれば借金の利息をカット。大がかりなものであれば借金を全額免除、なんてこともできる。

ただし、手続きごとに費用や、手間、条件が違うから、何を選ぶかは弁護士と相談して決めよう。

利息がカットされれば返済中に借金が膨らむ心配もないし。誰でも完済に近づいていくから安心してね！

逆に、おおがかりな手続きとなると、申立て者の財産の調査や売却などを行う。

そうなってしまうと、早くて半年、長ければ1年くらいかかってしまうかなあ。

手続き中は支払いなどもストップしてるから、生活は楽になるけどね！

どの業者からもお金は借りられなくなると思った方がよさそう。

でも、借金救済制度を使ったあとはもう借入はしないほうがいいから、ちょうどいいと思うよ！

ただし、会社や家族からお金を借りている人や、保証人になってもらっている人は難しいかな。

一部、手続き期間中に制限がかかってしまう資格とかはあるけど…。

借金救済制度は利用した本人だけの問題だから、家族や子どもにも影響はないよ！

だけど、他の銀行の口座も使えるし、救済制度の手続きが終わった後は新規開設もできるから、心配はいらないよ！

「信用情報機関」という借金に関する個人情報を記録している機関があるから、情報を取り寄せることができる！

③の場合、地域の法律事務所が探せる。

法律事務所のホームページから、取扱業務や業務内容を見ると、借金問題の相談を受けているかどうかわかるからね。

この方法なら、うっかりあやしい広告を踏んじゃうってことはないよ。