アビリオ債権回収株式会社とは｜身に覚えがない電話やハガキの無視はNG

身に覚えがないんだけど、もしかして詐欺なのかな？このまま無視してても大丈夫かな。

アビリオ債権回収をかたる詐欺も増えているから、請求に身に覚えがある・ない場合いずれもしっかりと正規の請求か確認するようにしてね！

つまり、三井住友系の会社で、プロミスの子会社ってことだね。

会社概要は以下の通りで、きちんと法務大臣の許可を受けている会社だよ。

どうしてアビリオ債権回収から直接お金を借りたわけでもないのに、アビリオ債権回収が催促してくるんですか？

特に取引企業が公表されているわけではないんだけど。主に次のような企業が依頼するようだよ。

それ以外にも、アビリオには以下のように各地方の事業所がある。

アビリオを名乗る会社から請求を受けた場合には、これらの電話番号と照らし合わせてみるといいよ。

だから、請求に身に覚えがない場合だけではなく、請求原因が分かっている場合でも、念のため本物のアビリオ債権回収からの連絡なのか確認しよう。

実は、最後の返済日から5年以上が経過している借金は、時効が成立するんだ。

とはいえ、時間が経てば勝手に時効になるというわけでもない。

実際に時効を成立させて返済義務から逃れるには、時効援用(じこうえんよう）という手続きが必要になるよ。

過去に裁判などの法的措置を取られている場合には、借金の時効が「判決から10年間」と大幅に延長されてしまっているんだ。

だから、先ほど紹介したような時効の手続きも取れない可能性が高い。

過去に裁判を起こされたことがわかった場合には、弁護士などの専門家に相談しなくてはいけないよ。

また、裁判を起こされた場合には、裁判所からの支払督促(しはらいとくそく)や訴状が届いているはず。

とはいえ、借金の滞納を続けている人は、現実をみたくないという気持ちからそういった書類も見落としている可能性もあるから要注意だね。

どちらにせよ、アビリオから請求を受けた場合にはまずは弁護士に相談してみるのが無難だね。

この支払督促の内容は、借金の請求なんだけど、裁判を起こす宣言のようなもの。

支払督促が届いてから2週間以上放置すると、アビリオの言い分が認められて給料や財産などが差し押さえを受けてしまうのさ。

内容によっては、とても払いきれないほどの多額の請求を急に受ける可能性も十分にある。

手持ちの財産や貯金でも払えないほどの請求を受けた場合には、放置せずに弁護士に相談して債務整理を検討しよう。

いちいち確認するのも面倒だし、本物だったとしても怒られそうだし、このまま無視してもいいかな？

遅延損害金とは、支払いを延滞したことに対するペナルティのようなお金で、利息や手数料とは別に加算されるんだ。

もちろん、アビリオ債権回収は正規の業者だから違法な取立て行為を行ってはこない。

それでも毎日のように催促の電話がかかってくると、メンタル的に問題があるよね。

差押えの対象になるのは、不動産、動産(不動産以外の財産)、債権などだ。

給料が差し押さえられると、会社にも連絡がいくことになるし、完済に至るまで延々と給料の一部を差し押さえられるんだよ。

預金が差押えの対象になれば、全額を差し押さえられることもあるんだ。

そういえば先生、僕の場合、もともとの債権者からお金を借りたのが結構昔なんですよね。これってもう時効なんじゃないですか？

例えば、2017年9月30日に最後の返済をしている場合。2022年9月30日が経過することによって、この条件を満たしたことになるね。

じゃあ、アビリオ債権回収からの連絡はこのまま無視していても大丈夫ですか？

具体的な記載方法やコスト、記載するうえでのポイントについては、以前にも教えてもらいましたね！

他にも、裁判で判決が出ればそこから10年間は時効が完成しないんでしたね。

これらの手紙には、「支払い方法について相談ください」という内容が書かれているんだ。

「分割払いならなんとかなるかも」と思って電話をしたくなるかもしれないけど、手紙の文言に釣られて電話をかけるのは絶対に避けるべきだよ。

このまま時効援用をされたらアビリオは大損になってしまうから、電話によって借金の存在を認めさせようとしてくるのさ。

先ほど話した通り、支払い方法の交渉のような借金の存在を認める行為は「債務の承認」として時効が成立しなくなるからね。

だから、アビリオから「電話をください」といってきた場合には、すでに時効が成立しているか、時効成立間近である可能性もあることを疑うべき。

時効が成立しているかどうかを調べるためにも、弁護士に相談してみるのがオススメだよ！

でも返済するお金もないし、連絡を無視するわけにもいかない…。一体僕はどうしたらいいんですか！？

そうすれば、一括払いを請求されていても再び分割払いに戻してもらったり、返済を一時的に猶予してもらえるかもしれない。

債務整理には①任意整理、②個人再生、③自己破産の三種類があって、それぞれの特徴を簡単に表にまとめると、次のようになる。

以下からは、その具体的な内容について解説していくよ！

一括請求されている場合には、分割払いに戻してもらうこともできるよ。

プロミスなど消費者金融は利息が高いから、利息をカットできるだけでも、結構な減額を期待することができるよ。

個人再生は、裁判所に原則3年間(最長5年間)での返済計画を認めてもらい、最大で10分の1にまで借金を減額する手続きだよ。

言い換えれば、借金がチャラになるってことだね。

任意整理や個人再生の場合には返済義務が残るから、自己破産をするメリットはとても大きい。

弁護士に相談することは、問題をスムーズに解決するためにとても役立つのさ。

これは受任通知のおかげだね。

ひとまず弁護士に頼めば、取り立てのストレスからは解放されるってわけだ。

とはいえ、請求を受けた際には、もともとの借金の返済日を確認しないと時効が成立するか判断できないよね。

また、途中で催告書(さいこくしょ)などを送られてきていたら時効成立までの期間が延長される。

過去に裁判を起こされていたら判決から10年間は時効が成立しない。

このように、アビリオからの請求が実際に時効かどうかを素人が判断するのはとても難しいんだ。

だからこそ「かなり昔の借金だから時効かも」と思った場合には、すぐに弁護士に相談してみよう。

弁護士だったら時効になっているかどうかの正確な判断もしてくれるし、その後の時効援用の手続きも任せられるから一石二鳥だよ。

なかには、今の金利からみると違法になる高金利を支払っていた借金もあるかもしれない。

いわゆる過払い金ってやつだね。

弁護士に相談すれば、過払い金が発生しているかどうかの調査もまとめて依頼できるよ。

2010年の法改正の前に借入をしていた借金の場合には過払い金が発生しているケースもあるから覚えておくといいよ。