法令の公布などの目的で使われるほかにも、自己破産や個人再生などの「公告」に使われるんだ。
個人再生を申し立てると、その人の住所や氏名といった情報が官報に掲載されます。
できれば「掲載してほしくない」というのがホンネですが、官報への掲載を避ける方法はあるのでしょうか?
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個人再生をすると必ず官報にのってしまう
これは個人再生について定めた民事再生法に定められているから避けられないよ。
公告等
第十条 この法律の規定による公告は、官報に掲載してする。
どうして官報にのる?その必要性
個人再生は法律に従って借金を圧縮する制度だけど、お金を貸した業者には「それは認めない!」と反対する権利もあるんだ。
だから「この人の個人再生手続きを始めるよ」と知らせるために官報に掲載するんだ。
どんな情報が官報にのる?
官報の紙面のサンプルをみてみよう。
小規模個人再生による再生計画認可
令和◯年(再◯)第◯◯号 ◯◯市◯◯区◯◯1丁目2番3号 再生債務者 さいむくん 1 主文 本件再生計画を認可する。 2 理由の要旨 令和◯年◯月◯日までに書面による決議により可決があったものとみなされた再生計画には、民事再生法に定める不認可の決定をすべき事由はない。 令和◯年◯月◯日 ◯◯地方裁判所第◯民事部 |
これじゃ僕が個人再生したら会社の人や家族にもバレバレじゃないですか!
官報から誰かに知られる可能性は低い
ただし、官報への掲載を理由に会社の同僚や友だち、家族に知られてしまう危険はほとんどないよ。
官報を置いている場所が少ない
定期購読もあるけど、役所などの官公庁や金融機関くらいしか利用していないから、官報の実物をみる機会なんてほとんどないよ。
【参考:官報販売所等一覧-国立印刷局】
インターネット版の無料公開は直近30日分のみ
でも、無料で全文を閲覧できるのは直近の30日分だけで、それ以前の分は法令・法律・政府調達しか閲覧できない。
情報の悪用が規約で禁止されている
過去分もふくめてキーワードで検索できるけど、利用規約で「第三者のプライバシーを侵害する行為」が禁止されているんだ。
それに、情報検索を利用するには月額2,200円の利用料がかかる。わざわざ利用料を支払ってまで他人のアラ探しをする人なんて大していないだろうね。
官報よりも自宅に届く書類に注意
家族にバレたくないと考えるなら、そんなことを気にするよりも自宅に届く書類に気をつけたほうがいいよ。
だから、個人再生の手続きを進めている間は裁判所からの通知が郵送されてくる可能性が高いんだ。
弁護士に手続きを依頼すれば、裁判所からの郵便物は弁護士事務所に郵送されるよ。
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官報にのりたくなければ任意整理を選択!
それでも「絶対に掲載されたくない」と考えるなら、個人再生ではなく「任意整理」を検討してみよう。
個人再生の場合 | 任意整理の場合 |
裁判所の手続きを利用する | 裁判所を介さずに貸金業者と交渉する |
官報に掲載される | 官報には掲載されない |
利息だけでなく元本も含めた大幅カットが期待できる | 将来発生する過去に支払い過ぎた利息分のカットなので大幅な減額は期待できない |
弁護士に相談してアドバイスを受けるといいよ。
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まとめ
さいごに、今回のポイントをまとめておこう。
- 官報に掲載される情報は氏名と住所
- 官報を見ている人はごくわずか、掲載が原因で周囲にバレることはほとんどない
- 官報への掲載よりも、裁判所からの郵便物などでバレるケースの方が多い
- どうしても掲載を避けたいなら任意整理を検討
周囲にバレてしまうリスクを避けるためにも、対応は弁護士にまかせるのがベストだよ。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。