借金返済

リボ払いの借り換えはアリ?シミュレーションやデメリットを紹介!

さいむくん
さいむくん
リボ払いの支払いがきついから借り換えをしたいんだけど、おすすめの方法とかあるのかな?
返済のシュミレーションや、メリットとデメリットの比較もしてみたいよね!

そうだ、借金問題に詳しい弁護士の先生に聞いてみようよ!

ともだち
ともだち

クレジットカードやカードローンのリボ払いの支払いにお困りの方で、このようにお考えの方はいませんか?

この記事では、リボ払いの借り換えをするメリットやデメリット、返済のシュミレーションを紹介しています。

また、借り換えをしても返済が厳しい場合の対処法についても解説しています!

リボの借金は債務整理しましょう

リボ払いの支払いが厳しい場合には、金利が低いところへ借り換えをするのもいいですが根本的な解決を目指すには債務整理がおすすめです。

このままダラダラと支払いを続けると、利息で借金が膨らみ、返済がいつまでたっても終わらない…なんてことにもなりかねません。

まずは弁護士に無料相談して、借金がどのくらい減るか聞いてみましょう。

FAST法律事務所の無料相談窓口

相談無料!匿名OK!ご相談はこちらから
0120-201-727
受付時間:24時間

\家族に内緒で月々の返済を減らしたい人はこれ!/
任意整理とは?内容や特徴メリット・費用などすべてを解説!

\借金が返済できない人はこれ!/
自己破産とは|自己破産のデメリットや費用などをわかりやすく解説

\どっちが自分にあってるの?知りたい人はここ!/
LINEで無料相談!

リボ払いを借り換えすると返済が楽になる?

先生
先生
確かに、リボ払いの借り換えをすると返済が楽になると一般的に言われているね。

具体的な話をする前に、まずはリボ払いなどの基本的な知識についておさらいしていこう。

そもそもリボ払いとは?

先生
先生
リボ払いとは、クレジットカード やカードローンの支払い方法のひとつで、支払い残高の大きさに関わらず毎月一定額を返済していく方法だよ。

分割払いが、支払い回数を基準に支払い額を設定するものであるのに対し、リボ払いは支払金額を基準に支払い回数を設定するものだ。

リボ払い(画像出典:日本クレジット協会Webサイト

リボ払いには大きく分けて①定額方式と②残額スライド方式との二種類があって、この方式の違いによって支払額が変動するから、自分の返済方法を確認しておいてね!
先生
先生
①定額方式 支払残高に関係なく毎月一定額を支払う
②残高スライド方式 支払残高に応じて毎月の支払額が増減
ともだち
ともだち
リボ払いを利用すれば月々の返済額を抑えることができるから、高額な商品を購入する場合など、計画的に利用すればとても優れた制度だよね。

とはいえ、リボ払いは一般的に金利(手数料)が高く、なかなか残高が減らないというデメリットがあるんだよね。

リボ払いの残高が全然減らない理由については、以前もお話ししてくれたね!

リボ払いの「借り換え」とは?

せんせい
せんせい
リボ払いの借り換えとは、主にクレジットカードのショッピング枠のリボ払い残高を、カードローンからの借り入れによって一括返済し、その後はそのカードローンを返済していく方法だ。
債務整理とは違って、借り換えだと結局借金が残ることになるけど…。

借り換えをするメリットって、何があるの?

さいむくん
さいむくん
先生
先生
詳しくは後ほど紹介するけど、金利の低いカードローンへ借り換えることによって金利手数料を減らせたり、複数の借入れを一元化出来るなどのメリットがある。

ただし、借金自体は残るわけだから、返済自体がキビしい場合には債務整理を検討したほうがいいだろうね。

リボ払いの借り換えをしたらどうなる?シミュレーションしてみた

先生
先生
では次に、借り換えをすれば本当に支払いがラクになるのか、ちょっと計算してみよう。

クレジットカードのショッピング枠で50万円(手数料18%)で支払っていたものを、年率14.5%のカードローンに借り換えると、次のようになるね。

リボ払い カードローン
利率(手数料) 18% 14.5%
支払い回数 92回 78回
月あたりの支払金額 10,000円 10,000円
支払総額 916,431円 771,542円
どちらも月あたりの支払額は同じなのに、返済回数は減って、しかも支払い総額では144,889円…約14万5千円も違うのか!

金利がちょっと違うだけで、これだけ大きな減額効果があるんだね!借入額がもっと大きかったり、複数社からの借入れがある場合には、もっと大きな効果が期待できるかも!

ともだち
ともだち

リボ払いの借り換えをするメリット

さいむくん
さいむくん
借金を減額する方法と言えば債務整理が一般的だけど、リボ払いの支払いに悩んでる人は借り換えをするのもありかもね。

先生、借り換えにどんなメリットがあるのか、もっと教えて!

返済総額が減る可能性がある

先生
先生
先ほどシュミレーションしてみたように、リボ払いの借り換えをすることにより、返済総額を減らせる可能性がある。

これは、手数料の高いリボ払いから、金利の低いカードローンなどへ乗り換えることによって得られる効果だ。

ということは、借り換えのメリットをより多く受けるためには、なるべく低い金利のところへ乗り換えをしたほうがいいんだね。

銀行系のカードローンへの乗り換えが推奨されてるのは、そういうことなのか。

ともだち
ともだち

月々の返済額を減らせる

先生
先生
また乗り換えをすることによって返済総額だけではなく月々の返済額を減らせる可能性がある

先ほどのシュミレーションでは月々の支払額を固定していたけど、返済総額を減らせた場合、返済回数を乗り換え前と同じにすれば、月々の支払額は少なくなるよね。

じゃあ、浮いたお金を別の借金の返済にあてることもできるね!

それから、多くのカードローンでは繰り上げ返済に応じているから、余裕のある月には多めに返済をしたりして、早く借金生活から脱却することも可能だよね!

さいむくん
さいむくん

返済日や利息を一元化できる

先生
先生
複数の借入先がある場合、乗り換えによって借金の一元化をすることもできる。 いわゆる、おまとめローンってやつだね。

一元化すれば、返済日や利息もひとつにまとまることになるから、借金の管理がラクになるんだ。

複数の借入先があると、返済日がバラバラだったりして、どこからいくら借りてるのか分からなくなっちゃうんだよね…。

おまとめローンのメリットや注意点については、以下の記事でも教えてくれたよね!

さいむくん
さいむくん

クレジットカードの限度額が空く

先生
先生
クレジットカードのショッピング枠をカードローンへ乗り換えることにより、そのカードのショッピング枠が再び空くことになる。

ただしこのことは、借り換え前よりも借金を増やしてしまうリスクも伴う。

だから、計画的にクレジットカードを使えるようになるまでは、極力カードの利用は控えたほうがいいね。

最近ではプリペイドカードやデビットカード、スマートフォンのアプリ決済なども増えているから、実はクレジットカードが必要な場面って減っているんだよね。

少なくとも借り換えをした借金の返済を終えるまでの間は、クレジットカードの利用は控えておいた方が賢明かも。

ともだち
ともだち

リボ払いの借り換えのデメリット

さいむくん
さいむくん
なるほど借り換えって色々とメリットがあるんだね。

じゃあ先生、次はデメリットについて教えて!

借り換えできない可能性がある

先生
先生
まず第一に、誰でも借り換えをできるというわけではないということなんだ。

借り換えというのは、要するに借金をすることに他ならないから。審査に通らなければ借り換えをすることはできないよ。

そうか…。

じゃあ、過去に返済滞納などでブラックリストに載っていないことを前提に、安定した収入があって、返済の能力と意思とが必要になってくるんだね。

あ、それに、サラ金などへ借り換えをする場合には、総量規制に引っかからないようにしなくちゃ。

さいむくん
さいむくん
ともだち
ともだち
総量規制って、年収の3分の1を超える借入れをすることはできないっていうルールだよね。

銀行やサラ金の一部商品はこの規制の対象外になるみたいだ。

クレジットカードのショッピング枠って結構大きいから、借り換えの際に総量規制に引っかかって借り換えができない人って結構いるかも。

銀行系のカードローンであれば総量規制の影響はないけど、その代わり審査がキビしいっていうしな…。

結構、借り換えのハードルって高いんだね。

返済総額が減らない可能性がある

先生
先生
それから、人によっては借り換えをしても返済総額がほとんど変動しない場合もあるから、注意してね。

先ほども紹介したように、借り換えのメリットは借り換え前後の金利差によるものなんだ。

逆に言えば、借り換え前後で金利差がほとんどないような場合には、 返済総額の差もまた、ほとんどなくなってしまう。

それから、借り換えにより返済期間が長期化し、結局は借り換え後のほうが返済総額が大きくなるケースもあるみたい。

借り換えをする場合には、正確に返済シミュレーションを組み立てておく必要があるね。

ともだち
ともだち

リボ払いの借り換えをすべき人の特徴

さいむくん
さいむくん
なるほど…。借り換えって、誰にでもおすすめできる制度ではないんだね。

では先生、どんな人がリボ払いの借り換えをすべきかの特徴を教えて!

複数社から借入れをしている人

先生
先生
金利は借入先の数だけ発生するわけだから、複数社からの借入れがある場合、これらを借り換えて一元化できれば返済総額が低くなる可能性が高い。

また、ひとつにまとめることによって借金の管理もラクになるからね。

目安としては、3社以上から合計100万円以上借りているような場合には、借り換えのメリットのほうが大きいといえるだろうね。

ただし、このくらいの金額になってくると総量規制に引っかかる場合が多いと思うから、その場合には銀行系のカードローンを利用するか、債務整理することになるね。

ともだち
ともだち

金利や手数料が15%以上の人

先生
先生
リボ払いの金利手数料が15%以上の場合には、借り換えで返済総額が低くなる可能性が高い。

一般的に、リボ払いの金利手数料は18%、銀行系カードローンの金利は12~15%に設定されていることが多いんだ。

まずは一度、自分のリボ払い手数料がどれくらいの割合なのか調べてみてね!

リボ払いの借り換えにおすすめな業者

先生
先生
ここまで紹介してきたように、リボ払いの借り換えをするときは、できるだけ金利の低いところを選んだほうがいい。

例えば東京スター銀行のおまとめローンの場合、金利は審査の結果次第で9.8%・12.5%・14.6%の三種類となっている。

もっとも高い金利でも、リボ払いの金利より低いんじゃないかな。

東京スター銀行の「おまとめローン(スターワン乗り換えローン)」の簡易チェックでは、以下の要件を充たせばおまとめローンを利用できるみたいだね。

比較的、他の銀行よりもハードルは低いみたいだけど、自営業・パート・アルバイトは利用できないってのがネックだなぁ…。

さいむくん
さいむくん
おまとめローン簡易チェック
  • ご融資時の年齢が満20歳以上65歳未満の方
  • 前年度の税込年収が200万円以上の方
  • 給与所得者の方で、正社員・契約社員・派遣社員の方
  • 過去に債務整理や自己破産をされていない方
  • 現在ご利用中のローンを延滞されていない方
  • 過去(6ヵ月以内)に当行ローンの審査で否決されていない方
先生
先生
その他にも、以下のように多くの金融機関が乗り換えローンやおまとめローンを提供しているよ。

それぞれに審査基準が異なるから、自分にもっとも合っているものがないか探してみよう。複数社に一気に申込みをすると審査に落ちる可能性が高くなるから、慎重にね!

銀行系
消費者金融系

それでも返済が厳しい人はどうすればいい?

さいむくん
さいむくん
先生、乗り換えをしても、結局借金を返していかなくちゃならないんだよね…。それに、正直自分が審査に通る自信もないなぁ。
そういうときは、債務整理を検討してみよう。

債務整理には大きく分けて①任意整理、②個人再生、③自己破産の三種類があって、特徴を表にまとめると次のようになる。

先生
先生
債務整理の種類

\LINEで減額診断しよう!/

無料!匿名OK!

債務整理の減額シミュレーションはどのくらい?

先生
先生
例えば手数料約15%のショッピングリボ残高が100万円ある場合、これを任意整理して今後の手数料をカット出来た場合、次のような計算になるね。
そのまま返済した場合 任意整理した場合
金利 14.999% 0%
返済回数 48回(4年) 36回(3年)
月々の返済額 28,000円 約28,000円
利息の合計 326,183円 0円
返済総額 1,326,183円 1,000,000円
減額効果 約32万5千円
月々の返済額は同じなのに、1年早く支払いが終わるんだね!トータルでは32万円以上の減額効果があるなんて、凄い!

じゃあ先生、個人再生をしたらどうなるのかな?

さいむくん
さいむくん
先生
先生
個人再生後も残る借金については、法律で以下のように最低弁済額が定められている。

これを、原則3年かけて返済していくんだ。

ただし、これはあくまで「最低」額だから、住宅や自動車などの財産があれば、返済額は大きくなる可能性がある。

100万円以下の場合 その基準債権額
100万円以上500万円以下の場合 100万円
500万円超1500万円以下の場合 基準債権の5分の1
1500万円超3000万円以下の場合 300万円
3000万円超5000万円以下の場合 基準債権の10分の1
借金の総額が100万円以上ある場合には、個人再生をして借金を大幅に減額できるんだね!

任意整理と個人再生の場合、手続き後も借金を返済していく必要があるけど、自己破産で免責が認められれば返済義務がなくなるんだよね。

ともだち
ともだち
先生
先生
そうだね。ただし、本来はクレジットカードでの浪費などは自己破産が認められない免責不許可事由(めんせきふきょかじゆう)にあたるんだ。

もっとも、実務上は裁判官の裁量で裁量免責(さいりょうめんせき)が認められるケースが多いから、安心してね!

裁量免責に関する詳しい内容については、以下の記事も読んでみてね。

まとめ

ともだち
ともだち
今回の話をまとめると、次のようになるね!
まとめ
  • 3社以上、合計100万円以上のリボ払いがある場合には、乗り換えが効果的
  • ただし、審査は厳しく、返済義務も残る
  • 審査に通らない場合や、返済がキビしい場合には、債務整理も検討しよう
今回は、リボ払いの借り換えについて紹介してきた。

うまく乗り換えができれば、返済総額を減らし月々の返済をラクにすることができる。もっとも、乗り換えをしても結局のところ借金が残ることに変わりはない。

だから、根本的に借金問題を解決したい人は、借り換えではなく、やっぱり債務整理のほうがおすすめだよ!

債務整理に関する記事は今後もたくさん紹介していくから、定期的にアクセスしてみてね!

先生
先生
弁護士に相談することで
借金を大幅に減らせる可能性があります。
催促の電話を止めたい
毎月の返済額を減らしたい
返済するのが難しくなった
過払い金があるのか気になる

まずは借金問題の解決実績が豊富な
FAST法律事務所に無料でご相談ください。

今すぐご相談されたい方はこちら
0120-201-727
受付時間:24時間
著者情報

この記事の監修者
赤堀弁護士
赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士

企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。

監修者の詳細なプロフィール
この記事の筆者
浜北 和真株式会社PALS Marketing コンテンツディレクター

2017年から法律メディアに携わりはじめる。離婚や債務整理など、消費者向けのコンテンツ制作が得意。
監修したコラムはゆうに3000を超える。

20代後半に作ってしまった借金100万円を自力で完済した。

筆者の詳細なプロフィール