もう借金がいつになっても減らないからさ、任意整理しようと思うんだけど。
任意整理って弁護士とか裁判所にお金を払うんでしょ?
もちろん金欠だからまとまったお金は払えないんだけど…分割払いはできるのかな?
任意整理は裁判所を通さない手続きだから、必要なのは弁護士に支払う費用だけだよ。
これは多くの事務所では分割払い可能だし、さいむくんにとっても無理のないような形になるように調整してくれるはず!
任意整理のみならず、債務整理をする人は「依頼にどれくらいかかるのか、分割払いできるのか」などが気になるのではないでしょうか。
もちろん分割払いは可能です。
この記事では、任意整理の費用や分割払いの方法やタイミング、本当にお金がない人が任意整理をする方法などを紹介していきます!
『任意整理をしてみたいけれど、費用が気になって踏み出せない…。』そんなあなたに朗報!
借金トラブルを解決するための弁護士費用は、ほとんどの事務所で分割払いに対応しているのです。
分割回数に関しても、ひとりひとりの収入に合わせて対応が可能です。
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まずは任意整理にかかる費用を解説
ずばり、1社につき2~5万円程度
任意整理の場合、借入が複数件あっても、その全部を任意整理する必要はないんだよ。
例えば、借入が5件あったとしよう。そのうちの1件だけ任意整理してもいいし、5件全部を任意整理してもいい。
下記の表を見てごらん。その場合、減額できた10万円の10~20%として1~2万円程度を追加で支払うってことだね。
借入先 | |
A社 | 借金が多いので任意整理すべき |
B社 | 借金が多いので任意整理すべき |
C社 | 借金が少ないので任意整理しなくてもよい |
D社 | 保証人がついているのでよく考えるべき |
E社 | ローン返済中なのでよく考えるべき |
任意整理の場合、するかしないかを柔軟に選択できるってこと!
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着手金や成功報酬がゼロの事務所も多い
仮に、どれか一つが無料になったとどうなるか、どんなメリットがあるかなどを簡単に説明するね。
解説や無料であることのメリット | |
相談料無料 | 時間をかけて相談できる、納得したうえで依頼できる
正式に依頼した場合には相談料が無料になることも |
着手金無料 | 実際に任意整理が成功するまでは費用を支払わなくていい |
成功報酬無料 | 借金が減額された場合、その分が丸儲けになる |
任意整理の場合、交渉が失敗に終わることはあまりないんだけど、どうしても心配な人にはおすすめかな。
それであればやはり、相談料や成功報酬が安い方がいいよね!
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任意整理の費用は何回まで分割できる?
先ほど説明した「任意整理の依頼にかかる費用の分割」と「減額された借金の返済(分割払い)」は別のものだから注意してね!
事務所との相談次第だが、そこまで回数は多くできない
結論、分割払いは可能だよ。任意整理に限らず、債務整理を検討する人は貯金がないケースがほとんどだからね。
多くの事務所では分かる払いに対応してくれるよ。
ただし、元々そんなに高い金額ではないし、任意整理の手続きが終われば借金の返済も始まってしまう。
そういう事情も踏まえて、依頼に必要な費用はそこまで細かく分割払いできないと思った方がいいね!
具体的にどうやって支払っていくのかは、「多くの事務所では任意整理の費用を分割払いできる」で説明します!
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任意整理で分割された借金は3~5年で完済する
これ以上の分割は業者側から断られてしまうかもしれない。
つまり「5年で完済できるか」が任意整理をするかしないかの判断方法にもなるってことだ。
ちなみに、100万円の借金を任意整理する場合、月々の支払いは以下のようになるね。
支払回数 | 月々の返済額 |
36回(3年) | 約2.7万円 |
60回(5年) | 約1.6万円 |
多くの事務所では任意整理の費用を分割払いできる
これは任意整理の流れとも関係があるんだけど。
表を使いながらそれぞれのシステムや流れについて説明していくよ!
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積み立て方式
まずは以下の表を見て流れを確認してみよう。
①1日目~7日目 | 依頼する、弁護士が貸金業者たちに「受任通知」を送る |
②7日目~90日目(積み立て完了まで) | 返済がストップする、弁護士費用の積み立てを開始する |
③90日目~120日目 | 弁護士が貸金業者と交渉を開始する |
④120日目~ | 交渉が完了し借金返済が再開する |
受任通知というのは、「〇〇さんはこれから債務整理を行います」といったお知らせのようなものなんだけど。
受任通知を受け取ったあとは、「本人に対する取り立て」は一切NGになる。
これは貸金業法で決められているんだけどさ。
つまり、「受任通知を送る~任意整理の交渉がまとまる」までの期間は返済もストップして大丈夫なんだ。
だから、任意整理をする人は、②の場面で毎月返済に充てていたお金を弁護士事務所に積み立てていく。
積み立てが完了した時点で弁護士が貸金業者と交渉をすれば、依頼者は問題なく費用を支払うことができるし、弁護士事務所としても「費用をもらい損ねるリスク」がない。
誰にとっても安心なシステムだよね。
で、月々の返済が4万円だったら、3ヶ月で費用を積み立てることができるよね。
これなら誰でも依頼できるってこと!
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分割払い方式
正直これはあまり聞いたことがないんだけど…。
①1日目~7日目 | 依頼する、弁護士が貸金業者たちに「受任通知」を送る |
②7日目~97日目(積み立て完了まで) | 返済がストップする、弁護士費用の分割払いが始まる
弁護士が貸金業者と交渉を開始する |
③97日目~ | 交渉がまとまる、借金返済を再開する |
積み立て方式よりも着手が早い分、交渉がまとまるのも早いだろうね。
でも、②の段階で「弁護士費用の分割払い」より先に「業者との交渉」が終わってしまったとしよう。
そうなると、依頼者は「弁護士費用」と「借金の返済」を同時に行わなければならなくなる。
任意整理を依頼する前よりも支払いがきつくなるかもしれないし、依頼者が途中で弁護士費用の支払いをやめてしまったら、弁護士事務所は「やり損」みたいな形になってしまう。
そのような問題点があるから、分割払い方式はあまり見られないのだろうね。
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後払い方式
①1日目~7日目 | 依頼する、弁護士が貸金業者たちに「受任通知」を送る |
②7日目~97日目(積み立て完了まで) | 返済がストップする、弁護士が貸金業者と交渉を開始する |
③97日目~ | 交渉がまとまる、借金返済を再開する
弁護士費用の分割払いもスタートする |
「業者との交渉がまとまり、すべての条件がはっきりしてから分割払いがスタート」するわけだ。
しかし、②で返済がストップしている期間が数か月あったのに、「なんでここで弁護士費用を支払わなかったのか?」という問題にぶつかる。
これであれば、やっぱり「積み立て方式」の方が適しているよね。
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どうしても払えない人は他の手段も検討
そういった方のために対処法を紹介するよ!
弁護士費用が払えない人は法テラスを利用
ここでは、様々な法律問題が相談できる窓口を紹介してくれるだけでなく、金銭的に厳しい人には、「弁護士への無料」や「弁護士費用の立替払い」などを行っている。
これを民事法律扶助と呼ぶんだけどね。これを利用すれば、より安く任意整理ができるはず。
民事法律扶助を利用した時にかかる任意整理の費用
借入件数 | 実費 | 着手金 | 費用計 |
1 | 1万円 | 3.3万円 | 4.3万円 |
2 | 1.5万円 | 4.95万円 | 6.45万円 |
3 | 2万円 | 6.6万円 | 8.6万円 |
4 | 2万円 | 8.8万円 | 108.86万円 |
5 | 2.5万円 | 11万円 | 13.56万円 |
6~10 | 2.5万円 | 15.4万円 | 17.9万円 |
11~20 | 3万円 | 17.6万円 | 2019.6万円 |
21以上 | 3.5万円 | 19.8万円 | 23.3万円 |
これを利用できる人は収入に制限があるみたいなので、1度法テラスに相談してみます!
法テラスの問い合わせ先
電話番号 | 受付時間 | メール受付 |
0570-078374 | 平日9~17時、土日9~17時 | こちらから |
任意整理しても返済が困難な人は他の債務整理を
利息がカットされたところで、借金が多すぎたら完済は困難なんだよ。
月々の支払額を限界まで下げていた人は、任意整理をきっかけに支払いが増える可能性もあるしね。
そういった人は、他の債務整理を検討しよう。
判所を通した手続きになるから手間は増えるけど、任意整理よりはるかに強力な効果があるんだよ。
個人再生 | 借金を元金ごと大幅に減額 |
自己破産 | 借金の返済をなしにする |
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まとめ
今回の内容を振り返ってみようか。
- 任意整理にかかるのは弁護士費用だけ
- 弁護士費用は1社につき2~5万円程度
- 弁護士費用は分割払いできるところが多い
- 弁護士に依頼してから当分は返済がストップするので、その間に費用を積み立てる
- 費用が支払えない人、任意整理しても借金の返済が困難な人は、別の債務整理や法テラスの利用を検討
安心したところで…ちょっと弁護士事務所いってきまーす!!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。