モビットは任意整理で減額できる！裁判リスクが高いので早期対応が鍵

任意整理っていうのをすれば借金返済が楽になるって聞いたんだけど、実際のところどうなんだろうか…。

SMBCモビットは三井住友銀行系列の消費者金融だよ。

何よりWEB申込なら在籍確認をされないから気軽に利用しやすいカードローンといえそうですね。

業者によっては任意整理にまったく応じてくれないところもあるんだけど、モビットに任意整理を申し出て、事情を一切聞いてもらえずに返済を要求されるということはないよ。

断られることはないとは言っても、必ずしも債務者の希望する条件で和解に応じてくれるわけではない。

むしろ、モビットは他社の消費者金融に比べて和解条件が厳しいんだ。

大手の消費者金融のなかでも、任意整理に対しては融通が効かず、あまり協力的ではない会社といえるかな。

任意整理を申し込んだ後は、弁護士が債権者である貸金業者と交渉を進めてくれる。

もともと払う約束をしていた利息をカットしてくれとお願いするんだから、お互いの納得する条件で和解するにはなかなか時間がかかってしまうことは想像できるよね。

多くの会社は3~6ヶ月くらいかけて交渉に応じてくれるんだけど、モビットの場合は任意整理の申し出から3ヶ月程度が経過すると裁判を起こしてくるんだ。

裁判を起こされると、給料が差し押さえられてしまうし、それ以降の和解がさらに難しくなるなどのデメリットが大きい。

モビットを任意整理する場合は、とにかく早期に解決するべきと覚えておこう。

他にも、借りた後にほとんど返済をしていなかったり、何度も延滞をしていた場合には契約年数にかかわらず12回での返済を要求されるケースもあるから注意が必要だよ。

だけど、経過利息と遅延損害金がカットされるケースはほとんどないんだ。

モビットの場合は、取引期間が1年未満と短かったり、延滞を繰り返していた場合には将来利息に関しても全額カットされないケースもある。

だけど、任意整理後の早期和解ができれば、まれに経過利息と遅延損害金のカットに応じてくれる場合もあるんだ。

実は、むかしは業者がお金を貸す時の金利の上限が今よりも高かったんだ。

それが、2010年6月の法改正によって、金利の上限は貸付金額によって15%~20%と引き下げられた。

利息制限法で決められた割合以上の金利で貸し付けていた貸金業者には、法定金利を超えた利息を払っていたとして過払い金の請求ができるってわけさ。

ほとんどの消費者金融が、法律が改正される前はグレーゾーン金利での貸付を行っていた。

しかし、モビットの場合は開業当初から法定金利内でしか貸付を行っていないんだ。

だから、モビットの借金で過払い金が発生しているケースはまずないんだよ。

でも、任意整理を早い段階で成功させるなら、頑張って3年の完済、つまり、36回払いを目指すのがおすすめだよ。

だから弁護士に依頼してすぐに和解案を提出してもらうべきだね。

結局、裁判になる可能性があるから、さっきの話じゃないけど、短期間での完済を提案したほうがいいんだ。

自力だと手続きが複雑な上に時間もかかるから、弁護士を通じてモビットに和解の提案をしてもらおう。

とにかくスピード命だよ。

すでに少し滞納しちゃってるけど、もうちょっと考えてみようかなあ…。

それと同じように、任意整理をせずに滞納して放ったらかしにしておいても、滞納が始まってからおよそ3ヶ月で裁判を起こしてくるんだ。

これは他の貸金業者と比べてもかなり厳しい。モビットからの支払督促などの手紙が届いたらすぐに弁護士に相談するべきだよ。

『モビットを任意整理する際の実際の流れ』で解説した通り、弁護士が受任通知を送ってくれたらすぐに取り立ては止まるんだ。

借金を減額するのももちろん大切だけど、取り立ての精神的なストレスから解放されるのはかなり大きなメリットといえるね。

でも、任意整理の弁護士費用は1社あたり2～5万円が相場だよ。その上、弁護士費用は分割払いできることが多い。

でも、実際に裁判を起こされたらどうなってしまうんですか？

差し押さえられた給与や銀行口座の残高は、強制的に借金返済にあてられてしまう。

一度差し押さえられると、解除するのも大変なんだよ。

任意整理をしてモビットに対して差し押さえを解いてもらうように交渉するか、個人再生や自己破産といった、よりリスクの高い措置をとらないといけなくなるんだ。

つまり、裁判を起こされて給与の差し押さえが始まると、会社にも必ず連絡が行って、同僚や上司に借金の存在がバレてしまうんだよ。

だけど、一度裁判を起こされていると、和解後に滞納した場合すぐに差し押さえを受けてしまうというリスクがあるんだ。

これには、裁判で判決を取られた時に発行される『債務名義』というものが関係している。

たしかに、それなら少しでも早く任意整理を申し込んで和解した方が、万が一滞納しても差し押さえられるリスクは減らせるってことですね…。

他にいい対処法ってありませんか？

もし任意整理の前に裁判になっていたら、裁判中に返済回数などを話し合うことで和解できるよ。

ただし、裁判中に提示された和解の条件は任意整理よりも厳しくなりがちだ。

モビットからすれば、裁判で強制解約に差し押さえもできるから、強気なんだね。

追加介入っていうのは、他の借り入れがある場合に、その業者を任意整理することだね。

追加介入をした結果、月の返済の負担は減るよね。仮に、モビットの条件が厳しくても、月の負担が少なければ、その条件をのむこともできるかもしれない。

追加介入が難しいなら、個人再生による大幅な減額か、自己破産での返済免除を目指そう。

繰り返しになるけど、モビットは気が短いといえる。

個人再生や自己破産の手続きをスムーズに行わないと、モビットが裁判を申し立ててくる可能性が高い。

差し押さえなどを防ぐためにも、早い段階で弁護士に相談して方針を決めよう。

追加介入はさっきも話したけれど、任意整理先を増やすってことだね。

再和解は、1回目の任意整理の返済が苦しくなった場合に、再度モビットと2回目の任意整理をすることだよ。

任意整理に回数制限はないけれど、和解するための条件は1回目よりも厳しくなるね。

だから、追加介入で月々の負担を減らすのがいい。

どうしても無理なら、個人再生か自己破産をしよう。

でも、やっぱりこれだけすごいメリットがあるとなると、デメリットも気になりますね。

『SMBCモビットの基本情報』でみた通り、モビットは三井住友銀行系列の消費者金融。

他の銀行についても言えることなんだけど、銀行のカードローンや系列会社の消費者金融での借金を債務整理すると、その銀行の口座は凍結されてしまうんだ。

モビットだけでなく、プロミスなど三井住友銀行グループやSMBCグループとも一切取引ができなくなる。

これは社内ブラックが関係しているからなんだ。

噂によると債務整理をしたり、トラブルのあった人は、今後モビットやその系列の業者が利用できなくなることがあるんだ。

ブラックリストと違って、一定期間過ぎたからってまた利用できるってわけでもないから注意が必要だね。

債務整理や長期の滞納をすると、信用情報機関というところに記録されてしまうんだ。

任意整理をするほど借金に苦しんだわけだし、いい機会だと思って一度クレカから離れるのも悪くないよ！

それでは次は、実際に任意整理をする時の流れを確認しておこう！

基本的にはどこの弁護士も、借金問題であれば最初の相談は無料で受け付けてくれる。

一つ注意点として、もし銀行から借入があった場合などは、銀行からの借金を任意整理するとその銀行の口座が使えなくなってしまう。

借入が複数あった場合には、整理する業者を選べるのも任意整理のいいところだね。

具体的には、受任通知を受け取った債権者は、債務者に対して取り立てができなくなるんだよ。

モビットは3か月以内を基準にしてるから、受任通知を送ったとしても関係ないんだ。

任意整理を決めたならすぐに弁護士に相談しよう。

一般的に、任意整理を依頼する時の弁護士費用は業者1社につき2~5万円が相場だね。

だから、任意整理の弁護士費用は分割で積み立てていくのが基本なんだ。

受任通知を受け取った時点で債権者は取り立てができないから、債権者への返済はいったんストップすることになる。

その間、弁護士に支払う費用を少しずつ貯めていくってわけさ。

『早期に和解できないと裁判を起こしてくる』で話した通り、交渉開始からおよそ3ヶ月が経過するとモビットは裁判を起こしてくる。

弁護士もわかっているはずだけど、もし3ヶ月が経ちそうなのに和解の知らせが来なかったら一度確認してみるといいね。

任意整理であれば、会社には知らせないし、自宅に書類が届くこともないから、会社や家族にも内緒で借金を減額できるよ。

これは他の債務整理である個人再生や自己破産にはない任意整理の長所だね！

将来利息がカットされれば、結果的に返済総額を大幅に減らせるんだよ！

モビットから、年利15％で借りている50万円の借金を5年かけて返済したいと考えている時に、任意整理をするとどれだけ借金が減らせるかシミュレーターで調べてみよう！

借金が当たり前になっている人は気づいていないんだけど、借金の額が大きければ大きいほど利息も増えるし、返済期間が長引くとさらに増えていく。

利息をカットするだけと聞くとたいして効果が無いように聞こえるかもしれないけど、任意整理のすごさをわかってもらえたかな？

ただ、最終的にどの手段をとるにしてもまずは弁護士に相談するべきとだけは覚えておこう！

一番有効なのは、固定費を見直すことだね！

格安SIMもかなり普及してきて以前ほど電波で困ることもないし、2022年4月からはどこの会社でも解約金が廃止されたから、いつでも乗り換えられるはず。

毎月引き落とされていると、ついつい無駄遣いをしているという感覚もなくなりがちだから、毎月の固定費で無駄がないか一度確かめてみてね！

借金の基本なんだけど、返済期間が長引くほど返済額は膨らんでしまうんだ。

もし会社勤めでボーナスを受け取れるのであれば、贅沢したい気持ちを抑えて借金返済に充てるようにしよう！

ボーナスなどの臨時収入を使って早めに完済できれば、結果的に好きなことにお金を使えるようになるからね。

自己破産は、何らかの事情で借金を返せなくなってしまった人の生活を立て直すための救済措置なんだ。

持ち家や車などの価値のある資産は没収されて借金返済に充てられてしまうけど、生活に必要な最低限の財産は手元に残せるし、賃貸住宅に暮らしている場合はそのまま住み続けられる。

ただし、借金を帳消しにできるという強力な手続きである分、やはり他の債務整理に比べてリスクが大きいのは確かだから、弁護士としっかり相談しなくちゃいけないよ。

さいむくんも早速弁護士に相談してみなよ！