オリコカードの借金は過払い金請求できる？発生の条件や注意点を解説

オリコカードも過払い金請求できるんですか？

あとで詳しく説明するけど、それ以降の借金ではどんなに多額でも過払い金は発生しないんだ。

最後に借入・返済といった取引をした日から10年が過ぎると、返還の義務がなくなってしまう。

ボクなんて支払いに必死だし、余分に支払いをした覚えなんてないんですけど？

ところが、ある時期まではこの2つの法律が定める金利の上限が異なっていた。

だから、この時期の借金には「一方では合法だけど、もう一方では違法」というおかしな状態が続いていたんだ。

これが「グレーゾーン金利」と呼ばれる問題だよ。

正しい金利で計算し直すと、どうなると思う？

つまり、正しい金利で計算し直すと「本来はもっと早く借金を完済できていた」ことになるんだ。

すでに借金返済は終わっている、あるいはもっと借金が減っているはずなのに「まだ借金があるはずだ！」と言われて支払い続けてきたお金が「過払い金」だよ。

その内容でオリコに請求書を送れば、50万円は返還されるんですよね？

だから、「少し減額するけど納得してくれるならできるだけ早く返還します」っていう姿勢で和解を提案してくるんだ。

裁判を起こす場合は、過払い金に加えてくわえて返還される日までの利息も請求できるんだ。

裁判を起こした場合は弁護士費用が高くなるから、トータルで損するをしてしまうかもしれないんだ。

ところが、オリコの場合はその逆で「裁判を起こしたほうが素早く回収できる」という特徴があるんだ。

一般的に、交渉だけで和解した場合は3か月程度で返還されるから、オリコの返還スピードはかなり遅いといえるね。

難しい点が存在すれば裁判が長引くこともあるし一概にはいえないけど、オリコに関しては「スピード回収を目指すなら裁判」という点が特徴的だよ。

同じように、オリコカードを使った場合でもショッピング利用では過払い金は発生しないよ。

「割賦販売法」という別の法律が適用されるうえに、一応は政府の要請で各社の努力として「出資法の上限を超えないように」という通達があるけど、法律によるはっきりとした規制がないから過払い金は発生しないんだ。

過払い金を請求して返還が決まっても、ショッピング・分割払いの残額がある場合は過払い金から相殺されるよ。

もしオートローンの残額のほうが大きかった場合は、オートローンを減額してもらったことになる。

つまり、車を引き上げられてしまうだけじゃなくて、信用情報に傷がついてブラックリストに登録されてしまうよ。

オリコはみずほ銀行の保証会社だから、みずほ銀行のカードローンで延滞してオリコに肩代わりしてもらった場合はオリコが債権者になるんだ。

過払い金が相殺されるうえにオリコ本体は完済していてもブラックリストに登録されることになるよ。

あくまでもみずほ銀行のローンを延滞してオリコが肩代わりをした場合に限った話だと覚えておこう。

相殺されて、過払い金が多ければ、手元に残る。

でも、借金の方が多ければ、任意整理をした扱いとして、信用情報に傷がつくことになるよ。

同じく、返済中であっても過払い金を請求したことで、借金が完済されれば、問題はないわけだ。

注意したいのは、返済中に過払い金を請求して、借金が残った場合だけ、信用情報にのること。

借金自体は減る可能性があるけど、信用情報に傷がつくことだけは注意だよ。

もったいないし、ネットの記事を見てたら「過払い金請求は自分でもできる」みたいなのが多いから、自分で請求しようかな。

しかも、返済中だとオリコ側から「残額を0円にするから和解しよう」とか「利息を低くするから和解しよう」と持ちかけられるかもしれない。

もちろん、こんな提案は自分にとって不利だから承諾するべきではないんだけど、相手も交渉の達人だから上手く言いくるめられてしまうんだ。

自分の現状も含めて詳しく診断してもらわないと後悔するかもしれないね。

取引履歴の開示や引き直し計算は、面倒なうえに時間もかかってしまう。

経験豊富な弁護士に任せておけば、自分の手間は一切かからないよ。

でも、裁判を起こすのは大変だからやはり弁護士のサポートは必須なんだ。

でも、オリコ1社が相手なら着手金2～3万円が相場で、成功報酬は過払い金から支払うから実質負担は着手金だけなんだ。

満額100％+利息でしっかり回収したほうが、素早く過払い金が手に入るうえに報酬を差し引いても回収額は多くなる可能性が高いんだ。

それに、裁判所は仕事の用事なんて問答無用で平日・日中の期日を指定してくるから、弁護士に任せたほうが楽だね。

それにはまず、過去の取引履歴を調べる必要があるんだ。

だからそこで、オリコカードを運営・管理している「オリエントコーポレーション」に連絡して過去の取引履歴を取り寄せるんだ。

さっき説明したとおり、正しい金利で計算し直す作業だね。

専用の計算ソフトや無料で公開されている計算ツールもあるからざっくりとした計算はできるけど、正確な金額を算出するに際は弁護士にサポートを求めたほうが利口だね。

決まった書式はないけど、いつ、誰に、どんな内容で請求したのかを法的に担保するために、郵便の「内容証明」で送付するのがベストだよ。

ここから「いくら返還してくれるのか？」の話し合いが始まるんだ。

お互いに納得できる条件が整って和解したら、指定した口座に過払い金が振り込まれるよ。

実際に過払い金が発生している状況なら、裁判に負けてしまうことはほとんどないよ。

ただし、利用していない期間があったり、支払いが遅れた期間があったりすると、その期間を指して「時効が成立しているのでは？」と拒まれることもあるんだ。

難しい対応になるケースもあるから、弁護士に任せたほうが安全だね。

条件を確かめて、自分にも過払い金があるかもしれないと思ったら弁護士の診断を受けてみよう。

相談や調査だけなら無料で対応してくれる事務所も多いから、まずは弁護士に相談してアドバイスをもらうのが先決だね！