今月どうしてもお金がなくて…どこか貸してくれる消費者金融知りませんか?
債務整理中に借り入れをするのはやめたほうがいい理由はたくさんあるけど…こんな感じ。
債務整理中に借り入れをすると・・・
- 手続きが失敗
- 債務整理を開始するとブラックリストになっているので基本は借りられない
- 借り入れができる業者は闇金の可能性もある
- 債務整理中に借り入れをすると弁護士に辞任されて、取り立ても再開
- 最悪自己破産もできない可能性がある
この記事でわかること
- 債務整理中に借り入れをするリスク
- 債務整理中にお金がない場合の対処法
- 債務整理後に借り入れができる時期
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債務整理中に借入・お金は借りられる?
ここでは、債務整理や任意整理中に借り入れができるかどうかについて教えてあげよう。
債務整理を開始するとブラックリストになる
これは弁護士に依頼して、弁護士が『受任通知』を送った段階からブラックリストになるよ。
これを送るとどうしてブラックリストになっちゃうんですか?
そしてさいむくんは、取り立てが禁止されている期間に弁護士費用を積み立てるわけだ。
でも弁護士費用を積み立てている期間、当然支払いをしてないわけだから、借金は『延滞』扱いとなる。
だから貸金業者は信用情報機関に、延滞してるって申告しちゃうんだ。
ブラックリストになっていれば、当然『審査がある』『ちゃんとした業者』からは借り入れができない可能性が高いよね。
ブラックでも借りられる業者は危険
特に中小企業の消費者金融なんかは、融資をしてくれるケースもあるね。
しかし、そういう業者は万が一返済できなくなったときに、任意整理の交渉には決して応じてくれない。
また、『ブラックOK・審査なし・即日融資』なども謳っている業者は、そもそも闇金の可能性があるよ。
ちゃんとした業者は、正規の取り立てを行うから、返済能力があるのかちゃんと審査をするんだ。
一方で闇金は、正規の取り立てなどはしない。法律に違反しても借金を回収する算段があるから、ブラック・審査なし・即日融資をしてくれるんだよ。
債務整理・任意整理中に借入をするリスク
そんな時に手を差し伸べてくれる業者は…ちゃんとした業者ではないんだよ。
百歩譲って、中小の消費者金融から借り入れができたとしよう。
でもそれだけでは終わらない。ここでは、債務整理・任意整理中に借り入れをするとどうなるのか、リスクを紹介しよう!
債務整理が失敗する
債務整理は、支払いができないから手続きをしているはず。
でも借り入れができるってことは返済能力があると判断されることになる。
任意整理の場合は、業者が和解交渉に応じず、残りの借金を請求してくる恐れがあるよ。
税金の滞納ですら、こうした手続きに悪い影響が生じるんだ。
追加の借り入れが発覚すれば、当然個人再生は認められない。
自己破産の場合も同じだよ。自己破産ではこうした不正な行為を禁止している(免責不許可事由)。
こうした不正な行為が発覚すれば、自己破産が認められないばかりか、嘘をついて借り入れをしたことで、詐欺に問われる恐れもあるよ。
追加で支払いが発生して生活は苦しくなる
でもそうなると、追加で借り入れた分を今度は返済しないといけなくなるよね。
ただでさえ、債務整理をするほどにお金がなくて返済できないわけだから、支払いが難しくなるのは想像できるよね?
それに、任意整理や個人再生の場合は、その後も最低3年間は返済が続く。
もし返済できなくなれば、また一括請求を受けることになるし、債務整理の手続きも無駄になってしまうよ。
借り入れがバレると弁護士に辞任され取り立てが再開する
もし今依頼している弁護士に、借り入れがバレると辞任される可能性があるよ。
弁護士は債務整理が上手くいくように、手続きをしてくれているんだ。
でも不正行為をするような人や、協力的でない人の仕事は受けられない。
もし弁護士に辞任されると、受任通知の効果はなくなり、取り立てが再開することになるよ。
トラブルがある依頼者は、別の法律事務所でも断られる恐れがあるんだよ。
そうなると債務整理が利用できない可能性もあるから、注意が必要だよ。
後から自己破産ができない恐れがある
自己破産の手続きをするには、『支払い不能状態』であるという条件が必要だよ。
他の債務整理の手続きをしていたということは、借金が返済できない状況であったということ。
それを追加で借り入れをしていれば、返済能力はあると判断されることになる。
また、自己破産の手続き前に、支払い能力がないのに借り入れを行っていれば、自己破産を前提として借り入れを行った不正行為だと判断されて、これもまた、自己破産が認められない恐れがあるよ。
債務整理中にお金がない場合の対処法
じゃあ債務整理中にお金がない僕は、どうしたらいいんですか?
弁護士に相談して手続きを見直す
まずは依頼している弁護士に相談するようにしよう。
相談することで、手続きを見直したり、返済が一時的に苦しいなら債権者に連絡をして交渉をしてくれたりするかもしれない。
冠婚葬祭や入院などで急にお金が必要になる可能性はありますから…。
もし難しいなら自己破産を検討しましょう。
公的制度を利用する
制度 | 対象 | 内容 |
生活福祉貸付制度 | 低所得者世帯 障がい者世帯 高齢者世帯 |
生活費から教育費まで無利子・低金利で借りられる |
生活困窮者自立支援制度 | 困窮していて生活が苦しい人 | 一時生活支援・住居確保費用・就労訓練などのサポート・家計改善 など |
臨時特例つなぎ資金貸付制度 | 住居のない離職者 | 少額を無利子で貸し付け |
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度 | 子どもが20歳未満でひとり親 | 生活が安定するまでの生活資金 子どもの就学代 親の起業・技能習得にかかる費用 医療・介護にかかる費用等 |
生活保護 | 財産がなく、就労が難しい人 | 生活費の支給 |
納税猶予 | 税金の支払いが苦しい人 | 税金の支払いを1年猶予してもらうか、分割納付ができる 住まいの役所で相談する |
色々と抵抗がある人もいるかもしれないけど、まずは生活を立て直すことを考えるようにしよう。
参考にしてみてください!
支出を見直す
債務整理や任意整理を開始した場合、弁護士費用の積み立てや、今後も返済が続くことになる。
これを機に支出に無駄がないか見直して、今の給料の範囲で生活する方法を確立しよう。
結局、生活が苦しいからと借り入れを繰り返していては、いつになっても借金漬けの生活から抜け出せないことになる。
もし支出を見直すなら、食費など変動する費用ではなく、毎月必ず支払っている固定費を見直すようにするのがコツですね。
例えば、家賃を見直す、実家に帰る、月々の携帯料金やサブスクを見直す…色々できるはずだよ!
任意整理の和解後はいつから借り入れができる?
でも債務整理や任意整理が終わった後なら、いいですよね?
ここでは、任意整理の和解後はいつから借り入れができるのか、借り入れをする際の注意点も一緒に教えてあげよう!
任意整理は完済から5年後であれば借り入れ可能
これは、一定期間経過すると、ブラックリストが解除されるからだね。
正確には信用情報に記録された事故情報が消えるからなんだ。
各債務整理だと、ブラックリストから解除される期間は次の通りだよ!
任意整理 | 完済から5年 |
個人再生 | 5~7年 |
自己破産 |
任意整理の和解後に借り入れをする際の注意点
紹介するね!
任意整理した業者からは借り入れできない
『社内ブラック』なんていわれるね。
結局、一度債務整理をした人は、『借り入れをしても返済できない人』と判断されて、審査をしても断られてしまうんだね。
もちろん、本当に社内ブラックなんてものがあるかどうかは定かじゃないし、業者によってはOKというケースもあるだろうけど、やっぱりお断りされてしまうことが多いよ。
事故情報が消えたかどうか確認する
結局まだ事故情報が残っているとなると、審査をしても通らないことになるからね。
信用情報機関 | 主な加盟店 | 請求方法 | 開示手数料 |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | クレジットカード会社 | オンライン・郵送・※窓口 | オンライン:1,000円 窓口:500円 |
JICC(株式会社日本信用情報機構) | 消費者金融 | オンライン・郵送・※窓口 | オンライン:1,000円 窓口:500円 |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 銀行 | オンライン・郵送 | オンライン:1,000円 郵送:1,124~1,200円 |
返済実績を積む
というのも、債務整理が終わると、取引をしていた業者の記録は信用情報からきれいさっぱり消えてしまうんだ。
でもこれって、次に審査する業者からすると、融資をしにくいんだね。
こんな風に信用情報がきれいな状態をホワイトやスーパーホワイトなんていうんだね。
ホワイト | 信用情報に記録されている情報が消えた状態 |
スーパーホワイト | クレジットカードやローンなどを1度も利用しておらず信用情報が記録されていない状態 |
特に住宅ローンなど、高額な買い物はなかなか審査に通りにくい。
だからこそ、クレジットカードを利用したり、携帯端末を分割購入したりして、ちゃんと返済実績を積み上げてから、本願の借り入れに臨もう!
債務整理・任意整理で不安なことは弁護士に相談を!
そうしてトラブルがある人だと認識されると、他の法律事務所でも断られてしまう恐れがあるよ。
債務整理は、借金が返済できなくなった人の最後の救済措置なんだ。
逆にいえば、債務整理ができなくなったら、他に借金を減額する方法はない。
そして、返済ができないと、最終的には財産や給料を差し押さえられることになるんだよ。
そうすれば、ますます生活は苦しくなる悪循環に陥るんだ。
逆に借金から足を洗うのは今なんだよ。
もし相談しにくいなどがあれば、他の法律事務所に聞いてみるのもアリだよ。
苦しいのは今だけ。頑張ろうね。
まとめ
- 債務整理を開始するとブラックリストになり借り入れはできない
- ブラックでも借り入れができる業者は闇金などリスクがある
- 債務整理中に借り入れをすると手続きが失敗する
- 債務整理中の借り入れがバレると弁護士に辞任されて取り立てが再開する
- 追加で借り入れるとまた返済が発生してさらに苦しくなる
- 後から自己破産ができない恐れがある
- 債務整理中にお金がない場合は、まず弁護士に相談する
- お金を借りるなら公的支援を頼る
- 任意整理後の和解後に借り入れができるのは、完済から5年後
- ブラックリストの期間は生活を整える期間だと考える
債務整理中や任意整理中は、支払いが続いていて苦しい期間でもある。
でも『もうダメ』『誰も助けてくれないし』とヤケにならないようにしよう。
お金が必要なら、まずは信頼できる自分の弁護士に相談すべきだよ。
どうしようもなければ、セカンドオピニオンとして別の法律事務所に相談してもいいかもしれないね。
自分でもうダメと思い込んで借り入れをしてしまうのが一番よくない。
まずは弁護士を頼るようにしよう!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。