個人再生をしても退職金は没収されない！借金の減額との関係も解説

だから、退職金を没収されたことで老後の暮らしが破たんするような心配はないんだ。

だから、個人再生をしたけれど、思っていたよりも借金が減らなかったという問題が起きるかもしれないよ。

その持っている財産のことを「清算価値」というんだよ。

清算価値には、次のような財産が含まれるんだ。

ただし、必ずしも個人再生後の借金額に退職金が影響するとは限らないよ。

個人再生（給与所得者等再生の場合）は、次のうち最も高い金額を返済することになるんだ。

それも清算価値に含まれるんですか？

でも、中小企業退職金共済法（中退共）や小規模企業共済制度に基づいた退職金かどうかって、どうやって調べればいいんですか？

すでに受け取っている退職金は、現金または預貯金の扱いになるからだよ。

清算価値に含める行為は差し押さえ行為になるから、差し押さえに関する法律の民事執行法を守る必要があるんだ。

退職予定がない場合は、退職金を受け取るかどうかが不確実だから、4分の1の半分という考え方で8分1だけ清算価値に含めるんだ。

ただし、東京地方裁判所では、退職金の8分の1の金額が20万円以下になった場合は、清算価値に含めない運用をしているんだ。

裁判所によって運用が異なる場合があるから、まずは弁護士に詳しい話を聞いてみてね。

少しでも個人再生後の返済額への影響を抑える方法はないんですか？

これは、退職金額を勤務先が証明する書類だよ。

裁判所によって運用が異なるから、まずは弁護士に相談してみてね。

個人再生をしても退職金は没収されないけれど、返済額に影響する可能性があることについて理解できたかな？

今回、解説した内容を振り返ってみよう！