リボ払いの残高も一向に減らないし…。
クレジットカードの支払いは、債務整理をすれば減額できるかもよ!
債務整理に詳しい先生のところに話を聞きにいこうか!
債務整理とは、国から認められた借金の減額手続きであり、任意整理・個人再生・自己破産の3種類があります。
債務整理をすればクレジットカードの支払いを減額できる可能性があります。
ただし、債務整理をするとクレジットカードが今まで通り使えなくなるなどのデメリットもあるので注意が必要です。
この記事では以下の3点について解説します。
- 債務整理のクレジットカードへの影響
- 債務整理後にクレジットカードを作るためのポイント
- クレジットカードが作れない際の対処法
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クレジットカードの支払いは債務整理で解決できる
クレジットカードのキャッシング枠や、リボ払いはすべて借金の一種なんだ。
元金の支払いに加えて毎回の返済で利息をしっかりとられているからね。
すべて翌月一括払いに設定している人なら利息は発生していないけど、クレジットカードを使用している以上『毎月借金をしている』と思っておいた方がいいね。
借金の返済がうまくいかずに滞納が続いてしまうような場合は、債務整理で解決できるケースが多いよ。
任意整理 | 債権者に直接交渉して利息をカットしてもらう |
個人再生 | 裁判所に申し立てをして借金を最大で10分の1にまで減額する |
自己破産 | 裁判所に申し立てをしてすべての借金の返済義務を帳消しにする |
それぞれメリット・デメリットが異なるから、詳しく知りたかったら以前話した内容を参考にしてね。
債務整理をしたことによるクレジットカードへの影響5つ
だけど、債務整理をするとクレジットカードをこれまで通り使うことはできなくなってしまうから注意しておこう。
ここからは、債務整理をしたことによるクレジットカードへの影響を5つ紹介していくよ。
- 債務整理の対象になったカードは即日使えなくなる
- 付随しているETCカードや家族カードも使えなくなる
- 貯まっていたポイントは失効する
- 新たにクレジットカードを契約できなくなる
- 債務整理の対象から外したカードも後日使えなくなる
①債務整理の対象になったカードは即日使えなくなる
個人再生・自己破産の場合は、すべての借金が整理の対象になる。
だけど、任意整理は借金の整理対象を自由に選べるから、今後も使いたいカードを整理の対象から外せば一応しばらくは使い続けられるね。
ただし、このあと『⑤債務整理の対象から外したカードも後日使えなくなる』で詳しく説明するけど、整理対象から外したとしても結局そのうち使えなくなってしまうと覚えておこう。
②付随しているETCカードや家族カードも使えなくなる
だけど、ETCカードの場合は、債務整理の影響で解約になっても、事故を防ぐためにすぐに利用停止にならない場合もあるんだ。
2、3ヶ月前に強制解約されたクレジットカードのETCカードはいつまで使用できますか?
支払遅延のため、強制解約された少しあとは使用できたのですが、
今使用しようとしたらできますか?
【引用:Yahoo!知恵袋】
たしかにETCカードは強制解約後も使用できるときはあるんだけど、自主的に使わないようにしないとダメだよ。
もし解約後のETCカードを使っていた場合は必ずカード会社にバレてしまうから使った分は請求されるし、使い過ぎると法的措置で対処される可能性もあるから気をつけようね。
③貯まっていたポイントは失効する
他のリスクに比べたら大したことはないけれど、長期間使っていて貯めていたポイントがなくなってしまったらショックだよね。
債務整理前にポイントを消費しておくことはなんら問題がないから、あらかじめポイントはすべて使い切るようにしておこう!
④新たにクレジットカードやローンを契約できなくなる
債務整理をすると、ブラックリストとして信用情報機関に事故情報として記録されてしまうからだね。
信用情報機関とは
個人のお金の貸し借りや滞納などについての情報が記録されている機関。カード会社や貸金業者などは、審査の際に信用情報機関に問い合わせをする。
信用情報機関の事故情報はどのくらいの期間記録されてしまうものなんですか?
機関によって加盟店(業者)が違うのも特徴だよ。
信用情報機関名 | 債務整理の記録保管期間 |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | 最長5年 |
JICC(日本信用情報機構) | 最長5年 |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 5~7年 |
※KSCに関しては2022年11月4日から登録期間が10年から7年に変更されました。
【参考:一部情報の登録終了および登録期間の短縮について – 全国銀行信用情報センター】
どこの信用情報機関においても、5年は事故情報が残っていると覚えておこう。
実際に審査に通してもらえるかどうかは金融機関の判断によって決まるものであって、信用情報機関の情報はあくまで審査の参考になるだけなんだ。
債務整理後でもクレジットカードを作る方法はたしかにあって、それについてはこのあと『債務整理後にカードを作るための6つのポイント』で解説する。
だけど、せっかく債務整理で借金問題を解決したのにまたカードを作ったら、おなじ過ちを繰り返してしまう可能性もある。
債務整理後はクレジットカードなしで生活していけるように計画を立てることをオススメするよ。
⑤債務整理の対象から外したカードも後日使えなくなる
それに加えて、債務整理の対象から外したカードも後日必ず使えなくなってしまうよ。
クレジットカードは更新の際に必ず審査があるから、その時に審査落ちして更新ができないってことですね。
途上与信とは
クレジットカードの更新時以外の契約期間内に不定期で行われる審査のこと。カード会社によっては1ヶ月おきに審査をしている場合もある。途上与信に通らないと、そのタイミングでカードが強制解約となる。
公共料金に支払いなどにクレジットカードを利用している人も多いだろうし、債務整理をしたら各種料金の支払い方法の見直しも忘れずに行わないとね。
債務整理後にカードを作るための6つのポイント
基本的には、債務整理をして借金を解決した後はクレジットカードなしでの生活を心がけて欲しい。
せっかく債務整理で借金問題が解決できたのに、またカードを作ってしまったら同じことの繰り返しで滞納などのリスクも高まるからね。
とはいっても、どうしてもカードが作りたいっていう人もいるだろうから、債務整理後にクレジットカードを作るためのポイントを6つ紹介していくよ!
- 信用情報の回復を待つ
- 債務整理をしていない会社へ申し込む
- 審査が甘い消費者金融系のカードから申し込む
- 限度額の低いカードを申し込む
- 複数のカード会社に同時に申し込みをしない
- 審査に落ちた場合には半年以上の期間を空ける
①信用情報の回復を待つ
債務整理をしたという事故情報は信用情報機関に5~7年間は記録されてしまう。
自分の信用情報が回復したかどうかは、信用情報機関に開示請求をすれば確認できるから、各信用情報機関のホームページを参考にしてね。
信用情報機関名 | 情報開示方法 |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | ネット・郵送 |
JICC(日本信用情報機構) | スマートフォン・郵送 |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | ネット・郵送 |
※2022年9月7日時点
②債務整理をしていない会社へ申し込む
だけど、過去に債務整理をしていない会社に申し込むようにしよう。
なぜかというと、基本的に一度でも債務整理をした会社では信用情報が回復したとしても再度の契約はできないんだ。
信用情報機関に記録されている情報とは別に、金融機関ごとに顧客データを管理している。
債務整理をした金融機関のなかでは社内ブラックという状態になってしまって、申し込みを受け付けてくれないのさ。
③審査が甘い消費者金融系のカードから申し込む
信用情報機関には、クレヒスとも呼ばれるクレジットカードやローンの利用履歴も記録されている。
カード会社は審査の際に、事故情報だけでなくクレヒスも確認するのさ。
つまり、債務整理をしたあとは事故情報が回復したとしてもこれまでに一度もカードを使っていないような状態になってしまうんだ。
そんな状態だと、支払い能力があるかどうか判断がつきにくい上に、『過去に債務整理をしたのではないか?』と疑われる要因にもなる。
できるだけ審査が甘い会社じゃないと、いくら信用情報が回復していても審査に通りにくいってことなのさ。
まずは審査が甘いカード会社でクレジットをつくって、しっかりとクレヒスを積んでいかないといけませんね。
審査が甘いクレジットカード会社(上に行くほど審査が甘い)
カード会社の種類 | 代表的なカード |
①消費者金融系 | アコムACカード、ライフカード など |
②流通系 | イオンカード、エポスカード、楽天カード など |
③交通系 | VIEW SUICAカード、ANAカード など |
④信販系 | Oricoカード、アメリカンエキスプレスカード など |
⑤銀行系 | 三菱UFJカード、三井住友カード など |
④限度額の低いカードを申し込む
もし限度額を選べるカードの場合は、できる限り限度額を低くして申し込めば審査に通りやすくなると覚えておこう。
⑤複数のカード会社に同時に申し込みをしない
信用情報機関には、カード会社に申し込みをしたという履歴も残るからだ。
短い期間でいくつもの会社に申し込んでいる人がいたら、さいむくんはどう思う?
複数の会社に同時に申し込んでいる人は、支払い能力がないとみなされて審査に落ちる可能性が高くなるのさ。
⑥審査に落ちた場合には半年以上の期間を空ける
まだ債務整理をした事故情報が残っていたのなら再び申し込んでもやはり審査には通らない。
それに、審査の申し込みをしたという情報も半年間は記録されてしまうんだ。
もし一度審査に落ちてしまった場合には、信用情報の開示もしたうえで、必ず次の申し込みまで半年は空けるようにしよう。
クレジットカードが作れない場合の対処法
5年間も待てないよ…。
債務整理後にクレジットカードを作るのはたしかに信用情報が回復しない限りは難しい。
だけど、クレジットカードの代わりになるものはたくさんあるのさ!
つぎは、クレジットカードが作れない場合の対処法について解説していくよ!
デビットカードやプリペイドカードで代用する
デビットカード | 支払い分が銀行口座から直接引き落とされる |
プリペイドカード | 事前にチャージした金額の範囲内で支払いを行う |
逆にいえば、クレジットカードのように『今月使いすぎて払えない…。』ということが起こる心配がないのさ。
クレジットカード | デビットカード | プリペイドカード | |
支払い方法 | 1回払い・分割払い リボ払い・ボーナス払い |
1回払いのみ | 1回払いのみ |
限度額 | 審査により決定 | 預金残高の範囲内(上限あり) | チャージ残高の範囲内 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、銀聯 | Visa、JCB | Visa、Mastercard、JCB |
審査 | あり | 原則なし | 原則なし |
年会費 | 無料~数十万円 | ほとんどが無料 | ほとんどが無料だが、 発行手数料が発生する場合あり |
家族カード | ほとんどが発行可 | ほとんどが発行不可 | 発行不可 |
ETCカード | ほとんどが発行可 | 発行不可 | 発行不可 |
Apple Pay | ほとんどが対応 | 非対応 | 一部カードのみ対応 |
家族カードを利用する
家族カードとは
クレジットカードを契約している人が、家族が利用するための2枚目のカードとして発行できるもの。
メリット |
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デメリット |
|
だから、債務整理の影響で審査に通らない人でも家族カードなら持てるってわけですね。
ETCパーソナルカードを使えばETCは利用可能
ETCパーソナルカードを使えば、クレジットカードがなくてもETCを利用できるよ。
ETCパーソナルカードとは
クレジットカードを持っていない人でもETCが使えるように、東日本高速道路株式会社や首都高速道路株式会社など6社が共同で発行しているETCカード。
クレジットと違って、預金残高以上に使われてしまう心配がないのもメリットだね。
クレジットカードが原因で債務整理を繰り返さないために注意するべきこと
なんだかクレカがなくても生活をしていける気がしてきました。
だけど、もしかしたらまたクレカを作りたくなる日が来るかもしれない…。
そんな時のために、クレジットカードが原因で債務整理を繰り返さないために注意するべことを教えておくね。
なるべく現金を貯めて一括払いでの買い物を心がける
一度債務整理をしていたら、クレカの利用額がかさんでいったらどんな辛い目にあってしまうかは十分わかっているはずだよね。
だからこそ、大きな買い物をしたい時も現金を貯めて一括払いで購入できるようにしよう。
購入方法にクレカしか使えないネットショッピングなど、本当に必要な時だけに使うように気をつければ、また返済に苦しむようなこともなくなるはずだよ。
リボ払いは利用しない
リボ払いは毎月の支払い分のほとんどが利息に充てられていて、元金がなかなか減らない仕組みになっている。
気づいた時には何百万円も借金を背負っていた…なんてケースも多いのさ。
債務整理をしたあとにクレカを使う場合は、リボ払いだけは絶対に避けるようにしようね。
自身の利用額を必ず把握しておく
借金の返済に苦しんで債務整理をする人のほとんどが、自身の収入と支出のバランスを考えていなくて、あとあと痛い目をみているんだ。
どうしてもクレカを使いたかったら、せめて毎月の利用額を決めて『なににいくら使ったか』を家計簿などで管理するようにしようね。
クレジットカードの債務整理に関してよくある質問
Q1. 債務整理をするとクレジットカードはいつから使えなくなりますか?
A.債務整理をしていた時点で支払いが残っていたカードはすべて解約扱いになり、即日使えなくなります。
任意整理の場合は整理対象にする会社を選べるので、すぐに使えなくなったら困るカードだけ任意整理から除外すればしばらくは使い続けられます。
ただし、途上与信や更新の際の審査には通らない可能性が高いので、任意整理の対象からはずしてもいずれは解約することになってしまいます。
各種料金の支払いをクレカ払いにしている場合は、債務整理後に早急に支払い方法を変更するべきです。
Q2. 債務整理をするとクレジットカードは何年間作れないんですか?
A.任意整理・個人再生の場合は最大5年間、自己破産の場合は5~7年間作れません。
債務整理をしたことは、信用情報機関に事故情報として記録されてしまうからです。
カード会社は審査の際に信用情報機関に問い合わせるため、事故情報が残っている間はカードは作れない可能性が高いです。
Q3. クレジットカードのショッピング枠も債務整理できますか?
A.ショッピング枠での債務も、債務整理で減額ができます。
特にリボ払いは利息が大きいため、任意整理などの債務整理をすることによって完済へのめどが立ちやすくなります。
Q4. ショッピングはそのままでキャッシングのみ債務整理できますか?
A.キャッシング部分だけを債務整理することはできません。
会社ごとに整理するかどうかを選べる任意整理であっても、キャッシング部分だけを取り出して任意整理することはできません。
Q5. 債務整理をすると家族のカードにも影響しますか?
A.家族が自身で契約しているカードにはまったく影響しません。
ただし、債務整理をした人が契約しているクレジットカードに付随する家族カードは一緒に解約になってしまいます。
Q6. 債務整理後にETCカードを使うにはどうしたらいいですか?
A.ETCパーソナルカードを契約すれば、クレジットが作れない人でもETCが利用できます。
クレジットカードの支払いに困った場合は弁護士に相談しよう
クレカがないのはかなり不便だと思っていたけど、色々と代用できるものもあると知れたのはラッキーです。
借金が減らせるなら債務整理も悪くない気がしてきました。
さいむくんのようにクレジットカードの支払いで悩んでいる人は、まずは弁護士に相談すれば解決する可能性が非常に高いのさ。
債務者自身にとってどの債務整理が適しているかはその人の借金総額や収入状況などによって変わってくるんだ。
それは僕たちみたいな一般人が自分で判断するのはとても難しい。
法律の専門家である弁護士に相談をすれば、きっと自分にあった借金の解決方法を提案してくれるはずだよ!
さいむくんも、一度話だけ聞いてみて、実際に債務整理するかどうかはその後考えてみてもいいかもね!
まとめ
- クレジットカードの借金を債務整理すると5~7年間はカードが作れない可能性が高い
- デビットカードやプリペイドカード、家族カードなどでクレカは代用できる
- どうしてもクレカが欲しい場合は、必要な時にだけ利用するように心がけるべき
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▼感謝の声多数!▼
でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。