自己破産マップには住所や名前が掲載される！影響や相談先について解説

僕の友人が「自己破産したいけれど自己破産マップに載るのが怖い」と言っていたのですが、自己破産マップって何ですか？

自己破産した人がどこに住んでいるのか一目でわかってしまいますし、それって大きな問題があるんじゃないですか？

自己破産マップは破産者の名前で検索することはできないから、その人が住んでいるところへマップを動かさないと、自己破産したかどうかはわからないんだ。

そのサイトは現在は閉鎖しているんだけれど、その後に別の運営者による「新・破産者マップ」というサイトが公開されたんだ。

そのほか、法令に関わる情報や国会の議事に関する日程、国民の権利義務に関わる事項などが掲載されているよ。

そもそも官報を読む人は、公務員や法律関係の仕事の人、金融機関に勤めている人などだけだから、友人や親族がそれらに該当しないのなら、バレる心配はほぼゼロと言っていいよ。

上の画像のようにマップに破産者の数が記されていて、拡大すると破産者の住所に赤いピンが立っているんだ。

そのピンをクリックすると情報が表示されるんだよ。

やっていることは官報から情報を抜き出しているだけなんだけれど、個人情報保護法違反や名誉毀損罪に該当する可能性があるんだ。

当然、フィクションではなく本物の破産者情報が掲載されていたんだよ。

自己破産した人だけではなく、特別精算や個人再生をした人の情報も掲載されていたんだ。

さらに、破産者情報の住所をクリックすると、Yahoo!地図に自動で住所が打ち込まれて、どこに住んでいるのか容易に調べられるようになってたんだよ。

今は新・破産者マップ以外は確認されていないけれど、またいつ模倣サイトが登場するかわからないんだ。

バレたところで特に影響はないけれど、本人にとっては「恥ずかしい」と感じるかもしれないね。

自己破産したことを人に知られたとしても生活が変わるわけではないから、重く受け止めすぎないことが大切だよ。

「自己破産した＝お金にだらしない」と思い込まれて、お金に関わる仕事を任せてもらえなくなる可能性が考えられるね。

自己破産マップでわざわざ部下が自己破産しているかどうかを調べようと考える上司は稀だと思うよ。

だから、自己破産した人が借金をするなら、ヤミ金から借りるしかないんだよ。

それをヤミ金業者も知っているから、自己破産した人に営業電話をかけるんだ。

だから、「お金を貸します」「自己破産していても借りられます」といった営業電話には注意が必要なんだ。

ただ、同居している家族に影響が出る可能性がある点については、知っておいた方がいいね。

ただ、名字が同じだと、家族が自己破産したことが知人や友人に知られる可能性があるよね。

家族が自己破産をしていることを理由に仕事で不当な扱いをするのは違法行為だから、そのような心配も少ないんだよ。

ヤミ金からの営業電話も自己破産した本人にかかってくるから、家族に迷惑がかかることはないと思うよ。

ただし、自己破産の情報は自己破産した時点での住所にのみ掲載されるから、引っ越し先に情報が転載される心配はないよ。

ただ、元の住所に次に住んだ人が自己破産をしていないのに自己破産をしているように見えてしまうよ。

実際に、2022年3月にも国内のサーバーで運営している自己破産マップに個人情報保護法に基づき停止命令が出され、サイトが閉鎖されたんだ。

じゃあ「新・破産者マップ」も停止命令を早く出せばいいんじゃないですか？

それだと、今後も「新・破産者マップ」を含め、海外にサーバーがある自己破産マップは閉鎖されないってことですか？

官報から情報を抜き出して誰もが見れる状態にしたあげく、削除してほしかったらお金を支払えというのはあまりにも悪質だよね。

自己破産すると財産が没収されるのは本当ですか？

例えば、自己破産をしても仕事は続けられるし、他の人が利用している国の制度は全て利用できるよ。

その後はこれまでどおりにできるようになるんだ。ただし、自己破産したときに利用していた金融機関からは、その後も借金できない可能性があるよ。

自己破産を検討するのなら、まずは信頼できる弁護士に相談した方がいいよ。

あと、弁護士に依頼した時点で借金の催促は止まるから、精神的な負担も軽くなるよ。

自己破産マップには、名前や住所などが掲載されるけれど、そんなに影響はないことを理解できたかな？

今回、解説した内容を振り返ってみよう！