1年未満の借金でも、任意整理ってできるのかな?
任意整理をご検討中の方でこの世にお悩みの方はいませんか?
この記事では、借り入れから1年未満の借金であっても任意整理ができるのかや、 取引実績の少ない場合に任意整理する際のポイントについて紹介しています。
また、任意整理をした後、1年間で分割返済することが可能かどうかについても解説しています!
借金から1年以上経過していれば、任意整理で月の返済の負担を減らすことができます。
一方で、借り入れから1年未満の借金は、実は任意整理に応じてもらえない可能性が高いです。
この場合は、自己破産や個人再生がおすすめです。
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借入れから1年未満の借金も任意整理できる?
交渉次第では元本の減額をすることもできるけど、特に取引実績が短い場合には、元本まで減額するのはかなり難しいだろうね。
では今回は、借入れから1年未満の借金も任意整理できるか紹介していこう。
取引実績が少ないと、任意整理に応じてもらえないこともある
そもそも任意整理は個人再生や自己破産のように強制力がある手続きではないから、整理に応じてもらえるかどうかは債権者次第なんだ。
だから取引実績が少ない場合、本当に返済を続ける意志があるのか疑問に思われて、任意整理に応じてくれない可能性が高くなるんだ。
そもそも、任意整理でカットされることの多い利息の部分って、本来は貸金業者にとっての利益といえる部分だもんね。
特に借入れから一度もまともに返済していなかったりすると、交渉がうまくいく可能性は極めて低くなるよ。
任意整理で大切なのは、安定した収入と返済意思
そもそも任意整理を成功させるために重要なポイントは、安定した収入があることと、返済意思があること、の2点なんだ。
返済意思についても、真摯に向き合う姿勢をしっかりとアピールできれば、交渉に応じてもらえる可能性は高くなるかも。
自力でやるのは厳しそうだから、交渉のプロでもある弁護士にお願いしたほうが良さそうだな…。
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取引期間が短い借金を任意整理するメリット
金利の負担は取引期間が長ければ長いほど大きくなるものだからね。
例えば100万円を年率15%で借りていた場合をシミュレーションしてみよう。任意整理を行った場合、どのように変化があるかな?
そのまま返済した場合 | 任意整理した場合 | |
金利 | 年15% | 0% |
返済回数 | 36回(3年) | 36回(3年) |
月々の返済額 | 約3万5,000円 | 約2万8,000円 |
利息の合計 | 約25万円 | 0円 |
返済総額 | 約125万円 | 100万円 |
減額効果 | 約25万円 |
だからこそ逆に言えば、貸し手としては取引実績の短い任意整理には応じたくないんだよね。
取引期間が短い借金を任意整理するデメリット
じゃあ逆に、デメリットにはどんなものがあるの?
任意整理の交渉では、一般的に、3年から5年かけて分割返済するって内容で合意に至ることが多いんだ。
本当に返済が楽になるのかどうかや、任意整理後の返済を続けられるのかどうか、しっかりとシミュレーションしてみる必要があるね。
借入れから1年未満でも任意整理すべきケース
特に、毎月金利を支払うだけでも精一杯という人や、返済のために借金をしているような場合だね。
任意整理をして、せめて利息や手数料だけでもカットできれば、今後の支払いはすべて元本に充足されるわけだから、支払い続ければいつか必ず完済できるわけだ。
個人再生・自己破産が向いているケース
だから、今後の利息や手数料をカットできたとしても元本を返済していくことが難しい、という場合には、元本自体の減額や免責を期待できる個人再生や自己破産のほうがいいだろうね。
任意整理をして一部の借金を減額できたとしても、他にもたくさん借金があって結局生活が厳しいという場合には、個人再生や自己破産で一挙解決を目指すのもありかも。
どうせ任意整理をしてもブラックリストに載っちゃうわけだから、借金問題を根本的に解決するためにも、いっそより強力な個人再生や自己破産をするという選択もあるね。
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任意整理後、1年未満の分割返済はできる?
双方が納得できるのであれば、仮に1年未満の短期間での分割返済であっても、認められる可能性がある。
ただし、1年未満の短期間で分割返済をするとなれば、任意整理をする前よりも月々の返済額が高くなってしまう可能性があると思う。
というか、それなら繰り上げ返済でいいんじゃない?ってなっちゃうような…。
任意整理でどれくらい返済が楽になるのか、任意整理をするメリットがあるのかどうかについては、しっかりと計算する必要があるね。
取引実績が少ない借金の任意整理ポイントは滞納をせず返済を続けていること
特に取引実績が少ない場合には、ほんの1回の滞納であっても、交渉の大きな障害になってしまうだろうね。
弁護士に相談する
取引期間が短い場合、 整理手続きにおいて債権者との交渉が難航するケースがとても多い。
そこで交渉のプロでもある弁護士に手続きを任せてもらえれば、少しでも成功に終わらせる可能性を高めることができるよ。
こうした交渉以外の部分についても、やっぱり弁護士にお願いしていた方が安心だよね!
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まとめ
- 任意整理は取引期間が短ければ短いほどメリットが大きい
- ただし、取引期間が短い場合、交渉が難航するケースが多い
- 取引期間が短い時点で任意整理をする場合には、弁護士に相談するようにしよう
任意整理では、取引期間や信用がとても大切なんだ。そういう意味で、取引実績が短いことはかなり大きな障害になってしまう。
とはいえ、真摯に交渉に臨めば、任意整理を成功に終わらせることは不可能ではない。
そのためにも、まずは法律と交渉のプロである弁護士に相談してみてほしいな!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。