任意整理

借入れから1年未満の借金は任意整理できる?メリットや返済額はいくら?

さいむくん
さいむくん
借金の返済がキツくて任意整理をしたいんだけど、実はまだ借り入れをしてから1年も経っていないんだよね。

1年未満の借金でも、任意整理ってできるのかな?

相手との信頼関係が大切みたいだから、取引実績が短いと交渉に応じてもらえるか分からないよね…。
ともだち
ともだち

任意整理をご検討中の方でこの世にお悩みの方はいませんか?

この記事では、借り入れから1年未満の借金であっても任意整理ができるのかや、 取引実績の少ない場合に任意整理する際のポイントについて紹介しています。

また、任意整理をした後、1年間で分割返済することが可能かどうかについても解説しています!

解決方法はあります!

借金から1年以上経過していれば、任意整理で月の返済の負担を減らすことができます。

一方で、借り入れから1年未満の借金は、実は任意整理に応じてもらえない可能性が高いです。

この場合は、自己破産や個人再生がおすすめです。

解決する方法はありますので、実際いくら減るのか知りたいという方は、無料・匿名OKなLINEで手軽にご相談ください!

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借入れから1年未満の借金も任意整理できる?

せんせい
せんせい
任意整理とは、お金の貸し手と直接話し合いをして、基本的には今後の利息をカットしてもらう手続きのことだね。

交渉次第では元本の減額をすることもできるけど、特に取引実績が短い場合には、元本まで減額するのはかなり難しいだろうね。

では今回は、借入れから1年未満の借金も任意整理できるか紹介していこう。

取引実績が少ないと、任意整理に応じてもらえないこともある

せんせい
せんせい
借入から1年未満など取引実績(返済回数など)が少ない場合、残念ながら任意整理には応じてもらえない可能性がある。

そもそも任意整理は個人再生や自己破産のように強制力がある手続きではないから、整理に応じてもらえるかどうかは債権者次第なんだ。

だから取引実績が少ない場合、本当に返済を続ける意志があるのか疑問に思われて、任意整理に応じてくれない可能性が高くなるんだ。

やっぱりそうだよね…。

そもそも、任意整理でカットされることの多い利息の部分って、本来は貸金業者にとっての利益といえる部分だもんね。

ともだち
ともだち
せんせい
せんせい
そうだね。

特に借入れから一度もまともに返済していなかったりすると、交渉がうまくいく可能性は極めて低くなるよ。

任意整理で大切なのは、安定した収入と返済意思

せんせい
せんせい
とはいえ、取引実績が少ない場合であっても、任意整理が不可能というわけではない。

そもそも任意整理を成功させるために重要なポイントは、安定した収入があることと、返済意思があること、の2点なんだ。

取引実績が少ない場合には返済意思について疑問をもたれてしまうから、安定した収入があることをアピールしたほうがいいかもね。

返済意思についても、真摯に向き合う姿勢をしっかりとアピールできれば、交渉に応じてもらえる可能性は高くなるかも。

ともだち
ともだち
さいむくん
さいむくん
うっ。それを文章や交渉で伝えるのって、すごく難しそうだ。

自力でやるのは厳しそうだから、交渉のプロでもある弁護士にお願いしたほうが良さそうだな…。

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取引期間が短い借金を任意整理するメリット

せんせい
せんせい
実は、任意整理によるメリットを最大限受けるためには、取引期間が短ければ短いほどいいんだ。

金利の負担は取引期間が長ければ長いほど大きくなるものだからね。

例えば100万円を年率15%で借りていた場合をシミュレーションしてみよう。任意整理を行った場合、どのように変化があるかな?

そのまま返済した場合 任意整理した場合
金利 年15% 0%
返済回数 36回(3年) 36回(3年)
月々の返済額 約3万5,000円 約2万8,000円
利息の合計 約25万円 0円
返済総額 約125万円 100万円
減額効果 約25万円
同じ3年間での返済なのに、月々の返済額は7000円ほど軽くなって、トータルでみれば25万円も減額されるんだね!
さいむくん
さいむくん
せんせい
せんせい
そうだね。 だから任意整理をするんだったら早ければ早いほどいいんだ。

だからこそ逆に言えば、貸し手としては取引実績の短い任意整理には応じたくないんだよね。

取引期間が短い借金を任意整理するデメリット

さいむくん
さいむくん
基本的に任意整理って、取引期間が短いほど得られるメリットが大きいってことかぁ。

じゃあ逆に、デメリットにはどんなものがあるの?

場合によっては、月々の返済額が任意整理前よりも高くなってしまうことがあるんだ。

任意整理の交渉では、一般的に、3年から5年かけて分割返済するって内容で合意に至ることが多いんだ。

せんせい
せんせい
ともだち
ともだち
じゃあ、任意整理前の返済計画が7年や10年などの長期間である場合、トータルでの返済額は減額できるとしても、月々の負担はむしろ増えてしまう可能性があるのか。

本当に返済が楽になるのかどうかや、任意整理後の返済を続けられるのかどうか、しっかりとシミュレーションしてみる必要があるね。

借入れから1年未満でも任意整理すべきケース

せんせい
せんせい
借入れから間がない場合であっても、金利や手数料の負担が重いと感じる場合には、任意整理をしたほうがいいね。

特に、毎月金利を支払うだけでも精一杯という人や、返済のために借金をしているような場合だね。

金利だけを支払っている限り、元本が減らないから、いつまで経っても借金がなくならないもんなぁ。

任意整理をして、せめて利息や手数料だけでもカットできれば、今後の支払いはすべて元本に充足されるわけだから、支払い続ければいつか必ず完済できるわけだ。

さいむくん
さいむくん

個人再生・自己破産が向いているケース

せんせい
せんせい
さきほども紹介したように、取引実績が少ない場合、任意整理で元本まで減額するのは難しい。

だから、今後の利息や手数料をカットできたとしても元本を返済していくことが難しい、という場合には、元本自体の減額や免責を期待できる個人再生や自己破産のほうがいいだろうね。

多重債務状態にある人も、個人再生や自己破産をしたほうがいいかもしれないね。

任意整理をして一部の借金を減額できたとしても、他にもたくさん借金があって結局生活が厳しいという場合には、個人再生や自己破産で一挙解決を目指すのもありかも。

どうせ任意整理をしてもブラックリストに載っちゃうわけだから、借金問題を根本的に解決するためにも、いっそより強力な個人再生や自己破産をするという選択もあるね。

さいむくん
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任意整理後、1年未満の分割返済はできる?

さいむくん
さいむくん
先生、ここまでは借り入れから1年未満の借金を任意整理できるかどうかを聞いてきたんだけど、 任意整理をした後、1年未満での分割返済をすることはできるの?
繰り返しになるけど、任意整理後にどのような返済計画になるかは交渉次第だ。

双方が納得できるのであれば、仮に1年未満の短期間での分割返済であっても、認められる可能性がある。

ただし、1年未満の短期間で分割返済をするとなれば、任意整理をする前よりも月々の返済額が高くなってしまう可能性があると思う。

せんせい
せんせい
ともだち
ともだち
そうなるとあまり任意整理をする意味がないよね…。

というか、それなら繰り上げ返済でいいんじゃない?ってなっちゃうような…。

任意整理でどれくらい返済が楽になるのか、任意整理をするメリットがあるのかどうかについては、しっかりと計算する必要があるね。

取引実績が少ない借金の任意整理ポイントは滞納をせず返済を続けていること

せんせい
せんせい
先ほども少し紹介したように、任意整理を上手くまとめるためには、信頼が何より大切なんだ。

特に取引実績が少ない場合には、ほんの1回の滞納であっても、交渉の大きな障害になってしまうだろうね。

なるほど。じゃあ早いうちに任意整理をしようとしてる人にとっては、1度も滞納することなく、きちんと返済を続けていくことが大切なんだね。
さいむくん
さいむくん

弁護士に相談する

せんせい
せんせい
最後に、任意整理を自力で行うのではなく、手続きを弁護士に一任するほうがおすすめだ。

取引期間が短い場合、 整理手続きにおいて債権者との交渉が難航するケースがとても多い。

そこで交渉のプロでもある弁護士に手続きを任せてもらえれば、少しでも成功に終わらせる可能性を高めることができるよ。

任意整理手続きでは今後の返済計画などを作成する必要もあるしね。

こうした交渉以外の部分についても、やっぱり弁護士にお願いしていた方が安心だよね!

ともだち
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せんせい
せんせい
せんせいは、これまでたくさんの借金にお悩みの方の問題を解決してきました。

借金に悩まされる生活はとても辛く苦しいものです。

でも大丈夫!専門家に相談することで明るい未来が待っています!

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まとめ

ともだち
ともだち
今回の話をまとめると次のようになるね!
まとめ
  • 意整理は取引期間が短ければ短いほどメリットが大きい
  • ただし、取引期間が短い場合、交渉が難航するケースが多い
  • 取引期間が短い時点で任意整理をする場合には、弁護士に相談するようにしよう
今回は借入から1年未満など、取引実績が少ない場合での任意整理について解説してきた。

任意整理では、取引期間や信用がとても大切なんだ。そういう意味で、取引実績が短いことはかなり大きな障害になってしまう。

とはいえ、真摯に交渉に臨めば、任意整理を成功に終わらせることは不可能ではない。

そのためにも、まずは法律と交渉のプロである弁護士に相談してみてほしいな!

せんせい
せんせい
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著者情報

この記事の監修者
赤堀弁護士
赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士

企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。

監修者の詳細なプロフィール
この記事の筆者
浜北 和真株式会社PALS Marketing コンテンツディレクター

2017年から法律メディアに携わりはじめる。離婚や債務整理など、消費者向けのコンテンツ制作が得意。
監修したコラムはゆうに3000を超える。

20代後半に作ってしまった借金100万円を自力で完済した。

筆者の詳細なプロフィール