アルファ債権回収とは？奨学金を請求する？時効と取り立ての対処法

なにやら奨学金の請求みたいでした…。借りた記憶がない会社から請求ってあやしくないですか？

債権回収会社(サービサーとも言う)は、債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)にもとづいて、法務大臣の許可のもと営業しているちゃんとした会社だ。

借金を放置していると、貸した側は支払ってもらえないので、債権回収会社に借金を回収する権利を安く売るんだね。

それで、債権回収会社から連絡が来るんだ。

奨学金を借りる際は、保証人が必要なんだけど…保証人がいない人は、機関保証といって、保証会社が保証するわけだ。

保証機関は保証人のような役割。だからさいむくんが奨学金を払わないと、債権回収に依頼しちゃうんだね。

銀行などの借金に心当たりはなくても、奨学金の可能性もあるってことなんだ。

ブラックリスト、正確にいえば、信用情報に滞納の記録が残ってしまってるってことだね。

暴力的な回収はしないけど、法律の許す範囲で回収するのが仕事だよ。

まず覚えておいて欲しいのは、債権回収会社から連絡がきたあとも放置を続けることはとても大きなリスクがあるってことんだ。

ここでは、アルファ債権回収から連絡がきたらどうなるのか、詳しく解説していくね。

ただし、度重なる督促に対して無視を続けていると、自宅まで取り立てに来る可能性もあるよ。

ただし、漫画などで見るような高圧的な取り立てをすることはもちろんない。

それに、債務者側に「自宅には来ないでくれ」と追い返されたらそのまま立ち去らないといけないなどの決まりもある。

取り立てに関しては割と債務者側の方が権利が強いといえるかな。

とはいえ、自宅まで訪問を受けたら家族や周囲の人に借金について知られる恐れもあるし、債権回収会社からの電話などにはきちんと対応しておくべきだね。

実際に債権回収会社からお金を借りたわけではなくとも、状況としては債権回収会社に借金がある状態になっているといえるね。

債権回収会社への支払いも、消費者金融などからの借金と同じように遅延損害金(ちえんそんがいきん)が発生するんだ。

なぜなら、債権回収会社に債権が移った時点で、債務者は「期限の利益」を喪失している場合がほとんどだからだね。

度重なる督促にも応じず無視を続けた場合には、法的措置に踏み切ってくるよ。

具体的には、裁判を起こして強制的に借金を回収するのさ。

督促に応じない債務者に対して、裁判によって借金を強制的に回収する手段は『強制執行』とも呼んで、法律によって決められた正当な手続きなんだよ。

裁判を起こされると、給料の一部や財産が差し押さえを受けてこれまで通りの生活が難しくなる。

一度差し押さえを受けると解除するのも大変だから、そうなる前に弁護士に相談してなんとか解決策を考えるべきだよ。

内容としては「○○という会社からあなたが借りていた借金の回収を今後わたしたちが行います」といった感じだね。

これらの通知には、必ず元々の債権者の名前(原債権者)や連絡先が書いてあるんだ。

原債権者の名前に身に覚えがなかったり、架空の会社の名前が書いてあったりしたら、詐欺の可能性もあるのさ。

まずは届いた連絡をよく確認して、架空請求ではないか疑ってみよう。

アルファからの連絡は、SMS、ハガキ、電話の３通りが考えられるから、それぞれについて確認方法を教えてあげるね。

債権回収会社を騙る詐欺は多いからね。でも確認方法があるから、安心してね。

ただ、このときの振込先や連絡先が個人名義のときは、詐欺を疑ったほうがいい。

アルファ債権回収の場合、送信元の電話番号は下記で来るから、確認してみよう。

ハガキや封書の場合は、会社名、住所、元の借入先が正しいかどうか確認をしよう。

また、下記に該当するものは、詐欺の可能性があると法務省も注意喚起してるからね。

ただし、借金が残っていることに気づいても「今は払えない」「もう少し待ってほしい」みたいなことはいわないほうがいい。

これは、後で解説するけど、時効に関わってくる話だからね。

信用情報ってのは「アルファ債権回収から連絡があるとブラックリストに」でも話したよね！

要するに、借金の返済状況が管理されている機関に問い合わせを行うんだね。

信用情報機関は3つあって、借入先が所属している信用情報機関はバラバラだから、表にまとめてみよう。

もしアルファ債権回収から連絡がきたら、時効かどうかを確認しよう。

届いた通知を見てみてほしい。多くの場合「弁済期日」「約定弁済日」などの言葉で、最後の返済日が書いてあるよ。

ただし、時効も色々手続きしないといけないから、「時効が成立する場合は時効援用をしよう」で解説するね！

結局、支払ってもらえるなら少し減額してもいいってことなんだね。だから交渉してみる余地はあるよ。

でもおすすめは債務整理(さいむせいり)かな。

債務整理は、法律に従って、借金を減額・免除してもらう方法だ。「借金が返済できない場合は債務整理がおすすめ」で詳しく解説するね！

請求を無視していると支払督促⇒仮執行宣言支払督促という順番に請求が来る。

行きつく先は給料などの差し押さえだ。本来差し押さえは、裁判を行わないとできない。

でも、仮執行宣言付支払督促は、裁判なしでも差し押さえができてしまうんだ。

届いてから2週間以内に異議申し立てをしないと、差し押さえが実行されることになる。

時効援用するにしろ、しないにしろ、すぐに弁護士に相談して、適切な対処法を聞いたほうがいいよ。

時効が成立していた場合に、ちょっとでも借金を認めるような発言をすると、時効はリセットされちゃったりするわけだ。

だからこういうケースでは、アルファ債権回収よりも先に弁護士に相談すべきだよ。「時効が更新・猶予される行為に注意する」でも解説するね！

奨学金の時効は、もともとは10年なんだよね。でも、2020年4月1日から民法が改正され、時効は5年に変更されたんだ。

だから、民法改正前後によって、時効は異なるんだね。

一方で、奨学金や信用金庫などからの借り入れは、営利目的じゃないから、時効が10年だったんだね。

今回民法改正で、5年に統一されたってわけだ。

だから奨学金は、2020年3月31日以前の契約だと、最後の返済から10年経過しないと時効にならないんだね…。

この場合、判決が下ってそれが確定した日から10年が時効となる。

ただ、過去に裁判になっていても、請求書にそのことは書かれていない。いずれにしても、弁護士に相談したほうが確実だよ…！

「時効援用」って手続きが必要なんだ。

時効援用をして初めて、時効の効果が得られるんだ。

送られてきた書類が「催告書」「支払督促」「訴状」の場合で、それぞれ対処法がちがうから、ひとつずつ説明するね。

支払督促は、裁判所経由で送られてくる督促状だ。これが来ると、差し押さえの手前なので、注意が必要だよ。

訴状の場合は、支払いの請求じゃないよ。「あなたは訴えられてますよ」って通知だ。

すなわち、相手がさいむくんを訴えているから、言い分があるなら出廷しなさいねって手紙なんだ。

ちなみに…無視をすれば相手の言い分だけが認められて…これまた差し押さえを受けるからね。

なぜなら、時効がリセット・中断される行為があるからだね。

では、どういう場合にスタートマスに戻るのか、見ていこう。

「連絡して返済を待ってほしい」っていうはずだよね。請求が来ても、相手にすぐ連絡するのを避けるべきってのは、こういう理由があるからなんだ。

すごろくでいうと、休みマスにいる感じかな。一時停止するパターンは以下の通りだよ。

やっぱり、請求された金額をそのまま払わないとダメ？

3種類のやり方があるから、簡単に表にしてみよう。

残った借金は3~5年で返済するのが一般的。

債権回収からの請求は、借金の一括返済だったりするから、分割払いにできるだけでも楽になるよね。

手続きの費用も1社2~5万円が相場など手軽だ。3~5年で完済できる収入がある人にはおすすめだね！

減額した分は、計画的に3年で完済しないといけない。

それに、個人再生は持ち家を残すこともできる。財産を没収されたりもないんだ。

安定した収入がある人や、家を残したい人、任意整理だけじゃ完済が難しいって人におすすめだね。

例えば、働けないとか、収入が少ないというような人でないと認められないんだよ。

それに、手続きによっては、一定以上の財産を手放すことになったりと、強力な手続きゆえに代償もある。

とはいえ、生活に必要な家財や現金は残せるからそこまで心配しなくていいけど、どうしても返済できないって人にはおすすめだね！

そして、差し押さえで注意してほしいのは、「完済まで続く」「会社に通知が行く」ってことだ。

今回みたいに債権回収会社から連絡があるような場合は、債権譲渡をされてから1~5年ほど記録が残ってしまうんだ。

とはいえ、信用情報と請求されるかどうかは別問題だから、アルファ債権回収から請求を受けるってことに変わりはないんだ。

そして、時効援用をすれば、JICCの場合は割と早く事故情報が消える。CICやKSCも、援用から5年程度で記録が消えるってことだね。